有料のウイルス対策ソフト(セキュリティソフト)は、店頭やキャンペーンで見る値段が「最初の1年」の値段であることがほとんどです。2年目からの年額は製品によって据え置きのものもあれば、4割ほど上がるものもあり、5年使うと同じ3台向けでも総額に3万円近い差が出ました。

この記事では、個人向けの総合セキュリティソフト5本を、1年目と2年目以降の年額、3台・5台で5年使ったときの総額、第三者機関の2026年のテスト結果、各国政府が販売・更新を禁じる決定をしているかで並べ、5軸で順位を付けました。料金と機能は2026年10月22日に各社の公式ストア・公式ページで、テスト結果は同じ日にAV-TESTとAV-Comparativesの公開ページで、政府の決定は同じ日に米国の連邦官報と報道で確認しています。

先に結論

  • 1位はノートン360 デラックス。VPN・パスワード管理・ダークウェブ監視・保護者機能・クラウドバックアップの5つが3台用のプランに全部入り、年間ライセンスは60日以内なら全額返金を受けられる。2026年のAV-TESTは4回とも3項目満点。ただし2年目からは年11,480円に上がり、3台を5年使うと38,440円と5本で最も多い
  • 2位はESET HOME セキュリティ プレミアム。安定性(守る力の裏付けとメーカーの継続性)はノートン360と同じ◎で、3台を5年使った総額は25,342円とノートン360より13,098円少ない。パスワード管理とダークウェブ監視は付かず、返金はユーザー登録の前(使い始める前)に限られる
  • 3位はカスペルスキー プラス。点は2位のESETと同じ7点。VPN・パスワード管理・ダークウェブ監視(データ漏洩チェッカー)が3台用に入り、30日間の体験版と30日以内の全額返金がそろう。2026年の第三者テストはAV-TESTがノートン360と並んで満点、AV-Comparativesの防御率が最も高く、3台を5年使う総額は24,430円。ただし米国政府が2024年に新規販売と更新の提供を禁じたため、安定性は○(日本では公式サイトで販売中)
  • 4位はウイルスバスター トータルセキュリティ。6台を毎年7,480円で守れてChromebookにも対応するが、2026年の第三者テストの結果は、結果がある4本の中で最も弱い
  • 5位はZEROスーパーセキュリティ。3台用9,900円の1回払いで更新の費用と手続きがなくなる一方、付属機能が少なく、製品そのものの第三者テストの結果が見当たらない
  • 迷ったら1位のノートン360(3年版で買うのが前提)。安定性◎のまま5年の総額を抑えるなら2位のESET、VPNとパスワード管理まで付けて総額を抑えるなら3位のカスペルスキー
  • パソコン1台だけなら、Windows標準のMicrosoft Defenderも2026年の第三者テストで上位(AV-TESTは4回ともTOP PRODUCT、AV-ComparativesはADVANCED+・防御率99.0%)。有料が役立つのは、スマホ・Mac・家族の端末やVPNまで1つの契約にまとめたいとき

Windows標準のDefenderで足りるかどうかを先に確かめたい人は、Windows標準のDefenderと有料ソフトを比べた記事で判断材料をまとめています。ここから先は「有料を買う」と決めた人向けです。

早見表:5本のおすすめ順

ソフト比べたプラン1年目2年目以降総合
ノートン360デラックス3台8,180円11,480円◎
ESETプレミアム3台7,240円6,516円○
カスペルスキープラス3台5,760円6,750円○
ウイルスバスターTS 6台7,480円7,480円○
ZEROスーパー3台用9,900円0円△

※ 上から1位〜5位です。価格はいずれも税込みで、各社の公式ストアの1年版(ZEROスーパーは期限なしの1回払い)です。

※ 「2年目以降」は、ノートン360とカスペルスキーが自動更新の年額、ESETが1年ごとの自動延長の年額(延長を1年版で買う場合は7,240円)、ウイルスバスターが自動更新ありの年額です。ZEROスーパーは購入後の費用がかかりません。

※ 「TS」はトータルセキュリティの略です。ウイルスバスターは自動更新なしで買うと1年8,470円です。

※ 2026年10月22日に各公式ストアで確認しました。

当サイトから購入ページを案内できる(販売店と提携している)製品のうち、総合セキュリティの5本を比べました。順位はこの5本の中での順位です。Windows 10をサポート終了後も使い続ける場合は、各社の対応期限で選び方が変わります。そちらはWindows 10のウイルス対策4選|ESUと対応期限で選ぶをご覧ください。

パソコンにマカフィーが最初から入っていて、更新するか乗り換えるかで迷っている場合は、マカフィーとノートンを更新後の価格で比べた記事か、マカフィーとウイルスバスターを使う年数別の総額で比べた記事を見てください。アバストは、この記事では扱っていません。当サイトでほかに紹介しているセキュリティ製品は、後半の「別の記事で扱っている3製品」にまとめています。

1年目と2年目以降、5年でいくら払うか

ノートン360のデラックスは、1年目の8,180円が2年目から11,480円になります。製品ページの注記にも「更新料金は、初回料金よりも高くなる場合があります」とあり、2026年3月から適用の「ライセンスの更新価格表」にデラックス(3台)は年11,480円と載っています。

カスペルスキーも2年目から上がり、プラス3台は1年目の5,760円が2年目から6,750円になります(公式の「サブスクリプションの更新価格表」)。上がったあとの年額は、ESETの1年ごとの自動延長(6,516円)に近い額です。

ほかの3本は、2年目以降に上がりません。ESETは延長料金が新規購入と同じ額で、1年ごとの自動延長を選ぶとその9割(プレミアム3台なら6,516円)になります。ウイルスバスターは、公式オンラインショップの価格表に「2年目以降 7,480円/1年」と更新後の金額が並んでいます(更新のときの手続きと自動更新の止め方はウイルスバスターの更新料金)。ZEROスーパーは1回払いで、その後の更新費用がかかりません。

差が大きく出るのは、3年版を買ってから使い続ける場合です。守りたい台数ごとに、3年と5年の総額を出しました。

ソフト3台・3年3台・5年5台・3年5台・5年
ノートン36015,480円38,440円16,980円42,940円
ESET12,310円25,342円14,520円29,892円
カスペルスキー10,930円24,430円11,980円26,780円
ウイルスバスター16,940円31,900円16,940円31,900円
ZEROスーパー9,900円9,900円13,200円13,200円

