Windows 10のサポートは2025年10月14日に終わりました。それでも手元のパソコンは問題なく動くので、ウイルス対策ソフトを入れたまま使い続けている人は多いはずです。
ところが、各社が「Windows 10をいつまでサポートするか」は製品ごとにばらばらで、しかも静かに期限が切れていきます。たとえばESETは、プログラムV18.xのサポート終了にあわせて、Windows 10の32bit版への対応を2026年10月31日で終えました(公式の動作環境のページでも、Windows 10・Windows 11とも32bitは×になっています。2026年11月1日に確認)。入れっぱなしにしていると、検出エンジンの更新が届かないまま使い続けることになります。
この記事では、まずマイクロソフトの拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)の登録のしかたと、「登録のリンクが出てこない」ときに確かめる条件を公式の前提条件から整理します。そのうえで、国内の公式ストアで買える有料の総合セキュリティソフトのうち、Windows 10への対応を公式ページで確かめられた4本を、対応期限・料金・機能・買い替えのしやすさで比べました。
先に結論
- OSの更新が止まった穴は、ウイルス対策ソフトでは埋まりません。まずESUに登録して2027年10月12日まで更新を受け取るのが先です。登録はPC設定の同期で追加費用なし、Microsoft Rewards 1,000ポイント、30米ドルの1回払いの3つから選べます
- 1位はノートン360(13点)。Windows 10向けの提供を「2028年10月まで、追加料金なし」と年月まで公式に示している唯一の1本です。3台を3年守る支払額は15,480円で、4本では2番目に多くなります
- 2位はZEROスーパーセキュリティ(12点)。3台9,900円の1回払いで、Windows 10は32bit版も64bit版も動作環境に入っています。ただし契約が端末に固定され、買い替えた別のパソコンには引き継げません
- 3位はウイルスバスター(11点)。64bit版は当面継続、32bit版は2027年11月30日に終了と期限が公表されています。6台までとChromebookに対応し、ダークウェブ監視とパスワード管理も付きますが、総合版に無料体験版はありません
- 4位はESET(11点)。64bit版は継続しますが、32bit版への対応は2026年10月31日で終わりました。買い替えた端末へ契約を引き継げることは公式に明記されています
- 価格は税込で、4本とも2026年10月30日に各社の公式ページ(ノートンは製品ページが読み込む価格データ、ウイルスバスターは公式オンラインショップの価格表)で確認した金額です
Windows 10を使い続けるとき、ソフトで埋められない穴
Windows 10のサポート終了で止まったのは、OS自体の弱点(脆弱性)を直す更新です。ウイルス対策ソフトが見張るのは、入ってこようとするウイルスや、開こうとしている危険なサイトであって、OSの穴そのものをふさぐものではありません。
トレンドマイクロも公式のよくある質問で、Windows 10のサポート終了後もウイルスバスターは使えるとしたうえで、「Windows 10に起因する不具合に対する修正プログラムがMicrosoftより提供されなくなるため、OSの脆弱性を狙った攻撃に対応できない可能性があります」と書いています。ソースネクストも、ESUを使わずにWindows 10を使い続けるのは危険であり、同OSの継続利用を推奨するものではないと明記しています。
つまり、順番が決まっています。①ESUに登録してOSの更新を受け取る → ②そのうえで、Windows 10への対応が続くウイルス対策ソフトを選ぶ → ③いずれWindows 11のパソコンへ移る、の3段です。②だけを先にやっても、穴は開いたままです。
まずやること:ESUに登録して2027年10月12日まで更新を受け取る
ESU(拡張セキュリティ更新プログラム)は、サポートが終わったWindows 10に、重要・緊急のセキュリティ更新だけを届けるしくみです。マイクロソフトの公式ページによると、個人向けのESUは2027年10月12日にプログラムが終わるまで有効で、その日までならいつでも登録できます。すでに登録済みなら、手続きなしでその日まで自動的に続きます。
登録のしかたは、[設定]→[更新とセキュリティ]→[Windows Update]を開き、表示される登録のリンクを選ぶだけです。1つのライセンスは最大10台まで使えます。ESUに登録しても、あとからWindows 11へアップグレードすることは妨げられません。なお、ESUに技術サポートは含まれません。
ESUの登録は3つから選べる
公式が挙げている方法は次の3つで、どれを選んでも受け取れる更新は同じ(2027年10月12日まで)です。
