「指示を一度書いておけば、あとは勝手にやってくれる」——そんな自分専用のAIエージェントを、プログラムを書かずに作りたい。そう思って検索すると、「ChatGPTのGPTsで作れます」から始まる記事がずらりと出てきます。

ところが、その前提が2026年10月に変わりました。OpenAIのヘルプセンターは、個人のChatGPTアカウント(Free・Go・Plus・Pro)では新しいGPTを作成・公開できないと明記しています。さらに、カスタムGPT自体が2026年12月11日に提供終了の予定で、移行先は「プラグイン」です。すでに作ったGPTをプラグインに移す機能は個人アカウントにも順次用意され、プラグインの一覧自体はすべてのプランで見られます。ただしプラグインを自分で新しく作る入口はChatGPT Sites経由で、公式ヘルプはSitesの対象をPlus・Pro・Business・Enterpriseとしています。無料プランでは作る側に回れず、Plus・Proでも手順はMCPサーバーを立てる形になります。「GPTsで手軽に自分用のものを作る」という道は、ふさがったと考えたほうが確実です。

この記事では、プログラムを書かずにAIエージェントを作れるツール4本を、日本語の画面があるか・決まった時刻に自動で動かせるか・無料でどこまでできるか・ライセンスで何が禁じられているかの4点を軸に比べました。数字と記載はすべて2026年10月28日に、各ツールの公式ドキュメント・料金ページ・配布物のライセンスファイル・公式リポジトリで確かめたものです。

先に結論

  • 総合1位はLangflow(15点中14点)。Windows・macOS用のデスクトップアプリが公式に配られていて、コマンドを打たずに入れられます。MITライセンスで使い道の制限がなく、画面の日本語も約97%訳済み。開発元はIBM(公式に「IBM Langflow」の製品ページがあります)。弱点は、決まった時刻に自分で動き出す仕組みが公式ドキュメントに見当たらないことです
  • 決まった時刻に動かすところまでやりたいならDify(13点・2位)。画面上で処理を組み立てられて、ScheduleとWebhookでの自動実行が標準機能です。画面の日本語は英語版と同じ66ファイル。自分のサーバーに置く版(Community版)なら費用は0円です
  • チャットアプリから指示して動かしたいならOpenClaw(13点・3位)。Discord・Slack・Telegram・WhatsAppなど20以上のチャンネルから話しかけられて、cron形式を含む5種類の定期実行を内蔵しています。MITライセンスで使い道の制限なし。弱点は、Windowsでは導入と最初の設定が端末のコマンド操作になることです
  • つなげる相手の数で選ぶならn8n(12点・4位・総合◎)。画面の言語ファイルは英語だけですが、ノードの数とMCP対応は十分です。無料で使うなら自己ホストのCommunity Editionで、ライセンス上は自分の業務内での利用か非商用に限られます
  • Googleアカウントだけでブラウザから作れるGemini の Gemも採点しましたが、6点(総合△)で本編から外しました。外部サービスの操作も定時実行もできず、2026年11月から個人アカウントのGemはGeminiアプリの「スキル」へ移行(Gemは提供終了)とGoogleの公式ヘルプが告知しています(後述の「検討して外した候補」)
  • 自分のパソコンを切っても動かし続けたい場合だけ、動かす場所にお金がかかります。後述の番外編にまとめました

この記事で比べる範囲と、比べない範囲

AIエージェントという言葉は広いので、先に線を引きます。

比べるものは、プログラムを書かずに「自分用のエージェントを作って、動かせる」ツールです。画面で部品をつなぐ形でも、自然な文章で指示を書く形でもかまいません。

比べないものは3つあります。

① Pythonの記述が前提のフレームワーク。CrewAI・AutoGen・LangGraphは、公式のチュートリアルがPythonのコードから始まります。ノーコードを探している人の答えにならないので外しました。

② 開発が止まったもの。ビジュアルでAIエージェントを組めるツールとして日本語の比較記事に必ず載っているFlowiseは、2026年8月13日にGitHubのリポジトリがアーカイブされました。公式の告知「Future of Flowise」によると、機能開発は2026年7月29日のコード凍結で終わり、2026年8月31日に公式チームが離れています。ソースコードはApache 2.0のまま残っていてフォークして使うことはできますが、公式チームによる更新はありません。flowiseai.com/pricing もログイン画面に変わっています(2026年10月28日確認)。これから始める人に勧められる状態ではないため、順位に入れていません。

③ SaaS同士をつなぐだけの自動化。「Googleフォームに回答が来たらSlackに流す」のような、LLMを挟まない連携が目的なら、Zapierの代わりになる自動化ツール5選 のほうが近いです。この記事はLLMに考えさせる部分がある前提で選んでいます。

