Photoshopの代わりになる無料ソフト7選【2026年版】

Photoshopの月額が重い、でも画像編集は必要——そんな人のために、無料でPhotoshopの代わりになるソフト7本を比較しました。

Adobe Photoshopは単体プランで月額3,280円(税込)、年間約4万円のサブスク費用がかかります。一方で2025年10月30日にAffinity Photoが完全無料化(Canva買収後の新統合版「Affinity by Canva」v3.0)、従来から定番のPhotopea・GIMP・Kritaも機能を拡充しており、プロ用途に耐えうる無料ソフトの選択肢が一気に広がりました。この記事では、Photoshopとの互換性・機能・移行しやすさを軸に、用途別のおすすめを紹介します。

この記事の結論

  • とりあえずPhotoshop卒業したい人 → Photopea(ブラウザで動作、PSD完全対応)
  • 完全無料でPhotoshop級のプロ品質 → Affinity Photo(2025年10月から完全無料化)
  • オープンソースで本格レタッチ → GIMP(プラグインで拡張可)
  • イラスト・マンガ制作 → Krita(100種類以上のブラシ)

Photoshopはなぜ高い?代替を検討する3つの理由

Photoshopを代替で済ませる人が増えている背景には、以下の3点があります。

1. 月額サブスクの負担が重い

プラン 月額(税込) 年間
Photoshop 単体プラン(年間契約・月々払い) 3,280円 約39,360円
フォトプラン(Photoshop+Lightroom+1TB) 2,380円 約28,560円
Creative Cloud Standard(旧コンプリート相当) 7,780円〜 約93,360円〜
Creative Cloud Pro(AI機能強化版) 10,780円〜 約129,360円〜

※ 2025年8月にコンプリートプランがStandard/Proの2本立てに再編されました。2026年4月時点のAdobe公式価格です。最新の価格は各ソフトの公式サイトでご確認ください。

2. 買い切り版がもう存在しない

2013年にPhotoshop CS6を最後に買い切り版が廃止され、毎月払い続ける前提になりました。10年使えば40万円以上の支払いです。

3. 代替ソフトが実用レベルに到達、2025年10月にはAffinity Photoが完全無料化

PhotopeaはPSDファイルの読み書きに対応し、GIMPはプラグインでPhotoshop級の機能を実現。さらに2025年10月30日にCanvaがAffinity Photoを含む「Affinity by Canva」v3.0として完全無料化したことで、プロ品質の画像編集が一切の料金なしで手に入るようになりました。AI機能もFireflyやStable Diffusion等の専用サービスとの併用で補えるため、「Photoshopでしかできない作業」が急速に減っています

「写真の明るさを調整する」「Webサイト用に画像をリサイズする」「簡単な合成をする」程度の用途なら、無料ソフトで十分にカバー可能です。


比較表:Photoshop代替7本まとめ

ソフト名料金対応OSPSD対応レイヤーマスク調整レイヤーRAW現像AI機能日本語学習コスト商用利用おすすめ度
Photopea無料(広告あり)ブラウザ★(PS類似)★★★★★
GIMP完全無料Win/Mac/Linux×★★★(独自)★★★★☆
Krita完全無料Win/Mac/Linux××★★(ペイント特化)★★★★☆
Pixlr E無料(広告あり)ブラウザ×★(簡単)★★★☆☆
Paint.NET完全無料Windows×××××★(簡単)★★★☆☆
Photo Pos Pro無料版ありWindows×××××★★(英語UI)★★☆☆☆
Affinity Photo完全無料(2025/10〜)Win/Mac(iPad版開発中)★★(独自)★★★★★

※ ◎=完全対応 / ○=対応 / △=部分対応 / ×=非対応

※ 学習コスト★が少ないほど覚えやすい

※ おすすめ度は「Photoshopからの移行しやすさ・機能の完成度・日本語対応」を総合評価

※ 2026年4月時点、各公式情報より

読み取り方のヒント

  • Photopea は機能もPSD互換性もほぼPhotoshop同等。ブラウザですぐ使いたいならこれ
  • Affinity Photo2025/10から完全無料化、Photoshop級のプロ機能をデスクトップで使える新鉄板
  • GIMP は機能充実だが独自UIで慣れが必要。オープンソース派向け
  • Krita はペイント特化、写真レタッチには不向きだがイラスト用途では強い