- PC設定の同期(Windowsバックアップ)を有効にする:追加費用なし
- Microsoft Rewards 1,000ポイントと引き換える
- 30米ドル(または相当額)+税の1回払い
登録にはMicrosoftアカウントへのサインインが必要です。ふだんローカルアカウントでWindowsを使っている場合は、途中でサインインを求められます。
「登録」のリンクが出てこないときに確かめること
登録のリンクが見当たらないときは、公式が挙げている前提条件のどれかを満たしていない可能性があります。上から順に確かめてください。
- Windows 10のバージョン22H2で、エディションがHome・Professional・Pro Education・Workstationsのどれかであること
- 最新のWindows Updateが適用済みであること
- ESUライセンス準備パッケージ(KB5126256)が入っていること
- サインインに使っているMicrosoftアカウントが管理者アカウントであること
- そのMicrosoftアカウントが子ども用アカウントではないこと
- 端末がキオスクモードでなく、Active DirectoryやMicrosoft Entraに参加していない/MDMで管理されていないこと(Microsoft Entraに「登録」しているだけなら個人向けESUを使えます)
- その端末にすでにESUライセンスが入っていないこと
同じパソコンを家族で使っている場合は、誰か1人が登録すれば、ほかの利用者も保護されます。別のWindows 10パソコンがあれば、そちらは個別に登録が必要です。
Windows標準のMicrosoft Defenderは2028年10月まで
OSに最初から入っているMicrosoft Defenderについては、マイクロソフトが公式ブログ(2025年6月24日)で、Windows 10向けのセキュリティインテリジェンス更新を2028年10月まで提供し続けると書いています。Windows 10で動かしているMicrosoft 365アプリのセキュリティ更新も、2028年10月10日までと公式に案内されています。
ですからDefenderだけで使い続けるという選択も、更新が止まるという意味では当面ありません。有料のソフトを足すかどうかは、ダークウェブ監視やパスワード管理など、Defenderにない機能が要るかで決めることになります。標準機能で足りるかの比較はPCのウイルス対策ソフト6選|Windows標準で足りるか比較で整理しています。
早見表:セキュリティソフト4本のWindows 10対応期限
※ 上から1位〜4位です。「当面継続」は、公式が継続を明言しながら終了日を示していないものです。ESETの「対応終了」は2026年10月31日で終わった分です。
※ 「3台3年」は3年版の税込価格です。ウイルスバスターは総合版(トータルセキュリティ スタンダード)が6台用のみのため、6台用の金額です。
※ ZEROスーパーセキュリティは買い切りで、3台用9,900円のあとに更新費用はかかりません。
※ 4本とも2026年10月30日に各社の公式ページで確認しました。
各社の公式ページでの記載は、次のとおりです。
- ノートン:「ノートンは延長サポート期間中にWindows 10を完全にサポートし続けます(2028年10月)」「既存のノートンアプリのライセンスは、2028年10月まで追加料金なしでWindows 10の完全な保護をカバーしています」(日本語版のよくある質問)
- ZEROスーパーセキュリティ:「ソースネクストではWindows 10のマイクロソフト社公式サポート終了後も、ZEROセキュリティシリーズのWindows 10における製品サポートを継続します」。ただし「サポートの継続は状況により予告なく終了する場合があります」との注記付きです。動作環境はWindows 11とWindows 10(32ビット/64ビット版)
- ウイルスバスター:「Windows 10の64bit版につきましては、当面ウイルスバスターのサポートを継続いたします。Windows 10の32bit版につきましては、2027年11月30日にウイルスバスターのサポートを終了させていただきます」(最終更新2026年9月15日)
- ESET:Windows向けプログラムV18.0/V18.1/V18.2のサポート終了日が2026年10月31日で、「上記バージョンのサポート終了にともない、ESET製品の以下のOSへの対応を終了いたします。Windows 10(32bitのみ)」と告知されていました。この日は過ぎており、動作環境のページでもWindows 10の32bitは×です(2026年11月1日に確認)。64bit版はV18.0以降(最新のV19・V20を含む)で対応が続き、終了日は未定です。ただし同じ案内には「ESET製品は今後、Windows 10 のサポートを順次終了します」とも書かれています
