テキストや画像を入れるだけで短い動画ができる「AI動画生成」。試してみたいけれど、有料プランの月額が気になって手を出しにくい、という人は多いのではないでしょうか。

ただし、無料で使える範囲は2026年に入って大きく変わりました。以前は無料で試せたKling AI・Pika・Luma(Dream Machine)は、2026年9月25日時点で、無料のまま動画を作れる枠がなくなっています。この記事では、いま無料で動画を作れるサービスから3本を選び、各社の公式サイトの情報で比べます。

先に結論

  • 毎日少しずつ試すなら Adobe Firefly。無料の生成回数が毎日リセットされ、日本語の指示文で作れる。アドビのモデルのほか、Luma Ray3.14など他社のモデルも選べる
  • 音声付きの動画を月に数本、無料で作るなら Google Vids。個人のGoogleアカウントで、音声付きのAI動画クリップを月6本まで作れる(AIアバターと合わせた本数)
  • 手持ちの写真を動かして、そのまま編集まで済ませるなら Canva。無料版では「画像から動画生成」(5秒)が使える
  • 透かしなしで本数を作りたいなら、有料プランが必要(番外編で料金の目安をまとめています)

無料のAI動画生成ツールを選ぶときの3つのチェックポイント

1. 無料枠が「毎日」「毎月」「1回限り」のどれか

無料枠の回復のしかたはツールごとに違います。Adobe Fireflyは毎日、Google VidsとCanvaは毎月リセットされます。Runwayの無料枠は最初の1回だけで、使い切ると補充されません。続けて試したいなら、回復する枠があるかを先に確認します。

2. テキストから作れるか、画像からだけか

文章で指示して一から動画を作る「テキストから動画」と、手持ちの画像を動かす「画像から動画」は別の機能です。Canvaの無料版で使えるのは「画像から動画」だけで、テキストから動画クリップを作る機能は有料のCanvaプロから使えます。

3. 透かし(ウォーターマーク)と商用利用

Runwayは、無料プランで作った動画にRunwayの透かしが入ります。Google Vidsは、目に見えない電子透かし(SynthID)をすべてのクリップに入れています。商用利用の扱いも、ツールや使うモデルによって違います。仕事で使うなら、各ツールの説明を確認してから使います。

早見比較表:無料AI動画生成3本まとめ

ツール名無料枠作り方1本の長さ透かし
Adobe Firefly毎日リセット(回数は非公開)テキスト・画像多くは最大8秒コンテンツ認証情報
Google Vids月6本(アバターと合算)テキスト・画像長さを指定できる見えない透かし
CanvaAI機能で共通の月20回が目安(動画はこれより少ない)画像のみ5秒公式に記載なし

※ 2026年9月時点の情報です。上から総合評価の順です。最新の料金・仕様は各公式サイトでご確認ください。

総合評価:5軸で採点

ツール 機能性 使いやすさ コスパ 拡張性 安定性 総合
1. Adobe Firefly ○ ◎ ◎ ◎ ○ ◎
2. Google Vids ◎ ○ ○ ○ ◎ ◎
3. Canva △ ◎ ○ ○ ○ ○

◎を2点・○を1点・△を0点とすると、Adobe Fireflyが8点、Google Vidsが7点、Canvaが5点です。

1位 Adobe Firefly:3本の中で唯一、無料枠が毎日リセットされます(コスパ◎)。製品ページのFAQに「100を超える言語のテキストプロンプトに対応」とあり、日本語の画面で日本語のまま指示できます(使いやすさ◎)。アドビのモデルに加えて他社のモデルも選べ、作ったクリップをFireflyの動画エディターでつなげられます(拡張性◎)。一方、1日に何回無料で作れるかは公開されていません(安定性○)。

