会社をつくったあと最初につまずくのが「会計ソフトは個人事業主のときと同じものでいいのか」という点です。結論から言うと、やよいの青色申告のような個人専用ソフトは法人では使えません。法人には貸借対照表・損益計算書だけでなく、株主資本等変動計算書と個別注記表を含む決算書が必要で、ソフト側がそれを出力できるかどうかで選択肢が絞られます。

さらに厄介なのが、各社の料金表が「人数」「仕訳の件数」「有人サポートの有無」で細かく分かれていることです。たとえばマネーフォワード クラウド会計のひとり法人プランは年29,760円(税抜)で、この記事で取り上げる有料プランのなかでは最も安いのですが、公式の注記に「1会計年度で登録できる仕訳数が500件まで」とあります。弥生会計 Next の無料体験も、公式に「決算書の作成・出力は利用不可」と書かれています。こうした条件は比較サイトの一覧表からはこぼれやすく、契約してから気づくと面倒です。

この記事では、公式サイトで年額が公開されている法人向け会計ソフト6本を、2026年10月29日に各社の公式ページで料金と機能を確認したうえで5軸で採点しました。

この記事の結論

  • はじめての経理を人に相談しながら進めたいなら freee会計(ひとり法人プラン 年35,760円+税・チャットとメールのサポート付き)
  • 決算書の種類と仕訳の処理量に余裕が欲しいなら 弥生会計 Next(エントリープラン 年34,800円+税)
  • 自分で仕訳を入力する前提で費用を抑えるなら 円簿会計(最初の12か月は0円・以降は年11,500円+税)
  • 請求・給与・経費まで同じ会社でそろえたいなら マネーフォワード クラウド会計(ひとり法人プラン 年29,760円+税)
  • 毎年の支払いをやめて買い切りにしたいなら 会計王(40,000円+税=税込44,000円・Windows 11専用)
  • とにかく0円で記帳と決算書だけ済ませたいなら フリーウェイ経理Lite(無料版・Windows専用)

なお個人事業主の会計ソフト選びは 個人事業主の会計ソフトおすすめ5選、freee からの乗り換え先は freee会計の代わり|会計ソフト厳選5選 にまとめています。本記事は「法人を作った(これから作る)ので、法人の決算まで自社で回せるソフトを選びたい」人向けです。

法人の会計ソフトは「決算書を自分で出せるか」で分かれる

1. 個人専用ソフトは法人では使えない

やよいの青色申告 オンラインやみんなの青色申告は、所得税の確定申告(青色申告決算書・収支内訳書)を出すための製品です。法人が決算期末に作る決算書は別物で、貸借対照表・損益計算書に加えて株主資本等変動計算書と個別注記表が必要になります。法人になった時点で、法人の決算書を出せるソフトへ移る必要があります。

フリーウェイ経理Liteのように「青色申告や白色申告の機能はありません」と公式に明記しつつ、法人の決算書は出せる、という逆のパターンもあります。個人と法人のどちらを前提にした製品なのかを、まず製品ページで確認してください。

2. 「無料で試せる」の中身が社によって違う

無料で試せる仕組みは6本ともありますが、期間も、その間にできることも違います。弥生会計 Next の無料体験プランは公式に「ベーシックプラスプラン相当の機能(決算書の作成・出力は利用不可)を、1事業者につき1回まで、最大2か月間」と書かれています。つまり決算のリハーサルはできません。

一方でフリーウェイ経理Liteは無料版に期間の制限がなく、円簿会計は新規登録から12か月が無料で、期間が終わると表示・閲覧とCSVの書き出しだけになります(どちらも公式の料金ページに記載)。「無料」という言葉だけで並べると判断を誤ります。

3. 料金の差より「人数」と「仕訳の件数」で決まる

法人向けプランの価格差は年3万円前後に集まっていて、本当に効いてくるのは付随する条件です。マネーフォワード クラウド会計のひとり法人プランは利用人数1名・年500仕訳まで、freee会計のひとり法人プランは利用人数1名(追加は最大2人まで・1人あたり年払い時1,000円/月)、弥生会計 Next は会計機能が3名まで基本料金内と、同じ価格帯でも前提がまったく違います。


早見比較表:法人向け会計ソフト6本まとめ

ソフト名年額(税抜)形態決算書4点明細自動取込おすすめ度
freee会計35,760円クラウド◎◎★★★★★
弥生会計 Next34,800円クラウド◎◎★★★★☆
円簿会計0円→11,500円クラウド○×★★★★☆
マネーフォワード クラウド会計29,760円クラウド○◎★★★★☆
会計王40,000円(買切)Windows◎◎★★★☆☆
フリーウェイ経理Lite0円Windows◎×★★★☆☆

※ 金額は2026年10月29日時点の各社公式サイトの料金表によります(円簿会計のみ2026年11月3日に再確認し、値上げ後の金額に差し替えました)。年額は本文の採点条件(利用者1名・年300件ほどの仕訳)を満たす最も安いプランの金額です。

