「いいねを送っても埋もれる」「男性は月4,800円かかるのに、やり取りが続かない」——Pairs(ペアーズ)は累計登録2,700万突破という国内最大級の規模を持ちますが、その物量そのものが合わないと感じる人もいます。会員が多いほど選択肢は増える一方で、自分と目的が合う相手を見つけるまでの手間も増えるからです。

2026年時点では、Pairsのような「全方位型」ではなく、目的や属性を絞り込んだマッチングアプリが育っています。再婚・シングルの親に強いもの、友だち作りから始めるもの、スポーツという共通の趣味でつながるもの、AIが相手選びごと代行するもの。この記事では、そうした目的特化型の4本を、機能性・使いやすさ・コスパ・出会いの広がり・安全対策の5軸で比較しました。

この記事の結論

  • 再婚・シングルの親として真剣に探すなら → マリッシュ(会員400万人・女性無料・再婚に特化した仕組み)
  • 恋愛から入るのが重いなら → WIPPY(「まずは友だちから」・男性月3,700円〜)
  • 共通の趣味から自然に始めたいなら → ENSPORTS(スポーツでつながる・男性月1,400円〜)
  • 相手探しの時間そのものを削りたいなら → バチェラーデート(AIが全自動でデート設定・月9,800円〜)
  • 4本とも「Pairsの完全上位互換」ではない。物量で勝てないぶん、目的が合ったときだけ強い

Pairsから乗り換えを考える3つの理由

1. 男性は月4,800円、それでも成果は保証されない

Pairsの料金は男性がWeb版で月4,100円、アプリ版で月4,800円、女性は無料です(Web版の12ヶ月契約なら月1,675円まで下がります)。月4,800円は決して安くはなく、しかもマッチングアプリの性質上、払ったからといって出会えるとは限りません。「課金しているのに、いいねが返ってこない」という状態が続くと、費用対効果への疑問が出てきます。

この記事で紹介するアプリには、男性でも月1,400円台から使えるものがあります。同じ予算で複数を併用する、という考え方も現実的です。

2. 累計2,700万という規模が「多すぎる」場合がある

Pairsの累計登録数は2,700万を突破(2026年4月時点)、交際・結婚した人は累計90万人以上とされています(同社調べ、2014年11月〜2025年9月)。規模は国内最大級です。

ただし母数が大きいほど、自分のプロフィールも相手の中に埋もれます。人気会員にいいねが集中する構造は、規模が大きいほど極端になります。「たくさんの中から選べる」ことと「自分が選ばれる」ことは別問題です。

3. 目的が合わないと、そもそも会話が始まらない

Pairsは恋活から婚活まで幅広く受け止める全方位型です。裏を返すと、同じアプリの中に目的の違う人が混在します。「真剣に再婚相手を探している人」と「まずは友だちから」の人が同じ場所にいれば、温度差が出るのは自然なことです。

目的特化型のアプリは会員数では劣りますが、最初から前提が揃っているという利点があります。ここが乗り換えを検討する最大の理由になります。

選ぶ前に:安全対策は「届出」と「監視体制」で見る

料金や機能より先に確認したいのが安全面です。人と実際に会うサービスである以上、ここを飛ばして比較しても意味がありません。判断材料は主に2つあります。

1つ目はインターネット異性紹介事業の届出。これは出会い系サイト規制法に基づく届出で、事業者には公安委員会への届出が義務づけられています。マリッシュは受理番号30160062002を公開しており、加えて第三者認証であるIMS認証も取得しています。公式サイトに届出番号の記載があるかどうかは、最初のふるいとして使えます。

2つ目は年齢確認と監視体制。この記事で紹介する4本はいずれも年齢確認が必須で、マリッシュとWIPPYは24時間の監視体制を明示しています。特にWIPPYは顔写真登録率100%を掲げており、写真のない相手にまず出会わない設計になっています。

なお運営側の体制が整っていても、利用者側の自衛は別途必要です。具体的な注意点は記事後半の「乗り換えるときに気をつけること」で扱います。

早見比較表:Pairs代替4本まとめ

アプリ名男性の月額会員規模向いている目的おすすめ度
マリッシュ月額制(※1)400万人再婚・シングルの親★★★★★
WIPPY月3,700円〜1,000万DL(※2)友だちから始める★★★★☆
ENSPORTS月1,400円〜非公開スポーツ・観戦仲間★★★★☆
バチェラーデート月9,800円〜非公開(※3)時短・ハイクラス志向★★★☆☆

