「やよいの青色申告 オンライン、初年度は無料だったから始めたけど——2年目に本当に1万円払い続ける価値ある?」。自動更新の請求メールが届いた瞬間にそう考える個人事業主は少なくありません。セルフプランの2年目以降は年10,300円(税抜)、ベーシックは年17,250円(税抜)——業務との相性がいまいち噛み合っていないと感じたなら、乗り換え検討にちょうどよいタイミングです。
弥生の画面は「仕訳日記帳」を中心に据えた従来型の設計で、スマホでの申告完結度は限定的、請求書発行は別ソフト連携が前提です。代替ソフトは2026年時点で成熟しており、クラウド完結・買切りデスクトップ・完全無料の各方向に有力な選択肢がそろっています。
この記事の結論
- スマホで申告完結したいなら freee会計(アプリでe-Tax送信まで対応)
- 簿記経験を活かすなら マネーフォワードクラウド確定申告(月900円〜と料金軽い)
- サブスクを卒業したいなら みんなの青色申告(買切り10,780円)
- コストを完全に0円にするなら 円簿青色申告(クラウド完全無料)
- 65万控除より楽さを取るなら やよいの白色申告 オンライン(弥生フリープラン)
なお、freeeとやよいの2択で迷っている人は先に freee vs やよいの青色申告 オンライン|どっちで申告? を、freeeとマネフォクラウドの2択で迷っている人は freee vs マネフォクラウド|個人事業主の会計ソフト選び を参照してください。本記事は「やよいを1年使ってみて、2年目に別ソフトへ切り替えるか判断したい」個人事業主向けの記事です。
やよいの青色申告 オンラインから乗り換えたい3つの理由
1. 初年度無償が終わると年10,300円〜17,250円がかかる
弥生の初年度無償キャンペーンは、青色申告デビュー層にとって強力な引きです。ただし2年目以降は自動更新で通常料金が発生します。
| プラン | 初年度 | 次年度以降 |
|---|---|---|
| セルフ(自力運用) | 0円 | 10,300円/年(税抜) |
| ベーシック(電話サポート付き) | 0円 | 17,250円/年(税抜) |
| トータル(業務相談付き) | 15,000円 | 30,000円/年(税抜) |
※ 2026年7月時点の弥生公式価格。初年度キャンペーンは時期により変動、最新は やよいの青色申告 オンライン公式 でご確認ください。
初年度0円につられて始めたセルフプランを2年目以降も惰性で継続すると、毎年10,300円の固定費が積み上がります。5年で51,500円、10年で103,000円——同じ機能でこの金額を払う価値があるかは、代替ソフトを一度並べて比べる価値があります。
2. スマホでの申告完結度が限定的
やよいの青色申告 オンラインには公式スマホアプリがありますが、役割は仕訳入力・取引一覧の閲覧が中心です。確定申告書の作成・電子署名・e-Tax送信の一連の流れをスマホ単体で完結させる設計にはなっていません。パソコンで申告書を作成し、スマホ側でマイナンバーカード読み取りと電子署名を行うハイブリッド運用が現状の想定です。
一方でfreee会計はスマホアプリだけで取引登録から確定申告書の作成、e-Tax送信までの動線を用意しています。PCを持たずタブレットとスマホだけで業務を回しているクリエイターやフードデリバリー配達員には、スマホ単体で完結できる会計ソフトの方が業務スタイルと噛み合います。
3. 請求書発行が別ソフト連携になる
やよいの青色申告 オンラインは会計・確定申告に機能を絞った設計で、請求書発行機能を持ちません。弥生グループの請求書サービス「Misoca」との連携で対応する構成のため、請求書と帳簿を1本のソフトで完結させたい人には二重管理感が残ります。freee会計やマネーフォワードクラウドは請求書発行機能を統合しており、取引先への請求から入金消込までを1つの画面で完結できます。
早見比較表:やよいの青色申告 代替5本まとめ