※「決算書4点」=貸借対照表・損益計算書・株主資本等変動計算書・個別注記表の4つを公式が名前を挙げて対応と書いているものを◎、法人の決算書は作れるが内訳の明記が見当たらないものを○としました。

※「明細自動取込」=銀行・クレジットカードの明細を自動で取り込んで仕訳にできるか。

※ おすすめ度は下の総合点に連動しています(14点=★5/12〜13点=★4/10〜11点=★3)。

表の読み方ヒント

  • クラウドで明細の自動取込まで欲しいなら freee会計・弥生会計 Next・マネーフォワード クラウド会計の3本:どれも銀行・カードの明細の自動取込と法人の決算書に対応します(円簿会計もクラウドですが、自動取込はありません)。分岐点は「有人サポートが基本料金に入るか(freee)」「仕訳の処理量と人数に余裕があるか(弥生)」「請求・給与まで同じ会社でそろえるか(マネフォ)」です
  • 費用を最小限にしたいなら 円簿会計 か フリーウェイ経理Lite:どちらも銀行・カードの明細の自動取込がないので、通帳やカードの明細を自分で入力する前提になります
  • 毎年の支払いをやめたいなら 会計王:44,000円(税込)の買い切りで、初年度は年間保守の「バリューサポート」が無償で付きます。ただしWindows 11専用です

採点のルール:ひとり社長の法人で比べる

比較の前提と基準を先に決めておきます。

採点する場面:従業員のいない(または社長1人が使う)法人が、年300件ほどの仕訳で、決算書の作成まで自社で回す場面を想定しました。各製品は、その条件を満たす最も安いプランで採点しています。利用者が3名以上になる場合や取引が多い場合は、下の各ソフトの節に書いた上位プランの金額で読み替えてください。

5軸の基準(◎3点・○2点・△1点・×0点の15点満点)

軸 ◎の条件(3つとも満たす)
機能性 ①法人の決算書を基本料金の範囲で作れる ②銀行・クレジットカードの明細を自動で取り込んで仕訳にできる ③年間に登録できる仕訳が1万件以上、または公式に上限の記載がない(想定の年300件を超えて取引が増えても、同じプランのまま続けられるかを見る条件です)
使いやすさ ①簿記や会計に不慣れな人のための案内(初心者・簿記の知識がない人・仕訳に迷う人に向けた専用ページ、無料相談、学習コンテンツ、仕訳の事例集のいずれか)を公式が明示している ②採点したプランの料金の範囲で、人によるサポート(電話・メール・チャットのいずれか)を受けられる ※この軸は2条件
コスパ 2年分の料金(税抜)が0〜3万円 ※3万円超〜8万円は○、8万円超は△
拡張性 ①請求・給与・経費などの周辺業務の公式サービスと連携できる ②会計事務所・税理士が同じデータを直接見られる仕組み(専用アカウント・データ共有)が公式にある ③使う場所やOSを選ばない(クラウド、またはWindowsとMacの両対応)
安定性 ①提供元が10年以上、法人でも使える会計ソフトを提供し続けている ②税制改正・法令改正への対応が、採点したプランの料金に含まれる ※この軸は2条件

条件を3つ満たせば◎、2つなら○、1つ以下なら△です(2条件の軸は2つで◎・1つで○・0で△)。減点は上の条件に書いたことだけで行い、条件に無い事情(開発元の規模や設計思想の好みなど)は点数に持ち込みません。コスパを2年分で見るのは、買い切り型と月額型と「最初の1年だけ無料」を同じ物差しに乗せるためです。会計ソフトは毎年使うものなので、初年度の金額だけでは判断を誤ります。なお買い切りの会計王については、法令改正への対応にかかる年間保守の費用を安定性の軸で評価しているため、コスパの計算には本体価格だけを使っています(同じ事実を2つの軸で数えないようにするためです)。実際に2年目も保守を続ける場合の金額は、会計王の節に書いています。

総合と順位:合計12点以上を総合◎、10〜11点を総合○、9点以下を総合△とし、総合△は本編に入れません。同点のときは機能性の高い方を上にし、それでも並ぶときはコスパ、次に拡張性で決めます。この記事ではどちらの同点も機能性の段階で決着しました。

この記事で選んだ範囲:公式サイトで年額が公開されている製品だけを対象にしました。勘定奉行クラウドやPCA会計のように、規模や構成によって見積もりが変わる中堅企業向けの製品は、同じ物差しに乗せられないため対象外です。


総合評価:5軸でのランキング

順位 ソフト名 機能性 使いやすさ コスパ 拡張性 安定性 合計 総合
1位 freee会計 ◎ ◎ ○ ◎ ◎ 14 ◎
2位 弥生会計 Next ◎ ○ ○ ◎ ◎ 13 ◎
3位 円簿会計 ○ ◎ ◎ ○ ◎ 13 ◎
4位 マネーフォワード クラウド会計 ○ ○ ○ ◎ ◎ 12 ◎
5位 会計王 ◎ ◎ ○ △ ○ 11 ○
6位 フリーウェイ経理Lite ○ ○ ◎ △ ◎ 11 ○