判定した版と、料金の数え方

同じツールでも「無料の自己ホスト版」と「有料のクラウド版」で性質が違うので、どちらで採点したかを先に決めます。

5軸はすべて「上限なく無料で使える形」で採点しました。具体的には、Difyは自分のサーバーに置くCommunity版、n8nはCommunity Edition、LangflowはLangflow Desktop、OpenClawは自分の端末で動かす版、Gemini の Gemは無料のGoogleアカウントです。Difyには無料のクラウド版(Sandbox)もありますが、アプリ5件などの上限があるため、採点は上限のないCommunity版で統一しました。各ツールのクラウド版の料金は、採点とは別に参考として本文に書いています。

OSは、WindowsとmacOSの両方で満たすかで見ます。日本語で検索している読者の多くがこの2つを使っているためです。片方のOSだけで満たす機能は、本文に「どのOSなら満たすか」を書いて、採点では満たさない扱いにそろえました。

LLMの利用料と、動かす場所の費用は5軸の外に置きました。どのツールを選んでも、中身のモデル(OpenAI・Anthropic・Googleなど)のAPI利用料は別にかかります。パソコンを切っても動かし続けたいなら、サーバーの費用も別に必要です。ここはツール選びでは差がつかない部分なので、コスパの評価には入れず、記事の最後にまとめました。

AIエージェント作成ツール4本の早見表

ツール名作り方日本語の画面定時実行おすすめ度
Langflow画面で組む○×★★★★★
Dify画面で組む○○★★★★★
OpenClaw会話で指示○○★★★★★
n8n画面で組む×○★★★★☆

※ 2026年10月28日に各ツールの公式ドキュメント・公式リポジトリで確認した内容です。

※ 「日本語の画面」は、画面が公式に日本語で使えるか(配布物なら日本語の言語ファイルが公式にあるか)で判定しています。

※ 「定時実行」は、決まった時刻や間隔でエージェントを自動で動かす仕組みが公式に用意されているかです。

※ ★の数は、下の5軸ランキングで出した15点満点の合計から機械的に決めました。内訳は13点以上が★5つ、11〜12点が★4つ、8〜10点が★3つ、7点以下が★2つです。

5軸の採点基準(事実で判定できる形にしています)

評価が記事ごとにぶれないように、5軸それぞれの判定条件を先に決めます。該当する項目の数で記号が決まります。

軸 判定する項目 記号の付け方
機能性 ①外部ツールや自前のAPIを接続できる ②決まった時刻や間隔で自動実行できる ③条件分岐つきで複数ステップを組める 3つ=◎/2つ=○/1つ=△/0=×
使いやすさ ①画面が公式に日本語で使える(配布物なら日本語の言語ファイルが公式にある) ②Windows・macOSの両方で、始めるのに端末のコマンド操作が要らない ③同じ2つのOSで、最初の設定が画面(ブラウザまたはアプリ)だけで完結する 同上
コスパ ソフト側の費用と使い道の制限 ◎=0円で上限も使い道の制限もなし/○=0円だが上限か使い道の制限がある、または買い切り/△=継続課金が必要
拡張性 ①公式に部品・プラグインを足せる仕組みがある ②MCP(AIが外部ツールを呼ぶための共通規格)に対応 ③自分のコードやAPIを組み込める 3つ=◎/2つ=○/1つ=△/0=×
安定性 ①直近30日以内に公式リポジトリの更新がある ②最新の正式版が公開されていて、提供終了・別機能への移行が予告されていない ③更新を続ける主体が法人名か財団名で公式に名乗られている 同上

1つの事実は1つの軸にだけ使います。たとえばライセンスの使い道の制限はコスパだけで扱い、拡張性や安定性には持ち込みません。日本語の有無は使いやすさだけ、更新の頻度と開発元の公表は安定性だけです。

安定性の②に「提供終了・別機能への移行が予告されていない」を入れたのは、更新が続いていても終わりが決まっているものを同じ扱いにできないからです。この条件は採点した5本(本編の4本と、外したGemini の Gem)すべてに同じように当てています(順位に入れなかったFlowiseは、①の更新も②の予告なしも満たしません)。

順位の規則は3段です。まず5軸を点数(◎3点・○2点・△1点・×0点)にして合計し、高い順に並べます。同点のときは、この記事の主軸である機能性で比べ、それでも並ぶ場合は使いやすさで決めます。総合評価は、12点以上が◎、10〜11点が○、9点以下が△です。総合△は本編の順位に入れず、「検討して外した候補」に理由を書いて回します。

総合評価:5軸ランキング

作成ツール機能性使いやすさコスパ拡張性安定性合計(15点)総合評価
Langflow○◎◎◎◎14◎
Dify◎○○◎◎13◎
OpenClaw◎△◎◎◎13◎
n8n◎△○◎◎12◎

※ 合計は◎3点・○2点・△1点・×0点で計算した15点満点です。

※ 同点は2位のDifyと3位のOpenClawだけです。同点処理の1段目(機能性)は両方◎で決まらず、2段目の使いやすさがDify○・OpenClaw△となって順位が決まりました。

