請求書作成ソフト無料|個人事業主おすすめ6選【2026年版】

請求書の発行は、個人事業主・フリーランスにとって毎月避けて通れない事務作業です。「Excel・Wordの自作テンプレでも回るけれど、インボイス番号・電帳法・送付履歴の管理が地味に手間」——そんな悩みを、月額0円のクラウド請求書ツールが解決します。

本記事では完全無料で使える請求書作成ソフトを中心に6本を厳選し、5評価軸(機能性/使いやすさ/コスパ/拡張性/安定性)で順位づけしました。インボイス制度・電子帳簿保存法・会計ソフト連携・決済連動の4要件を軸に、個人事業主が今日から使える現実的な選択肢だけをまとめています。

この記事の結論

  • 無料で機能フル装備・会計連携も欲しい → freee請求書(基本機能が件数制限なしで無料)
  • 月10通まで永続無料・弥生系で安心 → Misoca(月10通を超えたら年8,800円プランへ)
  • 請求書だけ完全無料で無制限に発行したい → INVOY(発行・受領・電帳法対応まで無料)
  • 多通貨・海外取引もある → Zoho Invoice(英語圏の請求書・多通貨完全対応)
  • 会計と一気通貫で運用したい → マネーフォワード クラウド請求書(1ヶ月無料お試し・以降年10,800円〜)
  • 決済まで請求書1通で完結したい → Square 請求書(月額0円・カード決済連動)

請求書作成ソフトを選ぶ3つの軸(2026年版)

1. インボイス制度・電子帳簿保存法に対応しているか

2023年10月から始まったインボイス制度で、適格請求書発行事業者は登録番号入りの請求書発行が必須になりました。2024年からは電子取引データの電子保存が完全義務化されており、受領した請求書もPDFで7年間保存する必要があります。2026年時点の主要な請求書クラウドはこの両方に対応していますが、取引先ごとにインボイス番号の有無を分ける機能や、送信履歴の自動保存機能が備わっているかは要確認です。

2. 会計ソフトと連携できるか(統合型か単体型か)

請求書発行と会計記帳を別々のツールで運用すると、売掛金の消し込みや振替仕訳の二重入力が発生します。会計ソフトを既に決めているなら、同じシリーズの請求書ツールを選ぶのが結局は近道です。freee会計にはfreee請求書、マネーフォワード クラウド会計にはマネフォクラウド請求書、弥生会計にはMisocaがそれぞれ標準連携します。会計はExcelで自作している人は、単体で完結する無料ツール(INVOY・Zoho Invoice)が身軽です。

3. 決済連動が必要か

BtoCや小口取引が多い人は、請求書からそのままカード決済してもらえる機能があると回収が早くなります。Square 請求書はカード決済が請求書に組み込まれた設計で、決済手数料(請求書決済3.25%)だけで回収まで完結します。BtoBで銀行振込中心なら決済連動は不要で、その分無料枠の広いINVOYやZoho Invoiceが向きます。

早見比較表:無料で使える請求書作成ソフト6本

ソフト名料金(無料枠)提供形態インボイス電帳法会計連携決済連動対応OSおすすめ度
freee請求書基本機能無料(件数制限なし)クラウド◎(freee会計)○(freeeカード)Win/Mac/iOS/Android★★★★★
Misoca月10通まで無料(永続)クラウド◎(弥生・freee・MF)△(手動決済)Win/Mac/iOS/Android★★★★★
INVOY完全無料・発行数無制限クラウド○(CSV連携)△(手動決済)Win/Mac/iOS/Android★★★★☆
Zoho Invoice完全無料・件数制限なしクラウド○(番号追記型)○(Zoho Books)◎(Stripe/PayPal)Win/Mac/iOS/Android★★★★☆
マネーフォワード クラウド請求書1ヶ月無料お試し(以降年10,800円〜)クラウド◎(MFクラウド)○(MF Kessai)Win/Mac/iOS/Android★★★★☆
Square 請求書完全無料(月額0円)クラウド△(CSVエクスポート)◎(Square決済)Win/Mac/iOS/Android★★★★☆