ノートンだけは32bit版と64bit版を分けた記載が見当たらなかったため、表では「記載見当たらず」としています。対応していないという意味ではありません。
この記事の範囲と、5軸の採点基準
この記事で比べたのは、国内の公式ストアで買える有料の総合セキュリティソフトのうち、Windows 10への対応方針を公式ページで確かめられた4本です。市販されているウイルス対策ソフト全体を見渡した順位づけではない点だけ、先にお断りしておきます。
5つの軸をそれぞれ◎3点・○2点・△1点・×0点で数え、15点満点にしました。合計12点以上を総合◎、10〜11点を総合○とし、9点以下は本編には並べません。あわせて、どれか1つの軸が×になった製品も、合計点にかかわらず本編の順位には入れません(この記事は「いつまで更新が届くか」で選ぶため、ここが欠けたものを並べる意味がないからです)。掲載の順番は点の多い順で、並んだときは機能性、それも同じときは記事の主題に近い安定性で上下を決めています。
| 軸 | 何を見るか | ◎の条件 |
|---|---|---|
| 機能性 | Windows版で使える4機能(詐欺サイトのブロック/指定フォルダーの改ざんブロック/パスワード管理/情報流出の監視) | 4つそろう |
| 使いやすさ | 買い替えた新しいパソコンで同じ契約を使えると公式に書いてあるか/無料体験版/日本語の問い合わせ窓口 | 3つそろう |
| コスパ | 3台を3年守るのに払う税込額 | 10,000円以下 |
| 拡張性 | 5台以上のプランがあるか/アプリが用意されているOSが4つ以上あるか | 2つとも満たす |
| 安定性 | Windows 10向けの提供がいつまでかの公表のされ方 | 終了日が示され、ESUの期限(2027年10月12日)より後まで続く |
○と△の線も先に決めてあります。
- 機能性:○は2〜3つ、△は0〜1つ
- 使いやすさ:○は2つ、△は1つ以下
- コスパ:○は10,000円超〜15,000円、△は15,000円超
- 拡張性:○は2つのうち1つだけ、△はどちらも満たさない
- 安定性:○は「継続を公表しているが終了日の記載がない、または一部の版の終了日がESUの期限より後」、△は「一部の版の対応がESUの期限より前に終わる、またはサポート終了後の方針が公式に見当たらない」
- 加えて、G7の政府が一般向けの販売・更新を禁じる決定をしている製品は安定性を1段下げます(メーカーが更新を届け続けられるかに直結するため)
コスパは「1台あたり」ではなく「3台を3年守るのに実際に払う税込額」で測りました。ノートン360が15,480円、ウイルスバスターが16,940円、ESETが12,310円、ZEROスーパーセキュリティが9,900円です。ウイルスバスターは総合版が6台用しかないため、3台しか守らない場合も6台用の金額を払うことになります。使い切れない台数分はコスパでは加点しません(6台まで使う人なら1台1年あたり約941円で、4本でもっとも安くなります)。台数の広さは拡張性で数えているので、同じ事実を2つの軸で数えないためです。1台1年あたりに直すと、ノートン360が1,720円、ウイルスバスターが約1,882円(3台で使った場合)、ESETが約1,368円、ZEROスーパーセキュリティが1,100円です。
同じ製品を扱ったほかの記事とは、物差しそのものが違います。セキュリティソフトおすすめ比較5選はコスパを「3台を5年使った総額」、安定性を「第三者テストの結果とメーカーの継続性」で測り、PCのウイルス対策ソフト6選は配点自体が違います(◎2点・○1点・△0点)。そのため、同じ製品でも段や順位が違って見えることがあります。
総合評価:Windows 10を使い続ける人向けの4本
| 順位 | ソフト名 | 機能性 | 使いやすさ | コスパ | 拡張性 | 安定性 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ノートン360 | ◎ | ◎ | △ | ◎ | ◎ | 13 |
| 2 | ZEROスーパーセキュリティ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | 12 |
| 3 | ウイルスバスター | ◎ | ○ | △ | ◎ | ○ | 11 |
| 4 | ESET | ○ | ◎ | ○ | ◎ | △ | 11 |
1位と2位の差は、コスパ以外の3軸です。ノートン360は機能性・使いやすさ・安定性が◎で、ZEROスーパーセキュリティはこの3つがいずれも○です。逆にコスパはZEROスーパーセキュリティ(9,900円)が◎、ノートン360(15,480円)が△で、こちらは2段の差があります。差し引き1点でノートン360が上に来ました。安定性に絞ると、ノートン360だけが「2028年10月まで」と年月を示していて、ESUの期限(2027年10月12日)より1年近く先まで続きます。
