ドイツの第三者機関AV-TESTは、Windows向けのウイルス対策ソフトを2か月ごとにテストしています。2025年10月から2026年6月までの直近5回で、Windowsに最初から入っているMicrosoft Defenderは、5回とも最高評価の「TOP PRODUCT」を受けていました。無料の標準機能でも、ESET・マカフィー・ノートン360と同じ評価帯にいます。
では、有料のウイルス対策ソフトはもう要らないのか。答えは「人による」です。差がつくのは、ウイルスを防ぐ力そのものより、スマホやMacも一緒に守れるか、2年目にいくら払うか、契約が切れたときにどうなるかのほうでした。
この記事では、AV-TESTの公開データと各社の公式ストアを確認したうえで(2026年9月19日時点。マカフィーのみ9月14日)、Windowsパソコン向けのウイルス対策6本を機能性・使いやすさ・コスパ・拡張性・安定性の5軸で比べました。
先に結論
- Windowsパソコン1台を守るだけなら、標準のMicrosoft Defenderで足りる。第三者テストで直近5回とも最高評価で、追加費用もかからない
- パソコンとスマホなど3台をまとめて守るなら有料。ESETは3台1年6,050円、ウイルスバスターは3台1年6,490円で、どちらも2年目以降も同じ年額
- 毎年の更新を管理したくないなら、ZEROスーパーセキュリティ。1台4,950円を1回払えば、その端末は期限なしで使える
- ノートン360とマカフィーは、初年度の価格より2年目以降の年額が高い。2年分の合計で比べてから選ぶ
PCにウイルス対策ソフトは必要?Windows標準で足りるケース
Windows 11と10には、「Windowsセキュリティ」というアプリが標準で入っています。マイクロソフトの公式サポートは、このアプリが「Windowsに組み込まれて」いて「起動した瞬間からデバイスが保護されます」と説明しています。中身はMicrosoft Defenderウイルス対策、Windowsファイアウォール、スマートアプリコントロールなどで、ウイルスやマルウェアをリアルタイムで監視します。
有料のウイルス対策ソフトを入れた場合について、マイクロソフトの公式サポートは、互換性のある他社のウイルス対策を入れると、Defenderのウイルス対策は自動的にオフになると説明しています。法人向けの技術文書には、他社製品の期限が切れたり、アンインストールされたりすると、Defenderが自動で再び有効になる場合があるとも書かれています。自分でDefenderを止める操作は要りません。
つまり、Windowsパソコンは何も買わなくても一定の保護を受けています。有料ソフトを検討するのは、次のような場合です。
- パソコン以外(スマホ・Mac)も、同じ契約でまとめて守りたい
- 毎年の更新や期限切れを気にせずに使いたい
Windows 11でウイルススキャンする手順
Defenderは普段から自動で監視していますが、気になるときは手動でもスキャンできます。マイクロソフトの公式サポートの説明をもとにまとめると、手順は次のとおりです(公式サポートの表記は「ウイルス & 脅威の保護」)。
- スタートメニューから「Windowsセキュリティ」を開く
- 「ウイルスと脅威の防止」を選ぶ
- 「クイックスキャン」を押すか、「スキャンのオプション」から種類を選ぶ
スキャンの種類は4つあります。
- クイックスキャン:短時間で済ませたいときに使う。ほかのスキャンが必要な場合は、終了時に知らせてくれる
- フルスキャン:パソコン内のすべてのファイルとプログラムを調べる
- カスタムスキャン:選んだファイルやフォルダーだけを調べる
- Microsoft Defender ウイルス対策(オフラインスキャン):Windowsを読み込まずに再起動してから調べる。感染が疑われるときに使う方式で、パソコンが再起動するので開いているファイルは先に保存する
パソコンのウイルス対策ソフト6本の早見表
※ 価格は税込み。ESETはESET HOME セキュリティ エッセンシャル、マカフィーはトータルプロテクション、ノートン360はスタンダード、ウイルスバスターはクラウド(自動更新あり)、ZEROスーパーはZEROスーパーセキュリティ(期限なし)です。台数の少ない入門プランで比べています。ESETは3台1年6,050円(延長も同額)のプランもあります。
※ 「2年目以降」は、各社の公式ページに書かれた更新時の年額です。ESETの延長料金は、公式の延長料金プランに載っている金額が新規購入の価格と同じでした。ZEROスーパーは購入後の費用がかからない方式です。