※ 「3台」「5台」の列は、比べたモデルの3台用・5台用の価格です。ノートン360は3台=デラックス・5台=プレミアム、ESETはプレミアムの3台と5台、カスペルスキーはプラスの3台と5台、ZEROスーパーは3台用と5台用です。

※ ウイルスバスターの総合版(トータルセキュリティ スタンダード)は6台用だけなので、どちらの列も6台用の価格です。3台用のクラウド(VPN・パスワード管理・ダークウェブ監視なし)なら、3年14,960円・5年27,940円です。

※ 「3年」は各社の3年版の価格です。「5年」は3年版を買い、4年目と5年目を1年ごとに更新した合計です(ノートン360とカスペルスキーは自動更新の年額、ESETは1年の自動延長、ウイルスバスターは自動更新ありの年額)。

※ ZEROスーパーは端末を買い替えると、新しい端末の分は買い直しになります。

※ 税込み。2026年10月22日に各公式ストアで確認した価格を積み上げたもので、今後の値上げ・値下げは反映していません。

3台を5年使う場合、ノートン360は38,440円で、カスペルスキー(24,430円)より14,010円、ESET(25,342円)より13,098円、ウイルスバスター(6台用で31,900円)より6,540円多くかかります。逆に5台になると、ノートン360のプレミアム(5台)の3年版は16,980円で、デラックス(3台)の3年版との差は1,500円だけです。プレミアムには10台版もあり、3年版は29,680円、4年目からは年19,980円です。台数が増えるほど、ノートン360の1台あたりの負担は軽くなります。どのプランを選ぶかはノートン360の種類と違いで整理しています。

ノートン360は、1年版を毎年更新するより3年版のほうが大きく安くなる製品でもあります。デラックスを1年版で3年続けると31,140円(8,180円+11,480円×2)ですが、3年版なら15,480円です。

第三者機関のテスト結果(2026年)

ウイルスを防ぐ力は、自分で試して比べることができません。そこで、ドイツのAV-TESTとオーストリアのAV-Comparativesという2つの評価機関の、2026年に公開された結果を確かめました。

  • AV-TEST:Windows 11向けの家庭用製品を2か月ごとに、防御(保護)・動作の軽さ・誤検知の少なさの3項目で各6点満点で採点。合計17.5点以上の製品が「TOP PRODUCT」に選ばれます。2026年は2月・4月・6月・8月の4回が公開済みです
  • AV-Comparatives:実際のWeb上の脅威で守れたかを見る「実環境保護テスト(Real-World Protection Test)」の2026年2〜5月分(400件、2026年6月公開)。誤検知の多い製品は評価を下げたうえで、上からADVANCED+・ADVANCED・STANDARD・TESTEDの4段階で評価しています
ソフトAV-TEST参加TOP PRODUCTAV-C実環境防御率
ノートン3604回4回ADVANCED+99.3%
ESET4回4回ADVANCED98.5%
カスペルスキー4回4回ADVANCED+99.8%
ウイルスバスター2回0回TESTED98.3%
Bitdefender※4回4回ADVANCED+99.5%

※ AV-TESTは2026年2月・4月・6月・8月の4回。AV-Cは実環境保護テスト2026年2〜5月。いずれも2026年10月22日に公開ページで確認しました。

※ テストされた製品名は、ノートン360がNorton 360(AV-TEST)とNorton Antivirus Plus(AV-C)、ESETがESET Security UltimateとESET HOME Security Essential、カスペルスキーがKaspersky Premium(両機関)、ウイルスバスターがTrend Micro Internet Security(海外向けの名称)です。

※ Bitdefenderの行は、ZEROスーパーのエンジン元であるBitdefender社のBitdefender Total Securityの結果で、参考として載せています。ZEROスーパーそのものの結果は、どちらの機関でも見当たりませんでした。

ノートン360(Norton 360)とカスペルスキー(Kaspersky Premium)は、AV-TESTの2026年の4回すべてで3項目とも6.0点の満点でした。AV-Comparativesの実環境保護テストの防御率はカスペルスキーが99.8%(取りこぼしは1件)で、参加20製品の中でいちばん高い数字です。ESET(ESET Security Ultimate)も4回すべてでTOP PRODUCTで、防御は毎回6.0点、軽さは2月と4月が5.5点、6月と8月が6.0点です。

ウイルスバスター(Trend Micro Internet Security)は、2026年は2月と6月の2回だけ参加し、防御が4.5点と5.0点で、合計は16.5点と17.0点でした。TOP PRODUCTの基準には届かず、認定(CERTIFIED)の評価です。AV-Comparativesの実環境保護テストでは、防御率は98.3%で、ESET(98.5%)と大きく変わりません。ただし安全なサイトやファイルを誤って止めた件数が83件と、参加20製品で最も多く、そのぶん評価が最下段のTESTEDまで下げられています。

付いてくる機能の違い

総合セキュリティを選ぶ理由になりやすい5つの機能が、比べたプランに入っているかを並べました。判定はWindows版の機能です。

機能ノートン360ESETカスペルスキーウイルスバスターZEROスーパー
VPN(PCでも可)○○(3台)○モバイルのみ△
パスワード管理○×○○(1名)×
ダークウェブ監視○×○○(1名)×
保護者機能○○×○○
クラウドバックアップ○(25GB)××××
入っている数52331

※ ノートン360のクラウドバックアップはWindows向けで、Macでは保護者機能・クラウドバックアップが使えません。

※ ESETのダークウェブ監視(個人情報漏えい監視)は最上位のアルティメットだけの機能で、パスワード管理は現行の3モデルの機能一覧にありません。

※ カスペルスキーのダークウェブ監視は「データ漏洩チェッカー」です。Windows版の日本語ヘルプ「データ流出チェッカーについて」に「ダークウェブにアカウントのデータが流出している可能性がないかどうかもチェックします」とあり、マイカスペルスキーのアカウントと追加したアカウント(最大50件)を1日1回自動で調べます(アカウントの追加は地域によって使えない場合があると注記あり)。保護者機能(セーフキッズ)は上位のプレミアムに「1年間無料」で付き、プラスには入っていません。