2位 Google Vids:3本の中で唯一、音声付きのクリップを無料で作れることを公式で確かめられました(機能性◎)。無料の本数が月6本とヘルプに書かれていて、Google Workspaceの一機能として提供されています(安定性◎)。ただし、ヘルプに「多くの AI 機能は英語にのみ対応」とあり、使いやすさは○です。無料枠は毎日ではなく毎月のリセットです(コスパ○)。

3位 Canva:日本語の画面で、指示文を書かなくても写真を動かせます(使いやすさ◎)。無料版で使えるのは「画像から動画生成」だけで、テキストから動画を作る機能は有料のCanvaプロからです(機能性△)。

採点の基準

無料でAI動画を試すときに差が出るのは、無料で何を作れるか、日本語で使えるか、無料枠がどのくらいの間隔で回復するかです。5軸の中身は次のとおりです。

  • 機能性(無料で作れるもの):「テキストから動画」「画像から動画」「音声付きの動画」の3つのうち、無料で使えると公式で確かめられたものが3つなら◎、2つなら○、1つなら△。「音声付きの動画」は、AIが作る動画そのものにセリフや効果音などの音が入ることを指します(あとから別の音を重ねる機能は含めません)
  • 使いやすさ(日本語):日本語の画面で、英語を書かずに動画を作れれば◎。画面は日本語でも、指示文は英語が基本のもの(または日本語の指示が通るか公式で確かめられないもの)は○。画面が英語なら△
  • コスパ(無料枠の回復):無料枠が毎日回復すれば◎、毎月なら○、1回限りなら△
  • 拡張性:「複数の動画生成モデルから選べる」「同じサービスの動画エディターで1本の動画に仕上げられる」の2つとも公式で確かめられれば◎、1つなら○、どちらもなければ△
  • 安定性(無料枠の続けやすさ):「広く使われている既存のサービスの一機能として提供されている」「無料で作れる動画の本数が公式に数字で書かれている」の2つとも満たせば◎、1つなら○、どちらもなければ△

合計10点のうち7点以上なら総合◎、4〜6点なら○、3点以下なら△です。点数が同じときは、機能性の高いものを上にします。

各ツールを詳しく見る

1. Adobe Firefly|毎日リセットの無料枠で他社のモデルも試せる

Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)は、アドビの生成AIサービスです。料金プランのページには「プランに加入しなくても、画像、動画、オーディオの毎日無料で生成できます」とあり、無料の生成回数は毎日リセットされます。1日に何回作れるかは公開されていません。

無料ユーザーは「テキストから動画生成」と「画像から動画生成」で、アドビのFirefly Video Modelと一部の他社モデルを使えます。料金プランのページでは、無料で使える人気モデルの例として「Nano Banana」と「Luma Ray3.14」を挙げています。Luma AIの動画モデルを、Firefly経由なら無料で試せるということです。動画の長さはモデルによって違い、多くは最大8秒、一部は最大15秒です。公式ページには最大4KのMP4でダウンロードできるとありますが、無料枠で使える解像度は書かれていません。

動画生成のページによると、Veo 3.1やKling 3.0 Omniのように、動画と一緒に音声を作れるモデルもあります。ただし、これらのモデルを無料で使えるか、Firefly Video Modelの動画に音声が入るかは公式ページに書かれていません。音は、どのモデルで作った場合でも、Fireflyの動画エディターで音声・音楽・効果音を重ねて付けられます。

アドビの説明では、Firefly Video Modelで作った動画は、Adobe Stockなどのライセンス済みの素材で学習しているため、商用利用を前提に設計されています。他社のモデルには別の利用規約が適用される場合があり、商用利用の可否はモデルによって違います。作った画像や動画には、AIで作ったことを示すContent Credentials(コンテンツ認証情報)が自動で付きます。iOS・Android向けのモバイルアプリもあり、スマホからも動画を作れます。