※ 「対応OS」は、そのOS向けのアプリがあるかどうかです。1台プランは、このうち1台を選んで守ります。iOS版はウイルス対策そのものに対応していない製品があり、ウイルスバスターとESETは公式にその旨を注記しています。ウイルスバスターはChromebookにも対応します。
※ ノートン360の初回5,280円は公式サイトのトップページの表示です。9月19日時点では製品ページで10月1日までのセールを行っており、初回4,780円でした。
※ マカフィーの価格は2026年9月14日、それ以外は9月19日に各公式サイトで確認しました。
第三者の評価:AV-TESTの直近5回
AV-TESTは、ウイルスを防ぐ力(保護)、パソコンの動作を遅くしないか(パフォーマンス)、安全なものを誤って止めないか(ユーザビリティ)を各6点満点で採点し、合計17.5点以上に「TOP PRODUCT」を付けています。2025年10月・12月、2026年2月・4月・6月の5回の結果を並べると、次のとおりです。
※ AV-TESTのWindows向け家庭用テスト(windows-11)の公開結果を、2026年9月19日に確認しました。「最高評価」はTOP PRODUCTを受けた回数です。
※ テストされた製品名は、ESETがESET Security Ultimate、マカフィーがMcAfee Total Protection、ウイルスバスターがTrend Micro Internet Securityで、日本で売られている入門プランとは名前が異なります。
※ ZEROスーパーセキュリティ自体の結果は見当たりませんでした。搭載しているBitdefender社のエンジンについては、同社のBitdefender Total Securityが5回とも最高評価です。
防ぐ力(保護)で6.0点を下回ったのは、この6本ではウイルスバスターの2回(2026年2月の4.5点、6月の5.0点)だけでした。動作の軽さでは、DefenderとESETに5.5点の回があります(Defenderは1回、ESETは3回)。
総合評価:守る力と、守れる範囲・費用・期限で比べる
5軸は次のように読み替え、6本すべてに同じ基準で当てはめました。
- 機能性(守る力):同じメーカーの同系統製品(海外版や上位版を含む)がAV-TESTの直近5回すべてに参加し、すべてTOP PRODUCTなら◎。TOP PRODUCTを逃した回があるか、参加が5回に満たなければ○。同じメーカーの結果が見当たらなければ△
- 使いやすさ:Windowsに標準で入っていて、インストールが要らなければ◎。自分で入れる必要があれば○
- コスパ:追加費用が0円なら◎。1回払い、または2年目以降も初回と同じ年額なら○。公式の価格表で2年目以降の値上がりが示されていれば△
- 拡張性:入門プランでWindows・Mac・Android・iOS向けのアプリがそろっていれば◎、2〜3つなら○、Windowsだけなら△
- 安定性:契約の期限切れで保護が止まる心配がなければ(標準搭載、または期限なし)◎。契約期間があり、更新しないと保護が止まるなら○
なお、DefenderとZEROスーパーは「期限がない」ことが、コスパ(払い続けなくていい)と安定性(切れる心配がない)の両方で有利に働きます。費用と、保護が途切れるリスクは、読者にとって別々の心配ごとなので分けて評価しています。
総合は、◎を2点・○を1点・△を0点として合計し、8点以上を◎、6〜7点を○、5点以下を△としました。順位は合計点の高い順で、同点のときは「機能性(守る力)」→「コスパ」→「拡張性」の順に比べ、それでも並ぶ場合は1年目と2年目の支払額の合計が少ないほうを上にしています。
※ 上から順に1位〜6位です。合計点はDefenderが8点、ほかの5本がそれぞれ6点です。
1位 Microsoft Defender(総合◎・8点):守る力は5回とも最高評価で、費用も手間もかかりません。唯一の△は拡張性で、守れるのはそのWindowsパソコンだけです。
2位 ESET(総合○・6点):2位〜6位の5本は同じ6点で、最初の基準「機能性」が◎なのはESET・マカフィー・ノートン360の3本です。この3本の中で、次の基準「コスパ」が○なのはESETだけでした。延長料金が初回と同額なのに対し、マカフィーとノートン360は公式の価格表で2年目以降の値上がりが示されています。
3位 マカフィー(総合○・6点):4位とは機能性(◎)・コスパ(△)・拡張性(◎)がすべて同じで、最後の基準の2年分の合計で差がつきます。1年目と2年目の合計は、マカフィーが11,060円、ノートン360が13,260円です(ノートン360のセール価格4,780円で計算しても12,760円)。