※ ウイルスバスターのVPNはスマホ・タブレット(Android・iOS・iPadOS)だけで使える機能で、パソコンでは使えません。パスワード管理とダークウェブ監視は、端末の数に制限はないものの契約者1名だけが使えます。

※ ZEROスーパーのVPNは、公式の製品ページで「200MB/日、Windows用」の容量制限つき(有料で無制限)のため△とし、数には入れていません。

※ 2026年10月22日に各公式ページで確認しました。

ウイルス対策そのもの(マルウェア対策・ネット詐欺対策・ファイアウォール)は、5本ともWindows版に入っています。差がつくのは、ウイルス対策の外側にある道具をどこまで1本にまとめられるかです。

総合評価:おすすめランキング(5軸で採点)

5軸は、次の基準で5本に同じように当てはめました。

  • 機能性(付いてくる機能):上の表の5機能のうち、比べたプランに入っている数。4〜5つなら◎、2〜3つなら○、0〜1つなら△
  • 使いやすさ(試しやすさ・引き返しやすさ):①購入前に無料体験版で試せる(比べるプランか、同じシリーズの下位プランの体験版)②購入後に、合わなかったという理由でも返金を受けられる(正常に動かない場合に限った返品は含めない)。両方そろえば◎、片方なら○、どちらも無ければ△
  • コスパ:3台を5年使ったときの総額(上の台数別の表)。価格は期限つきのセールを除いた通常の価格で比べます。20,000円以下なら◎、20,001〜35,000円なら○、35,001円以上なら△
  • 拡張性:①Windows・Mac・Android・iOSの4つ向けのアプリがある ②同じ製品に5台以上を守るプランがある。両方そろえば◎、片方なら○、どちらも無ければ△
  • 安定性(守る力の裏付けとメーカーの継続性):①AV-TESTの2026年の参加回がすべてTOP PRODUCT ②AV-Comparativesの実環境保護テストでADVANCED以上 ③G7の政府が、その製品の一般向けの販売・更新を禁じる決定をしていない(2026年10月22日時点)。3つそろえば◎、2つなら○、1つ以下と、製品そのもののテスト結果が無い場合は△。同じメーカーの同じシリーズの製品(海外向けの名称)の結果は、その製品の結果として扱います

③は、買ったあとも更新が届き続けるか(メーカーの継続性)を見るための条件です。5本のうち当てはまる決定があったのはカスペルスキーだけで、米国商務省の産業安全保障局(BIS)が2024年6月14日に署名し、6月20日に発表した最終決定(6月24日に連邦官報に掲載)により、米国の人との新規契約が7月20日から、更新の提供が9月29日から禁じられました。米国の利用者は、その後、別会社のウイルス対策ソフト「UltraAV」に移されたと報じられています。日本の利用者への更新を止めるという発表は、カスペルスキーの日本の公式サイトのプレスリリースでも報道でも見当たりません(2026年10月22日時点)。ドイツの連邦情報セキュリティ庁(BSI)の2022年の警告は置き換えを勧めたもので、販売・更新を禁じる決定ではないため、③には当たらないとしました。ノートン360(米国のGen Digital)・ESET(スロバキア)・ウイルスバスター(日本のトレンドマイクロ)・ZEROスーパー(販売元のソースネクスト、エンジン元のルーマニアのBitdefender)には、同じような決定は米国の連邦官報の検索でも報道でも見当たりませんでした。

安定性で、エンジンを提供している別の会社の製品の結果を代わりに使わないのは、同じエンジンでも製品によって結果が分かれるためです。AV-Comparativesの2026年2〜5月のテストでは、Bitdefenderのエンジンを使う他社製品の防御率がTotal Defenseで98.3%、VIPREで96.0%と、Bitdefender本体(99.5%)とは違う結果でした。

総合は、◎を2点・○を1点・△を0点として合計し、8点以上を◎、5〜7点を○、4点以下を△にしました。順位は合計点の高い順で、同点のときは安定性(守る力の裏付けとメーカーの継続性)→3台を5年使ったときの総額→機能性の順に比べています。2年目以降の料金まで含めて選ぶ記事なので、安定性の次は、使い続けたときの総額を重く見ました。

ソフト機能性使いやすさコスパ拡張性安定性総合
ノートン360◎◎△◎◎◎
ESET○○○◎◎○
カスペルスキー○◎○◎○○
ウイルスバスター○○○◎△○
ZEROスーパー△△◎◎△△

※ 上から1位〜5位です。合計点はノートン360が8点(2+2+0+2+2)、ESETが7点(1+1+1+2+2)、カスペルスキーが7点(1+2+1+2+1)、ウイルスバスターが5点(1+1+1+2+0)、ZEROスーパーが4点(0+0+2+2+0)です。

※ ESETとカスペルスキーが7点で並び、同点のときに最初に比べる安定性がESETは◎、カスペルスキーは○のため、ESETを2位にしました。ほかの3本は合計点が違います。

1位 ノートン360(総合◎・8点):5本で8点はノートン360だけです。機能性(5機能すべてが3台用に入る)・使いやすさ(30日間の体験版と60日以内の全額返金)・拡張性・安定性の4つが◎で、コスパだけが△(3台を5年使うと38,440円と5本で最も多い)です。

2位 ESET(総合○・7点)(「重い」「危険」という評判の検証はESETの評判をまとめた記事):1位のノートン360とは1点差です。コスパ(○)はノートン360(△)より1段上で、3台・5年の総額は25,342円と13,098円少なくなります。一方で、機能性(○・5機能のうち2つ)と使いやすさ(○)で1段ずつ下がります。使いやすさが○なのは、返金がユーザー登録の前(使い始める前)で購入から30日以内に限られ、使ってみて合わなかったときの返金ではないためです。拡張性と安定性はノートン360と同じ◎です。

3位 カスペルスキー(総合○・7点):2位のESETと同じ7点です。使いやすさ(30日間の体験版と30日以内の全額返金)はESET(○)より1段上の◎で、機能性・コスパ・拡張性は同じ段です。差がつくのは安定性で、テストの2条件はどちらもそろう一方、カスペルスキーは米国政府が一般向けの販売・更新を禁じたため③を満たさず○、ESETは3つそろう◎です。3台・5年の総額はカスペルスキーが912円少ないものの、同点のときは安定性を最初に比べるため、そこで順位が決まりESETが上になりました。

