9,980円と12,800円。FilmoraとPowerDirectorの永続ライセンスに付いている値札は、これだけ並べれば3,000円弱の差でしかありません。
ところが購入ボタンの手前で、条件のほうが食い違います。CyberLinkはMac版のFAQに「Mac 版には永続ライセンスの買い切り版はなく」と書き、Wondershareはプラン比較表の「アップデート」欄に「バージョン15のみご利用可能」と書いています。さらに、いま両社が前面に出している生成AI機能は、どちらの買い切り版にも使い放題では含まれていません。
以下は2026年9月8日時点で、両社の公式ページを1行ずつ突き合わせた結果です。機能性・使いやすさ・コスパ・拡張性・安定性の5軸評価も載せますが、実際に決着を付けるのはOS・ディスク納品・PCスペックの3つでした。
この記事の結論
- Macで買い切りにしたい → Filmora一択(PowerDirectorはMac版に永続ライセンスの買い切り版がない)
- Windowsで買い切り、迷ったら → PowerDirector 2025 Ultra(ソースネクスト版12,800円)
- ディスクに焼いて渡す → PowerDirector(Filmoraは公式にブルーレイ非対応)
- 1万円以内で永続を確保したい → Filmora 15 永続ライセンス(税込9,980円・Win/Mac各別)
- 生成AIを継続して使いたい → どちらも買い切りでは足りずサブスク(PowerDirector 365は年額¥6,700)
FilmoraとPowerDirectorの基本的な違い
同じ製品名でも、どこで買うかで手に入るバージョンが変わります。
Filmoraの現行版はFilmora 15で、Wondershare公式とベクターPCショップの両方で永続ライセンスが売られています。PowerDirectorはCyberLink公式の現行版がPowerDirector 2026である一方、日本語版を扱うソースネクストが販売しているのは1世代前のPowerDirector 2025です。ソースネクストは製品ページに「『PowerDirector 2025 Ultra』は1つ前のバージョンで、動画編集を気軽に始められるようソースネクストが手軽な価格でお届けするものです」と明記しており、価格が抑えられている理由を隠していません。
この記事では、日本語で買える現実的な選択肢として、ベクターPCショップのFilmora 15とソースネクストのPowerDirector 2025を軸に置き、CyberLink公式の2026と365は比較対象として併記します。
永続ライセンスはこの2本だけではありません。DaVinci Resolve Studioが51,980円、Movavi Video Editor Plusが7,600円からと、価格帯は7千円台から5万円台まで開いています。先に幅を把握したい場合は 動画編集ソフトの買い切り5選|永続ライセンス比較 をご覧ください。
料金プラン早見比較表
| プラン | 料金 | 対応OS | 区分 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| Filmora 15 永続ライセンス | 9,980円(税込) | Win / Mac | 買い切り | ★★★★☆ |
| Filmora ベーシック年間 | 6,980円/年(税込) | Win / Mac | サブスク | ★★★☆☆ |
| Filmora アドバンス年間 | 7,980円/年(税込) | Win / Mac | サブスク | ★★★☆☆ |
| PowerDirector 2025 Ultra | 12,800円 | Windows | 買い切り | ★★★★★ |
| PowerDirector 2025 Ultimate Suite | 15,700円 | Windows | 買い切り | ★★★★☆ |
| PowerDirector 2026 | ¥16,980 | Windows | 買い切り | ★★★☆☆ |
| PowerDirector 365 | ¥6,700/年 | Win / Mac | サブスク | ★★★★☆ |
※ 販売元は Filmora永続=ベクターPCショップ、Filmora年間プラン=Wondershare公式、PowerDirector 2025=ソースネクスト、2026と365=CyberLink公式。2026年9月8日時点の表示価格で、(税込)と記したものは各販売ページに税込と明記があるものです。★は「買い切りで永続ライセンスがほしい」という本記事の前提での評価で、サブスク前提なら順位は変わります。最新は各公式でご確認ください
料金表の読み方
- Filmoraの永続ライセンスは販売元で価格が違う:ベクターPCショップは税込9,980円、Wondershare公式は同日時点で1,000円引きの税込8,980円でした。セールの有無で公式のほうが安いことがあるので、買う前に両方の表示価格を見比べるのが確実です