  • 機能性○:テキストから・画像からの2つを確認。音声付きの動画を作れるモデルを無料で使えるかは、公式ページに書かれていない
  • 使いやすさ◎:日本語の画面で、製品ページのFAQに「100を超える言語のテキストプロンプトに対応」とあり、日本語で指示できる
  • コスパ◎:無料の生成回数が毎日リセットされる
  • 拡張性◎:アドビのモデルと他社のモデルから選べ、Fireflyの動画エディターで1本に仕上げられる
  • 安定性○:アドビのFireflyの一機能として提供されている。1日の無料回数は公開されていない

メリット

  • 無料枠が毎日リセットされる
  • 日本語の指示文で作れる
  • アドビのモデルに加えて、Luma Ray3.14など他社のモデルも無料で試せる
  • Firefly Video Modelの動画は商用利用を前提に設計されている

デメリット

  • 1日に無料で作れる回数が公開されていない
  • 無料で使える他社モデルは一部だけ
  • 他社モデルで作った動画は、商用利用の条件をモデルごとに確認する必要がある

こんな人におすすめ

  • 毎日少しずつAI動画を試したい人
  • いくつかのモデルを見比べてから有料プランを選びたい人
  • 仕事で使う動画を作りたい人(Firefly Video Modelを使う場合)

Adobe Firefly 公式サイトを見る

2. Google Vids|Gemini Omniで音声付きの動画を無料で作る

Google Vids(グーグル ビッズ)は、Googleの動画作成アプリです。2026年9月23日のGoogle公式ブログで、GoogleアカウントがあればGoogle Vidsの中で最新モデル「Gemini Omni 1.1 Flash」を使い、AI動画を無料で作れるようになったと発表されました。パソコンのブラウザで vids.new を開き、「AI 動画を作成する」を選んで使います。この記事で以前「Google Veo 3」として紹介していた機能は、現在はこのGemini Omniで動いています。

テキストの指示からクリップを作るときは、参照画像を最大7枚まで添えられ、指示文にはセリフや音も書けます。JPG・PNGの画像を8秒のクリップに動かすことや、作ったクリップの続きを作ることもできます。公式ブログでは、クリップの長さを指定して、1080pで作れると案内しています。一方、ヘルプの「動画を生成」の仕様は720pで、表記が分かれています。

個人のGoogleアカウントで無料で作れるAI動画クリップは、AIアバターと合わせて月6本までです(ヘルプのプラン別の表)。上限は毎月1日(太平洋時間)にリセットされます。すべてのクリップには、AIで作ったことを確かめられる目に見えない電子透かし(SynthID)が入ります。作ったクリップはVidsのタイムラインに入れて、ほかの素材と合わせた1本の動画にし、MP4でダウンロードできます。

  • 機能性◎:テキストから・画像から・音声付きの3つとも使える
  • 使いやすさ○:画面は日本語。ただしヘルプに「現時点では、Google Vids の多くの AI 機能は英語にのみ対応」とある
  • コスパ○:無料枠は毎月リセット(月6本)
  • 拡張性○:Vidsの動画エディターで仕上げられる。使える動画生成モデルはGemini Omniの1つ
  • 安定性◎:Google Workspaceの一機能で、無料の本数がヘルプに数字で書かれている

メリット

  • テキストから音声付きの動画クリップを無料で作れる
  • Googleアカウントだけで始められる
  • Vidsの中でナレーションや素材と合わせて、1本の動画に仕上げられる

デメリット

  • 無料はAIアバターと合わせて月6本まで
  • 多くのAI機能は英語のみの対応
  • パソコンでの利用が前提(スマホでは作った動画の視聴だけ)

使う前に確認したいこと

  • ヘルプには「生成された画像と動画は Google Vids 内でのみ使用できます」とある。作ったクリップはVidsの動画に入れて使う
  • 個人のGoogleアカウントでは、AIによる動画の編集に一部制限がかかる場合がある

Google Vids 公式サイトを見る

3. Canva|手持ちの写真を5秒の動画にして、そのまま編集

Canva(キャンバ)は、テンプレートを使ってデザインや動画を作れるツールです。無料版で使えるAI動画の機能は「画像から動画生成」です。エディターで写真を選び、「画像から動画生成」を選ぶと、5秒の動画になります。動きを自動で付ける「スマート」と、動かし方を文章で指示する「カスタム」を選べます。

