写真編集が無料でできるソフトおすすめ7選【2026年版】

スマホで撮った写真をもう少しきれいにしたい、仕事用の画像をサッと補正したい——でもPhotoshopは単体プランで月額3,280円(税込・年間契約)。写真編集のためだけに毎月払うのはちょっと重い、という人は多いはずです。

実は2026年現在、無料で使える写真編集ソフトの選択肢がかなり充実しています。ブラウザだけで動くもの、Photoshop並みの機能を持つオープンソースソフト、2025年10月に完全無料化されたプロ向けツールまで揃っており、お金をかけなくても本格的な写真編集が可能です。

この記事では、実際に使い物になる無料の写真編集ソフト7本を厳選し、用途や操作レベル別に比較します。

結論を先にまとめると

  • とりあえず今すぐ編集したい → Photopea(インストール不要、ブラウザで完結)
  • 本格的なレタッチや合成をしたい → GIMP(オープンソースで機能豊富)
  • プロ品質の仕上がりがほしい → Affinity Photo(2025年10月から完全無料)
  • 初心者で迷ったら → PhotoScape X(直感操作でかんたん)

無料の写真編集ソフトを選ぶ3つのポイント

写真編集ソフトは種類が多く、どれを選べばいいか迷いがちです。以下の3点を基準にすると、自分に合ったソフトが見つかります。

ブラウザ型かインストール型か

ブラウザ型 インストール型
代表ソフト Photopea、Pixlr、Canva GIMP、Affinity Photo、PhotoScape X、paint.net
メリット インストール不要、どのPCでも使える オフライン動作、大きなファイルも安定
向いている用途 出先での急ぎの編集、ライトな補正 RAW現像、大量の一括処理

写真の「補正」か「加工・合成」か

明るさや色味の調整、トリミング程度なら簡単操作のソフト(PhotoScape X、Canva)で十分です。レイヤーを重ねた合成や細かいレタッチが必要なら、高機能ソフト(GIMP、Affinity Photo、Photopea)を選びましょう。

対応OSを確認する

Macしか持っていない、Windowsしか使わないという場合、対応OSの確認は必須です。ブラウザ型なら基本的にOS不問ですが、インストール型はソフトごとに対応状況が異なります。

早見比較表:無料の写真編集ソフト7本

ソフト名タイプ料金対応OSレイヤー日本語おすすめ度
Photopeaブラウザ完全無料ブラウザ(OS不問)★★★★★
GIMPインストール完全無料Win/Mac/Linux★★★★★
Affinity Photoインストール完全無料Win/Mac★★★★★
PhotoScape Xインストール無料(Pro版あり)Win/Mac★★★★☆
Canvaブラウザ無料(Pro版あり)ブラウザ(OS不問)★★★★☆
Pixlrブラウザ無料(有料版あり)ブラウザ(OS不問)★★★★☆
paint.netインストール完全無料Windowsのみ★★★★☆

※ 2026年4月時点の情報です。最新の仕様は各ソフトの公式サイトでご確認ください。

詳細比較表:機能・精度・使いやすさ

ソフト名RAW対応PSD対応AI機能バッチ処理プラグイン操作難易度
Photopea××中級
GIMP△(要プラグイン)×○(Script-Fu)上級
Affinity Photo中〜上級
PhotoScape X×××初級
Canva××○(Pro限定多め)××初級
Pixlr×××初〜中級
paint.net××××初〜中級

各ソフトを詳しく見る

1. Photopea|ブラウザで動くPhotoshopライクな万能エディタ

Photopeaは、ブラウザ上で動作する無料の画像編集ソフトです。インストール不要で、URLにアクセスするだけですぐに使い始められる手軽さが魅力です。

PSD、AI、Sketch、XD、Figmaなど40種類以上のファイル形式に対応しており、Photoshopで作ったファイルをそのまま開いて編集可能。レイヤー、マスク、調整レイヤー、パスツールなど、Photoshopユーザーになじみのある機能がひと通り揃っています。

広告が表示されますが、機能に制限はなく、すべての編集ツールを無料で利用できます。

Photopea 公式サイトを見る

メリット

  • インストール不要、ブラウザだけで使える
  • PSD・AI・Sketchなど40以上のフォーマット対応
  • Photoshopに近い操作感でショートカットも共通
  • 完全無料で全機能が使える