順位の根拠

  • freee会計(14点・総合◎):ひとり法人プランでも決算書4点の作成・明細の自動取込に対応し、仕訳件数の上限は公式に見当たらないので機能性◎。公式が新設法人向けに「はじめての経理で不安なあなたへ」の無料電話相談を出していて①を満たし、ひとり法人プランでもチャットとメールのサポートが付くので②も満たして使いやすさ◎。2年で71,520円(税抜)はコスパ○。周辺サービスが広く、アドバイザー(税理士)の招待が無料・人数上限なしで、クラウドなのでOSを選ばず拡張性◎。2012年7月設立でクラウド会計ソフトの提供は10年を超え、インボイスと電子帳簿保存法への対応が料金に含まれるので安定性◎
  • 弥生会計 Next(13点・総合◎):決算書は貸借対照表・損益計算書・製造原価報告書・注記表・株主資本等変動計算書まで全プラン対象、金融機関連携とAIによる証憑の読み取りも全プラン対象で、仕訳は1会計期間あたり最大10万行なので機能性◎。公式の活用シーンに「簿記や会計の知識がなくても使いたい」のページがあって①は満たしますが、エントリープランは有人チャット・メール・電話がすべて対象外(AIチャットとWebのFAQのみ)で②を満たさないので使いやすさ○。2年で69,600円(税抜)でコスパ○。弥生シリーズの請求・経費・証憑と連携し、会計事務所とのデータ共有も全プラン対象、クラウドなので拡張性◎。公式が「1987年の『弥生シリーズ』の登場から継続して」と書くブランドで、法令改正対応は料金内なので安定性◎
  • 円簿会計(13点・総合◎):法人の決算報告書を無料プランでも作れ、仕訳件数の上限の記載も見当たりませんが、銀行・カードの明細を自動で取り込む機能がないため機能性○。公式が「経理初心者にも分かりやすい画面構成で、簿記の知識がない方でも安心して」と書いていて①を満たし、無料の一般プランでもメールサポート(お問い合わせ・円簿の機能)が付くので②も満たして使いやすさ◎。最初の12か月が0円で2年目も年11,500円(税抜)、2年で11,500円なのでコスパ◎。円簿給与・円簿青色申告など同社サービスがあり、クラウドでOSを選ばない一方、税理士が同じデータを直接見る仕組みは公式に見当たらず拡張性○。2013年12月設立・2014年から円簿会計を提供(公式沿革)で10年以上を満たし、税制改正対応は無料プランでも料金内なので安定性◎
  • マネーフォワード クラウド会計(12点・総合◎):ひとり法人プランでも決算書の作成は利用可で明細の自動取込も使えますが、公式の注記に「1会計年度で登録できる仕訳数が500件まで」とあり機能性○。全プラン共通でチャットとメールのサポートがあり②は満たしますが、公式の法人向けページは「経理経験者の使いやすさにこだわった設計」「複式簿記を採用しているため、簿記の知識がある方にとって使いやすい設計」という説明で、簿記に不慣れな人のための案内が見当たらず①を満たさないため使いやすさ○。2年で59,520円(税抜)はこの6本の有料勢で最安ですがコスパ○。会計・請求・経費・給与など12サービスが基本料金に含まれ、士業アカウントでの共有もでき、クラウドなので拡張性◎。2012年5月設立で『マネーフォワード クラウド』は2013年11月提供開始(公式沿革)、法令改正対応は料金内なので安定性◎
  • 会計王(11点・総合○):決算書は株主資本等変動計算書と注記表付きで出力でき、消費税申告書にも対応、MoneyLinkで銀行・カードの明細を取り込めて年間仕訳データは無制限なので機能性◎。質問に答えるだけでデータを作れる「らくらくエスコート」、業種別テンプレート、仕訳に迷ったときの事例集「仕訳博士」(2,000件以上)がそろって①を満たし、初年度はバリューサポートが無償で最大15か月の電話サポートが付くので②も満たして使いやすさ◎。本体40,000円(税抜)の買い切りでコスパ○。周辺に給料王・販売王はあるものの、動作OSがWindows 11だけで会計事務所と同じデータを直接共有する仕組みも公式に見当たらず拡張性△。ソリマチは1972年10月設立(公式の会社概要)で会計ソフトの歴史は長いものの、法令改正対応版の提供が有料のバリューサポート(年38,500円税込)に含まれる形なので安定性○
  • フリーウェイ経理Lite(11点・総合○):無料版でも貸借対照表・損益計算書・製造原価報告書・株主資本等変動計算書・個別注記表を出力でき仕訳の上限の記載も見当たりませんが、自動仕訳が有料版の機能なので機能性○。公式FAQが「初心者でも使えますか」に対してマニュアル・FAQ・動画・複式簿記の解説記事を挙げていて①は満たしますが、無料版は操作サポートが付かない(電話・メール・遠隔は有料版のみ)ため②を満たさず使いやすさ○。無料版は期間の制限がなく2年で0円、コスパ◎。同社の給与計算・販売管理・マイナンバー管理と連携できますが、税理士とのデータ共有は有料の顧問先版が前提で、対応OSもWindows 11と10だけなので拡張性△。提供元のフリーウェイジャパンは1991年3月設立(公式の会社情報)、無料版でも税制改正対応に費用が発生しないと公式FAQに明記されているので安定性◎