隣り合う順位の差を順に書きます。

1位Langflowと2位Difyは1点差で、強みが逆です。Langflowは使いやすさ(Windows・macOS両方のデスクトップアプリ/日本語の言語ファイル/設定が画面だけで完結の3項目)とコスパ(MITで使い道の制限なし)の2軸で上回ります。Difyは機能性で上回り、決まった時刻に自分で動き出す仕組みを標準で持っているのがLangflowとの決定的な違いです。使いやすさとコスパで計2点差をつけたLangflowが、機能性の1点差を引いて1点だけ前に出ています。言い換えると、定時実行が要件に入るなら順位は逆になります。

2位Difyと3位OpenClawは同点13点で、分かれたのは使いやすさです。機能性はどちらも3項目すべてを満たして◎、拡張性・安定性も同じ◎です。Difyは起動のためのコマンドを1回打てば、あとの設定はすべてブラウザの画面で終わります。OpenClawはmacOSアプリとLinuxアプリでは画面から設定できますが、Windowsでは導入も最初の設定(onboarding)も端末のウィザードになり、2つのOSの両方という条件を満たしません。この差がそのまま順位になっています。

3位OpenClawと4位n8nの差は、コスパ1点だけです。機能性・使いやすさ・拡張性・安定性は4軸すべて同じ評価で、OpenClawがMITで使い道の制限なし(◎)、n8nがSustainable Use Licenseで自分の業務内か非商用に限られる(○)という違いだけが1点になりました。つなげる相手の数で選ぶならn8nが上ですが、それは機能性の中では両方◎に収まる差です。

4本とも12点以上で、総合はすべて◎です。同じ基準で採点したGemini の Gemは6点(総合△)で、本編の順位には入れていません(理由は後述の「検討して外した候補」)。

無料の範囲とライセンスの比較表

コスパの判定根拠になった部分です。表の数字は、採点に使った「無料で使える形」のものです。

ツール 無料の範囲 ライセンス 使い道の制限 コスパ クラウド版の料金
Langflow デスクトップアプリで上限なし MIT なし ◎ 公式の月額表が見当たらない
Dify 自己ホストで上限なし(ワークスペースは1つ) 改変Apache 2.0 マルチテナント運用とロゴ削除は商用ライセンスが必要 ○ Sandbox 無料/Professional 年590ドル
OpenClaw 自分の端末で上限なし MIT なし ◎ クラウド版なし(有料プランを持たない)
n8n 自己ホストで上限なし Sustainable Use License 自分の業務内か非商用・個人利用に限る ○ Starter 月20ユーロ(年払い)

※ 2026年10月28日に、各ツールの配布物のライセンスファイル(Dify・n8n・Langflow・OpenClaw)と公式料金ページ(Dify・n8n)で確認しました。最新は公式でご確認ください。
※ Difyのライセンスは「modified version of the Apache License 2.0」で、商用利用は認めつつ、書面の許可なくマルチテナント環境を運営すること、コンソールやアプリのロゴ・著作権表示を削除・変更することには別途商用ライセンスが必要と定めています。
※ n8nのSustainable Use Licenseは「You may use or modify the software only for your own internal business purposes or for non-commercial or personal use.」と定めています。無償であれば配布も可ですが、他人に売るサービスに組み込む使い方はできません。
※ Langflowの有料クラウドの月額表は公式サイトに見当たりませんでした(langflow.org/pricing は404。2026年10月28日確認)。デスクトップアプリとDocker・Pythonパッケージは無料で配られています。IBMの製品ページは「Langflow OSS」「IBM Elite Support for Langflow」「IBM Langflow Desktop」の3つを並べていて、このうち有料なのは企業向けのサポート契約(Elite Support)です。

機能と対応の詳細比較表

ツール 外部ツールの接続 定時実行 複数ステップ MCP 自分のコード 日本語の言語ファイル
Langflow コンポーネント 見当たらない フロー ○ 独自コンポーネント ja.json 3,076キー
Dify Marketplace・自前API Schedule/Webhook ワークフロー ○ コードノード ja-JP(英語版と同じ66ファイル)
OpenClaw 20以上のチャンネル・ツール at/every/cron ほか5種 スキル ○ 拡張・プラグイン 11,555キーすべて訳済み
n8n 多数のノード・HTTP Request Schedule Trigger ワークフロー ○ Codeノード 英語のみ

※ 日本語の割合は、各ツールの公式リポジトリの言語ファイルを2026年10月28日に数えた結果です。Langflowはja.jsonが3,076キーで、英語(en.json)の3,075キーに対し、英語と同じ文字列のまま残っているのは86キーでした。OpenClawはControl UIの日本語メタ情報が「totalKeys 11,555/translatedKeys 11,555」で、未訳のキーはありません。n8nは同梱の画面の言語ファイルがen.jsonだけです。
※ 「見当たらない」は、公式ドキュメントとヘルプを確認した範囲で記載が見つからなかったという意味です。機能が存在しないことの証明ではありません。