2位と3位の差も、コスパと機能性の引き合いです。ウイルスバスターは4機能がそろって機能性◎(ZEROスーパーセキュリティはパスワード管理と情報流出の監視が公式の比較表で×)ですが、コスパはZEROスーパーセキュリティの◎に対してウイルスバスターが△で、2段離れています。機能性の1段より大きいため、ZEROスーパーセキュリティが上になりました。
3位と4位の差は、合計点が同じ11点のため、宣言した1つめの基準である機能性で決まりました。ウイルスバスターは4機能すべてがWindowsで使え、ESETはパスワード管理が機能一覧になく、情報流出の監視も最上位のアルティメットだけです。逆に使いやすさはESETが◎(買い替えた端末へ契約を引き継げると公式に明記)で、ウイルスバスター(○・総合版に無料体験版がない)より1段上です。安定性は、ZEROスーパーセキュリティが32bit版も64bit版も動作環境に入って終了日の公表がない○、ESETは32bit版の対応がESUの期限より前の2026年10月31日に切れた△です。
拡張性は4本とも◎で差がつきませんでした。台数は5台以上のプランがどの製品にもあり、アプリが用意されているOSも4つ以上です。その中ではウイルスバスターだけがChromebookにも対応し、6台まで入れられます。
各ソフトを詳しく見る
1. ノートン360|対応期限を年月で公表している1本
ノートン360は、Windows 10向けの提供期間を「2028年10月まで」と年月で公表している唯一の製品でした。日本語のよくある質問には、延長サポートに追加料金はかからないこと、2028年10月までWindows 10向けにアプリの最適化を続けることが書かれています。
なお同じページには「Windows 10 のサポートが終了した後、Windows Defender は更新を受け取らなくなります」とも書かれていますが、これはマイクロソフトの公表(Windows 10向けのDefenderの更新を2028年10月まで提供する)と食い違います。Defenderの更新については、提供元のマイクロソフト側を正として前述のとおり書いています。
3台向けのデラックスは、3年版が15,480円(税込・2026年10月30日に製品ページが読み込む価格データと公式の製品一覧ページの表示で確認)です。更新は年11,480円で、公式の更新価格表に載っています。詐欺対策、ウイルス・マルウェア・ランサムウェアからの保護、パスワードマネージャー、ダークウェブモニタリング、保護者機能、25GBのクラウドバックアップが3台用のプランに入ります。プランごとの違いはノートン360の種類と違いで整理しています。
- 機能性◎:4機能すべてが3台用のプランに入る(4つ)
- 使いやすさ◎:3点とも満たす。公式サポートに「保護機能を1つのデバイスから別のデバイスに移行する」手順がある/無料体験版あり(登録時に支払い方法の指定が必要)/日本語の窓口はチャットが24時間365日、電話が平日10:00〜19:00
- コスパ△:3台を3年守る支払額が15,480円(1台1年あたり1,720円)で、15,000円の線を超える
- 拡張性◎:5台のプレミアムがあり、Windows・Mac・Android・iOSに対応
- 安定性◎:Windows 10への提供が2028年10月までと公表され、ESUの期限より後まで続く
下のボタンから開くのは、ノートン公式の製品一覧ページです。3台まで守るなら「ノートン 360 デラックス」の「3 年版」を選びます(15,480円・最初の3年間)。1年版のタブに切り替わっていると8,180円の表示になるので、年数を確かめてから進んでください。
ノートン 360 公式サイトを見るメリット
- Windows 10向けの提供期限が「2028年10月まで」と年月で分かる
- 延長サポートに追加料金がかからないと明記されている
- ダークウェブ監視・パスワード管理・保護者機能が3台用に入る
デメリット
- 3台を3年守る支払額が15,480円で、4本では2番目に多い
- 32bit版と64bit版を分けた記載が公式に見当たらない
こんな人におすすめ
- Windows 10のパソコンを2027年10月より先も使う見込みがある人
- いつまで守られるかを、年月ではっきり確かめてから買いたい人
2. ZEROスーパーセキュリティ|32bit版も動作環境に入る買い切り
ソースネクストは2025年7月3日に、Windows 10のサポート終了後も自社製品のサポートを当面の間継続すると発表し、対象製品にZEROウイルスセキュリティとZEROスーパーセキュリティを挙げました。動作環境はWindows 11とWindows 10(32ビット/64ビット版)で、32bit版を切る日程が公表されていない4本中唯一の製品です。
