AI音楽生成が無料でできるアプリ・サイト5選【2026年版】

「歌詞のフレーズが頭に浮かんだけど、楽器も楽譜も書けない」「動画編集で音楽が必要なのに、フリー素材サイトの定番BGMはもう使い古した」――AI音楽生成は、こうした「アイデアはあるのに音にできない」という壁を、ここ1〜2年でぐっと下げてくれた領域です。SunoやUdioの名前は聞いたことがあっても、無料でどこまでできるのか・商用利用は可能なのかは曖昧なまま使い始めにくい人は多いはずです。

結論:歌入り楽曲を作るならSuno AI、動画BGMで日本語UIを使いたいならSOUNDRAW、無料でそのまま商用利用したいならUdio。 Sunoは1日10曲までボーカル入りの楽曲を生成でき、SOUNDRAWは日本企業が運営するBGM特化サービスでUIが完全日本語。Udioは無料プランでも楽曲に「Created with Udio」表記を入れれば商用利用できます。

この記事では、2026年時点で無料でAI音楽生成ができるアプリ・サイトを5本に絞って紹介します。歌入りからBGMまで、自分の用途に合うツールが見つかります。

AI音楽生成ツールを選ぶ3つのチェックポイント

1. ボーカル入りか、インストゥルメンタル特化か

AI音楽ツールは大きく2種類に分かれます。SunoやUdioは歌詞からボーカル入り楽曲を生成するタイプ、SOUNDRAWやEcrett Musicは動画BGM用のインストゥルメンタル(楽器のみ)に特化するタイプです。「ポップス・J-POP風の歌を作りたい」のか「動画の背景音楽が欲しい」のかで選ぶツールが変わります。

2. 商用利用が無料プランで可能か

YouTube動画・SNS投稿・配信などで使う場合は商用利用の可否が重要です。多くのツールは「無料プランは個人利用のみ、商用は有料プラン」という体系ですが、Udioは「Created with Udio」と表記すれば無料プランでも商用利用できます。SOUNDRAWは無料プランではダウンロードができず、商用利用には有料プランへの加入が必要です。

3. 日本語UI・日本語歌詞への対応

英語UIに抵抗がある場合は日本語UI対応のツールが安心です。SOUNDRAWは日本企業が運営しており完全日本語、Ecrett Musicも日本語UIに対応しています。Suno AIは日本語UIではないものの、日本語の歌詞からボーカル入り楽曲を生成できます。

早見比較表:無料AI音楽生成ツール5本まとめ

ツール名無料枠商用利用(無料)日本語UIおすすめ度
Suno AI毎日50クレジット(約10曲)×(Pro $8/月〜)×(歌詞は日本語OK)★★★★☆
Udio毎日10クレジット+月100(約2〜3曲)◯(要表記)×★★★★☆
Stable Audio 2.0月20クレジット(約10曲)×(Pro $11.99/月〜)×★★★★☆
SOUNDRAW生成・試聴は無制限/DLは有料×(Creator 月1,650円〜)★★★★★
Ecrett MusicプレビューDLのみ×(Individual $4.99/月〜)★★★☆☆

※ 2026年5月時点の情報です。最新の料金・仕様は各公式サイトでご確認ください。

詳細比較表:機能・対応形式・想定用途

ツール名生成タイプ最大長さ歌詞入力楽曲長の調整想定用途
Suno AI歌入り+BGM最大約8分(v5)オリジナル楽曲・デモ作成
Udio歌入り+BGM約2分(拡張可)配信動画・SNS楽曲
Stable Audio 2.0インストゥルメンタル最大3分×動画BGM・効果音
SOUNDRAWインストゥルメンタル(BGM)最大5分×YouTube・企業動画BGM
Ecrett Musicインストゥルメンタル(BGM)最大5分×動画・配信用BGM

無料AI音楽生成ツール5本を詳しく見る

1. Suno AI|歌詞を書けばボーカル入り楽曲がそのまま完成する

Suno AI(スーノ)は、テキストプロンプトと歌詞から本格的なボーカル入り楽曲を生成できるAI音楽ツールです。最新のv5モデルでは人の声の息遣いや感情のニュアンスまで表現でき、44.1kHzのスタジオ品質で楽曲を出力します。

無料プランでは毎日50クレジットが付与され、1曲につき5クレジット消費するため1日およそ10曲を生成できます。日本語の歌詞にも対応しており、「桜が散る街で君を待つ」といった日本語フレーズからJ-POP風の楽曲が出力できます。歌唱・演奏・ミックスまでをわずか30秒ほどで完成させるスピード感も特長です。