※ 女性は4本とも基本無料(ENSPORTSは本人確認後、バチェラーデートは審査通過が前提)

※1 マリッシュは公式サイトに料金表の掲示がなく、決済経路によっても変わります。申込前に公式でご確認ください

※2 WIPPYの1,000万ダウンロードは韓国を含む累計。日本でのサービス開始は2024年9月です

※3 バチェラーデートは会員数非公開。審査通過率は10%前後とされています

※ 参考:Pairs 男性月4,800円/女性無料/累計登録2,700万突破(2026年4月時点)

※ 2026年8月時点。料金・会員数は改定されることがあります

表の読み取り方

  • 女性はどれも無料:4本とも女性の基本利用は無料です。女性側はコストではなく目的の合致だけで選べます
  • 男性の月額はENSPORTSの1,400円台からバチェラーデートの9,800円まで、約7倍の開きがあります。Pairsの月4,800円はその中間よりやや下に位置します
  • 会員規模はPairsに遠く及ばない:マリッシュ400万人でもPairsの累計登録数の約7分の1です(会員数と累計登録数で数え方が異なります)。規模で選ぶならPairsに残るべきで、この4本は目的が合う場合の選択肢です
  • マリッシュだけ月額が伏せてあるのは、公式サイトが料金表を会員向けページに置いているためです。他社と横並びで比較できないので、この記事では金額を根拠にした評価はしていません

総合評価:5軸で見る4本の立ち位置

マッチングアプリはソフトウェアと評価軸が違うため、カワリソフト共通の5軸を次のように読み替えて評価しました。

軸 この記事での評価内容
機能性 目的を達成するための機能の強さ(検索条件・コミュニティ・通話・自動化など)
使いやすさ 登録から利用開始までの手軽さ・UIの分かりやすさ
コスパ 支払う額と、その目的にどれだけ近づけるかの釣り合い
拡張性 →出会いの広がり 会員数・地域カバー・年齢層の幅(=母数の厚み)
安定性 →安全対策 運営の信頼性・年齢確認・監視体制・届出の有無
順位アプリ名機能性使いやすさコスパ出会いの広がり安全対策
1位マリッシュ◎◎○○◎
2位WIPPY○◎○○○
3位ENSPORTS○◎◎△○
4位バチェラーデート◎◎△△○

順位づけの根拠

  • 1位 マリッシュ:詳細検索・共通の趣味でつながるグループ・音声プロフィール・ビデオ通話と機能が一通り揃い機能性◎。インターネット異性紹介事業の届出済みに加えてIMS認証も取得し、写真付き身分証による年齢確認・24時間監視・ニックネーム制と、この4本で最も安全面の情報開示が明確で安全対策◎。2軸で唯一トップを取り、さらに再婚という他にない独自軸を持つため1位。ただし男性料金が非公開のためコスパは○にとどめた
  • 2位 WIPPY:韓国では2022年にマッチングアプリ分野で売上・ダウンロード1位を獲得したと公表されており、登録時のプロフィール審査と24時間の安全管理で安全対策○。「気になる」ボタンで気軽に接点が持てる設計は使いやすさ◎。5軸に△がひとつもないのが2位の理由で、種目に依存するENSPORTSより会員層が地域を問わないぶん一段上に置いた
  • 3位 ENSPORTS:男性月1,400円〜という価格設定でコスパ◎。スポーツという明確な共通項があるため会話の入り口に困らない。一方で会員数は非公開でスポーツに関心のある層に限定されるため、出会いの広がりは△
  • 4位 バチェラーデート:AIが相手選びから日程・場所の設定まで代行する機能は他の3本になく機能性◎。ただし月9,800円〜はPairsの倍以上で、審査通過率は10%前後とされ母数も絞られるためコスパと広がりは△。時間を金銭で買える人向けの設計

「Pairsの完全な上位互換は存在しない」というのがこの表の結論です。物量ではPairsが勝ち、目的の合致では4本が勝つ、という住み分けになります。

詳細比較:機能・審査・独自の仕組み

比較軸マリッシュWIPPYENSPORTSバチェラーデート
男性の最安月額非公開(※)1,500円(12ヶ月契約時)1,400円〜9,800円(1ヶ月プラン)
入会審査なしプロフィール審査なしあり(通過率10%前後とされる)
監視体制24時間24時間ありあり
顔写真任意登録率100%任意必須
独自機能音声プロフ・ビデオ通話・リボンマーク「気になる」ボタンスポーツ種目での検索AI自動マッチング・週1デート案内
相手を探す手間自分で探す自分で探す自分で探すAIが代行