ヘルプでは、無料版でも「月間のAI利用枠が消費されない限り」使えると案内しています。無料版のAI利用枠は、料金ページの目安で「標準モデルまたは高品質モデルを最大20回」です。ただし料金ページの注記には「高度なAI機能や複雑なタスクでは消費量が増えるため、利用枠が大幅に減る可能性があります」とあり、動画に使える回数はこれより少なくなることがあります。枠は毎月1日(協定世界時)にリセットされます。

作った動画は音声なしの5秒で、元の画像の縦横比のままエディターに追加されます。そのまま文字やBGM、ほかの素材を足して仕上げられます。Canvaのヘルプでは、Canva AIで作ったものは個人用・商業用のプロジェクトに使えると案内しています。

テキストから動画クリップを作る「Canva AIで動画クリップを作成」は、Canvaが最上位に区分するAI機能で、無料版では使えません。Canvaプロ(年額11,800円)では、この区分のAI機能を月に最大20回使え、音声付きなら8秒、音声なしなら6秒のクリップを作れます。指示文は英語のみの対応です。

  • 機能性△:無料で使えるのは画像から動画(音声なし)だけ。テキストから作る機能はCanvaプロから
  • 使いやすさ◎:日本語の画面で、「スマート」を選べば指示文を書かずに作れる
  • コスパ○:無料のAI利用枠は毎月リセット
  • 拡張性○:作った動画がそのままCanvaの動画エディターに入る。動画生成のモデルは選べない
  • 安定性○:デザインツールCanvaの一機能。料金ページの「最大20回」はAI機能全体の目安で、動画を何本作れるかは書かれていない

メリット

  • 写真を選ぶだけで、指示文なしでも動画にできる
  • 作った動画をそのまま編集して仕上げられる
  • スマホアプリでも「画像から動画生成」を使える

デメリット

  • 無料版ではテキストから動画を作れない
  • 動画は5秒固定で、音声は付かない
  • AI利用枠はほかのAI機能と共通なので、画像生成などに使うと動画に回せる回数が減る

使う前に確認したいこと

  • 顔の動きは完全には対応しておらず、思ったとおりに動かないことがある
  • Canvaのプレミアム素材(有料のストック写真など)や、背景が透明な画像は動画にできない
  • 通常の長さではなく、3秒の短いクリップになる場合がある

Canva 公式サイトを見る

番外編:1回だけ無料で試せるRunwayと、有料プランの目安

無料の3本では、「透かしなしで」「毎月まとまった本数を」作ることはできません。ここでは、1回だけ無料で試せるRunwayと、無料枠で足りなくなったときの有料プランをまとめます。

Runway(1回限りの無料枠)

Runway(ランウェイ)は、AI動画生成の専門サービスです。無料プランには125クレジットが1回だけ付きます。このクレジットは失効しませんが、使い切っても補充されません。ヘルプの無料プランの説明によると、無料プランのままクレジットを買うことはできず、追加で作るにはStandard以上のプランへの加入が必要です。無料で使えるモデルは一部で、どのモデルが使えるかはログインして確認する仕組みです。参考までに、主力モデルのGen-4.5は1秒あたり12クレジット(料金ページ)なので、無料で使えた場合でも約10秒分です。

無料プランで作った動画には、Runwayの透かしが入ります。ヘルプでは、Runwayで作ったものは作った人の所有で、Runway側から商用利用を制限しないと案内しています。スマホアプリ(iOS・Android)もありますが、App Storeでの対応言語は英語のみです。