デメリット

  • 広告が表示される(有料版で非表示可能)
  • ネット接続が必要
  • 大きなファイルではブラウザのメモリ制限を受ける

👤 こんな人におすすめ

  • Photoshopの操作に慣れている人
  • インストールせずに手軽に編集したい人
  • PSDファイルを受け取って編集する機会がある人

2. GIMP|オープンソースの本格派エディタ

GIMP(GNU Image Manipulation Program)は、20年以上の歴史を持つオープンソースの画像編集ソフトです。2026年4月にバージョン3.2.4がリリースされ、パフォーマンス改善やApple Silicon対応が進んでいます。

レイヤー、チャンネル、パス、マスクはもちろん、GEGLベースのフィルタ群やScript-Fuによるバッチ処理まで備えており、プラグインを追加すれば機能はほぼ無限に拡張できます。C、Python、Perl、Schemeなど複数のスクリプト言語にも対応しています。

完全無料で広告も一切なし。商用利用も自由です。

GIMP 公式サイトを見る

メリット

  • 完全無料・広告なし・商用利用OK
  • レイヤー・マスク・パスなどプロ級の編集機能
  • プラグインで機能を自在に拡張できる
  • Windows/Mac/Linuxすべてに対応

デメリット

  • UIが独特で、慣れるまで時間がかかる
  • PSD対応はあるが完全互換ではない
  • 起動がやや遅い

👤 こんな人におすすめ

  • 本格的なレタッチや合成をしたい人
  • プラグインで自分好みの環境を作りたい人
  • オフラインで安定した動作がほしい人

3. Affinity Photo|2025年に完全無料化されたプロ向けツール

Affinity Photoは、もともと買い切り型のプロ向け画像編集ソフトとして高い評価を受けていたツールです。2024年にCanvaがAffinity(旧Serif)を買収し、2025年10月30日に「Affinity by Canva」v3.0として完全無料化されました。

RAW現像、HDRマージ、フォーカス結合、360°画像編集など、写真編集に特化した機能が豊富です。PSDファイルの読み書きにも対応しており、レイヤーやエフェクトの互換性も高いです。

コアの編集機能はすべて無料で使えます。CanvaのAI機能(Magic Editなど)はCanva Proサブスクリプションが必要ですが、写真編集に必要な機能は無料の範囲で十分に揃っています。

Affinity Photo 公式サイトを見る

メリット

  • プロ品質の編集機能が完全無料
  • RAW現像・HDR・フォーカス結合に対応
  • PSDファイルとの高い互換性
  • 日本語UIが整っている

デメリット

  • AI機能の一部はCanva Pro(月額1,180円)が必要
  • Linux非対応
  • 機能が多く、初心者には操作が複雑に感じる場合がある

👤 こんな人におすすめ

  • 無料でプロ品質の写真編集がしたい人
  • RAW現像やHDR合成などの高度な機能を使いたい人
  • Photoshopからの乗り換えを検討している人

4. PhotoScape X|初心者でも迷わない簡単操作

PhotoScape Xは、写真の補正・加工を直感的に行えるソフトです。Microsoft StoreやMac App Storeから無料でダウンロード可能。

リサイズ、トリミング、色調補正、フィルター、テキスト挿入、コラージュ、GIFアニメ作成、バッチ編集など、日常的な写真編集に必要な機能をひと通り備えています。特にバッチ編集(一括処理)機能は、大量の写真をまとめてリサイズ・補正するときに便利です。

無料版でも多くの機能が使え、Pro版(買い切り4,650円前後)ではフィルターやエフェクトが追加される仕組みです。

PhotoScape X 公式サイトを見る

メリット

  • 直感的な操作で初心者にもやさしい
  • バッチ編集で大量の写真を一括処理できる
  • コラージュ・GIFアニメ作成にも対応
  • RAW画像の読み込みが可能