隣の順位との差

  • 1位と2位:freee会計と弥生会計 Next の差は使いやすさの1点だけです。freee会計は最安のひとり法人プランでもチャットとメールのサポートが付きますが、弥生会計 Next のエントリープランは有人のサポートが対象外です
  • 2位と3位:どちらも13点で、同点処理の最初の基準である機能性で分かれました。弥生会計 Next は銀行・カードの明細を自動で取り込めますが、円簿会計にはその機能がありません
  • 3位と4位:円簿会計は使いやすさ◎・コスパ◎、マネーフォワード クラウド会計はどちらも○です。逆に拡張性はマネフォ◎・円簿○なので、差し引き1点で円簿が上になりました。機能性はどちらも○ですが中身は逆で、マネフォは明細の自動取込ができる代わりに仕訳が年500件まで、円簿は自動取込がない代わりに上限の記載がありません。読む側の選択は「明細の自動取込に年29,760円(+税)払うか、自分で入力して年11,500円(+税)に抑えるか」です
  • 4位と5位:会計王は機能性◎・使いやすさ◎でマネーフォワード クラウド会計より2点多く取ります。それでも拡張性がマネフォ◎(12サービス・士業アカウント・クラウド)に対して△(Windows 11専用・会計事務所との直接共有が見当たらない)、安定性もマネフォ◎に対して○で合計3点落ちるため、差し引き1点でマネフォが上になりました
  • 5位と6位:どちらも11点で、機能性で分かれました。会計王は銀行・カードの明細を自動で取り込めますが、フリーウェイ経理Liteの無料版にはその機能がありません(有料版の機能です)

詳細比較表:決算書・サポート・対応環境

比較軸freee弥生Next円簿マネフォ会計王フリーウェイ
決算書4点の明記◎◎○○◎◎
明細の自動取込◎◎×◎◎×
年間の仕訳上限記載なし10万行記載なし500件無制限記載なし
有人サポートチャットなしメールチャット電話(初年度)なし
対応環境クラウドクラウドクラウドクラウドWin 11Win 11/10
料金内の利用者1名3名1名1名1台データ1件
無料で試せる期間30日最大2か月12か月1か月30日期間なし
税理士とデータ共有◎◎×◎×有料版のみ
2年分の料金(税抜)71,520円69,600円11,500円59,520円40,000円0円

※ 各項目は2026年10月29日時点の公式サイトの記載です(円簿会計の金額は2026年11月3日に再確認した値)。採点に使ったプランは、freeeが「ひとり法人」、弥生会計 Next が「エントリー」、円簿会計が「一般(無料)→円簿PRO ベーシック」、マネーフォワードが「ひとり法人」です。

※「有人サポート」のチャットはメールサポートも含みます(freee・マネーフォワードはどちらも利用可)。

※「2年分の料金」は採点に使った金額です。会計王は本体の買い切り価格で、2年目以降に年間保守(バリューサポート年38,500円税込)を続ける場合は別途かかります(2年合計82,500円・税込)。

※ フリーウェイ経理Liteの無料版は、公式の料金プラン表で「登録できるデータ数1」と示されています。利用者の人数の制限は見当たりません。

※ 弥生会計 Next の無料体験はベーシックプラス相当ですが、公式に決算書の作成・出力は利用不可と書かれています。

※ freee会計のひとり法人プランは利用者を最大2人まで追加できます(1人あたり年払い時1,000円/月)。

この表から読める要点

  • 明細の自動取込があるのは freee会計・弥生会計 Next・マネーフォワード クラウド会計・会計王の4本です。円簿会計とフリーウェイ経理Liteは入力が手作業になるので、取引の件数が多い法人には向きません
  • 有人サポートが料金に入っているのは freee会計・円簿会計・マネーフォワード クラウド会計、それに初年度の会計王です。弥生会計 Next で電話や仕訳相談まで使うにはベーシックプラスプラン(年84,000円+税)が必要です
  • Macを使っているなら、選べるのはクラウドの4本だけです。会計王とフリーウェイ経理LiteはWindows専用です

各ソフトを詳しく見る

1. freee会計|はじめての経理を相談しながら進められる

freee会計の法人向けプランは、ひとり法人(年払い2,980円/月=35,760円/年・税抜)、スターター(5,480円/月=65,760円/年・税抜)、スタンダード(8,980円/月=107,760円/年・税抜)、アドバンス(39,780円/月・税抜)に、料金が問い合わせのエンタープライズを加えた5段階です。ひとり法人プランは利用者1名で、公式の比較表では決算書作成・帳簿作成・請求書作成・レシート管理・資金繰り管理が利用可、請求書の一括作成・一括送付と経費精算が利用不可になっています。なお従量課金はひとり法人プランだけ「なし」で、経費精算(1人あたり月300円)と受発注書類の送付(1件95円)が発生するのはスターター以上です。決算書の内訳は注記に「貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、注記表」と明記されています。