無料で続けて使える枠ではないため、5軸の採点からは外しました。有料のRunwayを検討していて、事前に使い心地を確かめたい人に向いています。

Runway 公式サイトを見る

無料枠で足りないときの有料プラン

プラン 料金 月に使える量 透かし・商用利用
Adobe Firefly Standard 月1,580円 5秒の動画を最大20本 Fireflyのモデルは商用向け
Kling AI Standard 月10ドル(割引あり) 660クレジット 透かしなし・商用可
Runway Standard 月15ドル 625クレジット 透かしなし
Canvaプロ 年11,800円 最上位のAI機能を最大20回 商用可

※ 2026年9月25日時点の各公式サイトの料金です(Adobe Fireflyは税込)。

  • Adobe Firefly Standard:月2,000クレジットで、5秒の動画なら最大20本が目安です。日本円の月額で始められます
  • Kling AI Standard:Kling AIは、以前は毎日の無料クレジットで試せましたが、現在は毎日の無料クレジットが加入者向けの特典になり、無料のBasicプランは対象外です。Standardは月660クレジットで、1080p・4Kの動画、透かしの削除、作った動画の商用利用が含まれます。月払いの定価は10ドルで、2026年9月25日時点は初月6.99ドル、2か月目から8.8ドルの割引が表示されています。現在の主力モデルはKling 3.0です
  • Runway Standard:月払い15ドル(年払いなら月12ドル)で月625クレジットです。料金ページによると、Gen-4.5なら52秒分になります。すべての画像・動画モデルが使え、透かしも入りません
  • Canvaプロ:テキストから音声付きの8秒のクリップを作る機能が使えます。デザインやテンプレートの有料素材もまとめて使いたい人向けです

Kling AI 公式サイトを見る

以前紹介していたPikaとLumaについて

この記事で以前紹介していたPikaは、無料プランの月間クレジットが0になり、動画を作るにはクレジットパック(3,000クレジットで50ドル〜)の購入が必要です。無料プランでも透かしは入りませんが、商用ライセンスは月35ドルのCreatorプランからです。

Luma AIは、料金ページに無料プランがなく、個人向けはPlus(月30ドル)・Pro(月90ドル)・Ultra(月300ドル)の3つです。「Dream Machine」は旧モデルの扱いで、現在の動画モデルは2026年6月に出たRay3.2です。Lumaのモデルを無料で試したいときは、先に紹介したAdobe Fireflyの無料枠でLuma Ray3.14を使えます。

用途別おすすめまとめ

やりたいこと おすすめ 理由
毎日少しずつ試したい Adobe Firefly 無料枠が毎日リセットされる
いろいろなモデルを見比べたい Adobe Firefly 他社のモデルも無料で選べる
音声付きの動画を無料で作りたい Google Vids テキストから音声付きのクリップを月6本
写真を動かしてSNS用に仕上げたい Canva 画像から5秒の動画にして、そのまま編集
有料の専門サービスを一度試したい Runway 1回限りの125クレジット

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AI動画生成で気をつけること

無料枠の条件は変わる

Kling AI・Pika・Lumaのように、無料で使えた枠がなくなることがあります。この記事の情報も2026年9月時点のものです。使う前に、各サービスの料金ページで無料枠の条件を確認しておくと安心です。

商用利用の条件はツールとモデルで違う

Canvaは、Canva AIで作ったものを商業用のプロジェクトにも使えると案内しています。Adobe Fireflyは、Firefly Video Modelの動画は商用利用を前提にしている一方、他社のモデルには別の利用規約が適用される場合があります。Google Vidsは、今回確認したヘルプと公式ブログには商用利用の条件が書かれていませんでした。仕事で使う場合は、各サービスの利用規約を確認してから使います。

実在の人物・ブランドを無断で使わない

有名人の顔写真をアップロードして本人そっくりの動画を作ると、肖像権やパブリシティ権の侵害にあたる可能性があります。ブランドロゴの無断使用も同様です。自分で撮った写真やオリジナルの文章で作りましょう。

できた動画はそのまま使わない

AIで作った動画には、指の本数がおかしい、物理的にありえない動きをする、文字が崩れるといった不自然な箇所が出ることがあります。公開前に必ず見直し、必要に応じて編集ツールで直します。