4位 ノートン360(総合○・6点):守る力は5回とも満点(保護・軽さ・誤検知の少なさがすべて6.0)でした。3位との差は2年分の支払額だけです。
5位 ウイルスバスター(総合○・6点):4位との差は最初の基準の機能性です。ノートン360は5回とも最高評価でしたが、ウイルスバスターは参加した2回とも認定(CERTIFIED)でした。
6位 ZEROスーパー(総合○・6点):5位との差も機能性です。ウイルスバスターには同じメーカーのAV-TESTの結果がありますが、ZEROスーパーは販売元のソースネクストの結果が見当たりませんでした。
6本の特徴
1. Microsoft Defender|Windowsに最初から入っている、無料の基準線
Windows 11・10に標準で入っている「Windowsセキュリティ」の中核が、Microsoft Defenderウイルス対策です。追加のインストールも契約も要らず、パソコンを起動した時点から動いています。
AV-TESTでは、2025年10月から2026年4月までの4回は保護・軽さ・誤検知の少なさがすべて6.0点で、2026年6月だけ軽さが5.5点でした。ウイルスを防ぐ力に関しては、ESET・マカフィー・ノートン360と並ぶ結果です。
一方で、守れるのはそのWindowsパソコンだけです。マイクロソフトは、Windows・Mac・iOS・Android向けのセキュリティアプリ「Microsoft Defender」を、Microsoft 365 Family/Personalの特典として別に提供しています。Microsoft 365をすでに契約しているなら、スマホ側はこちらを使う手もあります。
- 機能性◎:AV-TESTの直近5回すべてでTOP PRODUCT
- 使いやすさ◎:Windowsに標準で入っており、インストールが要らない
- コスパ◎:追加費用は0円
- 拡張性△:守れるのはそのWindowsパソコンだけ
- 安定性◎:Windowsに組み込まれているので、契約の期限切れがない
メリット
- 第三者テストで直近5回とも最高評価
- 追加費用も更新の手続きも要らない
- 手動でオフラインスキャンもできる
デメリット
- 守れるのはそのWindowsパソコンだけ
- スマホまで守るにはMicrosoft 365の契約が必要
こんな人におすすめ
- 守りたいのはWindowsパソコン1台だけ
- ウイルス対策にお金をかけたくない
- スマホは別の方法で対策している
2. ESET|5回とも最高評価で、延長料金が初回と同じ
ESET HOME セキュリティは、キヤノンITソリューションズが国内で販売しているウイルス対策ソフトです。入門のエッセンシャル、中位のプレミアム、最上位のアルティメットの3つがあり、エッセンシャルは1台・3台・5台から選べます。サポートセンターはキヤノンMJグループが国内拠点で運営していると、公式オンラインショップに書かれています。
AV-TESTでは、上位版のESET Security Ultimateが直近5回すべてでTOP PRODUCTでした。保護は5回とも6.0点で、軽さは2025年12月から2026年4月までの3回が5.5点、残り2回が6.0点です。
公式オンラインショップの価格(税込み)は、エッセンシャルが1台1年4,750円・1台3年8,070円、3台1年6,050円・3台3年10,291円で、月額プラン(1台月475円)もあります。2年目以降の延長料金も、公式の延長料金プランに載っている金額が新規購入の価格と同じです。
対応OSは、エッセンシャルがWindows・macOS・Android、プレミアムとアルティメットはiOSにも対応します。ただし公式のラインアップには、特にiOSはマルウェア対策など未対応の機能が多いと注記されています。
- 機能性◎:AV-TESTの直近5回すべてでTOP PRODUCT(テスト対象は上位版のESET Security Ultimate)
- 使いやすさ○:自分でインストールする必要がある
- コスパ○:延長料金も1台1年4,750円で、初回と同じ
- 拡張性○:入門のエッセンシャルはWindows・Mac・Androidの3つ
- 安定性○:契約期間があり、延長しないと保護が止まる
ESETとノートン360の違いはノートン360 vs ESET、Macで使う場合はMacのウイルス対策ソフトおすすめ7選で比べています。
ESET 公式サイトを見るメリット