やよいの青色申告 オンラインから乗り換える現実的な候補を、料金・提供形態・青色65万控除対応・スマホ申告完結度・おすすめ度で並べました。
| ソフト名 | 料金(2年目以降) | 提供形態 | 青色65万控除 | スマホ申告 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| freee会計 スタンダード | 23,760円/年(税抜) | クラウド | ◎ | ◎(完結) | ★★★★★ |
| マネーフォワードクラウド確定申告 パーソナル | 15,360円/年(税抜) | クラウド | ◎ | ○(一部完結) | ★★★★★ |
| みんなの青色申告(ソリマチ) | 10,780円(買切) | Windowsデスクトップ | ◎ | × | ★★★★☆ |
| 円簿青色申告 | 完全無料 | クラウド | ◎ | × | ★★★☆☆ |
| やよいの白色申告 オンライン フリー | 0円/年 | クラウド | ×(白色のみ) | △ | ★★★☆☆ |
※ 2026年7月時点、各公式サイトから引用。freeeはスタンダード(消費税申告対応)を代表プラン、MFクラウドはパーソナル(消費税申告対応)を代表プランで記載
表の読み方ヒント
- クラウドで青色65万控除を狙う人 → freee か マネーフォワードクラウド:両者とも銀行連携・電子申告・65万控除に対応。分岐点は「AI推奨仕訳で簿記知識を隠したいか(freee)/仕訳入力で簿記経験を活かしたいか(MFクラウド)」
- サブスクを止めたい人 → みんなの青色申告:10,780円の買切りで、翌年以降のバージョン更新も1年目は年間サポートに含まれる形。Windowsデスクトップ限定
- 完全に無料でクラウド運用したい人 → 円簿青色申告:クラウドで65万控除に対応した無料ソフトはこれが数少ない選択肢。バージョンアップ費用も0円
- 65万控除を諦めていい人 → やよいの白色申告 オンライン フリー:白色申告(10万円控除)に切り替えれば、弥生ブランドのままフリープランで運用可能
総合評価:5軸でランキング
機能性・使いやすさ・コスパ・拡張性・安定性の5軸で評価しました。freee会計とマネーフォワードクラウド確定申告は用途軸が異なる同率1位として扱います(クラウド・AI自動化派=freee/クラウド・仕訳入力派=MFクラウド)。
| 順位 | ソフト名 | 機能性 | 使いやすさ | コスパ | 拡張性 | 安定性 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | freee会計 | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 1位 | マネーフォワードクラウド確定申告 | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 3位 | みんなの青色申告(ソリマチ) | ◎ | ○ | ◎ | △ | ◎ | ○ |
| 4位 | 円簿青色申告 | ○ | ○ | ◎ | △ | ○ | ○ |
| 5位 | やよいの白色申告 オンライン フリー | △ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ○ |
順位の根拠
- freee会計(総合◎):AI推奨仕訳・請求書発行・経費精算・スマホでのe-Tax送信までを1本で完結できる機能性◎、簿記知識ゼロでも進める設計で使いやすさ◎、月1,980円〜(スタンダード税抜)とやや高めながら統合機能を含めた実質コストで見るとコスパ○、freee人事労務・freee販売など同社SaaS群との連携で拡張性◎、2012年からのクラウド専業運営で安定性◎
- マネーフォワードクラウド確定申告(総合◎):仕訳入力ベースの伝統的な会計操作に加え、銀行・クレカ自動連携で機能性◎、簿記経験者にはfreeeより直感的だが未経験者には情報量が多いため使いやすさ○、パーソナルミニ月900円〜(税抜)でコスパ◎、マネーフォワード クラウド請求書・給与・経費など同社SaaS群連携で拡張性◎、上場企業運営で安定性◎