価格は1台4,950円・3台9,900円・5台13,200円(税込・2026年10月30日に製品ページで確認)の買い切りで、更新の費用も手続きもありません。公式の比較表では、指定フォルダ/ファイルの改ざんブロック、ファイアウォール、フィッシング詐欺・ネット詐欺対策、セキュリティ(脆弱性)診断が○、パスワード管理と個人情報漏洩チェックが×でした。VPNは1日200MBまで(無制限は有料)のWindows用です。
注意したいのは、ZEROが「端末固定」のライセンスだという点です。公式サポートは「本製品は、端末固定でご利用いただける製品です。そのため、新しいパソコンへ買い替えたり、別のパソコンへ乗り換える場合は、本製品を追加購入いただく必要があります」と案内しています。製品ページにも「システム要件を満たせば、新しいOSになっても使えます(別の端末には引き継げません)」とあり、同じパソコンをWindows 11にアップグレードするのは可、新しいパソコンへ移すのは不可という線引きです。
- 機能性○:4機能のうち2つ。詐欺サイトのブロックと改ざんブロックは○、パスワード管理と個人情報漏洩チェックは公式の比較表で×
- 使いやすさ○:3点のうち2つ。ソースネクストの公式サイトに「スーパーセキュリティ 30日間無料体験版」の申し込みページがあり(製品ページからの案内は見当たらない)、webとメールの日本語窓口もある。ただし買い替えた別のパソコンには引き継げない
- コスパ◎:3台9,900円の1回払いで、3台を3年守る支払額は4本でもっとも少ない(1台1年あたり1,100円)
- 拡張性◎:5台用があり、Windows・macOS・Android・iOSに対応
- 安定性○:32bit版・64bit版とも継続。ただし「予告なく終了する場合があります」との注記あり
下のボタンから開くのは、ZEROスーパーセキュリティの製品ページです。ページ上部の「製品をお選びください」で1台用(4,950円)・3台用(9,900円)・5台用(13,200円)を切り替えるので、3台を守るなら3台用を選びます。
ZEROスーパーセキュリティ 公式サイトを見るメリット
- 32bit版のWindows 10が動作環境に入っていて、終了日の公表もない
- 3台9,900円の1回払いで、更新の費用と手続きがなくなる
- 購入から30日以内なら、正常に動作しない場合に返品できる「安心サービス」の対象
デメリット
- 端末固定のため、買い替えた新しいパソコンには追加購入が必要
- 公式の比較表では、パスワード管理も個人情報漏洩チェックも×になっている
- サポートの継続が予告なく終了する場合があると注記されている
こんな人におすすめ
- いまのWindows 10パソコンを、壊れるまで使い切るつもりの人
- 32bit版のWindows 10で、期限を気にせず使えるものを探している人
3. ウイルスバスター|32bit版の終了日まで公表している
トレンドマイクロは、Windows 10のサポート終了に合わせた専用のよくある質問(最終更新2026年9月15日)を用意し、64bit版は当面継続、32bit版は2027年11月30日に終了と書き分けています。終了日が公表されている分、いつ乗り換えを考えればよいかが読めます。
一方で、同じページには注意書きもあります。デジタルライフサポート プレミアムの窓口では2025年10月14日をもってWindows 10がサポート対象外になり、ESUを適用したWindows 10も同じく対象外です。手厚い相談窓口を目当てに選ぶ場合は、この点を踏まえてください。
総合版のトータルセキュリティ スタンダードは6台まで守れて、3年16,940円・1年7,480円(自動更新あり・税込。2026年10月30日に公式オンラインショップの価格表で確認)です。10%引きのキャンペーンは2026年11月2日10:00で終わり、同じ時刻から別のキャンペーンに替わりました。価格は通常の16,940円(税込)に戻り、代わりに3年版(自動更新)を新規で購入すると3,000円相当の選べるデジタルギフト「デジコ」がもらえます(対象期間は2026年11月2日10:00〜11月9日10:00、更新ライセンスは対象外。2026年11月3日に公式オンラインショップで確認)。採点のコスパは通常価格で付けているので、順位は変わりません。Windows・Mac・Android・iOS/iPadOSに加えてChromebookにも対応します。公式の機能一覧では、詐欺・危険サイトのブロック、フォルダシールド、ID・パスワード管理、ダークウェブモニタリングがいずれもWindowsで○でした。ただし公式の注記によると、ダークウェブモニタリングとパスワード管理は入れる端末数に制限がない代わりに、契約者1名だけが使えます(この条件はほかの3本で同じ確認ができなかったため、採点には入れていません)。