- 第三者テストで直近5回とも最高評価
- 延長料金が初回と同じで、年額が上がらない
- 1台・3台・5台、月額・1年・3年から選べる
デメリット
- 入門のエッセンシャルはiOSに非対応
- 軽さが5.5点の回が3回あった
こんな人におすすめ
- パソコンとAndroidスマホを一緒に守りたい
- 毎年同じ金額で使い続けたい
- 国内のサポート窓口を重視する
3. マカフィー|初年度は最も安いが、2年目に約1.9倍になる
マカフィーは、購入したパソコンに最初から入っていることも多いウイルス対策ソフトです。日本向けの公式ストアでは、1台用のトータルプロテクションと、台数無制限のMcAfee+の2系統が売られています。
AV-TESTでは、McAfee Total Protectionが直近5回すべてで保護・軽さ・誤検知の少なさがすべて6.0点のTOP PRODUCTでした。
トータルプロテクション(1台1年)は、2026年9月14日時点で初年度3,880円(税込み)と、有料5本の中で最も安く始められます。ただし更新価格は7,180円で、2年目は初年度の約1.9倍です。更新価格に変更がある場合は、自動更新の通知メールなどで知らせると案内されています。
- 機能性◎:AV-TESTの直近5回すべてでTOP PRODUCT
- 使いやすさ○:自分でインストールする必要がある
- コスパ△:初年度3,880円に対し、2年目以降は7,180円に上がる
- 拡張性◎:Windows・Mac・Android・iOS向けのアプリがある
- 安定性○:契約期間があり、更新しないと保護が止まる
更新後の総額まで含めた比較は、マカフィー vs ノートンとマカフィーとウイルスバスターの比較で計算しています。
メリット
- 第三者テストで直近5回とも満点
- 初年度は有料5本で最も安い
デメリット
- 2年目に年額が約1.9倍になる
- 更新価格は製品ページの主な価格表示には出ていない
こんな人におすすめ
- まず1年だけ安く試したい
- パソコンに入っていたマカフィーを使い続けたい
- 2年目の更新前に見直すつもりがある
4. ノートン360|テストは5回とも満点、更新価格表が公開されている
ノートン360は、Gen Digitalが提供するウイルス対策ソフトです。1台用のスタンダードから、3台のデラックス、5台のプレミアムまで台数で分かれています。
AV-TESTでは、直近5回すべてで保護・軽さ・誤検知の少なさが6.0点のTOP PRODUCTでした。5回とも満点だったのは、この6本ではノートン360とマカフィーの2本です。
スタンダード(1台1年)の初回は、公式サイトのトップページで5,280円(税込み)です。9月19日時点では、製品ページで10月1日までのセールが行われ、4,780円でした。ノートンは製品ページとは別に「ライセンスの更新価格表」を公開しており、2026年3月から適用の表では、スタンダード1台の年間ライセンスが7,980円です。
- 機能性◎:AV-TESTの直近5回すべてでTOP PRODUCT
- 使いやすさ○:自分でインストールする必要がある
- コスパ△:初回5,280円に対し、更新価格表では年7,980円
- 拡張性◎:Windows・Mac・Android・iOS向けのアプリがある
- 安定性○:契約期間があり、更新しないと保護が止まる
ウイルスバスターとの違いはノートン vs ウイルスバスターで比べています。
ノートン 360 公式サイトを見るメリット
- 第三者テストで直近5回とも満点
- 更新後の年額を公式の価格表で先に確かめられる
デメリット
- 2年目に年額が上がる
- 2年分の合計はマカフィーより高い
こんな人におすすめ
- テストの安定した実績を重視する
- 更新後の金額を納得してから契約したい
- スマホやMacにも入れたい
5. ウイルスバスター|3台で年6,490円、2年目以降も同じ金額
ウイルスバスターは、トレンドマイクロが提供するウイルス対策ソフトです。入門のクラウドは3台まで守れ、Windows・Mac・Android・iOS/iPadOS・Chromebook向けのアプリがあります。ただし公式の注記では、ウイルス・マルウェア対策そのものはWindows・Mac・Androidで使える機能です。
公式オンラインショップの価格表では、クラウド(3台・1年版)は自動更新ありで6,490円、2年目以降も6,490円/1年で、初回と更新後が同じ金額です。自動更新なしで買うと7,480円になります。3年版は自動更新ありで14,960円です。