迷ったときの判断基準

迷い 推奨
Photoshopに限りなく近いものがいい Photopea
完全無料でプロ品質のデスクトップアプリ Affinity Photo(2025/10〜無料化)
広告や制限なしで使いたい GIMP or Affinity Photo
イラスト・ペイント主体 Krita

各ソフトを詳しく見る

1. Photopea|ブラウザで動くPhotoshopクローン

PhotoshopのUIをほぼ完全に再現したブラウザ版画像編集ソフト。PSDファイルの読み書き、レイヤー・マスク・調整レイヤー・スマートオブジェクトまで対応し、Photoshopからの移行が最もスムーズ。インストール不要で、Chrome/Edge/Firefox/Safariで動作します。

Photopea 公式サイトを見る

メリット

  • PSDファイル完全対応
  • レイヤー・マスク・調整レイヤー
  • .ai / Sketch / XDも読める
  • ペンツール・ブラシ・切り抜き
  • RAW現像(基本)

デメリット

  • 生成AI機能(Photoshop AI)
  • Adobe Fonts連携
  • 高度なアクション・バッチ処理
🔄 Photoshopからの移行しやすさ ★★★★★

ショートカットキーがPhotoshopとほぼ同じで、メニュー構成も似ているため、Photoshop経験者なら数分で使いこなせます。PSDファイルをそのまま開いて編集・保存できるため、データ移行の手間がほぼゼロです。

👤 こんな人におすすめ

  • Photoshopから完全無料で乗り換えたい人
  • インストールできない環境(会社のPC、Chromebookなど)で使いたい人
  • PSDファイルを共同作業で扱う必要がある人

2. GIMP|オープンソースの老舗(本格派におすすめ)

1996年から開発が続くオープンソースの画像編集ソフト。レイヤー・マスク・フィルター・スクリプトなどプロレベルの機能を完全無料で提供。プラグインで拡張すればPhotoshop級の編集が可能です。

GIMP 公式サイトを見る

メリット

  • プロ機能一式(レイヤー・マスク)
  • スクリプトで自動化可能
  • プラグインで機能拡張
  • 16/32bitカラー対応
  • バッチ処理

デメリット

  • PSDのレイヤー効果が一部崩れる
  • 独自UIで慣れが必要
  • 調整レイヤーが弱い
🔄 Photoshopからの移行しやすさ ★★★☆☆

機能は揃っていますが、UI配置やショートカットがPhotoshopと大きく異なります。「PhotoGIMP」という設定パッケージを導入するとPhotoshop風のUIになり、移行コストを下げられます。

👤 こんな人におすすめ

  • 完全無料・広告なしで本格的な編集をしたい人
  • オープンソースソフトウェアが好きな人
  • Linuxユーザー(Photoshopが動かない環境)

3. Krita|イラスト・デジタルペイント特化

デジタルペイントに特化したオープンソースソフト。100種類以上のブラシ、アニメーション機能、HDR対応など、イラスト・マンガ・コンセプトアート用途で特に強みを発揮します。

Krita 公式サイトを見る

メリット

  • 100種類以上のブラシ
  • フレームアニメ制作
  • ベクター+テキスト編集
  • HDR・OpenEXR対応
  • 対称描画・遠近グリッド

デメリット

  • 写真のレタッチには不向き
  • PSD互換性に制限
  • CMYK編集が弱い
🔄 Photoshopからの移行しやすさ ★★★★☆

イラスト・ペイント用途のみであれば、KritaはPhotoshopよりも使いやすい面もあります。ブラシカスタマイズの自由度が高く、クリスタ(Clip Studio Paint)を無料で使いたい人にも人気です。

👤 こんな人におすすめ

  • イラスト・マンガ・コンセプトアートを描く人
  • アニメーション制作に興味がある人
  • ペンタブでの描き心地にこだわる人

4. Pixlr E|シンプルで使いやすいブラウザ版

ブラウザベースの画像編集ツール。Photopeaより機能は少ないものの、UIがシンプルで初心者に優しいのが特徴。無料版では1日最大3回のAI機能(背景削除など)も使えます。