※ ◎=対応・特に強い / ○=対応 / △=部分対応 / ×=非対応

※ 2026年7月時点、各公式情報より。料金・プラン構成は改定がある分野です

比較表の読み取り方

  • freee請求書は基本機能が件数制限なしで無料。会計freeeとのシームレス連携が付いて、個人事業主で最初に試す価値あり
  • Misocaは月10通まで永続無料。11通目以降はプラン15(年8,800円+税・月15通)への移行が必要
  • INVOYは完全無料で発行数無制限。OCR受領・電帳法対応まで無料で回るのが強み
  • Zoho Invoiceは完全無料でStripe/PayPal決済連動まで対応。海外取引や多通貨請求が多い人に強い
  • マネフォ クラウド請求書は単体無料プランなし・1ヶ月無料お試しのみ。個人事業主は「マネーフォワード クラウド パーソナルミニ(年払月900円・年10,800円+税)」に含まれる形が現実解
  • Square 請求書は月額0円で決済連動。カード決済手数料は請求書決済3.25%、対面決済2.5%〜(2026年8月時点)

5評価軸でランキング:個人事業主に本当におすすめなのはどれ?

評価軸の定義

評価内容
機能性 インボイス・電帳法・自動送信・定期請求・見積〜請求〜領収の一気通貫度
使いやすさ 日本語UIの完成度・初期設定の簡単さ・帳票デザインの直感性
コスパ 年間コスト対機能。永続無料枠と有料プランへの移行閾値
拡張性 会計ソフト連携・決済連動・スマホアプリ・API・多通貨対応
安定性 提供会社の継続性、日本国内での運営年数、障害履歴

評価結果

ソフト名機能性使いやすさコスパ拡張性安定性総合
freee請求書◎(完全無料・会計連携の1位)
Misoca◎(月10通完全無料・弥生系の2位)
INVOY○(単体完全無料の3位)
Zoho Invoice○(海外系フル機能の4位)
マネーフォワード クラウド請求書○(会計統合型の5位)
Square 請求書○(決済連動型の6位)

※ ◎=特に強い / ○=対応 / △=部分対応 / ×=非対応

1位 freee請求書は基本機能を件数制限なしで無料開放しており、freee会計と組み合わせれば売掛金の消し込みまで自動化できるのが決定要因。2位 Misocaは月10通まで永続無料で、弥生会計・freee・マネフォへの標準連携を持つ「乗り換え自由度」が高く、会計ソフトが未定の人にも合います。3位 INVOYは請求書発行数無制限・完全無料で、会計ソフトを使わずCSVで確定申告する人の身軽な選択肢。4位 Zoho Invoiceは多通貨・Stripe/PayPal決済連動で、海外取引や副業SaaSに強い一枚。5位 マネフォ クラウド請求書は無料枠こそ狭いものの、会計・給与・経費まで含めた統合力で会計セット派の1位。6位 Square 請求書は月額0円で決済手数料だけの明朗会計で、単発案件・スポット決済向けに存在感があります。

詳細比較:機能・件数制限・カスタマイズ

ソフト名月間発行数見積書納品書領収書定期請求自動リマインドカスタムロゴAPI
freee請求書無制限(基本無料)○(有料)
Misoca10通(無料)
INVOY無制限
Zoho Invoice無制限
マネーフォワード クラウド請求書プラン依存
Square 請求書無制限△(見積は別サービス)

1. freee請求書|完全無料で件数無制限・会計連携が強い1位

freee株式会社が提供する請求書作成サービス。基本機能が件数制限なしで無料という個人事業主に嬉しい設計で、見積書・納品書・請求書・領収書の帳票4種類を無料の範囲で発行できます。freee会計とはワンクリック連携でき、発行した請求書が売掛金として自動記帳される流れが最大の武器。個人事業主で「会計はfreee派」の人はまず入れる1本です。