各ツールを詳しく見る

1. Langflow|デスクトップアプリで入れて、画面で組む

Langflowは、部品をドラッグしてつなぐ形でエージェントやRAGアプリを組めるツールです。4本の中で唯一、WindowsとmacOSの両方にデスクトップアプリが公式に配られているのが特徴で、公式ドキュメントも「Langflow Desktop(recommended)」を最初の選択肢として挙げています。開発元はIBMで、ibm.com に「IBM Langflow」の製品ページがあり、提供形態として「Langflow OSS」「IBM Elite Support for Langflow」「IBM Langflow Desktop」の3つが並んでいます。

使いやすさを◎にした根拠は3項目すべてです。日本語の言語ファイル(ja.json)は3,076キーで、英語の3,075キーに対し英語のまま残っているのは86キー、約97%が訳されています。導入はWindowsなら.msiファイルのインストーラ、macOS 13以降ならディスクイメージで、端末のコマンドは不要です。入れたあとの設定もアプリの画面だけで完結します。なおダウンロードの前に連絡先の入力を求められます。

機能性は○です。コンポーネントやMCPで外部と接続でき、複数ステップのフローも組めますが、決まった時刻に自分で動き出す仕組みは公式ドキュメントに見当たりません(2026年10月28日確認)。外部から呼ぶWebhookコンポーネントはあるので、定時実行をしたい場合は呼び出す側(OSのタスクスケジューラなど)を別に用意することになります。2項目の該当で○です。

コスパは◎です。ライセンスはMITで、使い道の制限がありません。デスクトップアプリもDocker・Pythonパッケージも無料で配られ、作れるフローの数に上限もありません。

拡張性は◎(コンポーネントの追加、MCP対応、Pythonでの独自コンポーネント)。安定性も◎です。最新の正式版はv1.13.0(2026年10月22日公開)、公式リポジトリの更新は2026年10月28日で、提供終了の告知はありません。更新を続ける主体も、IBMが自社サイトに「IBM Langflow」の製品ページを置いて名乗っています(langflow.org と docs.langflow.org のページ自体もIBMの計測タグを読み込み、プロファイル名は「DataStax」=IBM傘下の社名です。いずれも2026年10月28日確認)。3項目すべてを満たします。

メリット

  • WindowsとmacOSの両方に公式のデスクトップアプリがある
  • MITライセンスで使い道の制限がない
  • 日本語の言語ファイルが約97%訳されている
  • フローはJSONで書き出せるので、ほかの環境に移せる
  • 開発元のIBMが製品ページを出していて、企業向けの有償サポートもある

デメリット

  • 決まった時刻に動かす仕組みが公式ドキュメントに見当たらない
  • Windowsの導入時にMicrosoft C++ Build Toolsを求められることがある(公式ドキュメントに注意書き)
  • デスクトップ版では共有プレイグラウンドと音声モードが使えない
  • デスクトップアプリのダウンロードに連絡先の入力が必要

こんな人におすすめ

  • コマンドを打たずに、今日のうちに1つ作ってみたい人
  • 手元のパソコンだけで完結させたい人
  • 作ったものを配布・共有する前提で、ライセンスを気にしたくない人

2. Dify|画面で組んで、決まった時刻にも動かせる

Difyは、ブラウザの画面上でブロックをつなげてAIアプリやエージェントを組み立てるプラットフォームです。開発元はLangGenius, Inc.で、配布物のライセンスファイルに社名が明記されています。

機能性を◎にした根拠は3項目すべてを満たすことです。Marketplaceのツール・MCPサーバー・自分のAPIを接続でき、公式の料金ページはトリガーイベントを「Plugin、Schedule、Webhookのトリガーによってワークフローを自動的に開始するイベントの数」と説明しています。つまり決まった時刻での自動実行が標準機能です。条件分岐を含むワークフローも組めます。

使いやすさは○です。日本語の言語ファイルは web/i18n/locales に ja-JP があり、英語版(en-US)と同じ66ファイルがそろっています。最初の設定もブラウザだけで終わります。一方、自分のサーバーに置く形では docker compose up -d というコマンドを1回打つ必要があり、2項目の該当で○になりました。公式READMEの最低要件はCPU2コア以上・メモリ4GiB以上・Docker Compose v2.24.0以降です。

コスパは○です。Community版は0円で作れる数の上限もありませんが、ライセンスが改変Apache 2.0で、マルチテナント環境の運営とフロントのロゴ削除に商用ライセンスを要求しています。使い道に制限があるため◎ではなく○です。クラウド版は無料のSandbox(200メッセージクレジット・アプリ5件・ナレッジ50件・50MB・トリガーイベント3,000件・ログ30日分)と、1ワークスペース年590ドルのProfessionalがあります(税別表示)。

拡張性は◎(Marketplace・MCP・コードノードの3項目)、安定性も◎です。最新の正式版はv1.18.0(2026年10月23日公開)で、公式リポジトリの更新は2026年10月28日、法人名も明示されています。

メリット

  • 画面の日本語が英語版と同じファイル数でそろっている
  • 決まった時刻・Webhookでの自動実行が標準機能
  • クラウド版の無料枠があるので、サーバーなしでも試せる
  • 条件分岐を含む複数ステップを図で組み立てられる