4位 ウイルスバスター(総合○・5点):3位のカスペルスキーとは2点差です。機能性・コスパ(いずれも○)と拡張性(◎)はカスペルスキーと同じで、差は使いやすさ(カスペルスキーは◎、ウイルスバスターは○)と安定性(カスペルスキーは○、ウイルスバスターは△)の1段ずつです。◎は6台まで守れてChromebookにも対応する拡張性です。

5位 ZEROスーパー(総合△・4点):4位のウイルスバスターとは1点差です。コスパ(◎)はウイルスバスター(○)より1段上ですが、機能性と使いやすさで1段ずつ下がります。拡張性(◎)と安定性(△)は同じです。コスパの◎は、端末を買い替えずに5年使う前提の評価です。

冒頭で案内したDefenderと有料ソフトを比べた記事では、1位がWindows標準のDefender(8点)で、有料の5本(マカフィーを含み、カスペルスキーは含まない)が同じ6点で並び、同点のときの比べ方でESET・マカフィー・ノートン360・ウイルスバスター・ZEROスーパーの順でした。あちらは1台のパソコンを守ることを軸にしていて、付属機能と返金の条件を点に入れていません。この記事ではその2つも点に入れるため、ノートン360がESETより上になります。

5本の特徴

1. ノートン360 デラックス|付属機能の5つが3台用からそろう

ノートン360は守る台数でプランが分かれていて、スタンダードは1台(2台版あり)、デラックスは3台、プレミアムは5台と10台です。比べた3台のデラックスには、ウイルス対策・詐欺対策・ファイアウォールのほかに、VPN、パスワードマネージャー、ダークウェブモニタリング、保護者機能、25GBのWindows向けクラウドバックアップがそろっています。

VPNはWindows・Mac・iOS・Androidのどれでも使え、ノートパソコンを外のWi-Fiにつなぐ場面でも同じ契約で済みます。ダークウェブモニタリングは、初期設定ではメールアドレスを見張り、アカウントにサインインすると監視する情報を足せます。監視できる情報の種類をほかの製品と比べた結果は、ダークウェブ監視を5つの製品で比べた記事にまとめています。

デラックスの価格は、1年版8,180円・3年版15,480円(税込み)で、どちらも期間が終わると年11,480円で自動更新されます。5台のプレミアムは1年版8,480円・3年版16,980円(更新は年12,980円)、10台版は1年版13,380円・3年版29,680円(更新は年19,980円)です。年間ライセンスは初回購入から60日以内なら全額返金の対象で、30日間の無料体験版(支払い方法の登録が必要)もあります。

  • 機能性◎:5機能すべてが3台用のデラックスに入っている
  • 使いやすさ◎:30日間の無料体験版と、60日以内の全額返金の両方がある
  • コスパ△:3台を5年使うと38,440円。2年目からの年額が11,480円に上がる
  • 拡張性◎:Windows・Mac・Android・iOS向けのアプリがあり、5台・10台のプレミアムもある
  • 安定性◎:AV-TESTの2026年4回すべてTOP PRODUCT、AV-Comparativesの実環境保護テストでADVANCED+、G7の政府による販売・更新の禁止の決定は見当たらない

ウイルスバスターと2本だけで比べたい場合は、ノートン vs ウイルスバスターが詳しい内容です。

ボタンの先の購入ページには、スタンダード・デラックス・プレミアムが並びます。3台ならデラックス、5台ならプレミアムを選んでください。

ノートン 360 公式サイトを見る

メリット

  • VPN・パスワード管理・ダークウェブ監視・バックアップが1つの契約にまとまる
  • 2026年のAV-TESTは4回とも3項目満点
  • 年間ライセンスを買ってから60日以内なら、全額返金の対象

デメリット

  • 2年目から年額が8,180円→11,480円に上がる
  • Macでは保護者機能とクラウドバックアップが使えない

こんな人におすすめ

  • VPNやパスワード管理を別々に契約したくない
  • ノートパソコンを外のWi-Fiでよく使う
  • 3年版でまとめて払ってもいい

向かない人

  • 5年以上使うつもりで、総額をできるだけ抑えたい
  • 守りたいのがMacだけ(保護者機能とバックアップが使えない)

2. ESET HOME セキュリティ プレミアム|安定性はノートン360と同じ◎で、5年の総額を抑える

ESET HOME セキュリティは、スロバキアのESET社が開発し、日本ではキヤノンITソリューションズが販売しているシリーズです。エッセンシャル・プレミアム・アルティメットの3モデルに分かれ、この記事ではVPNが付く中位のプレミアムを比べました。

プレミアムには、エッセンシャルの守り(マルウェア対策・フィッシング対策・ネットバンキング保護・ファイアウォール・保護者機能)に、VPN(購入した台数にかかわらず3台まで)、クラウドサンドボックス(未知の脅威をクラウドで調べる)、フォルダーガード、データの暗号化が加わります。パスワード管理は3モデルとも機能一覧に無く、ダークウェブ監視は最上位のアルティメット(5台のみ・1年14,260円)だけの機能です。

公式の価格(税込み)は、プレミアム3台が1年7,240円・3年12,310円、5台が1年8,540円・3年14,520円です。期限を延ばすときの料金も同じ額で、1年ごとの自動延長にすると3台6,516円・5台7,686円に下がります。30日間の無料体験版があり、ユーザー登録の前で購入から30日以内なら返品・キャンセル(返金)を受けられます。ただし有効期限はユーザー登録をした時点から始まるため、この返金は使い始める前の取り消しで、使ってみて合わなかったときの返金ではありません。

安定性は、記事の基準ではノートン360と同じ◎です。AV-TESTは両方とも2026年の4回すべてでTOP PRODUCTでした。AV-Comparativesの実環境保護テストでは、ノートン360がADVANCED+(99.3%)、ESETがADVANCED(98.5%)と、ESETが1段下の評価ですが、どちらも基準のADVANCED以上を満たします。販売・更新を禁じる政府の決定も、どちらにも見当たりません。