- みんなの青色申告(総合○):仕訳日記帳・青色申告書出力・電子申告まで買切りで一式そろえた機能性◎、弥生ユーザーが移行しやすい仕訳入力型UIで使いやすさ○、10,780円買切り+初年度年間サポート込みでコスパ◎、Windows専用でスマホやMac連携がないため拡張性△、1985年創業のソリマチ運営で安定性◎。拡張性△が総合を1段引き下げる構図
- 円簿青色申告(総合○):65万控除の青色申告書出力に対応した機能性○、UIはやや古めだが操作は直感的で使いやすさ○、完全無料でコスパ◎、クラウド運用で外部SaaS連携は少なく拡張性△、無料サービスのため長期継続性は有料製品より一段下がる安定性○
- やよいの白色申告 オンライン フリー(総合○):白色申告(10万円控除)専用で機能性△(65万控除非対応)、弥生ブランドの洗練されたUIで使いやすさ◎、フリープランで永続無料でコスパ◎、弥生ブランド内の各種連携に対応で拡張性○、1987年から続く弥生ブランドで安定性◎
「クラウドで65万控除を狙うなら freee か MFクラウド、買切りで卒業したいなら みんなの青色申告、コストゼロで運用したいなら 円簿青色申告 か やよい白色オンライン」というのが2026年時点の判断軸です。総合◎はfreeeとMFクラウドの2本、総合○の3本は用途にはまれば1位級の実力ですが5軸の網羅性で1段下がります。
詳細比較表:機能・青色控除・仕訳自動化
やよいの青色申告 オンラインから乗り換えたときに気になる要点を、機能単位で並べました。
| 比較軸 | freee会計 | MFクラウド | みんなの青色 | 円簿青色 | やよい白色 |
|---|---|---|---|---|---|
| 青色65万控除の出力 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ×(10万控除) |
| 消費税申告(インボイス) | ○(上位) | ○(上位) | ◎ | ○ | ○(上位) |
| 銀行・クレカ自動連携 | ◎(多数) | ◎(多数) | △(CSV) | ○(一部) | ◎(多数) |
| AI推奨仕訳 | ◎ | ○ | × | × | ○ |
| 請求書発行 | ◎(統合) | ○(別連携) | × | × | × |
| スマホアプリでの申告 | ◎(完結) | ○(閲覧+一部) | × | × | △(閲覧) |
| 電子申告(e-Tax) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| データ保存年数 | 無制限 | 無制限 | ローカル無制限 | 3期分 | 無制限 |
この表から読める要点
- 青色65万控除は円簿青色申告まで含めた4本が対応、やよい白色だけ非対応(10万円控除)
- AI推奨仕訳はfreeeが独走、MFクラウドは学習機能中心、みんなの青色と円簿は手動仕訳が基本
- 請求書発行の統合はfreeeのみ、他は別サービス連携か非対応
- データ保存期間は円簿青色申告のみ3期分に制限あり(他は無制限)
各ソフトを詳しく見る
1. freee会計|AI自動化とスマホ完結で申告デビューを1本で終わらせる
2012年創業のフリー株式会社が提供するクラウド会計ソフト。「スモールビジネスをなめらかに」を掲げ、簿記の勉強を後回しにしたい人がそのまま青色申告まで到達できる設計に振り切ったパイオニアです。銀行・クレジットカードを連携すると明細が自動で取り込まれ、AIが「これは何の費用?」と質問形式で勘定科目を提示、選ぶだけで仕訳が完成します。