freee請求書 公式サイトを見る

5軸の評価とその理由

  • 機能性◎:見積・納品・請求・領収の4帳票、インボイス制度対応、電帳法対応、AI OCR受領まで基本無料
  • 使いやすさ◎:freeeらしい質問形式のUIで、簿記の知識がなくても取引先追加から発行まで迷わない
  • コスパ◎:基本機能が件数制限なしで無料。上位プラン(スタンダード月2,970円等)は請求書受領OCRや承認フロー向け
  • 拡張性◎:freee会計とのシームレス連携、スマホアプリ、API公開、会計側の売掛管理まで一気通貫
  • 安定性○:freeeは2012年創業・2019年上場のクラウド会計大手で継続性は高い水準。請求書サービス単体の歴史は会計本体より短い

メリット

  • 基本機能が件数制限なしで無料
  • freee会計とワンクリック連携で売掛金が自動記帳
  • インボイス番号・電帳法対応・AI OCR受領まで無料枠内
  • スマホアプリで外出先から発行・送信できる
  • 取引先ごとにインボイス登録番号を管理できる

デメリット

  • freee会計と組み合わせないと真価が出づらい
  • 承認フロー・複数ユーザー運用は上位プラン(有料)が必要
  • 請求書テンプレートのデザイン自由度は他社より控えめ

👤 こんな人におすすめ

  • freee会計を使っている(または使う予定の)個人事業主
  • 請求書を毎月10通以上発行する人(Misocaの無料枠を超える人)
  • 電帳法対応の請求書受領・保存まで無料で回したい人
  • スマホから請求書発行・送信までしたい人

2. Misoca|月10通まで永続無料・弥生系で乗り換え自由な2位

弥生株式会社の子会社ミソカが提供するクラウド請求書サービス。無料プランで月10通まで永続的に請求書を発行でき、テンプレート・PDF出力・メール送信・郵送代行API・電帳法対応まで無料枠内で使えます。弥生会計・freee・マネフォクラウドすべてに連携できる中立性が最大の強み。会計ソフトが未定な人にも「後から選べる」安心感があります。

### 5軸の評価とその理由

– **機能性○**:見積・納品・請求・領収の4帳票、定期請求(自動発行)、インボイス制度対応、電帳法対応
– **使いやすさ◎**:日本製UIで初期設定が明快、テンプレート4種類から選べて帳票デザインの完成度が高い
– **コスパ◎**:月10通まで永続無料。11通目以降はプラン15(年8,800円+税・月15通)、業務規模に合わせて拡張可
– **拡張性◎**:弥生会計・freee・マネフォクラウドすべてに標準連携、Zapier経由の他サービス連携も可
– **安定性◎**:2011年サービス開始、2016年に弥生が買収してからも独立サービスとして継続。国内ユーザー基盤が厚い

メリット

  • 月10通まで永続無料で始めやすい
  • 弥生会計・freee・マネフォすべてに連携可能な中立性
  • 郵送代行API(1通165円〜)で紙請求書もそのまま送れる
  • 定期請求書の自動発行が無料プランでも使える
  • 2011年開始の実績とインボイス制度対応の早さ

デメリット

  • 月10通を超えると年8,800円+税のプラン15への移行が必要
  • 請求書受領OCR機能はなく発行専用(受領は別ツール併用)
  • 決済連動は手動振込確認が中心(Stripe連携は非対応)

👤 こんな人におすすめ

  • 月の請求書発行が10通以内の個人事業主・副業
  • 弥生会計を使っている・使う予定の人
  • 会計ソフトを後から選びたい(乗り換え自由度が欲しい)人
  • 紙請求書の郵送代行までワンストップで済ませたい人

## 3. INVOY|完全無料・発行数無制限で単体運用の3位

FINUX株式会社が提供する完全無料のクラウド請求書サービス。**発行数・データ保存件数ともに無制限**で、見積・納品・請求・領収の4帳票と請求書受領OCR・電帳法対応まで無料の範囲で使えます。会計ソフトと組み合わせない前提でCSVエクスポート中心の運用に向く一方、有料の「Standard」プラン(月980円+税)で決済連動・チーム利用まで拡張できる設計です。