ただし無料プランで生成した楽曲は個人利用のみで、YouTube収益化や商用配信には使えません。仕事に使う場合はPro(月額8ドル)以上のプランが必要です。

Suno AI 公式サイトを見る

メリット

  • 歌詞からボーカル入り楽曲をそのまま生成できる
  • 毎日10曲分の無料クレジットで日常的に試せる
  • 日本語の歌詞・プロンプトに対応
  • v5モデルで歌唱の感情表現が自然
  • ジャンル(J-POP・ロック・EDM等)の幅が広い

デメリット

  • 無料プランは商用利用不可(個人利用のみ)
  • UIは英語のみ(日本語UI未対応)
  • 楽曲の細かいパート編集(ボーカルだけ差し替え等)はProから
  • 学習データの著作権訴訟が継続中(2026年5月時点)

👤 こんな人におすすめ

  • 自分で書いた歌詞を曲にしたい人
  • 個人の趣味・SNSシェアでオリジナル曲を試したい人
  • 音楽のデモやスケッチを素早く作りたい人

2. Udio|無料プランでも商用利用OK(要クレジット表記)

Udio(ウディオ)は、Sunoのライバルとして注目されているAI音楽生成サービスです。48kHzの高解像度出力と楽器ごとのミックスのクリアさが特長で、シンセ・ドラム・ベースといったパートが分離して聴き取れる音作りに強みがあります。

無料プランでは毎日10クレジット+月100クレジットのボーナスが付与されます。1曲の生成に約10クレジット消費するため、ペースとしては1日1〜3曲ほど。最大の特長は無料プランでも商用利用が認められている点で、動画の説明欄やキャプションに「Created with Udio」と明記すれば、YouTubeやSNS収益化用途で使えます。クレジット表記なしで商用利用したい場合はPro(月額30ドル)プランが必要です。

2025年10月にUniversal Music Group(UMG)と訴訟を和解し、2026年にはUMGとの正式コラボプラットフォームの提供が予定されています。学習データのライセンス整備が進んでおり、商用利用を見据えた選択肢としての安心感が増しています。

Udio 公式サイトを見る

メリット

  • 無料プランで商用利用OK(要「Created with Udio」表記)
  • 48kHz出力で楽器の分離が明瞭
  • 歌詞からボーカル入り楽曲を生成できる
  • UMGとの和解済みでライセンス整備が進行中
  • 毎日10クレジット+月100クレジットの余裕ある無料枠

デメリット

  • UIは英語のみ(日本語UI未対応)
  • 1曲あたりの生成時間が約90秒とSunoよりやや遅い
  • 無料プランはクレジット表記が必須
  • 1曲の長さは標準で約2分(拡張機能で延長可)

👤 こんな人におすすめ

  • YouTube・SNS用に商用利用したいが、いきなり有料は避けたい人
  • 楽器ごとのミックスがクリアな楽曲を作りたい人
  • UMG等のレーベルと整合する正規ライセンス路線を選びたい人

3. Stable Audio 2.0|ライセンス済みデータ学習で著作権リスクを抑えたBGM作成

Stable Audio 2.0(ステーブルオーディオ)は、Stable Diffusionで知られるStability AI社が提供するAI音楽生成サービスです。AudioSparx等とのライセンス契約済み楽曲データのみで学習しており、著作権トラブルのリスクをできる限り抑えた設計になっています。

無料プランでは月20クレジットが付与され、1曲につき2クレジット消費するため月10曲程度を生成できます。最大3分の長尺楽曲が作れるほか、起承転結のある構成(イントロ・展開部・サビ・エンディング)を自動で組み立ててくれるのが特長です。生成タイプはインストゥルメンタル中心で、動画BGM・効果音・ループ素材といった用途に向きます。

無料プランは非商用のみですが、Pro(月額11.99ドル)に加入すれば最大500曲まで生成でき、商用利用が認められます。「動画クリエイターでBGMの著作権リスクを下げたい」という用途で第一候補になるサービスです。

Stable Audio 公式サイトを見る

メリット

  • ライセンス済みデータのみで学習 → 著作権リスクが低い
  • 最大3分の長尺楽曲を生成できる
  • イントロ・展開・サビの構成が自動で整う
  • BGM・効果音・ループ素材に向いた音作り

デメリット

  • 無料プランは商用利用不可
  • ボーカル入り楽曲は生成できない(インスト専用)
  • UIは英語のみ(日本語UI未対応)
  • 月10曲では本格活用には少なめ