やよいユーザーが乗り換えるときに大きく変わるのは「仕訳日記帳から離れる」こと。借方・貸方の概念を画面の表側に出さないため、簿記経験者には初見で違和感がありますが、慣れるとスマホだけで確定申告書の作成〜e-Tax送信までが完結する動線の速さが効いてきます。個人事業主向けはスタータープラン年11,760円(税抜、白色〜簡易な青色)、スタンダードプラン年23,760円(税抜、消費税申告対応)、プレミアム年39,800円(税抜、電話サポート)の3層構造で、青色65万控除を確実に狙うならスタンダード以上が本線です。
5軸評価の根拠
- 機能性◎:AI推奨仕訳・請求書発行・経費精算・電子申告・スマホ完結まで1本で網羅
- 使いやすさ◎:簿記知識ゼロでも取引登録型の質問形式で進められる
- コスパ○:スタンダード月1,980円(税抜)はやよいセルフより高めだが請求書統合を加味すると実質互角
- 拡張性◎:freee人事労務・freee販売・freee経費精算など同社SaaS群と連携
- 安定性◎:クラウド専業10年超、法人・個人合わせて国内トップシェア級のユーザー数
メリット
- 簿記知識ゼロでも青色65万控除に到達できる
- スマホアプリでe-Tax送信まで完結する
- 請求書発行・経費精算が標準搭載で追加料金なし
- 法人化時のfreee会計 法人プランへの移行が滑らか
デメリット
- 簿記経験者には「なぜこの仕訳?」と逆に見えづらい
- スタンダード以上でないと消費税申告に対応しない
- 年23,760円(税抜)はやよいセルフの2倍以上
👤 こんな人におすすめ
- 簿記の勉強を後回しにしたい人
- スマホ1台で確定申告を終わらせたい人
- 請求書と帳簿を1本のソフトで回したい人
2. マネーフォワードクラウド確定申告|仕訳入力型で簿記経験を活かす
株式会社マネーフォワードが提供するクラウド会計ソフトの個人事業主向けラインナップ。会計・給与・請求書・経費など11種類のSaaSを束ねる「マネーフォワード クラウド」ブランドの入り口として、税理士事務所での現場採用実績が長いのが特徴です。仕訳入力型のUIはやよいの青色申告 オンラインに近く、乗り換え時の学習コストが低めに収まります。
料金プランはパーソナルミニ月900円(年10,800円・税抜、白色寄り)、パーソナル月1,280円(年15,360円・税抜、青色65万控除対応・消費税申告対応)、パーソナルプラス月2,980円(税抜、電話サポート付き)の3層構造。やよいセルフ次年度10,300円(税抜)とパーソナルミニ10,800円(税抜)はほぼ同水準の価格帯で、乗り換えても月あたりの負担感は大きく変わりません。1ヶ月の無料トライアルあり。スマホアプリでは仕訳入力・帳簿閲覧に加え、青色申告書の作成に対応(e-Tax送信は最終工程でPCと併用するハイブリッド運用が推奨)。
5軸評価の根拠
- 機能性◎:仕訳入力+銀行自動連携+電子申告+インボイス対応で青色65万控除に対応
- 使いやすさ○:簿記経験者には直感的、未経験者には情報量が多く学習コスト中
- コスパ◎:パーソナルミニ月900円(税抜)はクラウド青色申告ソフトで最安帯
- 拡張性◎:マネーフォワード クラウド請求書・給与・経費など11種SaaSと連携
- 安定性◎:東証プライム上場のマネーフォワード社運営、税理士向け導入実績豊富
メリット
- 仕訳入力型でやよいユーザーの学習コストが低い
- 月900円〜(税抜)でクラウド青色申告として料金軽い
- 税理士・会計士との連携で現場採用実績が長い
- 家計簿MEと同じMFアカウントで口座連携が楽
デメリット
- 簿記の基礎知識が前提の画面構成
- 請求書発行は別サービス(MFクラウド請求書)連携
- UIの情報量が多く初見では圧迫感がある
👤 こんな人におすすめ
- 簿記3級以上の知識がある人
- やよいの仕訳入力型UIをそのまま引き継ぎたい人
- 税理士との連携を視野に入れている人
3. みんなの青色申告(ソリマチ)|サブスクを卒業して買切りに戻す
新潟県長岡市に本社を置くソリマチ株式会社が1985年から提供するデスクトップ会計ソフトの個人事業主向けラインナップ。2026年時点の最新版はバージョン25で、Windowsデスクトップにインストールして動作します。パッケージ版・ダウンロード版とも希望小売価格10,780円(税込)で、初年度は年間サポートサービス「バリューサポート」が無償で付帯し、法令改正対応のプログラム更新と次期バージョンソフトが無料で受け取れます。