INVOY 公式サイトを見る

### 5軸の評価とその理由

– **機能性○**:見積・納品・請求・領収の4帳票、OCRによる受領請求書のデータ化、電帳法対応まで無料枠内
– **使いやすさ◎**:登録から発行までの導線が非常に短く、5分程度で初回請求書が発行できる
– **コスパ◎**:完全無料で発行数無制限、有料化しても月980円+税と手頃
– **拡張性○**:会計ソフト連携はCSVエクスポート中心で自動同期はない(Standardプランで一部拡張)
– **安定性○**:2018年サービス開始、法人向け利用も拡大中。会計大手と比べると歴史は浅め

メリット

  • 完全無料で請求書発行数無制限
  • OCRで受領した請求書を5秒でデータ化
  • 電帳法対応・インボイス制度対応まで無料枠内
  • スマホアプリ(iOS/Android)から発行・送信可能
  • 登録から初回発行までの導線が明快で迷わない

デメリット

  • 会計ソフト連携はCSVエクスポート中心で自動同期は限定的
  • 2018年開始で会計大手と比べると運営歴が浅い
  • 帳票テンプレートのデザイン自由度はMisocaより低め

👤 こんな人におすすめ

  • 会計ソフトを使わず確定申告は税理士に丸投げする人
  • 月10通を超える請求書を完全無料で発行したい人
  • 受領請求書のOCR保存まで無料で済ませたい人
  • スマホ中心の運用で単体完結したい個人事業主

## 4. Zoho Invoice|多通貨・海外取引対応のフル機能4位

インド発のグローバルSaaS企業ゾーホーが提供する完全無料の請求書サービス。**発行数・件数制限がすべて無料枠内で無制限**、Stripe/PayPal決済連動、多通貨対応、英語圏の請求書テンプレートまで揃うフル機能ぶりが特徴です。日本国内向けのインボイス制度対応は「登録番号を追記する運用」が中心で、freee・Misocaほどの日本特化はしていない点は要注意。

Zoho Invoice 公式サイトを見る

### 5軸の評価とその理由

– **機能性◎**:見積・納品・請求・領収の4帳票、定期請求・自動リマインド・多通貨・Stripe/PayPal連携まで無料
– **使いやすさ○**:日本語UIは対応済だが、英語圏由来の設計思想でメニュー階層が深めに感じる
– **コスパ◎**:全機能が完全無料で利用可能、有料プランは中大規模事業者向け(月1,080円等)
– **拡張性◎**:Zoho Books会計・CRM・在庫管理などZohoスイート全体との連携可能、API公開
– **安定性○**:ゾーホーは1996年インド(チェンナイ)創業のグローバルSaaS大手、日本法人ゾーホージャパンあり

メリット

  • 全機能が完全無料・件数無制限
  • Stripe/PayPal決済連動でオンライン回収まで完結
  • 多通貨対応・複数言語テンプレートで海外取引に強い
  • Zohoスイート(CRM・Books会計等)との連携が可能
  • API公開でZapier経由の他サービス連携が組みやすい

デメリット

  • 日本のインボイス制度対応は「登録番号を追記する運用」中心
  • 電帳法対応の明示はあるがJIIMA認証は非取得
  • メニュー階層が英語圏由来で日本人には慣れが必要

👤 こんな人におすすめ

  • 海外クライアントへの請求書を多通貨・多言語で発行する人
  • Stripe/PayPal決済で回収まで一気通貫させたい人
  • Zoho CRM・Books会計等のZohoスイートを使っている人
  • フリーランスエンジニアで英語圏の副業取引がある人

## 5. マネーフォワード クラウド請求書|会計統合型の5位

マネーフォワード社の「マネーフォワード クラウド」シリーズの請求書サービス。**単体では無料プランがなく1ヶ月無料お試しのみ**で、以降は個人向け「パーソナルミニ(年払月900円・年10,800円+税)」以上のプランで会計・請求書・確定申告がセットになります。単体ツールとしては割高でも、**マネフォクラウド会計を使う人には自動連携の恩恵が大きい**位置づけ。会計セット派の1位です。