VPNが要らない人向けには、下位のエッセンシャルもあります。ただしクラウドサンドボックス・フォルダーガード・データの暗号化(いずれもWindows版の機能)は付きません。下のボタンの先の購入ページでは、エッセンシャルを1台3年7,337円・5台3年9,834円という、そのページだけの価格で買えます(公式オンラインショップの通常価格は1台3年8,070円・5台3年12,500円)。3つのモデルの違いは、ESETのエッセンシャル・プレミアム・アルティメットを35項目で比べた記事で整理しています。

  • 機能性○:5機能のうち、VPNと保護者機能の2つ
  • 使いやすさ○:30日間の無料体験版はあるが、返金はユーザー登録の前(使い始める前)で購入から30日以内に限られる
  • コスパ○:3台を5年使うと25,342円
  • 拡張性◎:Windows・Mac・Android・iOS向けのアプリがあり(iOSはVPNと管理アプリ)、5台のプランもある
  • 安定性◎:AV-TESTの2026年4回すべてTOP PRODUCT、AV-Comparativesの実環境保護テストでADVANCED、G7の政府による販売・更新の禁止の決定は見当たらない

ノートン360とどちらにするかは、ノートン360 vs ESETで2本だけを詳しく比べています。

ボタンの先はキヤノンITソリューションズの購入ページ(新規購入用)で、プレミアムは1台3年(10,100円)と5台3年(14,520円)から選びます。3台用や1年版は、ESET公式オンラインショップで購入できます。

ESET 公式サイトを見る

メリット

  • 延長料金が新規購入と同じで、自動延長ならさらに1割安い
  • 3台を5年使った総額はノートン360より13,098円少ない
  • 体験版で試してから買える。返金はユーザー登録前(使い始める前)の30日以内に限られる

デメリット

  • パスワード管理が付かない
  • ダークウェブ監視は最上位のアルティメットだけ
  • VPNは何台用を買っても3台まで

こんな人におすすめ

  • 安定性の評価はノートン360と同じ◎のまま、長く使う費用を抑えたい
  • パスワード管理はすでに別のアプリを使っている
  • パソコンとAndroidスマホを同じ契約で守りたい

向かない人

  • パスワード管理やダークウェブ監視も同じ契約で済ませたい
  • 4台以上の端末すべてでVPNを使いたい
  • 使ってみて合わなかったときに返金を受けたい

3. カスペルスキー プラス|AV-Cの防御率が最も高く、VPNとパスワード管理も付く

カスペルスキーは、スタンダード・プラス・プレミアムの3つのプランに分かれ、どのプランも1台・3台・5台・10台から選べます(プレミアムは20台も)。この記事では、ESETと同じくVPNが付く中位のプラスを比べました。上位のプレミアムに付く保護者機能(セーフキッズ)は、公式の表記が「1年間無料」で、2年目以降の扱いが製品ページで見当たらなかったため、比べるプランにしていません。

プラスには、ウイルス対策・フィッシング対策・ファイアウォール・ネット決済の保護に加えて、容量の上限がないVPN、パスワードマネージャー、データ漏洩チェッカー(登録したアカウントが流出したデータに含まれていないかを1日1回自動で調べる機能)が付きます。VPNは、公式ストアのカートの表示(3台・5台とも)で「すべてのデバイスに1ユーザーアカウントでVPNを提供」とあり、契約した台数のすべてで使えます。保護者機能とクラウドバックアップはありません。

公式の価格(税込み)は、プラス3台が1年版5,760円・3年版10,930円で、期間が終わると年6,750円で自動更新されます。5台は1年版6,320円・3年版11,980円(更新は年7,400円)です(2026年10月30日に公式サイトが読み込む価格データで確認)。30日間の無料体験版(クレジットカードの登録が必要)があり、購入から30日以内なら、満足できなかった場合でも全額返金を受けられます。公式の動作環境では、Macは macOS 14〜26、iPhoneはiOS 26です(App Storeのアプリの表記はiOS 16.0以上)。

守る力のテスト結果は、AV-TESTはノートン360と並んで満点、AV-Comparativesの防御率が最も高い、というものでした。AV-TESTは4回すべてで3項目とも6.0点、AV-Comparativesの実環境保護テストは防御率99.8%(参加20製品で最高)のADVANCED+です。

一方で、米国商務省は2024年、カスペルスキーがロシア政府の管轄・指示を受けることなどを理由に、米国の人への新規販売(7月20日から)と更新の提供(9月29日から)を禁じました。この記事では、これを安定性の③を満たさない事実として数え、安定性を○にしています。2022年3月にはドイツのBSIが、カスペルスキーのウイルス対策ソフトをほかの製品に替えるよう呼びかける警告も出しましたが、販売・更新の禁止ではないため点には入れていません。国内向けには、2026年10月22日の時点でもカスペルスキーの日本の公式サイトで販売が続いています。米国の決定をさらに重く見る場合は、安定性◎の1位ノートン360か2位のESETを選んでください。経緯と、各国政府・カスペルスキー双方の説明はカスペルスキーの評判と「危険」と言われる理由にまとめています。

2026年10月11日ごろからの約4日間には、世界的な障害で、VPN・パスワードマネージャー・セーフキッズ・マイカスペルスキー・ライセンスの有効化が使えなくなりました。ウイルス対策と定義の更新は通常どおり動いていたと、カスペルスキーの社員がサポートフォーラムで説明しています。公式の製品・サービスの最新情報では問題は解決したとされ、影響を受けた人のサブスクリプションは自動的に延長されて、ダウンタイム(使えなかった期間)が補償されます。ほかの4本の障害を同じ物差しで調べていないため、この件は点に入れていません。

  • 機能性○:5機能のうち、VPN・パスワード管理・ダークウェブ監視の3つ
  • 使いやすさ◎:30日間の無料体験版と、30日以内の全額返金の両方がある
  • コスパ○:3台を5年使うと24,430円。2年目からの年額は5,760円から6,750円に上がる
  • 拡張性◎:Windows・Mac・Android・iOS向けのアプリがあり、5台・10台のプランもある
  • 安定性○:AV-TESTの2026年4回すべてTOP PRODUCT、AV-Comparativesの実環境保護テストでADVANCED+。ただし米国政府が一般向けの販売・更新を禁じる決定をしている(③を満たさない)

下のボタンは、カスペルスキー公式サイトのプランを見比べるページに飛びます。開いた時点では5台・3年の金額が出ているので、「プラスプラン」の台数と年数を選び直してから購入に進んでください。