サブスクリプションに疲れて買切りに戻したい人にとっての第一候補です。翌年以降は年間サポートを継続契約するか、法令改正対応が必要な年に最新バージョンを買い直すかを選べます。仕訳日記帳・総勘定元帳・青色申告書出力・電子申告まで買切り本体1本で一式そろう構成で、やよいの青色申告 デスクトップ版に慣れたユーザーが移行しやすい仕訳入力型UIも継承しています。ただし動作環境はWindowsのみで、macOSやスマホでの利用は想定されていません。
5軸評価の根拠
- 機能性◎:仕訳日記帳・総勘定元帳・青色申告書出力・電子申告・インボイス対応まで買切りで完結
- 使いやすさ○:仕訳入力型UIでやよいユーザーの学習コストは低め、ただしデスクトップ操作前提
- コスパ◎:10,780円買切り+初年度年間サポート無償、2年目以降も更新費用は選択制
- 拡張性△:Windows専用でmacOS・スマホ非対応、クラウド連携は限定的
- 安定性◎:1985年創業のソリマチ、40年の会計ソフト運営実績
メリット
- 10,780円買切りでサブスクを卒業できる
- 初年度は年間サポート無償で運用開始費用が抑えめ
- 仕訳入力型UIで弥生からの移行障壁が低い
- オフライン運用でクラウド障害の影響を受けない
デメリット
- Windowsデスクトップ専用でMac/スマホ非対応
- 法令改正対応の翌年バージョンは追加費用の場合あり
- クラウドバックアップは別途手配が必要
👤 こんな人におすすめ
- サブスクを卒業して買切りに戻したい人
- Windowsデスクトップで完結させたい人
- オフライン運用で障害リスクを避けたい人
4. 円簿青色申告|クラウドで完全無料の青色申告書出力
株式会社ワイエムエイシステムが提供するクラウド型の青色申告ソフト。すべての機能が無料でずっと使え、バージョンアップ費用も年間保守契約も一切不要という設計で、コストを完全に0円で運用したい層に向けた選択肢です。65万円控除の青色申告書出力に対応し、電子申告(e-Tax)にも対応しています。
同社は法人向けの有料版「円簿PRO」も提供していますが、個人事業主向けの円簿青色申告は完全無料枠に据え置かれています。データ保存は3期分でやや制限あり、UIはfreeeやMFクラウドと比べるとやや古めですが、青色申告に必要な機能は一式そろっており、コスト面の利点は際立ちます。ただし実用面では無料サービス特有の長期継続リスク(運営会社の方針変更・機能制限化・広告表示など)を認識した上で選ぶ製品です。
5軸評価の根拠
- 機能性○:65万控除の青色申告書出力・電子申告・銀行連携(一部)に対応
- 使いやすさ○:UIはやや古めだが操作導線は青色申告に必要な流れに絞られている
- コスパ◎:完全無料でバージョンアップ費用なし
- 拡張性△:外部SaaS連携は限定的、請求書発行・経費精算は非対応
- 安定性○:無料サービスのため長期継続性は有料製品より一段差がある
メリット
- 完全無料で65万控除の青色申告書出力に対応
- クラウドでインストール不要・パソコン買い替え時も引き継ぎ可
- バージョンアップ費用や年間保守契約が不要
- 法人版「円簿PRO」への段階移行パスあり
デメリット
- データ保存期間が3期分に制限あり
- UIがfreee/MFクラウドと比べて古い印象
- 請求書発行・経費精算などの周辺機能は非対応
👤 こんな人におすすめ
- 年間コストを完全に0円に抑えたい人
- 会計ソフトに払う金額を事業経費で削りたい人
- 青色申告書の出力ができれば周辺機能は不要な人
5. やよいの白色申告 オンライン フリー|65万控除を諦めて楽をする