デメリット

  • レイヤー編集は非対応(簡易レイヤーのみ)
  • PSDファイルは読み込めない
  • 高度な合成やレタッチには向いていない

👤 こんな人におすすめ

  • 写真の明るさ・色味をサッと直したい人
  • 大量の写真を一括でリサイズ・補正したい人
  • 難しい操作なしで写真加工を始めたい人

5. Canva|SNS画像やサムネイルなら手早く仕上がる

Canvaはデザインツールとして有名ですが、写真編集機能も備えています。明るさ・コントラスト・彩度の調整、フィルター、テキスト挿入、背景除去(Pro限定)など、基本的な写真編集が可能です。

最大の強みはテンプレートの豊富さです。Instagram投稿、YouTubeサムネイル、ブログ用バナーなど、SNS向けのデザインテンプレートが無料プランでも220万点以上用意されており、写真を差し込んでテキストを変更するだけでそれなりの見栄えに仕上がります。

無料プランでも基本的な写真編集は可能ですが、背景除去やMagic Edit(オブジェクト置換)などのAI機能はCanva Pro(月額1,180円、年払いで月約691円)が必要です。

Canva 公式サイトを見る

メリット

  • テンプレートが220万点以上、SNS投稿画像がすぐ作れる
  • インストール不要、ブラウザで完結
  • 日本語UIが充実している
  • スマホアプリもある

デメリット

  • レイヤー編集やマスク機能は限定的
  • 背景除去やAI機能の多くはPro限定
  • 細かい写真レタッチには向いていない

👤 こんな人におすすめ

  • SNS投稿用の画像やサムネイルを手早く作りたい人
  • デザインの知識がなくてもきれいな画像を作りたい人
  • テンプレートをベースに効率よく作業したい人

6. Pixlr|AI機能が充実のブラウザエディタ

Pixlrは、ブラウザ上で動作する写真編集ツールです。「Pixlr E」(高機能版)と「Pixlr X」(簡易版)の2つのエディタが用意されており、用途に応じて使い分けられます。

AI機能が充実しているのが特徴で、背景除去、オブジェクト削除、AI画像生成などの機能を備えています。レイヤー編集やマスク機能も搭載しており、ブラウザ型としてはPhotopeaに次ぐ機能の充実度です。

無料プランでは基本的な編集が可能ですが、広告が表示され一部機能に制限があります。Premium(有料版)にすれば全機能が解放される仕組みです。iOS・Android・Windows向けのアプリも提供されています。

Pixlr 公式サイトを見る

メリット

  • AI背景除去やオブジェクト削除が使える
  • 高機能版と簡易版の2つのエディタを切り替え可能
  • ブラウザ・デスクトップ・モバイルで利用可能
  • PSDファイルの読み込みに対応

デメリット

  • 無料版には広告と機能制限がある
  • AI機能はPremiumプランが必要なものもある
  • ブラウザ版は動作がやや重い場合がある

👤 こんな人におすすめ

  • 背景除去やオブジェクト削除をサッとやりたい人
  • ブラウザ型がいいけどPhotopea は操作が難しそうな人
  • スマホでも写真編集したい人

7. paint.net|軽量で動作サクサクのWindows専用エディタ

paint.netは、Windows専用の無料画像編集ソフトです。2026年3月にバージョン5.1.12がリリースされ、38言語(日本語含む)に対応。

Windows標準の「ペイント」の上位互換として設計されており、レイヤー、無制限のアンドゥ、豊富なエフェクトを備えています。動作が軽いため、スペックの低いPCでもストレスなく使えるのが特徴です。

プラグインによる機能拡張にも対応しており、コミュニティが提供する多数のプラグインでフィルターやファイル形式のサポートを追加可能。完全無料で広告もありません。

paint.net 公式サイトを見る

メリット

  • 動作が軽く、低スペックPCでも快適
  • レイヤー対応で簡単な合成もできる
  • プラグインで機能を拡張可能
  • 完全無料・広告なし

デメリット

  • Windowsのみ(Mac/Linux非対応)
  • GIMPやAffinity Photoほどの高度な機能はない
  • RAW・PSDは標準では非対応(プラグインで一部対応可)

👤 こんな人におすすめ

  • Windowsユーザーで軽いソフトを探している人
  • ペイントでは機能が足りないけどGIMPは複雑すぎる人
  • ちょっとした補正や合成をサクッと済ませたい人