よくある質問

Q. 完全無料でAI動画を作れるツールはどれですか?

この記事で紹介する3本は、どれも無料のまま動画を作り続けられます。Adobe Firefly(毎日リセット。回数は非公開)、Google Vids(AIアバターと合わせて月6本)、Canva(画像から動画。AI機能で共通の枠が月20回の目安で、動画はこれより少なくなることがある)です。Runwayは最初の125クレジットだけが無料で、Kling AI・Pika・Lumaには無料のまま動画を作れる枠がありません。PixVerse(毎日30クレジット)、Leonardo AI(毎日150トークン)、Viduなど、ほかにも無料プランのあるサービスはありますが、1本の動画に使うクレジットの量を公式の料金ページで確かめられず、無料で何本作れるかを示せないため、この記事では紹介していません。

Q. 商用利用できる無料AI動画生成ツールは?

Canvaは、Canva AIで作ったものを商業用のプロジェクトに使えると案内しています。Adobe Fireflyは、Firefly Video Modelで作った動画なら商用利用を前提に設計されています(他社のモデルは条件が別)。Runwayも作った動画の商用利用を制限していませんが、無料プランの動画には透かしが入ります。Google Vidsは商用利用の条件を公式ページで確認できなかったため、仕事で使う前に利用規約を確認してください。

Q. スマホだけでAI動画を作れますか?

Adobe Fireflyは、iOS・Android向けのモバイルアプリで動画を作れます。Canvaも、スマホアプリで「画像から動画生成」を使えます(ヘルプにスマホでの手順があります)。Google Vidsはパソコンでの利用が前提で、スマホでは作った動画の視聴だけができます。Runwayにもスマホアプリがありますが、表示は英語です。

Q. 日本語の指示文(プロンプト)は使えますか?

Adobe Fireflyは、製品ページのFAQで「100を超える言語のテキストプロンプトに対応」と案内しています。Canvaの「画像から動画生成」は、「スマート」を選べば指示文なしで作れます。Google Vidsは、ヘルプに「多くの AI 機能は英語にのみ対応」とあります。Canvaプロの「動画クリップを作成」は英語のみの対応です。

Q. 透かし(ウォーターマーク)は入りますか?

Runwayの無料プランで作った動画には、Runwayの透かしが入ります。Google Vidsは、すべてのクリップに目に見えない電子透かし(SynthID)が入ります。Adobe Fireflyは、作ったものにContent Credentials(コンテンツ認証情報)が自動で付きます。Canvaの「画像から動画生成」は、透かしについての記載を公式ページで確認できませんでした。

Q. 動画編集もしたい場合、AI動画生成ツールだけで足りますか?

3本とも、作ったクリップを同じサービスの動画エディターで編集できます。Adobe Fireflyは音声・音楽・効果音を重ねられ、Google VidsとCanvaも音声やBGM、文字を足して1本の動画に仕上げられます。細かいカット編集や色の調整まで必要なら、DaVinci ResolveやCapCutなどの無料動画編集ソフトとの併用がおすすめです。

まとめ:毎日試すならAdobe Firefly、音声付きならGoogle Vids

2026年に入って、無料で使えるAI動画生成の枠は大きく変わりました。いま無料で試すなら、次の3本から選びます。

  • 毎日少しずつ試したい、いろいろなモデルを見比べたいなら、Adobe Firefly
  • 音声付きの動画を月に数本作るなら、Google Vids
  • 写真を動かして編集まで一気に済ませたいなら、Canva

3本ともアカウントを作るだけで始められます。無料枠で足りなくなったら、番外編の有料プランを検討してください。

※ 料金や無料枠は、2026年9月25日時点の各公式サイト(アドビ・Google・Canva・Runway・Kling AI・Pika・Luma AI・PixVerse・Leonardo AI・Vidu)で確認したものです。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。