マネーフォワード クラウド 公式サイトを見るマネーフォワード クラウド請求書 公式サイトを見る

5軸の評価とその理由

  • 機能性◎:見積・納品・請求・領収の4帳票、定期請求、自動リマインド、電帳法対応、インボイス制度対応
  • 使いやすさ◎:マネフォクラウド共通UIで、会計・給与・経費と操作感が統一されている
  • コスパ○:単体無料プランなし、1ヶ月無料お試しの後は個人パーソナルミニ年10,800円+税〜(会計+請求書+確定申告セット)
  • 拡張性◎:マネフォクラウド会計・給与・経費と自動連携、MF Kessai決済連動、API公開
  • 安定性◎:マネーフォワード社は2012年創業・2017年上場のクラウド会計大手で継続性が高い

メリット

  • マネフォクラウド会計・給与・経費とワンクリック連携
  • 電帳法・インボイス制度・定期請求書まで標準対応
  • MF Kessai経由で売掛金早期回収サービスとの連動可
  • マネフォME家計簿と同じMFアカウントで使える
  • 税理士・会計士の現場採用が厚く引き渡しが楽

デメリット

  • 単体無料プランがなく1ヶ月無料お試しのみ
  • 個人事業主はマネフォクラウド全体セット(パーソナルミニ年10,800円+税〜)加入が現実解
  • 単体ツールとして見るとfreee請求書・Misocaより割高

👤 こんな人におすすめ

  • マネフォクラウド会計を使っている(または使う予定の)個人事業主
  • 会計・請求書・給与・経費まで統合したい人
  • マネフォME家計簿を既に使っている人
  • 税理士に確定申告を依頼予定でMF連携指定を受けている人

6. Square 請求書|月額0円・決済連動型の6位

米国発の決済プラットフォームSquare(スクエア)の請求書サービス。月額基本料0円で発行数無制限、カード決済(請求書決済3.25%、対面2.5%〜)と一体化した設計が特徴です。BtoC小口取引・イベント参加費・単発案件などで「請求書送付から即日入金」まで実現でき、決済手数料だけの明朗会計が魅力。会計連携はCSVエクスポート中心で、記帳との自動同期は別途対応が必要です。

Square 請求書 公式サイトを見る

5軸の評価とその理由

  • 機能性○:請求書・領収書、自動リマインド、定期請求、インボイス制度対応。見積書は別サービス扱い
  • 使いやすさ◎:登録から発行までが非常にシンプルで、Squareアカウントがあれば即日発行可
  • コスパ◎:月額0円で発行数無制限、コストは決済手数料のみ(請求書決済3.25%、対面2.5%〜)
  • 拡張性○:Square決済端末・在庫・POSと連携、会計連携はCSVエクスポート中心
  • 安定性○:Squareは2009年米国創業(共同創業者はTwitter創業者ジャック・ドーシー)、日本上陸2013年でグローバル運営

メリット

  • 月額0円で請求書発行数無制限
  • カード決済連動で請求書送付から即日で入金される
  • Square POS・在庫管理と一体運用可
  • 定期請求・自動リマインドまで無料枠内
  • 2013年日本上陸のグローバル決済プラットフォームの安定感

デメリット

  • 会計ソフト自動連携はなくCSVエクスポート中心
  • 決済手数料が発生する(請求書決済3.25%・対面2.5%〜)
  • 見積書は別サービス「Square オンラインビジネス」等の併用が必要

👤 こんな人におすすめ

  • BtoC・小口取引が多い個人事業主・フリーランス
  • 単発案件やイベント参加費など請求からの入金を最速にしたい人
  • Square決済端末・POSを既に使っている人
  • 会計連携はExcel/税理士に任せる前提で決済に振り切りたい人