- PowerDirectorはバージョンで価格が2段構え:CyberLink公式の最新2026が¥16,980、ソースネクストの2025 Ultraが12,800円。差額の約4,000円は、そのまま「1世代分」の値段だと考えると判断しやすくなります
- Ultimate Suiteは音と色のソフトが増える:ソースネクストの15,700円版には、音声編集のAudioDirector 2025と色調整のColorDirector 2025が同梱されます。Ultraとの差額2,900円で2本増える構成です
- サブスク同士なら価格差は小さい:Filmoraのベーシック年間6,980円に対し、PowerDirector 365は¥6,700/年(通常¥9,280からのセール価格)。サブスクを前提にするなら、価格ではなく後述のAIクレジット量で決めるほうが差が出ます
「買い切り」の中身は同じではない:3つの分かれ目
買い切りで比べるつもりが、実は同じ土俵に乗っていない——というのがこの2本の実情です。公式ページで確認できた分かれ目を3つ挙げます。
1. PowerDirectorの買い切りはWindows専用
CyberLinkはMac版の公式FAQで、「Mac 版には永続ライセンスの買い切り版はなく、無料で使えるプランとしては無料ダウンロード版が用意されています」と明記しています。Mac版で用意されているのはサブスクリプションのみで、12か月プランが¥6,700(約¥558/月)、1か月プランが¥2,480です。
一方Filmoraは、Windows版とMac版のどちらにも永続ライセンスがあります。ベクターPCショップでも「Filmora 15 Windows版 永続ライセンス版 個人向け」と「Filmora 15 Mac版 永続ライセンス版 個人向け」が、それぞれ税込9,980円で並んでいます。
つまりMacユーザーにとって、この2本を「買い切り同士」で比べる場面は成立しません。Macで永続ライセンスを持ちたいなら候補はFilmoraだけになり、PowerDirectorを使うならサブスクを受け入れることになります。
2. Filmoraの永続ライセンスは「バージョン15のみ」
Wondershare公式のプラン比較表には「アップデート」という行があり、ベーシック年間プランとアドバンス年間プランは「バージョンアップに対応」、永続ライセンスは「バージョン15のみご利用可能」と書き分けられています。買い切りで手に入るのはFilmora 15とそのアップデートまでで、次のメジャーバージョンには自動では上がれません。
PowerDirectorの買い切り版は、CyberLinkの価格ページで「永久ライセンス」と表記され、別途「アップグレード版」の導線が用意されています。次のメジャーバージョンを使うには別途購入が必要という点は両者に共通しますが、Filmoraはその条件が「バージョン15のみ」という形でプラン表に明示されています。
買い切り版に共通するルールなので、どちらを選んでも「買ったバージョンをずっと使う」前提は変わりません。ただし購入前に「何年おきに買い直す想定か」を決めておくと、サブスクとの損得を計算しやすくなります。
3. AIの課金構造が根本的に違う
ここが最も見落とされやすい部分です。
Filmoraの公式プラン比較表を開くと、AI関連の行のほとんどに「AIクレジットを消費する」と書かれています。画像から動画を作る機能やBGMジェネレーターといった生成AIだけでなく、自動字幕起こしやAIオブジェクトリムーバーまでクレジット消費の対象です。クレジットが不要と明記されているのはAIポートレートなど一部に限られます。
付与量はプランで異なり、アドバンス年間プランが1000クレジット/月、ベーシック年間プランが100クレジット(初回ログイン限定)、そして永続ライセンスは1000クレジットで「永久に有効」——つまり毎月の補充がなく、使い切ったらそこで止まります。
PowerDirectorは線の引き方が違います。買い切り版の仕様欄は「基本の AI 機能」で、「全ての生成 AI 機能 & 最新 AI ツール」はPowerDirector 365側の記載です。CyberLinkも「生成 AI 機能およびクラウド AI 機能の利用には、インターネット接続と AI クレジットが必要です。AI クレジットは PowerDirector 365 サブスクリプション版に含まれています」と案内しています。365には100 AIクレジット/月が付きます。
ただしソースネクスト版2025 Ultraの製品ページを見ると、AIトラッキング、AI自動顔ぼかし、AI背景除去&合成は搭載機能として並んでおり、クレジットの記載はありません。同じ「AIで字幕を付ける・不要物を消す」作業でも、Filmoraはクレジットを減らし、PowerDirectorは減らさない——買い切りで日常的にAIを使うなら、この差が効いてきます。
総合評価:5軸で見る両者の立ち位置
機能性・使いやすさ・コスパ・拡張性・安定性の5軸で、◎/○/△/×の4段階を付けました。2本とも近い位置にあり、記号が入れ替わるのは1か所だけです。