デメリット

  • 自己ホストはDockerのコマンドを1回打つ必要がある
  • メモリ4GiB以上が最低要件で、古いパソコンでは動かない
  • ライセンスがマルチテナント運営とロゴ削除を制限している
  • クラウド版の無料枠はアプリ5件までで、本格運用には足りない

こんな人におすすめ

  • 日本語の画面で、図を見ながら処理を組み立てたい人
  • 毎朝決まった時刻に動かすところまでやりたい人
  • まずクラウドの無料枠で試して、よければ自分のサーバーに移したい人

3. OpenClaw|チャットアプリから指示して、自分の環境で動かす

OpenClawは、DiscordやSlack、Telegram、WhatsApp、iMessage、Teamsなど20以上のチャンネルから話しかけて、自分の端末やサーバーでファイル操作やコマンド実行までやらせるエージェントです。運営はOpenClaw Foundationという米国の501(c)(3)非営利団体で、公式READMEは「有料プラン、ホスティングサービス、トークンのいずれも持たない」と明記しています。公式リポジトリのスター数は39万件を超えています(2026年10月28日時点)。

機能性を◎にした根拠は、チャンネル・ツール・スキル・MCPでの外部接続、Automationsという内蔵のスケジューラ(1回だけの at、一定間隔の every、cron式、監視コマンドの終了時、長時間動くコマンドの出力など5種類)、そしてスキルとして手順を書ける点です。3項目すべてを満たします。

使いやすさは△です。Control UIの日本語は完全で、公式リポジトリの日本語メタ情報は「totalKeys 11,555/translatedKeys 11,555」、未訳キーはゼロでした(2026年10月28日生成)。Android・iOSなど各OSのアプリにも日本語の言語ファイルがあります。一方、導入はインストールスクリプト(macOS・Linux・WSL2はシェル、WindowsはPowerShell)か npm install -g openclaw が基本です。macOS用のアプリとLinuxデスクトップ用のアプリもあり、公式ドキュメントの経路比較表はこの2つを「視覚的な設定」ができる入口として挙げています。ただしWindowsは端末(ネイティブまたはWSL2)だけで、公式も「ほとんどの人はCLIから始めるのがよい」としています。WindowsとmacOSの両方という条件では②③を満たさないため、日本語の1項目だけで△です。

コスパは◎です。MITライセンスで使い道の制限がなく、有料プランもありません。かかるのはモデルのAPI利用料と、動かす場所の費用だけです。

拡張性は◎(スキル・拡張機能、MCP、ツールやプラグインの追加)、安定性も◎です。最新の正式版はv2026.10.8(2026年10月27日公開)、リポジトリの更新は2026年10月28日、運営主体は財団名で公表されています。

メリット

  • いつも使っているチャットアプリから指示できる
  • cron式を含む5種類の定期実行が最初から入っている
  • MITライセンスで、使い道の制限がない
  • 画面の日本語に未訳のキーがない

デメリット

  • Windowsでは導入と最初の設定が端末のコマンド操作になる
  • Node.jsのバージョン条件(24.22.1以降か26.12.1以降)がある
  • 自分のパソコンで動かすと、電源を切っている間は止まる
  • ファイル操作やコマンド実行まで任せるので、権限の設定を自分で詰める必要がある

こんな人におすすめ

  • SlackやDiscordから話しかけて使いたい人
  • ライセンスの制限を気にせず、仕事でも使いたい人
  • 端末でコマンドを打つことに抵抗がない人

4. n8n|つなげる相手の数で選ぶ

n8nは、もともと業務の自動化ツールとして広まり、AIエージェント用のノードが加わった形のツールです。運営はドイツ・ベルリンのn8n GmbHで、公式サイトのImprintに商業登記まで記載されています。

機能性は◎です。Schedule Triggerで決まった時刻に動かせて、MCP ClientとMCP Server Triggerの両方のノードがあり、HTTP RequestとCodeのノードで何でもつなげます。条件分岐も組めます。XServer VPSのアプリイメージの説明では「200以上のwebサービス連携」と紹介されています。

使いやすさは△です。設定はブラウザの画面で完結しますが、配布物に同梱されている画面の言語ファイルは英語(en.json)だけで、日本語のファイルは公式リポジトリに見当たりません。自己ホストで使うにはDockerか npx のコマンドも必要です。該当は1項目で△です。

コスパは○です。Community Editionは自己ホストで無料・上限なしですが、ライセンスがSustainable Use Licenseで、使えるのは「自分の業務内での利用か、非商用・個人利用」に限られます。他人に売るサービスへ組み込むことはできません。使い道の制限があるため○です。なおクラウド版には無料プランがなく、無料トライアルのあとはStarterが年払いで月20ユーロ(月2,500実行)、Proが月50ユーロ(月10,000実行)です。

拡張性は◎(ノードとコミュニティノード、MCP、Codeノード)、安定性も◎です。最新の正式版はn8n@2.45.5(2026年10月28日公開)、法人名も公表されています。