※ マリッシュは公式サイトに料金表の掲示がありません。年齢確認は4本とも必須です

各アプリを詳しく見る

1. マリッシュ|再婚・シングルの親を正面から支える1位

株式会社マリッシュが運営する恋活・婚活・再婚活アプリ。2025年6月時点で会員400万人、平均4ヶ月でカップルが成立しているとされています。

最大の特徴は、再婚やシングルマザー・シングルファザーを歓迎する層が明確に集まっていること。プロフィールに表示される「リボンマーク」は、再婚や子どもがいることへの理解がある会員であることを示す仕組みです。一般的なマッチングアプリでは、子どもがいることを打ち明けるタイミングに悩む人が少なくありません。マリッシュはその前提を最初から共有した状態で始められるため、余計な気遣いが要りません。

5軸の評価とその理由

  • 機能性◎:詳細検索・共通の趣味でつながるグループ・音声プロフィール・ビデオ通話と一通り揃う。連絡先を交換する前に相手の雰囲気を確認できる
  • 使いやすさ◎:女性は完全無料、ニックネーム制で本名を出さずに始められる。登録のハードルが低い
  • コスパ○:女性は完全無料。ただし男性の月額が公式に掲示されていないため、他社と横並びの比較ができず○にとどめた
  • 出会いの広がり○:400万人はPairsの累計登録数の約7分の1だが、再婚・シングルの親という条件で絞れば実質的な母数は厚くなりやすい
  • 安全対策◎:インターネット異性紹介事業の届出済み(受理番号30160062002)、IMS認証取得、写真付き身分証による年齢確認、24時間サポート・監視。この4本で最も情報開示が明確
マリッシュ 公式サイトを見る

メリット

  • 再婚・シングルの親への理解がある層が集まっている
  • リボンマークで前提を共有した状態から始められる
  • 女性は完全無料
  • 届出番号とIMS認証を公開していて安全面の情報開示が明確

デメリット

  • 男性の月額が公式サイトに掲示されていない
  • 決済経路によって料金が変わる
  • 会員規模はPairsの約7分の1
  • 初婚同士の恋活が目的だと強みが活きにくい

こんな人におすすめ

  • 再婚を前提に相手を探している人
  • シングルマザー・シングルファザーで、子どもがいることを理解してほしい人
  • 30代以上で腰を据えて婚活したい人
  • 安全対策の情報開示を重視する人

2. WIPPY|「まずは友だちから」で恋愛の重さを外す

韓国のNRISEが開発し、日本では株式会社NRISE Japanが2024年9月にサービスを開始したアプリ。韓国では2022年にマッチングアプリ分野で売上・ダウンロードともに1位を獲得したと公表されており、公式サイトでは累計1,000万ダウンロード突破を掲げています(韓国を含む数字)。

日本での特徴は「まずは友だちから」というスタンス。他アプリの「いいね」に当たる機能が「気になる」ボタンになっており、恋愛や結婚を前面に出さずに接点を作れます。婚活の重さが苦手な人、まず話し相手が欲しい人に向いた設計です。顔写真登録率100%を掲げており、写真のない相手にまず出会わない構造になっています。

5軸の評価とその理由

  • 機能性○:「気になる」ボタンなど、カジュアルに接点を作る機能が中心。詳細な条件検索や婚活向けの機能は控えめ
  • 使いやすさ◎:恋愛目的を前面に出さずに始められるため、登録の心理的ハードルが低い。UIもシンプル
  • コスパ○:男性は1ヶ月プラン3,700円で、12ヶ月プラン18,000円なら月1,500円まで下がります。ただし日本での会員層がまだ育っている段階なので、長期契約は慎重に判断したい
  • 出会いの広がり○:累計1,000万ダウンロードは韓国を含む数字。日本国内では2024年9月開始と新しく、地域によっては相手が少ない可能性がある
  • 安全対策○:登録時のプロフィール審査と24時間の安全管理。ただし日本での運用実績は他社より浅く、そのぶん○にとどめた