用途別おすすめまとめ

目的 おすすめ
完全無料で会計連携も欲しい freee請求書
月10通以内・弥生系で安心したい Misoca
会計ソフトなしで単体完全無料 INVOY
海外取引・多通貨・Stripe連動 Zoho Invoice
マネフォクラウド会計とセットで運用 マネーフォワード クラウド請求書
カード決済連動で入金を早めたい Square 請求書
月10通を超えて完全無料が良い INVOY or Zoho Invoice
定期請求書の自動発行が中心 Misoca(無料枠内) or Zoho Invoice(完全無料)
郵送代行も無料枠で使いたい Misoca(郵送1通165円〜)
BtoBメインで銀行振込中心 freee請求書 or Misoca

関連: 会計ソフト本体の選び方は 個人事業主の会計ソフトおすすめ5選|2026年青色申告対応、freeeとマネフォの2社比較は freee vs マネフォクラウド 徹底比較|個人事業主の会計ソフト選び をどうぞ。

請求書作成ソフトを使うときの4つの注意点

1. インボイス番号は最初にまとめて設定する

適格請求書発行事業者に登録済みなら、プロフィール設定でインボイス登録番号(T+13桁)を1回入れておくと全帳票に自動で入ります。取引先ごとに免税事業者・課税事業者を切り分けたい場合は、取引先マスタで個別設定できるかも合わせて確認してください。発行後に登録番号漏れに気づくと、取引先から再発行を依頼される二度手間になりがちです。

2. 電帳法対応の保存要件を最初にチェック

2024年から電子取引データの電子保存が完全義務化されました。発行した請求書PDFを7年間保存する必要があり、真実性・可視性の要件を満たすタイムスタンプまたは訂正削除履歴の保存が必要です。無料枠でも電帳法対応が明示されているツール(freee請求書・Misoca・INVOY・マネフォクラウド請求書)を選ぶのが安全。Zoho Invoice・Square 請求書は自前で追加保存・タイムスタンプ運用が必要になる場合があります。

3. 会計ソフトとの連携は最初から使う

請求書ツールと会計ソフトを別個に運用すると、売掛金の消し込みと入金記帳が二重入力になります。freee派ならfreee請求書、マネフォ派ならマネフォクラウド請求書、弥生派ならMisocaを選び、発行と同時に会計側の売掛金が自動計上される導線を最初から作っておくのが結局は最速です。

4. 定期請求書の自動発行を活用する

サブスク型サービスや月額顧問料など「毎月同じ相手に同じ金額」を請求する場合、定期請求書の自動発行機能で毎月手動発行の手間をゼロにできます。Misoca・Zoho Invoice・マネフォクラウド請求書・Square 請求書は無料枠内で定期請求に対応しており、月末〜月初の1営業日を丸ごと節約できます。

会計まで一気通貫するなら:freee/マネフォクラウド本体を検討

請求書無料ツールで発行だけをこなすうちに、「売掛金の消し込み・確定申告・電帳法対応まで含めて統合したい」というニーズが出てきます。ここで検討したいのがfreee会計とマネーフォワード クラウド確定申告の会計本体です。

freee会計は請求書・見積書・領収書が標準搭載で、freee請求書と組み合わせれば売掛金→入金消し込み→確定申告までワンストップ。年払い月980円+税〜のスターターから始められます。マネーフォワード クラウド確定申告は請求書・給与・経費まで同一シリーズで統合でき、年払い月900円+税〜のパーソナルミニで請求書機能もセット。税理士連携の現場採用も厚く、確定申告を税理士に依頼予定の人はマネフォが有利です。

freee会計 公式サイトを見る
マネーフォワード クラウド 公式サイトを見る

※ 料金・プラン構成は各社公式サイトでご確認ください(2026年7月時点)。

よくある質問

Q1. 完全無料で請求書を無制限に発行できるツールはどれですか?

freee請求書(基本機能無料)/INVOY(完全無料)/Zoho Invoice(完全無料)/Square 請求書(月額0円)の4本が該当します。

ただしSquare 請求書は決済手数料(請求書決済3.25%)が発生し、Zoho Invoiceは日本のインボイス制度対応が「登録番号追記型」で日本特化のJIIMA認証は非取得の点に注意してください。会計連携まで欲しいならfreee請求書単体完結ならINVOYが現実解です。

Q2. Excelの請求書テンプレから乗り換えるメリットは何ですか?