メリット

  • つなげられるサービスの数が4本で最も多い
  • MCPの呼び出し側・公開側の両方のノードがある
  • 自己ホストなら実行回数の上限がない
  • 運営法人と登記が公開されている

デメリット

  • 画面の日本語が公式に用意されていない
  • ライセンス上、他人に売るサービスへは組み込めない
  • クラウド版に無料プランがない
  • LLMを使わない連携まで含むので、エージェント作りだけが目的だと覚えることが多い

こんな人におすすめ

  • 手持ちのサービスをたくさんつなぎたい人
  • 英語の画面でも気にならない人
  • 自分の仕事の中だけで使う前提の人

検討して外した候補

本編の4本のほかに、Geminiアプリの「Gem」も同じ5軸で採点しました。合計点が線に届かなかったため、本編の順位には入れていません。

候補 外した理由
Gemini の Gem 合計6点(総合△)。△は本編に入れない決まりのため。外部サービスの操作・定時実行・条件分岐つきの複数ステップのいずれも公式ヘルプに記載が見当たらず機能性×、部品の追加・MCP対応・自分のコードの組み込みも見当たらず拡張性×。2026年11月から「スキル」への移行(Gemは提供終了)が告知されていて安定性△

Gemは、Geminiアプリの中に「役割と指示を覚えたチャット」を作る機能です。gemini.google.com の左のメニューから「Gem」→「Gem を作成」と進み、名前とカスタム指示を入れて保存するだけで作れて、料金はかかりません(公式ヘルプによると、個人のGoogleアカウントで13歳以上が対象)。日本語の画面とブラウザだけで完結するので使いやすさは◎ですが、動かせるのはGeminiアプリの使用量上限の中です。さらにGoogleの公式ヘルプは「2026 年 11 月より、個人の Google アカウントで Gem が Gemini アプリのスキルに移行されます(仕事用アカウントと学校用アカウントでの移行は 2027 年)」と告知しています(2026年10月28日確認)。移行先のスキルは個人のGoogleアカウントで18歳以上が対象です。「指示を覚えたチャットを1つ試したい」だけなら手軽ですが、動き続けるエージェントを作る用途には届かないため外しました。

番外編:パソコンを切っても動かし続ける場所

ここまでの4本は、順位も料金もソフト側だけで採点しました。ただ、実際に困るのはその次です。

Langflow・Dify・OpenClaw・n8nの4本は、自分のパソコンで動かしているあいだは、電源を切ると止まります。Langflowのデスクトップ版については、公式ドキュメントも「デスクトップではトリガーはアプリを開いているあいだだけ発火する」と書いています。「毎朝7時に動かす」「チャットで話しかけたらいつでも返ってくる」をやりたいなら、24時間動いている場所が別に必要になります。ここだけは無料では埋まらないので、選択肢を2つ挙げます。どちらも順位の外です(ソフトではなく動かす場所のサービスで、継続課金が前提のため)。

① 1クリックで起動したいなら:ロリポップ!AIエージェントクラウド(月1,200円)

OpenClaw・Hermes Agent・NanoClawの3種類を、ブラウザのクリックだけで起動できるサービスです。公式サイトは「プログラミングの知識は必要ありません。ブラウザ上でクリックするだけで設定が完了します。ターミナルも必要ありません」と説明していて、上でOpenClawの弱点として挙げた「Windowsでは導入と最初の設定が端末のコマンド」の部分がそのまま埋まります。料金は月額1,200円で、Slack・Discord・Telegram連携、設定ファイルの編集、スキル追加、定期実行、複数エージェントの作成(OpenClawのみ)まで含まれます。試用のためのLLM無料枠が付いていて、APIキーなしで始められるとも書かれています。

ただし重要な注意点があります。公式のお知らせによると、サイバー攻撃の状況を踏まえた予防措置として、2026年10月24日14時15分から新規のお申し込み受付が一時停止されています。2026年11月3日に公式サイトと10月24日のお知らせを確認した時点でも再開の告知は出ておらず、サービスページには「受付再開までお待ちください」と表示されたままです(契約中の人の利用と、管理画面へのログインは続けられます。止まっているのは新規申し込みと、契約中の人のサーバー追加です)。なお月額1,200円は同日時点で変わっていません。下のリンク先では、まずページ上部の「お知らせ」で受付が再開しているかを確かめてください。

ロリポップ!AIエージェントクラウド 公式サイトを見る

② 自分で立てるなら:XServer VPS(4GBプラン 月2,035円〜)

XServer VPSは、サーバーを作るときに選ぶだけでアプリの導入まで終わる「アプリイメージ」を用意していて、AIツールの区分にDify・n8n・OpenClawの3つがそろっています(ほかにClaude Code・Codex CLI・Gemini CLI)。この記事の2位・3位・4位がそのまま並んでいる形です。1位のLangflowはアプリイメージに入っていないので、常時動かすならDockerかPythonパッケージで自分で入れることになります。