👤 こんな人におすすめ

  • 動画BGMの著作権リスクをできるだけ下げたい人
  • 長めの楽曲(2〜3分)が必要な人
  • ボーカルは不要でインストゥルメンタルで足りる人

4. SOUNDRAW|日本企業が運営、UI完全日本語のBGM特化サービス

SOUNDRAW(サウンドロー)は、東京を拠点とする日本企業が運営するAI音楽生成サービスです。UIが完全に日本語化されており、ジャンル・ムード・テンポ・楽曲長さを画面上で選ぶだけで、AIが起承転結のあるBGMを生成してくれます。生成後にエンディングの位置・楽器構成・テンポを画面上で再構成できる編集機能も備えており、自分の動画の尺に合わせて細かく調整できます。

料金体系は生成・試聴は無料で無制限ですが、ダウンロードして実際の動画に使うにはCreatorプラン(月額1,650円、キャンペーン時825円)以上の有料プランが必要です。一度ダウンロードした楽曲はサブスクを解約した後も永続的に使い続けられるため、必要なときだけ加入する使い方も成立します。

楽曲は商用利用が認められており、SpotifyやApple Music等の音楽配信プラットフォームへの登録、YouTube収益化、企業動画への使用などが幅広く許可されています。「日本語UIで使いたい」「動画のBGMとして商用前提で導入したい」というニーズには最適な選択肢です。

SOUNDRAW 公式サイトを見る

メリット

  • UIが完全日本語、操作で迷わない
  • 生成後にテンポ・楽器・尺を画面で再構成できる
  • 有料プランの楽曲は解約後も永続使用OK
  • 動画配信・収益化用途を含めた商用利用が明確に許可
  • 無料で何曲でも生成・試聴できる(DLが必要なときだけ加入)

デメリット

  • 無料プランではダウンロード不可
  • ボーカル入り楽曲は生成できない(BGM特化)
  • 歌詞からの楽曲生成はできない
  • 月額がSuno・Udioより高め(円安で割高に感じやすい)

👤 こんな人におすすめ

  • YouTube・企業動画のBGMを商用利用前提で確保したい人
  • 日本語UIが必須の人(英語UIに抵抗がある人)
  • 生成楽曲を画面で細かく再構成したい人

5. Ecrett Music|シーン・ムード・ジャンルを選ぶだけで初心者でも作れる

Ecrett Music(エクレットミュージック)は、米国発のシンプル設計が特長のAI音楽生成サービスです。「シーン(ゲーム・旅・ホラー等)」「ムード(楽しい・悲しい等)」「ジャンル(ロック・ヒップホップ等)」の3要素を選ぶだけで、AIが該当するBGMを生成してくれます。プロンプト入力に慣れていない初心者でも迷わず操作できる設計です。

無料プランではプレビュー(短いサンプル)のダウンロードのみが可能で、動画やプロジェクトに正式に使うには有料プランへの加入が必要です。Individualプランは年間契約で月額4.99ドル、無制限ダウンロードと商用利用が認められます。SOUNDRAWより料金が手頃なため、「日本語UIまでは要らないが、シンプル操作と低料金を重視したい」場合に検討する価値があります。

楽曲のクオリティはSOUNDRAWやSuno AIに比べると控えめですが、シーン×ムード×ジャンルの掛け合わせで雰囲気作りができるため、Vlog・配信・短編動画のBGMには十分なレベルです。日本語UIにも対応しており、画面操作も日本語で進められます。

Ecrett Music 公式サイトを見る

メリット

  • シーン・ムード・ジャンルの3択で初心者でも生成できる
  • 有料プランの料金が月額4.99ドルと手頃
  • 日本語UIに対応
  • 楽曲のシーン適合度(旅・ゲーム・教育等)が高い

デメリット

  • 無料プランはプレビュー視聴のみ(本ダウンロード不可)
  • ボーカル入り楽曲は生成できない
  • 楽曲のクオリティはSOUNDRAW・Sunoに一歩譲る
  • 細かい再構成機能はSOUNDRAWより限定的

👤 こんな人におすすめ

  • プロンプト入力が苦手で「選ぶだけ」で曲を作りたい人
  • SOUNDRAWより安く始めたい人
  • Vlog・配信・短編動画用のシンプルBGMで十分な人

用途別おすすめまとめ

やりたいこと おすすめツール 理由
自分の歌詞でオリジナル曲を作りたい Suno AI 歌詞から1日10曲、ボーカル品質トップ
無料のままYouTubeで使いたい Udio 無料プランで商用利用OK(要クレジット表記)
著作権リスクを抑えたBGMを作りたい Stable Audio 2.0 ライセンス済みデータ学習、最大3分
日本語UIでBGMを作って動画に使いたい SOUNDRAW UI完全日本語、商用OK、再構成自由
とにかくシンプル操作で安く始めたい Ecrett Music シーン×ムード選択、月額4.99ドル