- 機能性◎:4機能すべてがWindowsで○(4つ)
- 使いやすさ○:3点のうち2つ。公式FAQに「新たに Windows 11 のパソコンを購入した場合でも継続してウイルスバスターをご利用いただけます」と明記され、日本語の窓口もある。ただし総合版は「ウイルスバスター トータルセキュリティ スタンダード / プレミアムでの無料体験版はご用意がございません」と公式に案内されている(30日間の体験版があるのは3台用のクラウド)
- コスパ△:総合版が6台用しかないため、3台を守る場合も3年16,940円を払うことになり、4本でもっとも多い
- 拡張性◎:6台まで、Chromebookを含む5つのOSに対応
- 安定性○:64bit版は終了日の記載なしで継続、32bit版は2027年11月30日とESUの期限より後
下のボタンから開くのは、ウイルスバスター公式オンラインショップの案内ページです。このページの価格表に出るのは自動更新なしの価格(トータルセキュリティ スタンダード ダウンロード3年版 18,920円)なので、上に書いた自動更新ありの価格で買う場合は、ページ内の「その他の製品を見る」から公式オンラインショップのトップへ進み、価格表で「自動更新 あり」を選びます。セール価格が出るのもそちらです。
ウイルスバスター 公式サイトを見るメリット
- 32bit版の終了日(2027年11月30日)まで公表している
- 6台まで守れて、Chromebookにも対応する
- 買い替えて新しいWindows 11のパソコンにしても、同じ契約を使えると明記されている
デメリット
- 総合版が6台用しかなく、3台を守る場合も3年16,940円で4本中もっとも多い
- 総合版(スタンダード/プレミアム)に無料体験版がない
- ESUを適用したWindows 10は、デジタルライフサポート プレミアムの窓口の対象外
こんな人におすすめ
- Windows 10のパソコンに加えて、家族のスマホやChromebookもまとめて守りたい人
- 32bit版のWindows 10を、期限を見ながらあと1〜2年使いたい人
4. ESET|64bit版は継続、32bit版は2026年10月31日で対応終了
ESETは、プログラムのバージョンごとにサポート終了日を公表しています。2026年10月時点のサポート状況の表では、V20とV19系が「サポート終了予定日は未定」、V18.0/V18.1/V18.2が「2026年10月31日」です。そして32bit版のWindows 10に対応するのはV18.0〜V18.2だけで、V19以降は対象外。だからV18.xの終了と同時に、32bit版Windows 10への対応が終わりました(動作環境のページでも32bitは×です。2026年11月1日に確認)。公式も「ESET製品の以下のOSへの対応を終了いたします。Windows 10(32bitのみ)」と書いています。
64bit版のWindows 10は、最新版の動作環境でも○のままです。ただし「最新のWindows Update(Windows 10 22H2)にのみ対応しています」という条件が付いています。ESUの前提条件と同じ22H2なので、ESUに登録できる環境ならこの条件も満たせます。
プレミアムの価格は3台が1年7,240円・3年12,310円、5台が1年8,540円・3年14,520円(税込・2026年10月30日に公式価格ページで確認)です。1年ごとの自動延長にすると3台6,516円に下がります。フィッシング対策とフォルダーガード(指定フォルダーへのアクセス制御)はありますが、パスワード管理は機能一覧になく、ダークウェブ監視は最上位のアルティメットだけです。モデルの違いはESETのエッセンシャル・プレミアム・アルティメットの比較にまとめています。
- 機能性○:4機能のうち2つ。フィッシング対策とフォルダーガードはあるが、パスワード管理は公式の機能一覧に見当たらず、情報流出の監視(個人情報漏えい監視)は最上位のアルティメットだけ
- 使いやすさ◎:3点とも満たす。公式サポートのQ&Aに「有効期限内であれば異なる端末間で引き継ぐことが可能です」と明記/公式ラインアップ表でプレミアムに無料体験版あり/キヤノンマーケティングジャパンの日本語窓口
- コスパ○:3台を3年守る支払額が12,310円(1台1年あたり約1,368円)で、10,000円超〜15,000円の段
- 拡張性◎:5台のプランがあり、Windows・macOS・Android・iOSにアプリが用意されている
- 安定性△:32bit版への対応が2026年10月31日に終わり、ESUの期限(2027年10月12日)より前に切れた
下のボタンから開くのは、キヤノンITSオンラインストアの購入ページです。「ESET HOME セキュリティ プレミアム」の3台・3年版(12,310円)を選びます。このページで買えるのは新規購入だけで、公式も「現在ESET製品をご利用中の方の有効期限の延長(次年度更新)にはご利用いただけません」と案内しています。