5軸の内訳は、決算書4点と明細の自動取込に対応し仕訳の上限の記載もないので機能性◎、新設法人向けページに「はじめての経理で不安なあなたへ」の無料電話相談があり、ひとり法人プランでもチャットとメールのサポートが付くので使いやすさ◎、2年で71,520円(税抜)なのでコスパ○、アドバイザーの招待が無料・人数上限なしで周辺サービスも広くクラウドなので拡張性◎、2012年7月設立でクラウド会計ソフトの提供は10年を超え、法令対応が料金内なので安定性◎です。

着地するのは新設法人向けの「おすすめ料金プラン」のページです。ひとり法人プランは、スタンダード・スターターの下にある「一期目の決算を終えている法人様で、記帳業務をクラウド化したい方」の枠に年払い2,980円/月(35,760円/年・税抜)として載っています。

freee会計 公式サイトを見る

メリット

  • 最安のひとり法人プランでもチャット・メールのサポートが付く
  • 決算書の内訳(株主資本等変動計算書・注記表)を公式が明記している
  • 税理士(アドバイザー)の招待が無料で人数の上限もない
  • クレジットカード登録なしで30日間試せる

デメリット

  • ひとり法人プランは利用者1名(追加は最大2人まで・1人あたり年払い時1,000円/月)
  • ひとり法人プランでは経費精算が使えない
  • 請求書の一括作成・一括送付が利用不可(スターター以上の機能で、そちらでは送付1件95円の従量課金)

こんな人におすすめ

  • 法人の経理がはじめてで、分からないところを人に聞きたい
  • 将来人を増やす前提で、同じ画面のまま上位プランへ上げたい

2. 弥生会計 Next|決算書の種類と処理量に余裕がある

弥生会計 Next は年契約でエントリー(月あたり2,900円=34,800円/年・税抜)、ベーシック(4,200円=50,400円/年・税抜)、ベーシックプラス(7,000円=84,000円/年・税抜)の3プランです。月契約だと3,480円・5,040円・8,400円/月(税抜)になります。決算書は貸借対照表・損益計算書・製造原価報告書・注記表・株主(社員)資本等変動計算書まで3プランとも対象で、金融機関連携とAIによる証憑の自動読み取りも3プランとも対象です。仕訳データの処理量は公式の主要スペックで1か月あたり最大15,000行・1会計期間あたり最大100,000行と示されています。

差が出るのはサポートと部門管理です。エントリープランは有人チャット・メールサポート・電話サポート・仕訳相談・導入運用支援・部門管理機能のすべてが対象外で、使えるのはWebのFAQとAIチャットだけです。会計機能は3名まで基本料金内で、4名以上は1名あたり300円/月(税抜)が加わります。

着地する製品ページに料金プランが載っています。この記事で採点したのは年契約のエントリープランです(月契約は3,480円/月+税で割高になります)。

弥生会計 Next 公式サイトを見る

メリット

  • 決算書の対応範囲が広く、3プランとも同じ内容
  • 会計機能を3名まで基本料金内で使える
  • 会計事務所とのデータ共有と達人シリーズ連携が全プラン対象
  • 最大2か月の無料体験がある(1事業者1回まで)

デメリット

  • エントリープランは有人のサポートが一切付かない
  • 部門管理を使うにはベーシックプラン以上が必要
  • 無料体験では決算書の作成・出力ができない

こんな人におすすめ

  • 社長と経理担当など、2〜3人で同じデータを触りたい
  • すでに顧問の会計事務所がいて、弥生のデータでやり取りしたい

3. 円簿会計|自分で入力する前提なら年11,500円で収まる

円簿会計は株式会社円簿インターネットサービスのクラウド会計ソフトです。料金は【円簿PRO】のページにまとまっていて、一般(無料トライアル・12か月間無料)0円、ベーシック年11,500円(税抜)、スタンダード年22,800円(税抜)、プレミアム年118,000円(税抜)の4段階です(2026年11月3日に公式ページで確認。同ページには「『円簿PRO』が新しくなりました」とあり、2026年10月29日に確認した9,500円・19,000円・98,000円から改定されています)。無料の一般プランは1社・1ユーザー、ベーシックは2社・各社2ユーザーまでで、決算報告書(法人)・青色申告決算書・所得税申告書・OCR入力・経費精算機能・インボイス対応・電子帳簿保存法対応・税制改正対応が利用可、消費税集計表と消費税申告書・月次締め処理・部門設定・定期バックアップ・広告の非表示は対象外です。

注意したいのは無料の範囲です。製品ページには「全基本機能がずっと無料」と読める案内がありますが、同じページの注記に「無料期間は新規ご登録から1年間」と書かれています。期間が終わると表示・閲覧とCSVの書き出しだけになり、入力はできません。2年目からベーシック(年11,500円+税)に移る前提で考えてください。なお当サイトの個人事業主向けの記事(freee会計の代わり)でも、同社の円簿青色申告の安定性を本記事と同じ2条件(提供元が10年以上続いているか/税制改正対応が採点したプランの料金に含まれるか)で◎としており、向きはそろっています。銀行やカードの明細を自動で取り込む機能はなく、公式も「帳簿の自動作成に必要な銀行IDや大切な個人情報は登録する必要がない」と説明しています。