| ソフト | 機能性 | 使いやすさ | コスパ | 拡張性 | 安定性 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Filmora 15 | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ |
| PowerDirector 2025 Ultra | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
- Filmora 15(総合○):ドラッグ&ドロップ中心のUIとテンプレートの多さで使いやすさ◎。税込9,980円は買い切り最安クラスでコスパ◎。公式が「現時点でブルーレイの書込みはサポートされていません」と明記しておりディスク納品に対応できない点、字幕起こしや不要物除去までAIクレジットを消費する点から機能性○。Creative Assetsで素材は足せるものの、プラグイン形式の拡張は限定的で拡張性○。最小メモリ8GB(HD/4K推奨16GB)と要求が重く、非力なPCでは動作が安定しにくいため安定性○
- PowerDirector 2025 Ultra(総合◎):AIトラッキング・AI自動顔ぼかし・AI背景除去をクレジット消費なしで使え、ディスク出力まで想定に入っている点で機能性◎。日本語UIとフルカラー200ページ超のマニュアル同梱で使いやすさ◎、12,800円で永続ライセンスというコスパ◎。上位のUltimate SuiteでAudioDirector・ColorDirectorへ広げられる一方、買い切りがWindowsに閉じていて他OSへ持ち出せないため拡張性○。メモリ2GBから動く軽さとCyberLinkの長期提供は加点材料ですが、大型AI機能の初回リリース時に不具合報告が出ることがあるため安定性○
総合で差が付いたのは機能性の1軸だけで、その中身はディスク出力とAIクレジットの2点です。このどちらも使わない人にとっては、2本の総合評価は実質的に並びます。
機能・動作環境の詳細比較
| 比較軸 | Filmora 15 | PowerDirector | 有利 |
|---|---|---|---|
| 買い切りの対応OS | Win / Mac | Windowsのみ | Filmora |
| 無料で使い続ける | 体験版(透かし) | Essential(無期限) | PowerDirector |
| 永続版の対象 | バージョン15のみ | 買ったバージョン | 互角 |
| 生成AI | クレジット制 | 買い切りは対象外 | 互角 |
| 字幕起こし・不要物除去 | クレジット消費 | クレジット不要 | PowerDirector |
| ブルーレイ書き出し | 非対応 | 出力の記載あり | PowerDirector |
| 最小メモリ | 8GB | 2GB | PowerDirector |
| 対応Windows | 7〜11(64bit) | 10 / 11(Arm64可) | Filmora |
| クラウド容量 | 1GB | 25GB(1年) | PowerDirector |
表の根拠と出典は次のとおりです。
- PowerDirector列の出典:対応OS・最小メモリ・対応Windows・ディスク出力はソースネクスト版2025 Ultraの製品ページ、生成AIの扱いとクラウド容量はCyberLink公式の2026買い切り版/365の記載によります
- 無料で使い続ける:CyberLinkは「期間制限なしで利用できる無料版の PowerDirector Essential」と明記。Filmoraは無料体験版で、公式プラン比較表の「ウォーターマークの除去」が体験版のみ非対応です
- ブルーレイ書き出し:Filmoraは公式に非対応と明記。PowerDirectorはソースネクスト版の動作環境にブルーレイ/AVCHD出力の必要容量が記載されており、ディスク作成が想定内に入っています(機能一覧に「ブルーレイ対応」と明記した行があるわけではありません)
- 対応Windows:FilmoraはWindows 7・8.1でも動作対象。PowerDirector 2025は10/11の64bit版のみですが、Windows 11 Arm64に対応しています
ディスクに焼いて渡すならPowerDirector
結婚式のムービーを親族に配る、記録映像をブルーレイで納品する——といった「データではなく円盤で渡す」場面が想定されるなら、この1行が選択を決めます。Filmoraが公式に非対応と書いている領域なので、ここは代替が効きません。逆にYouTubeやSNSにしか出さないなら、まったく効いてこない差です。なお、受け取った人がWindows 11のパソコンでDVDを見るには、別に再生ソフトが必要です(Windows 11でDVDを見る方法)。
古いPCではPowerDirectorのほうが動く
Filmoraの公式動作環境は最小メモリ8GB、グラフィックスもGeForce GTX 1050 Ti以上といった下限が示されます。対してソースネクストが公開しているPowerDirector 2025の動作環境はメモリ2GB(6GB推奨)、解像度1024×768以上と、要求が一段軽くなりました。