ESET 公式サイトを見るメリット
- 64bit版のWindows 10は最新のV19・V20でも対応が続く
- 有効期限内なら、買い替えた端末へ契約を引き継げると公式に明記
- バージョンごとのサポート終了日を一覧で公開している
デメリット
- 32bit版のWindows 10は2026年10月31日で対応終了
- 対応するのはWindows 10 22H2のみ
- パスワード管理が無く、ダークウェブ監視はアルティメットだけ
こんな人におすすめ
- 64bit版のWindows 10を使っていて、近いうちにWindows 11へ買い替える予定の人
- 契約を新しいパソコンへそのまま移したい人
検討して外した候補
- カスペルスキー:公式の製品ページではWindows 11/10/8.1/8/7 SP1+が動作環境に入っていますが、Windows 10のサポート終了後の方針を示したページが見当たりませんでした。宣言した基準では、ここで安定性が△です。さらに米国政府が2024年に一般向けの新規販売と更新の提供を禁じているため、「G7の政府が禁じている製品は1段下げる」条件が効いて×になります。×が1つでも付いた製品は本編に並べない決まりなので、順位の外にしました。製品そのものの評価はカスペルスキーの評判にまとめています
- マカフィー:公式の動作環境にはWindows 11とWindows 10が入っていますが、Windows 10のサポート終了後にいつまで対応するかを示したページは見当たりませんでした。今回はその方針を公式ページで読み取れた4本に絞ったため、本編には入れていません。使っている人はマカフィーとノートンの比較をご覧ください
- Microsoft Defender:OSの標準機能なので、順位の外で先に案内しています(上の「Windows標準のMicrosoft Defenderは2028年10月まで」)
用途別おすすめまとめ
| 状況 | 選ぶもの | 理由 |
|---|---|---|
| Windows 10を2027年10月より先も使う見込み | ノートン360 デラックス |
提供期間が2028年10月までと年月で示されている |
| 32bit版のWindows 10を使っている | ZEROスーパーセキュリティ |
32ビット版が動作環境に入り、終了日の公表がない |
| 家族のスマホやChromebookもまとめて守りたい | ウイルスバスター トータルセキュリティ |
6台まで、Chromebookを含む5つのOSに対応する |
| 近いうちにWindows 11のパソコンへ買い替える | ESET HOME セキュリティ プレミアム |
有効期限内なら契約を新しい端末へ引き継げる。3台3年12,310円 |
| このパソコンを壊れるまで使い切る | ZEROスーパーセキュリティ |
3台9,900円の1回払いで、以後の更新費用も手続きもかからない |
| まず無料のまま様子を見たい | Microsoft Defender | Windows 10向けの更新が2028年10月まで続くと公式が示している |
関連: 標準機能で足りるかはPCのウイルス対策ソフト6選|Windows標準で足りるか比較、無料ソフトを足す場合は無料のウイルス対策ソフト比較、2年目以降の料金まで含めた総合比較はセキュリティソフトおすすめ比較5選、買い替え時のデータ移行はパソコンのデータ移行をどうぞ。
Windows 11への移行・買い替えで気をつけること
ESUは2027年10月12日で終わります。そこまでに、Windows 11へ移るか、パソコンを買い替えるかを決めることになります。移る前に確かめておきたい点は3つです。
①いまのパソコンがWindows 11の要件を満たすか:マイクロソフトの「PC正常性チェックアプリ」で確認できます。満たしていれば、[設定]→[Windows Update]→[更新プログラムの確認]からアップグレードできます。トレンドマイクロの案内によると、Windows 11へアップグレードする際に、ウイルス対策ソフトを事前にアンインストールする必要はありません。
②契約を新しいパソコンへ持っていけるか:ノートン360・ウイルスバスター・ESETは、いずれも公式に「別の端末で継続して使える」と案内しています。ZEROスーパーセキュリティだけは端末固定で、新しいパソコンでは追加購入が必要です。買い替えが近いなら、ここが選び分けの分かれ目になります。
③データを先に避難させておく:アップグレードで保存済みのファイルやアプリが消えるわけではありませんが、作業前のバックアップは別の話です。外付けハードディスクやUSBメモリ、クラウドストレージのどれかに、戻せる形で控えを取っておいてください。手順はパソコンのデータ移行と無料のバックアップソフトで整理しています。