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AI音楽生成で気をつけること

学習データと著作権の考え方を理解しておく

AI音楽生成ツールは、既存の楽曲データを学習して新しい音楽を出力する仕組みです。Stable Audio 2.0のように学習データを明確にライセンス契約済みデータに絞ったサービスもあれば、Sunoのように学習データに関する訴訟が継続中のサービスもあります(Udioは2025年10月にUMGと和解済み)。商用利用する場合は、各サービスの最新の利用規約を必ず確認してください。

生成楽曲の独占権はツールごとにルールが違う

「自分が生成した楽曲は自分のもの」と思いがちですが、利用規約上はツールごとに独占権の扱いが異なります。SOUNDRAWの有料プランは生成楽曲を解約後も永続使用OKですが、無料プランで生成した楽曲は基本的に試用扱いです。商用配信前に各サービスのライセンス条件を読んでおくと安心です。

YouTubeのContent IDに注意

AI生成楽曲をYouTubeにアップロードした際、まれに既存楽曲とのContent ID一致でブロックされるケースが報告されています。商用利用する場合は、生成楽曲をアップロードする前にYouTubeの著作権管理ツールで一度チェックしておくとトラブルを防げます。

よくある質問

**Q. 完全無料でAI音楽生成を試せるツールはどれですか?**

クレジットカード不要で実用的に試せるのは、Suno AI(毎日10曲)、Udio(毎日1〜3曲)、Stable Audio 2.0(月10曲)の3つです。SOUNDRAWは無料で生成・試聴は無制限ですが、ダウンロードは有料プランが必要です。Ecrett Musicの無料プランはプレビュー視聴のみです。

**Q. 無料で商用利用できるAI音楽ツールはありますか?**

Udioは無料プランでも「Created with Udio」をクレジット表記すれば商用利用が認められます。Suno・Stable Audio 2.0・SOUNDRAW・Ecrett Musicは商用利用に有料プランへの加入が必要です。仕事や収益化で使う場合は規約を必ず確認してください。

**Q. 日本語の歌詞で曲を作れるツールはありますか?**

Suno AIとUdioは日本語の歌詞からボーカル入り楽曲を生成できます。Sunoのほうが日本語の発音が自然と評価される傾向にあります。SOUNDRAW・Stable Audio・Ecrett Musicはインストゥルメンタル特化のため歌詞入力には対応していません。

**Q. 動画のBGM用にAI音楽を使う場合はどれがおすすめですか?**

YouTubeや企業動画のBGMには、商用利用が明確で再構成機能の充実したSOUNDRAWが第一候補です。著作権リスクを最優先したい場合はライセンス済みデータで学習しているStable Audio 2.0が安心です。短編動画やVlog用ならEcrett Musicも手軽です。

**Q. AI生成楽曲をSpotifyやApple Musicで配信できますか?**

SOUNDRAWの有料プラン楽曲は配信プラットフォームへのアップロードが明確に許可されています。SunoはPro以上、Udioは有料プランへ加入することで配信用途も許可されます。各サービスの最新規約を確認のうえ、配信プラットフォーム側のAI楽曲ポリシーも併せて確認してください。

まとめ:作りたい音楽のシーンから入り口を選ぶ

AI音楽生成は、2026年時点で「歌入りの楽曲」「インストゥルメンタルBGM」「商用ライセンスを意識した素材」と用途別にツールが棲み分け始めました。「どれが一番いいか」より、今この瞬間に何を作りたいかで入り口を決めるのが近道です。

  • スマホのメモに書いた歌詞を曲にしてみたい → Suno AI
  • 動画編集中、フリー素材に飽きてBGMを差し替えたい → SOUNDRAW
  • YouTube収益化前提で無料からはじめたい → Udio
  • 企業案件のBGMで著作権リスクを抑えたい → Stable Audio 2.0
  • シーンとムードを選ぶだけで曲を作りたい → Ecrett Music

ボーカル付き楽曲を試したいならSunoかUdio、動画BGMが目的ならSOUNDRAWかStable Audio 2.0、というのが大まかな分かれ目です。気になったツールの公式サイトを開いて、まず1曲生成してみてください。

カワリソフト編集部

この記事を書いた人

カワリソフト編集部

有料ソフトの代わりになる無料・格安の代替ソフトを、公式情報とスペック比較に基づいて客観的に紹介する辞典サイト「カワリソフト」の編集チーム。サブスク疲れの個人ユーザーに向けて、月額制ソフトの見直しを支援します。

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