カスペルスキー 公式サイトを見る

メリット

  • AV-TESTはノートン360と並んで満点、AV-Cの防御率が最も高い
  • VPN・パスワード管理・情報漏えいの自動チェックが1つの契約にまとまる
  • 3台・5年の総額は、安定性◎のノートン360・ESETより少ない(24,430円)

デメリット

  • 米国では2024年に新規販売と更新の提供が禁止され、安定性は○
  • 2年目から年額が5,760円→6,750円に上がる
  • 保護者機能とクラウドバックアップが付かない

こんな人におすすめ

  • 第三者テストの防御率を重く見て選びたい
  • VPNとパスワード管理をまとめつつ、5年の総額も抑えたい
  • 使ってみて合わなかったときに返金を受けたい

向かない人

  • 米国政府の禁止の決定や、開発の拠点がロシアにあることを重く見る
  • 子どもの端末の見守りやクラウドバックアップも同じ契約で済ませたい

4. ウイルスバスター トータルセキュリティ|6台を毎年同じ年額で守る

トレンドマイクロのウイルスバスターは、3台用のクラウドと、6台用のトータルセキュリティ(スタンダード・プレミアム)に分かれています。比べた6台用のスタンダードは、クラウドの守りに、パスワード管理、ダークウェブ監視、VPN(Android・iOS・iPadOSのみ)、情報が流出したときの対処の支援を足したプランです。

公式オンラインショップの価格(税込み・自動更新あり)は、スタンダードが1年7,480円・3年16,940円で、更新してからも年7,480円のままです。Windows・Mac・Android・iOS/iPadOSに加えてChromebookにも対応していて、家族の端末が多い家庭ほど1台あたりの負担が軽くなります。

申し込む前に知っておきたいのは、買ったあとに引き返しにくい点です。オンラインショップの規約では、購入者の都合による返品やキャンセルは受け付けていません。トータルセキュリティには無料体験版も無いため、30日間の体験版がある3台用のクラウドで、基本の守りと画面の使い勝手を先に確かめることになります。

  • 機能性○:5機能のうち、パスワード管理・ダークウェブ監視・保護者機能の3つ(VPNはパソコン不可)
  • 使いやすさ○:同じシリーズのクラウドに体験版はあるが、購入者の都合では返品できない
  • コスパ○:6台用を5年使って31,900円(3台を守る場合もこの額)。2年目以降も年額が変わらない
  • 拡張性◎:Windows・Mac・Android・iOS/iPadOS・Chromebookに対応し、6台まで守れる
  • 安定性△:AV-TESTの2026年は参加2回ともTOP PRODUCTに届かず、AV-Comparativesの実環境保護テストは誤検知の多さでTESTED(③の販売・更新の禁止の決定は見当たらない)

ノートン360とどちらにするか迷う場合は、VPNの範囲と使う年数でノートン360と比べた記事も参考になります。

ボタンの先の購入ページに出る価格は、自動更新なしの価格です(トータルセキュリティ スタンダードは1年8,470円・3年18,920円)。この記事で比べた自動更新ありの価格(1年7,480円・3年16,940円)は、トレンドマイクロの公式オンラインショップで選べます。

ウイルスバスター 公式サイトを見る

メリット

  • 6台を毎年7,480円で守れ、更新しても上がらない
  • Chromebookにも対応する
  • パスワード管理とダークウェブ監視が付く

デメリット

  • 2026年の第三者テストの結果が、結果がある4本の中で最も弱い
  • VPNはスマホ・タブレットだけ
  • 購入者の都合では返品できず、トータルセキュリティに体験版がない

こんな人におすすめ

  • 家族のパソコンとスマホを合わせて6台守りたい
  • Chromebookも同じ契約で守りたい
  • 毎年同じ金額で払い続けたい

向かない人

  • パソコンでもVPNを使いたい
  • 第三者テストの結果を重く見て選びたい
  • 合わなかったときに返金を受けたい

5. ZEROスーパーセキュリティ|1回払いで、更新の手続きがいらない

ZEROスーパーセキュリティの特徴は、年ごとの契約が無いことです。ライセンスはインストールした端末に結び付き、その端末が壊れるか、OSがシステム要件から外れるまで、追加の費用なしで使い続けられます(ソースネクストの製品ページの説明)。ウイルス対策のエンジンにはBitdefender社のものを使っています。

製品ページのカートでは、1台用4,950円・3台用9,900円・5台用13,200円を選べます(税込み。製品ページに税の表記はありませんが、ソースネクストのご購入ガイドに「当社の表示価格は税込です」とあります)。Windows版には、ネット決済の保護、SNSのリンクの安全チェック、Webカメラとマイクの保護、ペアレンタルコントロールが入っています。一方で、公式の比較表ではパスワード管理が×、VPNは1日200MBまでのWindows用(有料で無制限)です。

購入前の無料体験版は、公式ページで見当たりませんでした。製品ページには「お気に召さない場合は、ソースネクストが返金します」とありますが、返金の窓口になる「安心サービス」の条件は、同社のサポートを受けても正常に動作しない(または利用できない)場合で、購入から30日以内の申請と、製品ページの表示ではユーザー登録が必要です(安心サービスの案内)。合わなかったという理由だけでは返金の対象にならないため、ウイルスバスターの「購入者の都合では返品できない」と同じ扱いにしています。

AV-TESTとAV-Comparativesのどちらでも、ZEROスーパーそのもののテスト結果は見当たりませんでした。エンジン元のBitdefender Total Securityは両方の機関で上位ですが、前述のとおり同じエンジンでも製品によって結果が分かれるため、安定性は△にしています。

ソースネクストは2026年10月15日、会員情報を管理するシステムへの不正アクセスで、会員の情報が外部に流出したと公表しました。流出した可能性があるのは22,519,960件分で、メールアドレス・パスワード・氏名・住所などが含まれます(クレジットカード情報は対象外。公式のお知らせ)。対象は2026年10月13日13時36分までに会員登録があった人で、ログインするとパスワードの再設定を求められます。同じメールアドレスとパスワードの組み合わせをほかのサービスでも使っていた場合は、そちらのパスワードも変えてください。同社はソースネクストを装ったメールやSMSへの注意を呼びかけていて、よくある質問ではスーパーセキュリティはこれまでどおり使えると案内しています。製品の守る力とは別の、販売サイトの会員情報の件なので、5軸の採点には入れていません。