着地するのは料金がまとまっている「【円簿PRO】会計・青色申告」のページです。表の「一般:無料トライアル(12ヵ月間無料)」の列が無料で使える範囲、「ベーシック」の列が2年目以降に移る年11,500円(税抜)のプランです。

円簿会計 公式サイトを見る

メリット

  • 2年目以降もベーシックが年11,500円(税抜)で収まる
  • 無料プランでもメールサポートが付く
  • クラウドなのでMacやタブレットからも使える
  • 弥生会計からデータを取り込める

デメリット

  • 無料は新規登録から12か月だけで、以降は入力できなくなる
  • 銀行・カードの明細の自動取込がない
  • 消費税申告書はベーシック以上でないと作れない
  • 無料プランは画面に広告が出る(広告の非表示は有料プランの機能)

こんな人におすすめ

  • 取引の件数が少なく、通帳やカードの明細を自分で入力できる
  • 固定費を年1万円以内に抑えたい

4. マネーフォワード クラウド会計|周辺業務まで同じ会社でそろう

マネーフォワード クラウド会計の法人向けは、ひとり法人(年払い2,480円/月=29,760円/年・税抜)、スモールビジネス(4,480円/月=53,760円/年・税抜)、ビジネス(6,480円/月=77,760円/年・税抜)の3プランです。月払いならそれぞれ3,980円・5,980円・7,980円/月(税抜)です。決算書の作成は3プランとも利用可で、会計・請求書発行・請求書受領・経費精算・給与計算・勤怠管理・社会保険・年末調整・マイナンバー・労務人事管理・電子契約・デジタル保存の12サービスが基本料金に含まれます。

最安のひとり法人プランには2つの制限があります。公式の注記に「ひとり法人プランは1会計年度で登録できる仕訳数が500件までとなります」とあり、さらに管理コンソールに登録されているユーザーが士業アカウントを除いて1名の場合だけ契約できます。取引が多い法人や2人以上で使う法人は、実質スモールビジネスプラン(年53,760円+税)からの検討になります。サポートは全プラン共通でチャットとメール、電話はビジネスプランで登録後2か月間(事前予約制・10時〜17時)です。なお公式は2027年6月に料金体系の一部改定を予定しています。

着地するのはクラウド会計のサービス紹介ページです。ひとり法人プランの金額は、ページ上部の「料金」から「新設法人1年目」のタブを選ぶと出てきます。

マネーフォワード クラウド会計 公式サイトを見る

メリット

  • 会計のほか請求・経費・給与など12サービスが基本料金に含まれる
  • 全プラン共通でチャットとメールのサポートがある
  • クレジットカード登録なしで1か月試せる
  • 士業アカウントは利用人数に数えないので税理士と共有しやすい

デメリット

  • ひとり法人プランは年500仕訳まで・利用者1名まで
  • 公式が「簿記の知識がある方にとって使いやすい設計」と説明しており、簿記未経験だと用語で戸惑いやすい
  • 消費税申告書の作成と振込FBデータの作成はビジネスプランのみ
  • 2027年6月に料金体系の一部改定が予告されている

こんな人におすすめ

  • 簿記の知識があり、仕訳を自分で組み立てたい
  • 給与計算や請求書発行まで同じ会社のサービスでそろえたい

5. 会計王|毎年の支払いをやめたいなら買い切り

会計王はソリマチの買い切り型で、公式の製品ページに税込価格44,000円(税抜40,000円)と出ています。年間保守の「バリューサポート」は年38,500円(税込)ですが、公式が「今ならバリューサポート初年度無償」として最大15か月の電話サポート・法令や制度改正時の更新プログラム・次期製品の無償提供・クラウドストレージを付けています。つまり初年度は44,000円だけで、2年目以降にサポートを続けるかを選ぶ形です。2年目も続けるなら2年間の合計は82,500円(税込)、続けないなら44,000円(税込)のままですが、法令改正への対応版が届かなくなります。なお初年度無償は公式が「今なら」と書いているキャンペーンで、終了日は公表されていません。購入前に公式ページで条件をご確認ください。

機能面は法人の実務に必要なものがそろっています。決算書は株主資本等変動計算書と注記表付きで出力でき、消費税申告書(一般用・簡易課税用)も作れます。MoneyLinkと組み合わせると銀行・カードの明細を取り込んで自動で仕訳にでき、年間仕訳データは無制限です。弱点は環境で、動作OSはWindows 11のみ(Mac非対応)、Excel出力にはExcelが別途必要です。30日の無料版が公式サイトからダウンロードできます。

着地する製品ページに税込価格と「30日無料版ダウンロード」が並んでいます。年間保守の金額は「バリューサポート(年間保守契約)について」から確認できます。

会計王 公式サイトを見る

メリット

  • 44,000円(税込)の買い切りで、初年度は年間保守が無償
  • 年間仕訳データが無制限
  • 消費税申告書まで追加費用なしで作れる
  • 30日の無料版で実機を試せる