Pixlr E 公式サイトを見る

メリット

  • レイヤー・マスク・フィルター
  • PSD / AI の読み込み
  • AI機能(背景削除等)
  • テンプレからデザイン作成

デメリット

  • 無料版は広告あり
  • PSD高度効果は未保持
  • AI機能は1日3回まで

👤 こんな人におすすめ

  • Photopeaは高機能すぎて迷う初心者
  • SNS画像・バナーなど軽めの編集が中心の人

5. Paint.NET|Windows専用の軽量ソフト

Windows標準の「ペイント」を強化した画像編集ソフト(開発元は米国)。動作が非常に軽く、起動も速いため、ちょっとした画像編集に最適です。

Paint.NET 公式サイトを見る

メリット

  • レイヤー機能
  • 選択・切り抜き・塗りつぶし
  • プラグイン拡張
  • 無制限アンドゥ

デメリット

  • PSD非対応(プラグイン要)
  • Mac・Linux非対応
  • 調整レイヤーなし

👤 こんな人におすすめ

  • Windowsユーザーで軽い画像編集だけしたい人
  • スクリーンショットの加工・注釈入れが中心の人

6. Photo Pos Pro|無料版でレイヤー編集

イスラエル発の画像編集ソフト。日本語化されていないのがネックですが、無料版でもレイヤー・マスク・フィルターに対応しています。

Photo Pos Pro 公式サイトを見る

メリット

  • 無料版でレイヤー・マスク対応
  • 基本的な補正・フィルターが揃う
  • 軽量で動作が速い

デメリット

  • 日本語UIなし(英語のみ)
  • 無料版は保存サイズが2048×1944pxまで
  • 無料版は広告が表示される

👤 こんな人におすすめ

  • 他のソフトが肌に合わなかった人
  • 英語に抵抗がなく代替候補を広く試したい人

7. Affinity Photo|2025年10月から完全無料、Photoshop級のプロ品質

英国Serif社が2015年から開発してきたプロ向け画像編集ソフト。2024年3月にCanvaがSerifを約580億円(A$580M/£300M)で買収し、2025年10月30日に新統合版「Affinity by Canva」(v3.0)として完全無料化されました。従来のDesigner/Photo/Publisher 3製品を1つのアプリに統合し、Vector/Pixel/Layoutのタブ切り替えで全機能を使える設計です。基本の画像編集・レタッチ・RAW現像は完全無料・商用利用可、Canva AI機能のみCanva Pro加入が必要というフリーミアム構造。

Affinity Photo 公式サイトを見る

メリット

  • 2025年10月から**完全無料・商用利用可**
  • Designer/Photo/Publisher 3製品が1アプリに統合
  • PSD完全対応(互換性◎)
  • HDR・360度・フォーカススタック
  • RAW現像・調整レイヤー・非破壊編集

デメリット

  • 新統合版はWin/Macのみ(iPad版は開発中、旧v2 iPad版は別途無料化済)
  • Canva AI機能はCanva Proサブスク必須
  • 無料アカウント作成が必要(Canvaアカウント)
  • Linux非対応
🔄 Photoshopからの移行しやすさ ★★★★★

Photoshopとの比較

かつて9,880円の買い切り販売だったAffinity Photoが、2025年10月から完全無料で永続利用可能になりました。PSD完全対応、HDR/RAW現像、非破壊編集などプロ品質の機能を揃え、Photoshopサブスクを完全に代替できる現状最強の1本です。ベクター系も触りたい人は Illustratorの代わりになる無料ベクターソフト6選 も合わせてどうぞ。

👤 こんな人におすすめ

  • Photoshop級のプロ機能を完全無料で使いたい人
  • デスクトップアプリで安定した編集環境がほしい人
  • 画像編集+ベクター+レイアウトを1アプリで完結したい人

用途別おすすめまとめ

目的 おすすめ 理由
ブラウザですぐPhotoshop卒業 Photopea PSD完全対応、UI類似、インストール不要
完全無料でデスクトップのプロ品質 Affinity Photo 2025/10無料化、PSD完全対応、非破壊編集
イラスト・マンガを描きたい Krita 100種類以上のブラシ、アニメ機能あり
オープンソースでレタッチ GIMP プラグインでPhotoshop級に拡張可能
軽い編集・スクショ加工だけ Paint.NET 起動が速く動作が軽い
SNS画像・バナー中心 Pixlr E AI機能を手軽に試せる

関連: Adobe脱出を続けるなら Illustratorの代わりになる無料ベクターソフト6選Premiere Proの代わり|無料動画編集ソフト7選Lightroomの代わりになる無料RAW現像ソフト6選Canvaの代わりになる無料デザインツール7選 もどうぞ。さらに無料2大ソフトの細かい比較は Photopea vs GIMP どっちがいい? もどうぞ。


Photoshopからの移行で気をつけること

1. PSDファイルの互換性には差がある

完全互換に近いのはPhotopeaとAffinity Photoです。GIMPやKritaでPSDを開くと、レイヤー効果やスマートオブジェクトが失われることがあります。過去のPSDデータを使い続けたい場合はPhotopeaを選ぶのが安全です。