  • 機能性△:5機能のうち、保護者機能の1つ(VPNは容量制限つき)
  • 使いやすさ△:無料体験版は公式ページで見当たらず、返金は正常に動作しない場合に限られる
  • コスパ◎:3台用9,900円の1回払いで、端末を買い替えなければ5年使っても総額は変わらない
  • 拡張性◎:4つのOS(Windows・Mac・Android・iOS)向けのアプリがそろい、5台用も買える
  • 安定性△:製品そのものの第三者テストの結果が見当たらない

ボタンの先の製品ページで、守りたい台数(1台・3台・5台)を選びます。

ZEROスーパーセキュリティ 公式サイトを見る

メリット

  • 1回払えば、その端末は更新の費用も手続きもいらない
  • 3台・5年の総額は5本で最も少ない
  • Webカメラとマイクの保護まで入っている

デメリット

  • ライセンスは入れた端末に固定され、新しい端末へは移せない
  • パスワード管理がなく、VPNは1日200MBまで
  • 製品そのものの第三者テストの結果が見当たらない

こんな人におすすめ

  • 毎年の更新や支払いを管理したくない
  • いまのパソコンやスマホを、壊れるまで使うつもり
  • VPNやパスワード管理は必要ない

向かない人

  • 数年以内にパソコンやスマホを買い替える予定がある
  • 第三者テストの結果を確かめてから選びたい
  • 合わなかったときに返金を受けたい

用途別:どれを選ぶか

こんな人 おすすめ 理由
パソコン1台だけ守れればいい Windows標準のDefender 2026年の第三者テストで上位・追加費用なし
付属機能まで1つの契約にまとめたい ノートン360 デラックス 5機能が3台用からそろう
安定性◎のまま、3台を長く安く守りたい ESET プレミアム 3台 安定性◎の2本で3台・5年が少ない(25,342円)
安定性◎のまま5台を守り、VPNは3台で足りる ESET プレミアム 5台 5台3年14,520円(VPNは3台まで)
安定性◎のまま、5台すべてでVPNを使いたい ノートン360 プレミアム 5台3年16,980円・VPNも5台
VPN・パスワード管理つきで、3台を長く安く守りたい カスペルスキー プラス 3台 パソコンでもVPNとパスワード管理が使える2本で、3台・5年が少ない(24,430円)
VPN・パスワード管理つきで、5台を安く守りたい カスペルスキー プラス 5台 5台3年11,980円・VPNは5台すべて
6台を守りたい・Chromebookがある ウイルスバスター TS 6台で年7,480円が続く
更新の手続きをなくしたい ZEROスーパーセキュリティ 1回払いで期限なし
5台を3年以内、VPNなしで安く守りたい ESET エッセンシャル 購入ページ限定で5台3年9,834円

ESETのエッセンシャル5台は、3年までならZEROスーパーの5台用(1回払い13,200円)より安く済みます。4年目からも使うなら1年ごとの自動延長(年6,615円)が加わり、4年で16,449円、5年で23,064円になるため、その場合はZEROスーパーの5台用のほうが安くなります(安定性の評価はESETが◎、ZEROスーパーが△です)。

ESETのプレミアム3台は、表のリンク先の購入ページでは選べないため、ESETの節で案内した公式オンラインショップで購入してください。表のカスペルスキーの文字リンクの先は製品・機能比較のページで、開いた時点では5台・3年の金額が出ています。「プラスプラン」で3台か5台と、年数を選び直してください。

守りたいのがMacだけなら、Mac版で使える機能だけで採点したMacのウイルス対策ソフトの比較のほうが選びやすくなります。スマホだけの場合は、AndroidとiPhoneで何ができるかが大きく違うので、スマホのセキュリティアプリの比較を先に見てください。

別の記事で扱っている3製品

次の3つも当サイトで紹介していますが、この記事の5本とは目的や守れる範囲が違うため、それぞれ別の記事で比べています。

  • Surfshark One:VPNのSurfsharkにウイルス対策を足したセットです。ウイルス対策はiPhoneに対応しておらず、AV-TESTの2026年の参加は6月の1回で、軽さが4.5点の認定(CERTIFIED)でした。VPNを主な目的に選ぶ製品なので、VPNの比較記事で扱っています。税込みの料金やOneの条件、返金と解約はSurfsharkの評判と税込料金をまとめた記事にあります
  • WEBROOT for ゲーマー:守れるのはパソコン1台だけのゲーム向け製品で、AV-TESTとAV-Comparativesの2026年のテスト対象に見当たりませんでした。ゲーミングPC向けの比較で紹介しています
  • ZEROウイルスセキュリティ:ZEROスーパーと同じシリーズの下位製品で、公式の比較表ではVPNとネット決済の保護が×です。1台のウイルス対策として、パソコンのウイルス対策ソフトの比較で触れています

スマホがもう感染しているかもしれないと心配な場合は、先にスマホのウイルス感染を確認する方法で、AndroidとiPhoneで確かめる手順を見てください。

迷惑メールを減らしたいという目的が主なら、順位は変わります。対応するメールソフトやプロトコル、SSLの制限まで並べて比べた結果は迷惑メール対策ソフト3選にまとめています。ノートン360がスパムフィルタの提供を終えていることも、そちらで扱っています。

買う前に確認しておくこと

1台に入れるセキュリティソフトは1本だけ

ウイルス対策を常に動かすソフトを2本入れると、互いの動作を邪魔して重くなることがあります。乗り換えるときは、前のソフトを削除してから新しいソフトを入れてください。Windows標準のDefenderは、他社のウイルス対策を入れると自動でオフになるので、自分で止める操作は要りません。

1年目の価格だけで選ばない

ノートン360やカスペルスキーのように2年目から年額が上がる製品と、ESET・ウイルスバスターのように据え置きの製品があります。何年使うつもりかを先に決め、その年数の総額で比べると、買ったあとの「思っていたより高い」を防げます。