WIPPYはスマートフォンアプリとして提供されています。下のボタンはスマホならApp Store/Google Playへ、パソコンで開くとQRコードの表示ページへ移動します。

WIPPY をダウンロード

メリット

  • 「友だちから」で始められて心理的ハードルが低い
  • 顔写真登録率100%で相手の顔を確認しやすい
  • 12ヶ月契約なら月1,500円まで下がる
  • 韓国での実績が公表されている

デメリット

  • 日本でのサービス開始が2024年9月と新しく会員層が未成熟
  • 地方では相手が見つかりにくい可能性がある
  • 真剣な婚活には機能が物足りない

こんな人におすすめ

  • いきなり恋活・婚活と構えるのが苦手な人
  • まず話し相手・友だちから広げたい人
  • 写真のない相手とやり取りしたくない人
  • 都市部在住で相手の母数を確保しやすい人

3. ENSPORTS|スポーツという共通項で会話に困らない

札幌の株式会社エンスポーツが運営する、スポーツ好きに特化した恋活・婚活アプリ。「スポ活」を掲げ、一緒にスポーツを楽しむ相手や観戦仲間を探せます。男女とも基本無料で登録でき、男性はベーシックプラン(月1,400円〜)でメッセージ等の機能が解放されます。女性は本人確認を済ませると、無料でベーシックプランへアップグレード。

このアプリの価値は料金の安さより、会話の入り口が最初から用意されている点にあります。一般的なマッチングアプリで最も難しいのは最初のメッセージですが、「何のスポーツをやっているか」「どのチームを応援しているか」という共通の話題があれば、その壁が下がります。

5軸の評価とその理由

  • 機能性○:スポーツ種目での絞り込みが軸。汎用的な検索機能は大手に譲るが、目的に対しては過不足ない
  • 使いやすさ◎:男女とも基本無料で登録でき、共通の趣味があるため会話が始めやすい
  • コスパ◎:男性月1,400円〜は、Pairsの月4,800円と比べて3分の1以下
  • 出会いの広がり△:会員数は非公開で、スポーツに関心のある層に限られる。地方や特定種目では相手が少ない可能性が高い
  • 安全対策○:年齢確認は必須。ただし監視体制の詳細は大手ほど公開されていない

ENSPORTS 公式サイトを見る

メリット

  • 男性月1,400円〜でPairsの3分の1以下
  • スポーツという共通項で最初の会話に困らない
  • 男女とも基本無料で登録できる
  • 恋愛目的だけでなく「一緒に体を動かす相手」探しにも使える

デメリット

  • 会員数が非公開で母数が読めない
  • スポーツに関心がないと強みがまったく活きない
  • 地方・マイナー種目では相手が見つかりにくい

こんな人におすすめ

  • スポーツが生活の一部になっている人
  • 観戦仲間・一緒に運動する相手も探したい人
  • 最初のメッセージで毎回つまずく人
  • 月額を1,000円台に抑えたい人

4. バチェラーデート|相手探しの時間をAIに預ける

株式会社バチェラーデートが運営する、AI自動マッチングのサービス。他の3本と根本的に設計が違い、自分で相手を探しません。空いている日を選ぶと、AIが相手・日程・待ち合わせ場所まで設定し、利用者は当日その場所に行くだけ、という流れです。公式は「週1デート保証」として案内しています。

料金はお手軽プランで月9,800円(1ヶ月)。Pairsの月4,800円の倍以上です。ただしこれは「相手を探す時間」と「日程調整の手間」を代行する対価と考えると、時間単価の高い人には合理的になり得ます。なおデート代(カフェ代等)は別途、男性負担が基本です。

入会には審査があり、通過率は10%前後とされています。男性は経営者・医師・管理職といった職業の会員が多く、年収800〜1,000万円層が中心と説明されています。

5軸の評価とその理由

  • 機能性◎:AIによる相手選び・日程調整・場所設定の代行は他の3本にない独自の仕組み
  • 使いやすさ◎:やることが「空いている日を選ぶ」だけ。アプリ内での作業量は4本で最も少ない
  • コスパ△:月9,800円〜はPairsの倍以上。加えてデート代が別途かかるため、月の総支出は月額だけでは収まらない
  • 出会いの広がり△:審査通過率10%前後とされ、母数は意図的に絞られている。会員数も非公開
  • 安全対策○:審査制であること自体が一定のフィルターとして機能する。年齢確認も必須