手元のPCが数年前のモデルなら、動くかどうかで先に候補が絞れることがあります。ソフトの3,000円差より、PCを買い直すかどうかのほうが金額は大きくなりがちです。
Filmoraを選んで正解になる場面
Filmoraの持ち味は、素材を探し回らずに形にできることです。テンプレートとエフェクトが最初から大量に入っており、テキスト入力やドラッグ&ドロップから編集を組み立てられます。
決め手になるのは次の2点です。
- Macで買い切りにしたい:Macで永続ライセンスを持てるのはFilmoraだけです。ベクターPCショップでは「Filmora 15 Mac版 永続ライセンス版 個人向け」が税込9,980円。Windows版とは別ライセンスなので、両方のPCで使うなら2本必要になります
- 1万円以内で永続を確保したい:税込9,980円(Wondershare公式のセール時は8,980円)は、日本語で使える買い切りとして最安クラスです。PowerDirectorとの差は3,000円弱で、これをどう見るかが判断の分かれ目になります
生成AIについては、永続ライセンスに付く1000クレジットが試用枠として使えます。毎月使い続ける予定がないなら、まず触ってみて必要になった段階で年間プランを検討する、という進め方でも無駄がありません。
Filmora 15(Windows版)の価格を見る![]()
Filmora 15(Mac版)の価格を見る![]()
メリット
- Windows版・Mac版のどちらにも永続ライセンスがある
- 税込9,980円と買い切りの中では手が届きやすい価格
- テンプレートとエフェクトが最初から豊富で、素材探しが不要
- 公式サイトに電話の問い合わせ窓口が用意されている
デメリット
- 永続ライセンスはバージョン15のみと公式が明記している
- ブルーレイへの書き込みに非対応(DVD・ISOは対応)
- 自動字幕起こしや不要物除去までAIクレジットを消費する
- Windows/Macが別ライセンスで、両方使うなら2本必要
- 最小メモリ8GBと動作要件がやや重い
こんな人におすすめ
- Macで買い切りの動画編集ソフトを持ちたい人
- 予算1万円以内で永続ライセンスを確保したい人
- SNSの縦動画やVlogを、テンプレートで手早く仕上げたい人
ここまで読んで「1万円も出したくない」という結論になるのも、じゅうぶんありえます。透かしが入らない無料ソフトだけを集めたのが Filmoraの代わりになる無料動画編集ソフト6選 です。
PowerDirectorを選んで正解になる場面
ソースネクスト版のPowerDirector 2025 Ultraには、商用利用可能なBGM 400曲、効果音3,000種類、モリサワフォント10種類、270種類以上のトランジション、220種類以上のビデオエフェクトが同梱され、フルカラー200ページ超のマニュアルも付きます。12,800円の永続ライセンスにAIトラッキングやマスク編集まで入っているので、サブスクに戻らずに済む機能の厚みがあります。
決め手になるのは、前の章で見た2点です。
- ディスクに焼いて渡す予定がある:Filmoraは公式に非対応なので、ここは代替が効きません
- 手元のPCに余裕がない:最小メモリ2GB。8GBを求めるFilmoraが動かないPCでも候補に残ります
色調整と音声編集まで含めたいなら、AudioDirector 2025とColorDirector 2025が付く15,700円のUltimate Suiteが上位にあります。
PowerDirector 2025 Ultraの価格を見る![]()
PowerDirector 2025 Ultimate Suiteの価格を見る![]()
メリット
- 12,800円の永続ライセンスにAI編集機能がひと通り入っている
- AIトラッキングや顔ぼかしをクレジット消費なしで使える
- ブルーレイ・AVCHDへの出力が想定に入っている
- メモリ2GBからという軽い動作要件と、Windows 11 Arm64対応
- BGM 400曲・効果音3,000種・モリサワフォント10種を同梱
デメリット
- Mac版に永続ライセンスの買い切り版がない(Macはサブスクのみ)
- ソースネクスト版は1世代前の2025(CyberLink公式の最新は2026)
- Filmoraの永続ライセンスより約3,000円高い
- 生成AI機能は買い切り版に含まれず、365の契約が必要
- Windows 7・8.1は動作対象外
こんな人におすすめ
- Windowsで買い切りを1本決め、しばらく買い替えない予定の人
- ブルーレイやDVDに焼いて人に渡す用途がある人
- 手元のPCのスペックに不安があり、動作要件から先に絞りたい人
予算をもう一段上げられるなら、買い切り51,980円のDaVinci Resolve Studioが視界に入ります。サブスクのPremiere Proとどちらを主軸にするかは Premiere Pro vs DaVinci Resolve|買切比較 で扱っています。
よくある質問
Q1. 結局、FilmoraとPowerDirectorはどちらが安いですか?