注意したいのは必要なメモリです。Difyのアプリイメージは「メモリ4GB以上のプランで利用可能」と公式のアプリイメージ一覧に書かれています。4GBプランは1か月契約で月2,640円、36か月契約なら月2,035円(いずれも税込)です。n8nとOpenClawのイメージにはメモリの条件が付いていないので、2GBプラン(1か月契約で月1,980円、36か月契約で月1,265円)から選べます。初期費用は0円、root権限付きでデータ転送量は無制限です。

着地ページでは「お申し込み」に進んだあと、プランでメモリ容量(Difyなら4GB以上、n8n・OpenClawなら2GBから)と契約期間を選び、イメージタイプの「アプリケーション」でAIの区分からツール名を選びます。契約期間が長いほど月額は下がりますが、途中解約の扱いは申し込み前に確認してください。

XServer VPS 公式サイトを見る

VPSそのものの比較は VPS比較おすすめ にまとめています。

用途別おすすめまとめ

こんな人選ぶもの理由
コマンドなしで今日試すLangflow公式デスクトップアプリ
日本語の画面で組みたいDify日本語が英語版と同数
毎朝決まった時刻に動かすDifyScheduleトリガー標準
チャットから話しかけたいOpenClaw20以上のチャンネル
仕事でも制限なく使いたいLangflow・OpenClawどちらもMIT
つなげる相手を増やすn8nノードとMCPが最多
電源を切っても動かす有料のサーバー番外編のとおり

※ 「日本語の画面で組みたい」で1位のLangflowを挙げていないのは、Langflowの日本語が約97%で、86キーは英語のまま残っているためです。Difyは英語版と同じ66ファイルがそろっています。

※ 「毎朝決まった時刻に動かす」でOpenClawを挙げていないのは、定期実行の機能はどちらにもあるものの、設定を画面だけで終わらせたい前提で選んでいるためです。端末の操作に慣れているならOpenClawでも同じことができます。

※ 「仕事でも制限なく使いたい」でDifyを挙げていないのは、Difyのライセンスがマルチテナント運用とロゴ削除を制限しているためです。社内で1つのワークスペースを使う範囲なら、Difyでも商用利用は認められています。

作り始める前に決めておく3つのこと

① 中身のモデルをどこから取るか

4本はどれも、中身のLLMを自分で用意します。選び方は2つで、各社のAPIキーを発行して従量課金で使うか、ツールが用意する試用枠から始めるかです。Difyのクラウド版は200メッセージクレジット、ロリポップ!AIエージェントクラウドは試用のためのLLM無料枠が付いています。最初はこの枠で動かして、続けると決めてからAPIキーを発行するほうが無駄が出ません。

② どこまで任せるかを先に決める

OpenClawのようにファイル操作やコマンド実行まで任せられるものは、便利な分だけ事故も起こせます。公式ドキュメントも、信頼する入口と信頼しない実行を分ける設計を前面に出しています。最初は「読むだけ」「下書きまで」の範囲で作り、送信や削除は自分が確認してから押す形にしてください。この記事で紹介したどのツールも、下書きを出すところまでで止める設定ができます。自分のサーバーに置いて運用する場合は、自己責任での管理になります。

③ 作ったものを持ち出せる形か確かめる

Difyはワークフローの定義をYAMLで、Langflowとn8nはフローをJSONで書き出せます。OpenClawのスキルはMarkdownのファイルです。書き出せる形なら、あとで別のツールやサーバーに移せます。逆に、外した候補のGemはGeminiアプリの中でのみ動くので、増やしていくと乗り換えが効きません(2026年11月からのスキルへの移行も、Googleのアプリの中での作り直しです)。長く使うつもりなら、書き出せるものから始めるほうが安全です。

スポンサーリンク

よくある質問

Q. ChatGPTのGPTsはもう作れないのですか?

個人のChatGPTアカウント(Free・Go・Plus・Pro)では、新しいGPTの作成と公開ができません。OpenAIのヘルプセンターは「New GPT creation and publishing are not available on personal ChatGPT accounts, including Free, Go, Plus, and Pro.」と明記しています(2026年10月28日確認)。すでに作ったGPTは引き続き使えて、プランと権限が条件を満たせば編集もできます。ただしカスタムGPT自体の提供終了が2026年12月11日に予定されています(FedRAMPや猶予が認められた一部のEnterpriseは2027年2月11日)。移行先はプラグインで、公式ヘルプは「My GPTs」から「Migrate to plugin」で移す手順を案内しています。移行の提供時期はアカウントごとに順次で、GPTのカスタムアクションは自動では引き継がれません。

Q. 移行先の「プラグイン」は個人でも使えますか?

使う側としては使えます。OpenAIのヘルプセンターは「The plugin directory is available across ChatGPT plans.」と書いていて、入れて使えるかはプラン・ワークスペース・役割・地域によるとしています(2026年10月28日確認)。自分のGPTをプラグインに移すことも、移行が自分のアカウントに届けば個人アカウントでできます。