AV-TESTの直近5回のうち、参加したのは2026年2月と6月の2回で、どちらもTOP PRODUCTではなく認定(CERTIFIED)でした。保護は4.5点と5.0点で、軽さと誤検知の少なさは2回とも6.0点です。テストされたのは海外向けのTrend Micro Internet Securityです。
- 機能性○:直近5回のうち参加は2回で、どちらもTOP PRODUCTではなかった
- 使いやすさ○:自分でインストールする必要がある
- コスパ○:自動更新ありなら2年目以降も年6,490円で変わらない
- 拡張性◎:Windows・Mac・Android・iOS/iPadOS・Chromebook向けのアプリがある
- 安定性○:契約期間があり、更新しないと保護が止まる
メリット
- 3台で年6,490円、2年目以降も同額
- Chromebookまで対応する
- 3年版なら自動更新ありで14,960円
デメリット
- AV-TESTの直近参加は2回で、保護が6.0点に届かなかった
- 自動更新なしで買うと1年7,480円に上がる
こんな人におすすめ
- パソコン・スマホ・タブレットの3台をまとめて守りたい
- 毎年同じ金額で払い続けたい
- Chromebookも守りたい
6. ZEROスーパーセキュリティ|1回払えば、その端末は期限なし
ZEROスーパーセキュリティは、ソースネクストが販売するウイルス対策ソフトで、Bitdefender社のエンジンを搭載しています。公式は「端末固定・期限なし」と説明しており、1台用4,950円を1回払えば、その後の更新費用はかかりません。
使えるのは、インストールした端末が壊れるか、OSのシステム要件を満たさなくなるまでとされています。ライセンスは端末固定で、別の端末には引き継げません。Windows・Mac・Android・iOS向けのアプリがあり、OSによって使える機能が異なると案内されています。
AV-TESTの結果は、販売元のソースネクストの製品としては見当たりませんでした。参考までに、エンジンを提供するBitdefender社の製品(Bitdefender Total Security)は、直近5回すべてでTOP PRODUCTです。ただ、エンジンが同じでも製品としての作りは別なので、この記事では機能性を△としています。
同じZEROシリーズには、K7社のエンジンを積んだZEROウイルスセキュリティ(1台用2,970円・期限なし)もあります。K7社の製品(K7 Computing Total Security)は、AV-TESTの直近5回で保護が5.0点または5.5点でした。
- 機能性△:販売元の製品としてのAV-TESTの結果が見当たらない
- 使いやすさ○:自分でインストールする必要がある
- コスパ○:4,950円の1回払い
- 拡張性◎:Windows・Mac・Android・iOS向けのアプリがある(ライセンスは1台ごとの端末固定)
- 安定性◎:期限がなく、更新切れで保護が止まる心配がない
メリット
- 1回払えば、その端末は期限なしで使える
- 毎年の更新を管理しなくていい
デメリット
- 販売元の製品としての第三者テストの結果が見当たらない
- ライセンスは端末固定で、買い替えた端末には移せない
こんな人におすすめ
- 毎年の更新手続きをしたくない
- Macや家族のスマホを1回払いで守りたい
- 今の端末を買い替えるまで使い続けるつもり
目的別:パソコンのウイルス対策はどれを選ぶか
| 目的 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| Windowsパソコン1台だけ | Microsoft Defender | 標準搭載で最高評価、0円 |
| パソコンとAndroidを一緒に | ESET | 3台1年6,050円、延長も同額 |
| 3台を毎年同じ金額で | ウイルスバスター | 3台1年6,490円、2年目以降も同額 |
| 更新の手続きをなくしたい | ZEROスーパー | 1回払いで期限なし |
| ゲーム中の軽さを重視 | ノートン360・マカフィー | 軽さが5回とも6.0点 |
| まず1年だけ安く試す | マカフィー | 初年度3,880円 |
ウイルス対策を無料のアプリだけで済ませたい場合は、ウイルス対策が無料でできるアプリ・ソフト5選で、Windows標準以外の無料の選択肢も比べています。
スマホ側は事情が違い、iPhoneではどのアプリもウイルスのスキャンができません。Android・iPhoneそれぞれで何ができるかは、スマホのセキュリティアプリおすすめ5選で整理しています。