弥生ブランド内でグレードダウンする選択肢です。「青色申告の複式簿記が重たい」「65万円控除より運用の楽さを取りたい」という判断に舵を切るなら、同じ弥生の白色申告 オンラインのフリープランで無料運用ができます(2026年7月時点、公式アナウンスに準拠)。白色申告は10万円控除に減りますが、単式簿記で帳簿の負担が軽くなり、日々の記帳ストレスが下がります。
弥生ブランドを継続することで、青色申告 オンラインで培った操作感やデータの一部(取引の書き出し)を活かせるのが利点です。事業所得が少額で控除額の差が実質的に軽い人、副業レベルの規模で青色65万控除の恩恵が薄い人には現実的な選択肢になります。ベーシック/トータルの有料プラン(電話サポート付き)にもアップグレード可能で、必要に応じて後から支援を追加できる柔軟さがあります。
5軸評価の根拠
- 機能性△:白色申告(10万控除)専用で青色65万控除は非対応、複式簿記機能なし
- 使いやすさ◎:弥生ブランドの洗練されたUIで学習コストが低い
- コスパ◎:フリープランで永続無料
- 拡張性○:Misoca・弥生ペイなど弥生ブランド内サービスと連携
- 安定性◎:1987年の弥生シリーズ以来の弥生ブランドで長期運営実績
メリット
- フリープランで無料運用可(2026年7月時点)
- 弥生ブランド継続で操作感の学習コストゼロ
- 単式簿記で日々の記帳負担が軽い
- 後から有料プラン(電話サポート)へ切替可能
デメリット
- 青色65万控除は非対応(10万円控除)
- 複式簿記の帳簿は作れない
- 事業所得が大きい人ほど税制上の損失が拡大
👤 こんな人におすすめ
- 副業レベルで青色65万控除の恩恵が薄い人
- 複式簿記の運用負担を下げて楽をしたい人
- 弥生ブランドの操作感を継続したい人
用途別おすすめまとめ
- スマホで確定申告まで完結したい → freee会計 スタンダード
- 簿記経験を活かして高速入力したい → マネーフォワードクラウド確定申告 パーソナル
- サブスクを卒業して買切りに戻したい → みんなの青色申告(ソリマチ)
- 年間コストを完全に0円に抑えたい → 円簿青色申告
- 65万控除を諦めて記帳負担を軽くしたい → やよいの白色申告 オンライン フリー
- 請求書発行も1本のソフトで回したい → freee会計 スタンダード
- 税理士との連携を視野に入れたい → マネーフォワードクラウド確定申告
関連: freee vs やよいの青色申告 オンライン|どっちで申告? / freee vs マネフォクラウド|個人事業主の会計ソフト選び / 個人事業主向け会計ソフトおすすめ|青色申告を1本で完結
やよいの青色申告 オンラインから乗り換えるときの注意
1. 取引データの引き出しは早めに
弥生の解約前に、取引データ・仕訳データ・領収書画像を必ずCSV/PDF形式で書き出して保管しておいてください。解約後は原則としてデータへのアクセスができなくなります。青色申告の帳簿保存義務は7年間(一部は10年間)あるため、電子帳簿保存法の要件を満たす形での長期保存を意識してバックアップを取ります。
2. 電子申告環境の再セットアップが必要
会計ソフトを乗り換えると、e-Tax送信のためのマイナンバーカード読み取り環境やICカードリーダーの設定を新しいソフト側で再構築する必要があります。特に確定申告シーズン直前の乗り換えは推奨されません。11〜12月頃までに切り替えを完了させ、翌年1〜2月の申告シーズン前に動作確認を済ませる段取りが安全です。
3. 消費税課税事業者は対応プランを確認
インボイス制度に対応した消費税申告が必要な課税事業者は、乗り換え先の「消費税申告に対応したプラン」を選ぶ必要があります。freeeはスタンダード以上、マネーフォワードクラウドはパーソナル以上、みんなの青色申告と円簿青色申告は基本プラン内で対応、やよいの白色申告オンラインは白色申告なので消費税申告の要件がやや異なります。売上1,000万円超えやインボイス登録済みの場合は必ずプラン仕様を確認してください。
よくある質問
Q1. やよいの青色申告 オンラインを解約すると過去のデータは消えますか?