一方でプラグインを新しく自分で作るほうは、入口が限られます。公式ヘルプが案内しているのはChatGPT Sitesの中にMCPサーバーを置いてプラグインを作る方法で、ChatGPT Sites自体の対象は「ChatGPT Plus and Pro accounts, as well as Business and Enterprise workspaces」です。無料プランでは作る側に回れず、Plus・Proでもノーコードとは言いにくい手順になります。この記事の4本のほうが、作るところから始めるには確実です。

Q. Gemini の Gem は、今から作っても大丈夫ですか?

作ったものが消えるわけではありませんが、形は変わります。Googleの公式ヘルプは「2026 年 11 月より、個人の Google アカウントで Gem が Gemini アプリのスキルに移行されます(仕事用アカウントと学校用アカウントでの移行は 2027 年)」と告知しています(2026年10月28日確認)。Gemの削除に合わせてスキルとして自動的に作り直され、先に自分で作り直す手順(知識ファイルをダウンロードし、新しいスキルに内容を移す)も公開されています。スキルはチャットで「/」(のちに「@」)に続けて名前を入れて呼び出す形で、1つのチャットで複数を重ねられます。対象は個人のGoogleアカウントで18歳以上です。この記事がGemを本編から外しているのは、機能性×・拡張性×に加えて、この移行の告知で安定性も△となり、合計6点(総合△)だったためです。

Q. Flowiseはなぜ順位に入っていないのですか?

公式のGitHubリポジトリが2026年8月13日にアーカイブされ、公式チームによる更新が終わっているためです。公式の告知「Future of Flowise」によると、コード凍結が2026年7月29日、公式チームの離脱が2026年8月31日です。ソースコードはApache 2.0のまま残っていて、フォークして自分で手を入れる前提なら使えます。ただしこの記事は「これから作り始める人」向けなので、安定性の判定条件(直近30日の更新)を満たさないものは順位に入れていません。

Q. 無料のまま仕事で使えますか?

ツールによって違います。OpenClawとLangflowはMITライセンスで、使い道の制限がありません。Difyは商用利用そのものは認めていますが、書面の許可なくマルチテナント環境を運営することと、画面のロゴ・著作権表示を削除・変更することには商用ライセンスが必要です。n8nのSustainable Use Licenseは、使えるのを「自分の業務内での利用か、非商用・個人利用」に限っていて、他人に売るサービスへ組み込むことはできません。

Q. パソコンに入れずに作れるツールはありますか?

本編の4本でブラウザだけで完結するのは、Difyのクラウド版(無料のSandbox)です。アプリ5件・トリガーイベント3,000件までの範囲で、ワークフローと定時実行まで試せます。外した候補のGemini の Gemもブラウザだけで作れますが、できるのはカスタム指示と知識ファイルまでです。手元のパソコンに入れるものでは、Langflowのデスクトップアプリがコマンド操作なしで導入できます。

Q. どのくらいメモリが必要ですか?

Difyは公式READMEの最低要件がCPU2コア以上・メモリ4GiB以上です。XServer VPSのアプリイメージ一覧も、Difyについて「メモリ4GB以上のプランで利用可能です」と条件を付けています。n8nとOpenClawのアプリイメージには同じ条件が付いていないので、より小さいプランでも動く想定です。Langflowのデスクトップ版はWindowsとmacOS 13以降が対象で、Windowsでは導入時にMicrosoft C++ Build Toolsを求められることがあります。

Q. 日本語で使えるのはどれですか?

配布物に日本語の言語ファイルが公式に用意されているのは、Dify(ja-JP・英語版と同じ66ファイル)、OpenClaw(Control UIの11,555キーすべて訳済み)、Langflow(ja.json 3,076キー・英語のまま残るのは86キー)の3本です。n8nは同梱の画面の言語ファイルが英語(en.json)だけでした(いずれも2026年10月28日に公式リポジトリで確認)。

まとめ:コマンドなしで始めるならLangflow、時刻で動かすならDify

「ChatGPTで作る」が個人プランで使えなくなったことで、AIエージェントを作る入口は作り直しになりました。整理すると選び方は単純です。

コマンドを打たずに今日1つ作るならLangflow。WindowsもmacOSもインストーラを入れるだけで、MITライセンスなので使い道も気にせず済みます。開発元はIBMです。ただし決まった時刻に自分で動き出す仕組みは公式ドキュメントに見当たらないので、毎朝動かすところまでやるならDify。クラウド版の無料枠から始めて、続けると決めたら自分のサーバーに移せます。チャットアプリから話しかけたいならOpenClawで、Windowsでの導入の手間を省きたいなら動かす場所をサービスに任せる手もあります。

どれも、作ったものを書き出して別の場所へ移せます。まず1つ小さく作って、動かし続けたくなったときに置き場所を考える——その順番がいちばん無駄が出ません。

※ 料金・機能は2026年10月28日時点の各ツールの公式ドキュメント・料金ページ・ライセンスファイル・公式リポジトリの記載です。最新は公式でご確認ください。