買い切りで比べるなら、Filmoraの永続ライセンス(税込9,980円)のほうがPowerDirector 2025 Ultra(12,800円)より約3,000円安くなります。ただしFilmoraはWindowsとMacが別ライセンスなので、両方のPCで使う場合は2本分かかり、逆転します。サブスク同士なら、Filmoraベーシック年間6,980円に対しPowerDirector 365が¥6,700/年(2026年9月8日時点のセール価格。通常は¥9,280)で、ほぼ横並びです。
Q2. Macでも買い切りで使えますか?
Filmoraは使えます。PowerDirectorは使えません。CyberLinkの公式FAQに「Mac 版には永続ライセンスの買い切り版はなく」と明記されており、Macで用意されているのは12か月¥6,700/1か月¥2,480のサブスクリプションのみです。
Q3. 買い切り版でも生成AIは使えますか?
条件付きです。Filmoraの永続ライセンスには1000のAIクレジットが付き、公式表記では「永久に有効」ですが毎月の補充はありません。しかもFilmoraは自動字幕起こしやAIオブジェクトリムーバーもクレジット消費の対象なので、想定より早く減ることがあります。PowerDirectorの買い切り版は「基本の AI 機能」までで、生成AIは365側に含まれる代わりに、AIトラッキングや顔ぼかしはクレジットを消費しません。
Q4. 永続ライセンスを買えば、次のバージョンも無料で使えますか?
いいえ。Wondershare公式のプラン比較表では、永続ライセンスの対応が「バージョン15のみご利用可能」と明記されています。PowerDirectorの買い切り版も「永久ライセンス」表記でアップグレード版が別に用意されており、次のメジャーバージョンには別途購入が必要です。買い切りに共通するルールと考えてください。
Q5. 無料で試すことはできますか?
どちらにも無料で使える版があります。PowerDirectorはCyberLinkが「期間制限なしで利用できる無料版の PowerDirector Essential」と案内しており、高度なAIツールと一部の書き出しオプションが制限されます。Filmoraは無料体験版が用意されていますが、公式のプラン比較表では「ウォーターマークの除去」が無料体験版のみ非対応となっており、書き出した動画に透かしが残ります。
Q6. ソースネクスト版とCyberLink公式版は何が違いますか?
バージョンと価格です。ソースネクストが扱うのはPowerDirector 2025で、同社の製品ページに「1つ前のバージョン」と明記されています。CyberLink公式の買い切り版は最新のPowerDirector 2026で¥16,980です。最新版にこだわらないなら、ソースネクストの12,800円が価格面で有利になります。
Q7. 買い切りとサブスク、どちらを選ぶべきですか?
年に数本で、編集支援のAIがあれば足りるなら買い切りが向いています。常に最新機能を追いたい場合や、生成AIを毎月使う場合は、クレジットが補充されるサブスクのほうが結果的に安く付きます。
OSを決めた時点で、半分は終わっている
Macを使っているなら、この比較はそもそも成立しません。PowerDirectorに買い切り版がないので、永続ライセンスという条件を付けた瞬間にFilmoraだけが残ります。
Windowsの場合、次に見るのは「焼くかどうか」です。ブルーレイに書き出す予定があるなら、Filmoraは公式に非対応と書いているので落ちます。焼かないなら、手元のPCのメモリを確認してください。8GBに届かないならPowerDirector(最小2GB)、余裕があるなら3,000円安いFilmoraで構いません。
生成AIを毎月使うつもりなら、この2本はどちらも答えになりません。クレジットが補充されるのはサブスク側だけです。
価格表を横に並べるより、OS・納品形態・PCのスペックの3つで先に絞るほうが、この2本は早く決着します。どちらも無料で使える版があるので、絞り込んだあとに実際のタイムラインを触ってから決めるのが確実です。
※ 本記事の価格・仕様は2026年9月8日時点で各公式サイトを確認したものです。セール価格は変動するため、購入前に最新の表示価格をご確認ください。