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よくある質問

Q. Windows標準のDefenderだけではだめですか?

ウイルスを防ぐ力だけなら、Microsoft Defenderも2026年の第三者テストで上位の評価です。有料ソフトにお金を払う意味は、スマホやMacをまとめて守れることや、VPN・パスワード管理などウイルス対策の外側の機能にあります。パソコン1台だけなら標準で足りる場合も多いので、標準のDefenderで足りる人・有料が要る人の記事で先に確かめてください。

Q. 合わなかったら返金・解約できますか?

5本で条件が違います。いずれも2026年10月22日に公式ページで確認した内容です。

  • ノートン360:年間ライセンスは初回購入から60日以内なら全額返金を受けられます。無料体験版は登録時に支払い方法を指定し、体験期間が終わる前にキャンセルしないとそのまま請求されます。自動更新の料金は更新日の35日前までに請求され、アカウントからキャンセルできます
  • ESET:返金を受けられるのは、ユーザー登録の前(有効期限が始まる前=使い始める前)で購入から30日以内の場合で、サポートセンターに理由を伝えて返品・キャンセルします。使い始めたあとの返金の案内は、公式の返品・キャンセルのページには見当たりません。1年ごとの自動延長は有効期限の17日前に処理されます。やめるときは、処理日の前日までにCLUB ESETで自動延長を解除します(処理日当日の0:00〜12:00は解除できません)
  • カスペルスキー:購入から30日以内なら、満足できなかった場合でも全額返金を受けられます。無料体験版(30日)はクレジットカードの登録が必要で、体験期間内に解約しないと1年版の初回購入価格が請求されます。プラスの体験版は1台用で、そのまま続けると1台・1年の5,210円が請求され、その後は年6,100円で自動更新されます(公式のプラスの体験版のページ)。3台・5台を守りたい人は、体験のあとで台数を選んで買い直す必要があります。自動更新の料金は期間が終わる15日前に請求され、請求日から30日以内なら更新分の全額返金を求められます。自動更新はマイカスペルスキーからいつでも止められます
  • ウイルスバスター:購入者の都合による返品・キャンセルはできません。自動更新(あんしん自動更新)は使っている期間中いつでも解約でき、料金は契約が終わる月の前月末日に決済されます。満了の直前に解約して決済が済んでしまった場合は、決済から90日以内なら返金を請求できます
  • ZEROスーパーセキュリティ:自動更新はありません。返金は、サポートを受けても正常に動作しない場合に購入から30日以内に申請する「安心サービス」だけです

Q. 1年版と3年版はどちらがお得ですか?

ノートン360は、前述のとおり3年版のほうが大きく安くなります(デラックスで15,660円の差)。カスペルスキーのプラス3台も、1年版を3年続けると19,260円(5,760円+6,750円×2)、3年版は10,930円です。ESETとウイルスバスターは2年目以降の年額が上がらないぶん差は小さめで、ESETのプレミアム3台は1年版を自動延長で3年続けると20,272円、3年版は12,310円です。3年以内に買い替える予定のパソコンがあるかどうかも合わせて考えてください。

Q. カスペルスキーは米国で販売禁止になったと聞きました。使って大丈夫ですか?

米国商務省は2024年、カスペルスキーがロシア政府の管轄・指示を受けることなどを理由に、米国内と米国の人との取引(新規の販売は7月20日から、更新の提供は9月29日から)を禁止しました。カスペルスキーはこの判断に反論しています。この記事では、販売・更新を禁じる政府の決定がある(米国)ことから、カスペルスキーを安定性○・総合3位にしました。国内では今も公式サイトで買え、守る力のテスト結果は2026年も上位です。経緯と双方の説明はカスペルスキーの評判と「危険」と言われる理由にまとめました。米国の決定が気になる場合は、安定性◎の1位ノートン360か2位のESETを選んでください。

Q. 今パソコンに入っているマカフィーはどうすればいいですか?

マカフィーはこの記事の比較に入れていません。続けるか乗り換えるかは、マカフィーとノートンの比較で更新後の価格まで含めて整理しています。乗り換える場合は、マカフィーを削除してから新しいソフトを入れてください。

Q. iPhoneにもセキュリティソフトは必要ですか?

iPhoneでは、どの製品もパソコンのようなウイルスのスキャンはできず、詐欺サイトの警告やVPNなどが中心になります。5本ともiPhone向けのアプリはありますが、入る機能は製品ごとに違います。iPhoneで何ができるかを比べたスマホのセキュリティアプリの比較をご覧ください。

Q. 第三者テストの結果は、日本の製品名と同じ製品のものですか?

同じではありません。AV-TESTやAV-Comparativesは海外の製品名でテストしており、カスペルスキーはKaspersky Premium(両機関。この記事で比べたプラスの上位プラン)、ノートン360はNorton 360(AV-TEST)とNorton Antivirus Plus(AV-Comparatives)、ESETはESET Security Ultimate(日本のアルティメットに当たる製品)とESET HOME Security Essential、ウイルスバスターはTrend Micro Internet Securityが対象です。同じメーカーの同じシリーズの製品として、守る力の目安にしています。ZEROスーパーセキュリティそのものの結果は見当たらず、表に参考として載せたのはエンジン元のBitdefender Total Securityの結果です。

まとめ:付属機能までまとめるならノートン360、安定性◎で総額を抑えるならESET

  • 1つの契約で全部まとめたい:VPN・パスワード管理・ダークウェブ監視・バックアップがそろう ノートン360 デラックス(3年版で買うのが前提)
  • 安定性◎のまま、長く使う費用を抑えたい:延長料金が上がらない ESET HOME セキュリティ プレミアム
  • VPNとパスワード管理まで付けて、5年の総額を抑えたい:AV-Cの防御率が最も高く、3台5年24,430円(通常価格)の カスペルスキー プラス(米国では販売・更新が禁止)
  • 6台を守りたい・Chromebookがある:毎年7,480円の ウイルスバスター トータルセキュリティ
  • 毎年の更新をやめたい:期限のない1回払いの ZEROスーパーセキュリティ

※ 本記事の価格・機能は2026年10月22日に各公式ストア・公式ページで、第三者機関の結果は同日にAV-TEST・AV-Comparativesの公開ページで、各国政府の決定は同日に米国の連邦官報・米国商務省産業安全保障局(BIS)の公開ページと報道で確認したものです。価格やキャンペーンは変わることがあるため、申し込みの前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。