2. ショートカットキーは微妙に違う

PhotopeaはPhotoshopとほぼ同じですが、GIMPやKritaは独自のショートカット体系を持ちます。移行直後は作業速度が落ちるため、1週間は慣れる時間を見込みましょう。

3. AI機能は別サービスとの組み合わせで補う

Photoshop 2024以降の「生成塗りつぶし」「生成拡張」といったAI機能は、無料ソフトでは同等品がまだありません。AI機能が必須なら、Adobe Firefly Standardプラン(月1,580円/2,000クレジット)やStable Diffusion等の生成AI専用サービスと併用する形になります。トータルコストでもPhotoshop単体プランより大幅に安く済みます。

4. Adobe Fonts・Creative Cloud連携は諦める

Adobe Fontsのフォントや、Creative Cloud Librariesに保存した素材は、代替ソフトでは使えません。Google Fontsなどの無料フォントサービスに切り替えることで代替可能です。


よくある質問

Q1. PSDファイルはそのまま開けますか?

PhotopeaAffinity Photoは、レイヤー構造を含めてほぼ完全に読み込めます。GIMPKritaは読み込めますが、一部のレイヤー効果やスマートオブジェクトが失われる場合があります。Paint.NETはプラグインなしではPSDに対応していません。

Q2. 商用利用はできますか?

はい、紹介した7本すべて商用利用可能です。GIMP・Kritaはオープンソース(GPLライセンス)、Photopea・Pixlrは無料版でも商用制限なし、Affinity Photoは買い切りライセンスに商用利用が含まれます。

Q3. WindowsとMacで同じソフトを使えますか?

Photopea・Pixlr Eはブラウザ版なのでOS問わず同じUIで使えます。GIMP・Krita・Affinity PhotoはWindows/Mac両対応。Paint.NETはWindows専用なので、Macでは使えません。

Q4. Photoshopの学習コストを無駄にしたくない

Photoshop経験者ならPhotopeaが最も自然に移行できます。ショートカット・メニュー構成・レイヤーの概念まで類似しているため、ほぼそのまま作業を継続できます。

Q5. プロの現場でも通用しますか?

Web制作・SNSバナー・同人活動レベルであれば、Photopea / GIMP / Kritaで十分対応できます。印刷業界・大規模スタジオなどPhotoshop前提のワークフローが確立された現場では、2025年10月から完全無料化されたAffinity Photoが最有力の代替候補です。

Q6. 無料ソフトにアップロードした画像は安全ですか?

Photopeaは画像をサーバーに送信せずブラウザ内で処理するため、プライバシー面で安全です。Pixlrは一部処理がクラウド経由になります。GIMPやKritaはローカルソフトなので外部に送信されません。機密画像を扱う場合は、クラウド型ではなくローカルアプリ(GIMP/Krita/Affinity Photo)を選びましょう。


まとめ:まずはPhotopeaかAffinity Photoを試そう

Photoshopのサブスクに疑問を持ったら、最初に試すべきはPhotopeaかAffinity Photoです。Photopeaはブラウザでアクセスするだけで使え、PSDファイルをそのまま開けるためデータ資産を無駄にしません。2025年10月に完全無料化されたAffinity Photoは、デスクトップアプリでPhotoshop級のプロ機能を一切の料金なしで使える新鉄板です。

イラスト・ペイント主体ならKrita、オープンソース派ならGIMP、軽量編集だけならPaint.NET、ブラウザでSNSバナーならPixlr E——用途に応じて使い分ければ、ほとんどのPhotoshop用途は代替でカバーできます。

年間4万円近いサブスク費用を浮かせれば、他のクリエイティブ投資に回せます。ペンタブや液タブ、フォント、スクール受講料など、スキルに直接投資したほうが長期的にはリターンが大きくなります。Adobe脱出シリーズは Illustrator代替Premiere Pro代替 でも進められます。

まずは1本、気になったものをダウンロード(またはブラウザで起動)してみてください。

カワリソフト編集部

この記事を書いた人

カワリソフト編集部

有料ソフトの代わりになる無料・格安の代替ソフトを、公式情報とスペック比較に基づいて客観的に紹介する辞典サイト「カワリソフト」の編集チーム。サブスク疲れの個人ユーザーに向けて、月額制ソフトの見直しを支援します。

  • 編集方針 公式情報ベースの客観比較/デメリットも正直に記載