インボイス番号・電帳法対応・送付履歴の一元管理・定期請求書の自動発行の4点が大きな違いです。Excelは自由度が高い反面、インボイス制度施行後は取引先ごとに番号管理が煩雑になり、電帳法対応のためにPDF化・保存の手作業も増えました。取引先が10社を超えるあたりからクラウド請求書ツールの手離れが良さそうになります。

Q3. 請求書ツールと会計ソフトは同じシリーズで揃えるべきですか?

基本的にはYESです。売掛金の消し込み・入金記帳の自動化を考えると、freee派→freee請求書、マネフォ派→マネフォクラウド請求書、弥生派→Misocaの組み合わせが手戻りゼロで運用できます。会計ソフトがまだ決まっていない場合は、弥生・freee・マネフォすべてに連携できるMisocaを暫定選択しておくのが安全です。

Q4. スマホから請求書を発行できますか?

freee請求書・Misoca・INVOY・マネフォクラウド請求書・Square 請求書はiOS/Androidアプリを提供しています。外出先で急ぎの請求書発行が必要な場合、スマホから取引先選択→金額入力→送信までを3分程度で完結できます。Zoho Invoiceもモバイルアプリを提供しており、海外出張中の発行にも対応できます。

Q5. 見積書から請求書への流用はできますか?

Misoca・freee請求書・INVOY・Zoho Invoice・マネフォクラウド請求書は見積書からワンクリックで請求書を作成できます。契約後の請求書発行を毎回ゼロから作る必要がなく、受注時点で見積→受注書→請求書→領収書までのフロー全体を紐付けて管理できます。

案件ごとの入金状況も追跡しやすくなるため、複数案件を並行する個人事業主には手離れの良さが効きます。Square 請求書は見積書機能が別サービス扱いで、この点は他5本に劣ります。

Q6. 郵送での請求書発行は無料ツールでできますか?

Misocaが郵送代行APIを提供しており、1通165円+税から紙請求書を印刷・封入・投函まで代行してくれます。取引先が高齢の個人事業主や公的機関で紙請求書必須の場合、無料プランの範囲内でも郵送機能を追加できるのはMisocaが優位です。他ツールでは自分でPDFを印刷して郵送するか、外部の郵送代行サービス(ラクスル等)を併用する運用になります。

まとめ:まずはfreee請求書かMisocaを1ヶ月試そう

請求書作成の無料ツールは、会計連携を重視するならfreee請求書(完全無料・件数無制限)弥生系で乗り換え自由度が欲しいならMisoca(月10通まで永続無料)の2本が個人事業主の1位・2位です。どちらもアカウント登録から3分で使い始められるので、1ヶ月ほど並行運用して発行数・UI・会計連携のフィット感を比べるのが確実な判断方法です。

会計ソフトを使わない前提ならINVOY(完全無料・無制限)海外取引や決済連動が中心ならZoho Invoice会計まで統合したいならマネフォクラウド請求書(パーソナルミニ年10,800円+税〜)BtoC・決済連動が中心ならSquare 請求書——自分の事業スタイルと会計運用に合った1本を選ぶのが、請求書発行を「毎月の面倒な作業」で終わらせるコツです。

Excelテンプレでの自作運用を続けている人は、取引先が10社を超えたあたりが乗り換えの好機です。まずはfreee請求書かMisocaに登録して、直近1件の請求書を無料枠で発行してみてください。インボイス番号・電帳法対応・送付履歴の自動保存まで一気に済むので、来月からの請求業務が静かに終わる感覚を体感できます。

カワリソフト編集部

この記事を書いた人

カワリソフト編集部

有料ソフトの代わりになる無料・格安の代替ソフトを、公式情報とスペック比較に基づいて客観的に紹介する辞典サイト「カワリソフト」の編集チーム。サブスク疲れの個人ユーザーに向けて、月額制ソフトの見直しを支援します。

  • 編集方針 公式情報ベースの客観比較/デメリットも正直に記載