よくある質問
Q. 有料のウイルス対策ソフトを入れたら、Windows標準のDefenderはどうなりますか?
マイクロソフトの公式サポートによると、互換性のある他社のウイルス対策を入れると、Defenderのウイルス対策は自動的にオフになります。自分で止める操作は要りません。同じパソコンで2本のウイルス対策を同時に動かす必要もないので、有料ソフトを入れるなら1本にしてください。
Q. Windows 10でも、Defenderだけで大丈夫ですか?
先にOSの対策が必要です。マイクロソフトの公式サポートは、Windows 10のサポートが2025年10月14日に終了し、それ以降はセキュリティ更新プログラムが届かず、ウイルスやマルウェアのリスクが高くなると説明しています。ウイルス対策ソフトではOS自体の弱点はふさげないので、Windows 11へのアップグレードか、マイクロソフトの拡張セキュリティ更新(ESU)プログラムの利用を先に検討してください。
Q. ゲーミングPCにはどれが向いていますか?
ゲーム中の動作の軽さを気にするなら、AV-TESTの「軽さ(パフォーマンス)」の点数が目安になります。直近5回で軽さが毎回6.0点だったのは、マカフィーとノートン360の2本でした(ウイルスバスターも参加した2回とも6.0点)。DefenderとESETも5.5点の回があるだけで、大きな差ではありません。ゲーム中の通知と予約スキャンを止めるモードの有無まで含めた比較は、ゲーミングPCのセキュリティソフト5選でまとめています。
Q. 有料ソフトの無料体験版はありますか?
ESET・ウイルスバスター・ノートン360は、公式サイトで無料体験版を案内しています。マカフィーを含め、購入前に各社の公式サイトで最新の案内を確認してください。
Q. スマホにもウイルス対策ソフトは必要ですか?
スマホまで含めて守るなら、この記事の有料5本のように複数のOSに対応したものを選ぶと、1つの契約でまとめられます。ただしiPhone・iPad向けは、ウイルス対策そのものではなく詐欺サイト対策などが中心になる製品があります。ウイルスバスターとESETは、公式にその旨を注記しています。
Q. ブラウザの迷惑な広告は、ウイルス対策ソフトで消せますか?
広告を消すのは、広告ブロックの役割です。Chromeで使える無料の拡張機能は、広告ブロックのおすすめ6選で比べています。
まとめ:Windowsパソコン1台なら標準で足りる。有料は「守る範囲」で選ぶ
第三者テストで見る限り、Windows標準のMicrosoft Defenderは、ウイルスを防ぐ力でESET・マカフィー・ノートン360と並んでいます。有料を足す意味があるのは、パソコン以外の端末まで守りたいときと、更新や期限の手間を減らしたいときです。
- パソコン1台だけ:まずは標準の Microsoft Defender
- 3台を毎年同じ金額で:延長も同額の ESET、または ウイルスバスター
- 更新の手続きをなくしたい:1回払いの ZEROスーパーセキュリティ
- ノートン360・マカフィー:初年度で選ばず、2年分の合計まで見て決める
※ 本記事の価格・機能は、2026年9月19日時点(マカフィーのみ9月14日)の各公式サイトとAV-TESTの公開データに基づきます。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。