バチェラーデート 公式サイトを見る

メリット

  • 相手探し・日程調整の手間がかからない
  • 公式が「週1デート保証」として案内している
  • 審査制で相手の属性が揃いやすい
  • メッセージのやり取りが苦手でも会うところまで進みやすい

デメリット

  • 月9,800円〜とPairsの倍以上
  • デート代が別途必要(男性負担が基本)
  • 審査に通らない場合がある
  • 相手を自分で選べない

こんな人におすすめ

  • アプリ内のやり取りに時間を使いたくない人
  • メッセージのラリーが続かず会う前に終わってしまう人
  • 費用より時間を優先できる人
  • 審査基準に当てはまる職業・年収層の人

用途別おすすめまとめ

目的・状況 おすすめ 選ぶ理由と、向かない場合
再婚したい・子どもがいる マリッシュ リボンマークで前提を共有できる。ただし初婚同士の恋活だと強みが出ない
恋活・婚活と構えるのが重い WIPPY 心理的ハードルが最も低い。ただし地方では相手が少ない可能性
スポーツが好き・観戦仲間も欲しい ENSPORTS 男性月1,400円〜で最も安い。スポーツに関心がないと機能しない
相手探しの時間を削りたい バチェラーデート AIが代行。ただし月9,800円+デート代がかかる
とにかく母数の多さを取りたい Pairsに残る 累計2,700万の規模はこの4本では代替できない

乗り換えるときに気をつけること

1. Pairsを解約する前に、乗り換え先を1ヶ月試す

マッチングアプリは実際に登録してみないと会員層が分かりません。特にこの4本はPairsより会員数が少ないため、自分の地域・年齢層で相手が見つかるかは登録して確認するしかありません。

Pairsの有料プランを解約してから乗り換えると、「新しいアプリに相手がいない」という状態になったときに戻り先がなくなります。1ヶ月は並行して使い、感触を確かめてから解約するほうが安全です。なお有料プランの解約は、アプリストア経由で登録した場合はストア側での手続きが必要になることが多いので、課金経路を確認しておいてください。

2. 長期契約の割引に飛びつかない

WIPPYの12ヶ月契約(月1,500円)のように、長期プランは月あたりの単価が大きく下がります。ただし合わなかったときの損失も比例して大きくなります。特に日本でのサービス開始が新しいアプリは、会員層がこれから変わる可能性もあります。

最初は1ヶ月プランで試し、続けられると判断してから長期に切り替えるのが基本です。年間契約は「このアプリで探し続ける」と決めてからで遅くありません。

3. 「アプリの外へ誘導してくる相手」に注意する

運営側の体制が整っていても、利用者側の自衛は別に必要です。マッチングアプリで最も多いトラブルは、業者アカウントや勧誘目的のアカウントとのやり取りです。次のような相手には距離を置いてください。

距離を置いたほうがいい相手の例

  • 数往復のやり取りですぐLINEなど外部サービスへ移そうとする
  • 投資・副業・ビジネスの話題を出してくる
  • プロフィール写真が加工や他人のものに見える
  • 会う前に金銭の話や個人情報を求めてくる

こうした相手は運営に通報できます。通報とブロックの機能がどこにあるかを、登録した直後に確認しておくと安心です。やり取りはできるだけアプリ内で完結させるほうが、記録が残るぶん対処もしやすくなります。

4. プロフィール写真はアプリごとに変える

乗り換え時にPairsのプロフィールをそのまま流用する人は多いのですが、アプリごとに求められる雰囲気が違います。カジュアルなWIPPY、スポーツ軸のENSPORTS、審査のあるバチェラーデートでは、それぞれ適した写真が変わります。

写真の印象が結果に影響することは各社が共通して指摘しています。自撮りやスナップで手応えがない場合、プロに撮影を依頼するという選択肢もあります。マッチングアプリ用のプロフィール撮影に特化したサービスがあり、複数アプリで使い回せる素材が一度に揃います。

Photojoy 公式サイトを見る

5. 複数併用は「目的を分ける」前提で

4本とも目的特化型なので、併用しても役割がぶつかりません。たとえば「再婚を前提にマリッシュ」「趣味の広がりでENSPORTS」という組み合わせは自然です。

ただし女性は無料でも、男性は本数ぶん月額がかかります。Pairs(月4,800円)1本を、ENSPORTS(月1,400円)+WIPPY(月3,700円)に置き換えるといった予算内での組み替えを先に検討するほうが、支出を増やさずに選択肢を広げられます。やり取りが同時進行になると混乱するので、最初は2本までに抑えるのが現実的です。

よくある質問

Q1. Pairsより会員数が少ないアプリで本当に出会えますか?