A. 解約後は原則としてクラウド上のデータへのアクセスができなくなります。解約前に取引データ・仕訳データ・領収書画像をCSV/PDF形式で書き出し、青色申告の帳簿保存義務(7年間)に備えてローカルまたは別のクラウドストレージにバックアップしてください。
Q2. 弥生から freee に乗り換えると仕訳データはそのまま引き継げますか?
A. 弥生から書き出したCSVを freee にインポートできますが、勘定科目の対応関係を手動で調整する作業が発生します。1年分の取引データなら数時間の作業で完了しますが、複数年分のデータを完全に引き継ぐのは現実的でないため、多くの場合は「新年度から新ソフトで始める」運用が推奨されます。
Q3. マネーフォワードクラウドは弥生と操作感が似ていますか?
A. マネーフォワードクラウド確定申告は仕訳入力型のUIで、弥生の仕訳日記帳の考え方と近い設計です。弥生ユーザーが乗り換えたときの学習コストは代替5本の中でも軽い部類に入ります。freeeは取引登録型で発想が異なるため、学習コストは中〜高めです。
Q4. みんなの青色申告(ソリマチ)は法令改正のたびに買い直しですか?
A. 初年度は年間サポート「バリューサポート」が無償で付帯し、法令改正対応のプログラム更新と次期バージョンソフトが受け取れます。2年目以降は年間サポートを契約継続するか、必要な年に最新バージョンを買い直すかを選べます。インボイス制度や電子帳簿保存法の対応が必要な年は最新版への更新を推奨します。
Q5. 円簿青色申告は本当に完全無料で使い続けられますか?
A. 2026年7月時点の公式アナウンスでは、円簿青色申告は「すべての機能を無料でずっと使える」と明記されています。ただし無料サービスのため、運営会社の方針変更や機能制限化のリスクは有料製品より高いことは念頭に置いてください。同社の有料プラン「円簿PRO」への段階移行パスもあります。
Q6. 白色申告に切り替えると税金はいくら損しますか?
A. 青色65万円控除と白色10万円控除の差は55万円。所得税率20%+住民税10%の帯で計算すると、単純比較で年間およそ16万5,000円の節税差が発生します。事業所得が大きい人ほど白色への切り替えの損失が拡大するため、事業規模を踏まえて判断してください。副業レベル(事業所得が数十万円)なら差額はもっと小さく収まります。
まとめ:やよい卒業は「クラウド継続・買切り復帰・無料化」の3方向
やよいの青色申告 オンラインから乗り換えるパターンは、突き詰めると3方向に整理できます。クラウドで青色65万控除を狙い続けたいなら freee か マネーフォワードクラウド——freeeはスマホ完結とAI推奨仕訳で簿記知識を隠す設計、MFクラウドは仕訳入力型で簿記経験を活かせる設計です。サブスクを卒業したいなら みんなの青色申告(ソリマチ) の買切り10,780円がWindowsデスクトップの選択肢に据わります。コストを完全に0円にしたいなら 円簿青色申告 か、65万控除を諦めていいなら やよいの白色申告 オンライン フリー が受け皿になります。
判断軸は「弥生セルフ次年度10,300円(税抜)を払い続ける価値がある業務スタイルかどうか」。スマホ完結・AI自動化・買切り・完全無料——このいずれかに引かれるものがあれば、乗り換えを検討する価値は十分あります。まずは無料トライアル(freee 30日/MFクラウド 1ヶ月)や完全無料の円簿青色申告から手を動かして、自分の業務との相性を実感してみてください。