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よくある質問
Q. ESUに登録すれば、Windows 10をずっと使い続けられますか?
いいえ。個人向けのESUは2027年10月12日でプログラムが終わります。それ以降は、登録していてもセキュリティ更新は届きません。終わるまでにWindows 11へ移るか、パソコンを買い替えるための猶予期間と考えてください。
Q. ウイルス対策ソフトを入れていれば、ESUに登録しなくても大丈夫ですか?
大丈夫とは言えません。ウイルス対策ソフトが守るのは入ってくる脅威で、OS自体の弱点はふさげないからです。ソースネクストも公式に、ESUを利用せずWindows 10を使い続けるのは危険だと書いています。ESUは追加費用なしで登録できる方法があるので、先に済ませてください。
Q. 32bit版のWindows 10を使っています。どれを選べばいいですか?
この記事の4本では、ZEROスーパーセキュリティが動作環境に32ビット版を含み、終了日も公表されていません。ウイルスバスターは2027年11月30日まで使えますが、ESETは2026年10月31日で対応が終わりました。ノートンは32bit版と64bit版を分けた記載が見当たらないので、購入前に公式の動作環境をご確認ください。自分のWindowsが何bitかは、[設定]→[システム]→[詳細情報]の「システムの種類」で分かります。
Q. いま入れているソフトの契約が残っています。乗り換えるべきですか?
まずは、使っているソフトのWindows 10対応がいつまでかを公式ページで確かめてください。期限がESUの終わり(2027年10月12日)より後なら、慌てて乗り換える理由はありません。期限が先に来る場合は、契約が切れるタイミングに合わせて移すのが無駄になりません。
Q. ESUに登録すると、Windows 11へのアップグレードができなくなりますか?
なりません。マイクロソフトの公式ページに、ESUへの登録はハードウェア要件を満たすパソコンのWindows 11へのアップグレードを妨げないと明記されています。
Q. 同じWindows 10パソコンを家族で使っています。全員が登録する必要がありますか?
いいえ。公式の説明では、そのパソコンの利用者が1人でもESUに登録すれば、同じパソコンのほかの利用者も保護されます。ただし別のWindows 10パソコンを持っている場合は、その端末ごとに登録が必要です。
まとめ:期限を確かめてから、入れるものを決める
- 先にESU:2027年10月12日まで。PC設定の同期なら追加費用なしで登録できます。リンクが出ないときは22H2・最新のWindows Update・KB5126256・管理者のMicrosoftアカウントの4点から確かめてください
- 期限で選ぶならノートン360 デラックス
:Windows 10向けの提供が2028年10月までと年月で示されている1本です - 32bit版ならZEROスーパーセキュリティ
:32ビット版が動作環境に入り、3台9,900円の1回払いで済みます - 台数を広げたいならウイルスバスター
:6台まで、Chromebookにも対応します - 買い替えが近いならESET HOME セキュリティ プレミアム
:契約を新しいパソコンへ引き継げます
※ 本記事の各社の対応状況と料金は、4本ともマイクロソフトの案内とあわせて2026年10月30日に各公式ページ(ノートンは製品ページが読み込む価格データ、ウイルスバスターは公式オンラインショップの価格表)で確認した時点のものです。対応期限とセールの期限は変わることがあるので、購入前に各公式サイトでご確認ください。