会員数の少なさが、そのまま不利になるとは限りません。会員数は「母数」であって「自分に合う相手の数」ではないからです。マリッシュの400万人はPairsの累計登録数の約7分の1ですが、そのうち再婚を前提にしている人の割合は高いと考えられます。自分の条件で絞り込んだあとの人数で考えると、逆転することがあります。

ただし地方在住の場合は母数の少なさが直接効いてきます。まず1ヶ月試して、自分の地域で相手が表示されるかを確認してください。

Q2. 女性は本当に無料ですか?

紹介した4本は、いずれも女性の基本利用が無料です(ENSPORTSは本人確認を済ませることでベーシックプランへ無料アップグレード、バチェラーデートは審査通過が前提)。これは国内マッチングアプリの標準的な構造で、Pairsも同様です。

ただし一部の追加機能や優先表示はオプション課金になることがあります。無料の範囲で何ができるかは、登録時に確認してください。

Q3. 安全性はどう判断すればいいですか?

判断材料は3つあります。インターネット異性紹介事業の届出(出会い系サイト規制法に基づく届出で、事業者に義務づけられています)、年齢確認の方法(写真付き身分証によるものが確実)、監視体制(24時間対応か)です。

この4本ではマリッシュが最も情報開示が明確で、届出の受理番号とIMS認証の両方を公開しています。判断に迷ったら、公式サイトに届出番号が記載されているかを確認してください。あわせて、記事内の「アプリの外へ誘導してくる相手に注意する」も目を通しておいてください。

Q4. 男性の月額はどれくらいが相場ですか?

この記事で扱った範囲では、ENSPORTSの月1,400円台からバチェラーデートの月9,800円までの開きがあります。Pairsの月4,800円はその中間よりやや下です(マリッシュは公式に料金表の掲示がないため、この幅には含めていません)。

安いほど良いわけではなく、バチェラーデートの価格には「相手探しと日程調整の代行」が含まれます。自分が何にお金を払うのかを決めてから選ぶのが失敗しない方法です。

Q5. 複数のアプリを同時に使ってもいいですか?

一般に併用を禁じているアプリは多くありませんが、各アプリの利用規約はご確認ください。目的の違うアプリを併用するほうが効率的な場合もあります。ただし男性は本数ぶん課金されるため、予算の上限を先に決めておいてください。

Q6. Pairsは退会したほうがいいですか?解約だけで足りますか?

まずは解約だけで十分です。有料プランの解約と退会(アカウント削除)は別の手続きで、解約しただけならアカウントとメッセージは残り、無料でできる範囲の利用は続けられます。乗り換え先が合わなかったときに戻りやすいのも利点です。

完全に消したい場合は退会手続きが必要で、その場合はマッチング履歴やメッセージも削除されます。なお退会するとやり取り中の相手からは表示が消えるため、進行中の相手がいる場合は一言伝えてからのほうが行き違いになりません。

まとめ:Pairsの代わりは「規模」ではなく「目的」で選ぶ

Pairsの累計登録2,700万という規模は、この記事で紹介した4本では代替できません。規模そのものを求めるならPairsに残るのが正解です。

乗り換えが意味を持つのは、目的が絞れているときだけです。この4本はいずれも、Pairsが薄くしか持っていない部分を厚くした設計になっています。逆に言えば、目的が定まっていない状態で乗り換えても、会員数が減るぶん不利になります。

料金面では、男性の月額がENSPORTSの1,400円台からバチェラーデートの9,800円まで開きがあります。Pairsの月4,800円を基準に、安くするのか、時間を買うために上げるのかを先に決めると選びやすくなります。

女性はいずれも基本無料なので、目的の合う2本を並行して試すのが最も損の少ない進め方です。男性の場合も、いきなり長期契約せず1ヶ月プランで会員層を確かめてから判断してください。

あわせて読みたい

※ 紹介した各サービスはいずれも18歳以上(高校生を除く)が対象です。登録時には年齢確認が必要になります。
※ 本記事の料金・会員数は2026年8月時点で各公式サイトに掲載されている情報です。改定されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。