用途別おすすめまとめ

こんな用途なら おすすめソフト 理由
とにかく手軽に始めたい Photopea インストール不要、ブラウザだけで高機能
本格レタッチ・合成 GIMP または Affinity Photo レイヤー・マスク・パスが揃っている
RAW現像もしたい Affinity Photo RAW現像・HDRマージを標準搭載
写真の一括リサイズ・補正 PhotoScape X バッチ編集が直感的で速い
SNS投稿用の画像作成 Canva テンプレート豊富で見栄えがいい
背景除去・AI加工 Pixlr AI機能が無料でもある程度使える
軽いWindowsソフトがほしい paint.net 動作が軽くプラグインで拡張できる

関連: Photoshopの代わりになる無料ソフト7選 / Lightroomの代わりになる無料RAW現像ソフト6選 / Canvaの代わりになる無料デザインツール7選

写真編集ソフトを使い始めるときの3つのコツ

まずは1本に絞って使い込む

無料だからといって全部インストールする必要はありません。上の用途別まとめを参考に、まず1本を選んで基本操作を覚えましょう。慣れてから他のソフトを試すほうが効率的です。

編集前の写真は必ず残しておく

元の写真ファイルを上書きしないよう、編集後は別名で保存する習慣をつけましょう。ほとんどのソフトには「名前を付けて保存」や「エクスポート」機能があります。

困ったらショートカットキーを覚える

Ctrl+Z(元に戻す)、Ctrl+Shift+E(エクスポート)など、よく使うショートカットを3〜5個覚えるだけで作業スピードが大きく変わります。PhotopeaやGIMPはPhotoshopと共通のショートカットが多いため、乗り換え時にもスムーズです。

よくある質問

Q. 完全無料のソフトと、無料版があるソフトの違いは?

Photopea、GIMP、Affinity Photo、paint.netは機能制限なしで完全に無料です。一方、Canva・Pixlr・PhotoScape Xは無料版でも多くの機能が使えますが、一部の高度な機能(背景除去、追加フィルターなど)は有料プランで解放されます。

Q. スマホで撮った写真の編集にも使える?

はい。ブラウザ型(Photopea、Canva、Pixlr)はスマホのブラウザからもアクセスできます。Canvaはスマホアプリも提供しています。ただし、細かい編集作業にはPCのほうが操作しやすいです。

Q. 無料ソフトで編集した画像は商用利用できる?

ソフト自体はいずれも商用利用可能です。ただし、CanvaやPixlrのテンプレート・素材を使う場合はそれぞれの利用規約を確認してください。自分で撮った写真の編集であれば、どのソフトでも問題ありません。

Q. Photoshopとの互換性が高いのはどれ?

PSDファイルの読み書きに最も強いのはPhotopeaです。Affinity Photoも高い互換性があります。GIMPはPSD読み込みに対応していますが、複雑なレイヤー構造の再現は完全ではありません。

Q. Macユーザーにおすすめなのは?

Affinity Photo、GIMP、PhotoScape Xの3つがMacに対応しています。ブラウザ型のPhotopea・Canva・PixlrはMacでも問題なく使えます。paint.netのみWindows専用です。

まとめ:まずはPhotopeaから試してみよう

無料の写真編集ソフトは、2025年のAffinity Photo完全無料化やGIMP 3.2のリリースにより、選択肢がさらに広がりました。

迷ったら、まずはPhotopeaを試してみてください。インストール不要で、ブラウザからアクセスするだけですぐに使い始められます。もっと本格的な編集が必要だと感じたら、GIMPやAffinity Photoにステップアップするのがおすすめです。

どのソフトも無料で使い始められるので、気になったものから実際に触ってみるのがいちばんの近道です。

※ この記事の情報は2026年4月時点のものです。最新の料金や機能は各ソフトの公式サイトでご確認ください。

カワリソフト編集部

この記事を書いた人

カワリソフト編集部

有料ソフトの代わりになる無料・格安の代替ソフトを、公式情報とスペック比較に基づいて客観的に紹介する辞典サイト「カワリソフト」の編集チーム。サブスク疲れの個人ユーザーに向けて、月額制ソフトの見直しを支援します。

  • 編集方針 公式情報ベースの客観比較/デメリットも正直に記載