デメリット

  • 動作OSはWindows 11のみでMacでは使えない
  • 法令改正への対応を続けるには2年目から年38,500円(税込)のバリューサポートが必要
  • 会計事務所と同じデータを直接共有する仕組みが公式に見当たらない

こんな人におすすめ

  • Windowsのパソコン1台で経理を完結させたい
  • 毎年の固定費ではなく、一度の支払いで済ませたい

6. フリーウェイ経理Lite|0円で記帳と決算書だけ済ませる

フリーウェイ経理Liteの無料版は、公式の料金プラン表で月額利用料0円・利用期間無制限・登録できるデータ数1・保存場所はパソコン内・決算書あり(勘定式)・部門管理と工事管理なし・自動仕訳なし・操作サポートなしとなっています。対象は「個人事業主、中小企業」で、事業の規模や従業員数は料金プランに影響しません。出力できる帳票には貸借対照表・損益計算書・販売費一般管理費・製造原価報告書・株主資本等変動計算書・個別注記表が並んでいて、法人の決算書は無料のまま作れます。

割り切りが必要なのはサポートと連携です。無料版では電話・メール・遠隔のサポートが使えず、FAQ・マニュアル・解説動画・AIチャットで自力解決する前提になります。銀行やカードの明細を取り込む自動仕訳は有料版(企業版・年36,000円+税)の機能です。対応OSはWindows 11と10のみで、公式に「Macには非対応です」と明記されています。利用には常時オンライン接続が必要で、青色申告・白色申告の機能はありません(e-Taxに読み込める財務諸表のファイル出力は可能)。

着地するトップページの「料金プランを見る」から、無料版と有料版(企業版)の違いを確認できます。無料版は「無料版ユーザーになる」から申し込みます。

フリーウェイ経理Lite 公式サイトを見る

メリット

  • 無料版に期間の制限がなく、バージョンアップも無料
  • 無料版でも税制改正への対応に費用が発生しない
  • 法人の決算書(個別注記表まで)を0円で出力できる
  • 弥生会計・PCA会計・勘定奉行などの勘定科目体系に変更できる

デメリット

  • 無料版は操作サポートが付かない
  • 銀行・カードの明細の自動仕訳は有料版の機能
  • Macに非対応で、スマホアプリもない
  • 部門管理・固定資産台帳がなく、データは1件だけ

こんな人におすすめ

  • 設立したばかりで取引がほとんどなく、費用を1円もかけたくない
  • Windowsのパソコンで自分で入力する覚悟がある

用途別おすすめまとめ

こんな法人 おすすめ 選ぶ理由
経理がはじめてで相談先が欲しい freee会計 最安プランでもチャット・メールのサポートが付き、経理の無料電話相談もある
社長と経理担当の2〜3人で使う 弥生会計 Next 会計機能が3名まで基本料金内。4名以上も1名300円/月(税抜)で増やせる
取引が少なく費用を抑えたい 円簿会計 2年目以降も年11,500円(税抜)。無料プランでもメールサポートがある
請求・給与までまとめたい マネーフォワード クラウド会計 会計を含む12サービスが基本料金に含まれる
毎年の支払いをやめたい 会計王 44,000円(税込)の買い切りで初年度は年間保守が無償。年間仕訳は無制限
設立直後で取引がほぼない フリーウェイ経理Lite 無料版に期間制限がなく、法人の決算書まで0円で出せる
Macで使う クラウドの4本から選ぶ 会計王とフリーウェイ経理LiteはWindows専用

この表の使い方:まず「Macか/Windowsか」で2本が外れます。次に「明細を自動で取り込みたいか」で円簿会計とフリーウェイ経理Liteが外れ、残った4本は人数と仕訳の件数で決まります。利用者が2名以上になるなら、マネーフォワードはスモールビジネスプラン(年53,760円+税)、freeeはメンバー追加(1人あたり年払い時1,000円/月)かスタータープラン(年65,760円+税)になるので、弥生会計 Next のエントリープラン(年34,800円+税・3名まで)が相対的に安くなります。


検討して外した候補と、選ぶときの注意点

外した候補

候補 外した理由
弥生会計 デスクトップ(弥生会計 27) 同じ弥生のクラウド版(Next)と役割が重なるため、本記事では Next を代表にしました。インストール型が必要なら、あんしん保守サポートのセルフプランが弥生会計 27 スタンダードで年44,000円+税です(弥生ストアは製品と保守サポートのセット販売のみ)
勘定奉行クラウド・PCA会計 規模や構成で見積もりが変わる中堅企業向けのため、公式サイトで年額が公開されている製品だけを対象にした本記事の範囲から外しました
やよいの青色申告 オンライン・みんなの青色申告 所得税の確定申告用で、法人の決算書を作る製品ではありません

選ぶときの注意点

1. 「無料」の条件を料金ページの注記まで読む

円簿会計の製品ページには全基本機能が無料と読める案内がありますが、同じページの注記に「無料期間は新規ご登録から1年間」とあります。弥生会計 Next の無料体験も決算書の作成・出力ができません。無料の文字を見つけたら、必ず同じページの注記と料金プラン表を確認してください。

2. 最安プランの「人数」と「仕訳の件数」を先に確認する

マネーフォワード クラウド会計のひとり法人プランは年500仕訳まで、freee会計のひとり法人プランは利用者1名です。年間の仕訳が500件を超えそうなら、最初から上位プランの金額で比べた方が判断を間違えません。

3. 税理士に頼むなら、先に使うソフトを聞く

顧問の会計事務所がすでにある場合は、その事務所が扱えるソフトに合わせるのが結局いちばん早いです。freee会計はアドバイザー招待が無料・人数上限なし、弥生会計 Next は会計事務所とのデータ共有が全プラン対象、マネーフォワードは士業アカウントが利用人数に含まれません。会計王とフリーウェイ経理Liteの無料版には、同じデータを直接共有する仕組みが見当たりません。

4. 法人税の申告書はこの6本では作れない

6本とも作れるのは決算書までで、法人税の申告書は別の仕組みが必要です。freeeには freee申告、弥生には達人シリーズとの連携があります。自社で申告まで行う予定なら、その部分の費用も合わせて見積もってください。


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よくある質問

Q. やよいの青色申告をそのまま法人で使えますか?

使えません。やよいの青色申告は所得税の確定申告(青色申告決算書)を作る個人向けの製品です。法人になると貸借対照表・損益計算書に加えて株主資本等変動計算書や個別注記表を含む決算書が必要になるため、弥生であれば弥生会計 Next か弥生会計 デスクトップへの移行になります。

Q. 無料の会計ソフトだけで法人の決算まで終わりますか?

決算書までは終わります。フリーウェイ経理Liteの無料版と円簿会計の無料プランは、どちらも法人の決算書を出力できます。ただし法人税の申告書はどちらでも作れないので、申告は税理士に依頼するか、別の申告ソフトを使うことになります。また円簿会計の無料は新規登録から12か月までです。

Q. 無料で試せる期間はどれくらいですか?

freee会計が30日(クレジットカード登録不要)、マネーフォワード クラウド会計が1か月(ビジネスプラン相当の機能・カード登録不要)、弥生会計 Next が最大2か月(1事業者1回まで・決算書の作成と出力は不可)、会計王が30日の無料版、円簿会計が12か月、フリーウェイ経理Liteは無料版に期間の制限がありません。

Q. 途中でほかのソフトに乗り換えられますか?

できますが、手間は製品によって違います。会計王は他社製品の会計データ取り込みに対応し、円簿会計は弥生会計のデータを読み込めます。フリーウェイ経理LiteはCSVを自社のフォーマットに整えれば仕訳データを移せ、弥生会計・財務応援・PCA会計・勘定奉行・JDLの勘定科目体系に変更できます。クラウド同士はCSVの書き出しと読み込みが基本です。

Q. 社員が増えたときの追加費用はいくらですか?

弥生会計 Next は会計機能が3名まで基本料金内で、4名以上は1名あたり300円/月(税抜)です。freee会計のひとり法人プランは最大2人まで追加でき、経理・経営者相当は1人あたり年払い時1,000円/月(月払い時1,300円/月)です。スターターとスタンダードなら同じ権限が1人あたり年払い時300円/月で招待人数の上限もなく、請求書や経費精算だけを使う一般従業員相当は0円ですが、これはひとり法人プランには用意されていません(アドバンスの経理・経営者相当は1,000円/月です)。マネーフォワード クラウド会計はひとり法人プランでは追加できず、スモールビジネスプラン(3名まで)以上への変更が必要です。

Q. 価格はいつ時点のものですか?

本文の金額は2026年10月29日に各社の公式料金ページで確認した値で、円簿会計のみ2026年11月3日に再確認して改定後の金額に差し替えました。この分野は改定が多く、実際に円簿会計は確認から5日で値上げされ、マネーフォワードは2027年6月に料金体系の一部改定を公式に予告しています。契約前に各公式サイトで最新の金額をご確認ください。


まとめ:まずは無料期間で決算の手前まで触る

法人向けの会計ソフトは、価格の差より「決算書を自分で出せるか」「最安プランの人数と仕訳の上限」「有人サポートが料金に入るか」で決まります。本記事の物差し(利用者1名・年300件ほどの仕訳)では、サポートまで含めて総合点が最も高かったのは freee会計(14点)でした。

ただし条件が変わると順位も変わります。2〜3人で使うなら弥生会計 Next、取引が少なく自分で入力するなら円簿会計、周辺業務までそろえるならマネーフォワード クラウド会計、買い切りにしたいなら会計王、0円で始めるならフリーウェイ経理Liteです。

どれも無料で試せるので、決算のひとつ前の月次の試算表まで実際に作ってみてから決めるのが確実です。弥生会計 Next だけは無料体験で決算書の作成ができないので、その点だけ割り引いて評価してください。