Filmoraの料金を調べると、年間プランが6,980円と書いてある記事と7,980円と書いてある記事が並んで出てきます。永続ライセンスも8,980円と9,980円の2つが見つかります。どちらも間違いではありません。公式の購入ページには定価と割引後の額が同時に表示されていて、記事を書いた日によってどちらを拾うかが変わるためです。

さらに厄介なのは、Filmoraの購入ページが個人向け・法人向け・学生教職員向けで3つに分かれていて、同じ「永続ライセンス」という名前で8,980円と17,900円の2つが売られていることです。そして公式の比較表では個人向けプランの「商用利用可」に×が付いている一方、公式の利用規約のほうは個人プランでも条件付きで商業利用を認めています。

この記事では、Filmoraの公式オンラインショップ3ページ(Windows版・Mac版の購入ページ、法人・商用向けプラン、学生・教職員向けプラン)と、公式のよくある質問・利用規約・返金ポリシーを突き合わせて、プランの一覧と無料体験版との違いをまとめました。価格は2026年11月3日にブラウザで表示された税込の額です。他社製品との優劣はこの記事では扱っていません(同じFilmoraのプラン違いを並べているため、5軸の総合評価も付けていません)。

先に結論

  • 個人向けは3プラン。ベーシック年間6,980円/アドバンス年間7,980円/永続8,980円(定価はそれぞれ7,980円・8,980円・9,980円。2026年11月3日の表示価格)
  • ベーシック年間プランを選ぶ理由は多くありません。 2,000円足せば永続ライセンスが買えて、ベーシックには付かないAIクレジット1,000が付きます。ベーシックを選ぶ意味があるのは「1年で使い終える」「次のメジャーバージョンも使いたい」「WindowsとMacの両方で使いたい」のどれかに当てはまる人です
  • 永続ライセンスには2つの条件があります。 使えるのは「バージョン16のみ」(16内のマイナーアップデートは無料、17以降を使うには永続ライセンスの買い直し)で、透かしが消えるのは買ったOSだけ。年間プランはWindows・Macのどちらでも透かしが消えます(公式の比較表・公式サポート)
  • 無料体験版に有効期限はありません(公式サポート)。入る制限は透かしと、素材数・AIクレジット・クラウドストレージです
  • 無料体験版で書き出した動画の透かしは消せませんが、保存したプロジェクトファイルを有料版で開いて書き出し直せば透かしなしで出せます(公式FAQ)
  • 法人案件・宣伝目的の動画は法人・商用向けプラン(月3,480円/年11,900円/永続17,900円)。公式FAQは「個人のYouTubeチャンネルであっても法人案件やプロモーション動画は法人利用」と明記しています。ただし公式の利用規約のほうは、個人プランでも商業目的の利用を認めつつ「動画の説明に『動画はFilmoraで作成されました』と記載する」ことを条件にしていて、2つの記載が食い違います(後述)
  • 学生・教職員向けは2,000円OFFの5,980円/7,980円。ただし注文後に審査があり、対象外だと正規価格との差額を支払うことになります

Filmoraのプランは個人3つ・法人3つ・学生2つ

Filmoraの購入ページは、価格表の上にある3つのタブで切り替わります。同じ「永続ライセンス」という言葉が3か所に出てくるので、どのページを見ているかを先に確かめるのが近道です。

購入ページ 並んでいるプラン 使える用途
個人向け ベーシック年間/アドバンス年間/永続 個人利用(商用は条件つき・後述)
法人・チーム向け 月間/年間/永続 商用利用可
学生・教職員向け 1年間/永続(各1PC) 教育機関の在籍者・教職員

Windows版とMac版は、それぞれ別の購入ページになっています。価格は2026年11月3日時点で両OS同額でしたが、ライセンスは共通ではありません(この点は後述します)。

早見表:個人向け3プランと無料体験版

プラン定価11/3の表示バージョンアップAIクレジットクラウド
無料体験版0円0円-記載なし記載なし
ベーシック年間7,980円/年6,980円/年対応記載なし1GB
アドバンス年間8,980円/年7,980円/年対応月1,00010GB
永続ライセンス9,980円8,980円16のみ1,000(補充なし)1GB

※ いずれも税込。「11/3の表示」は2026年11月3日にWindows版・Mac版の購入ページで表示された額で、定価には取り消し線が付いていました(永続には「1,000円OFF」のラベルあり)。終了日は公式に見当たりません。「16のみ」は公式の比較表の「バージョン16のみご利用可能」です。「記載なし」は公式の比較表にその欄の値が書かれていないことを表します。AIクレジットの表記は、アドバンスが「1000 AIクレジット/月」、永続が「1000 AIクレジット」(月ごとの補充なし)で、永続側の有効期限は公式に記載が見当たりません。

透かしが消えるのは有料3プランだけで、無料体験版では書き出した動画に透かしが入ります。編集機能そのものは、マルチカメラ編集・モーショントラッキング・キーフレーム・クロマキー合成・描画マスク・手ぶれ補正・HSL・3D LUTs・HDRまで、無料体験版を含む4プランすべてにチェックが付いています(2026年11月3日時点の公式の比較表)。

下のボタンの先は公式オンラインショップの購入ページです。価格表の上のタブで「個人向け」「法人・チーム向け」「学生・教職員向け」を切り替えられます。

Filmora(Windows版)の価格を見る Filmora(Mac版)の価格を見る

無料体験版でできること・できないこと

Filmoraの無料体験版については、公式の中に表現の違う2つの説明があります。

ひとつは公式サポートの「ウォーターマーク付きの無料トライアルの期間について教えていただけますか?」という項目で、ここには「無料トライアルには有効期限がございません」「これらの無料体験版には、透かしの追加や使用回数の制限以外、機能上の制限はほとんどありません」と書かれています。有料版を買うと決めるまで、透かし付きの動画を書き出し続けられるという案内です。

もうひとつは購入前のよくある質問にある「Filmora9の有料版と体験版の違いは何ですか?」で、「体験版は有料版と同じ機能を含まれています。唯一な違いは、体験版で出力されたビデオにはウォーターマークが入っているところです」とあります。ただしこれはFilmora9という古いバージョン名で書かれた項目で、現在の購入ページの比較表では、透かしのほかにも差が付いています。差が出ているのは素材の数とOpenFXプラグイン、AI Mate編集の回数、AIクレジット、クラウドストレージ、アップデート対応です。

項目 無料体験版 有料3プラン
エフェクト&フィルター 1,500以上 18,000以上
トランジション 1,200以上 11,000以上
タイトル 6,000以上 52,000以上
音楽 9,600以上 45,000以上
効果音 6,600以上 19,000以上
ストックメディア 600以上 110万以上
OpenFX(Boris FX・NewBlue FX) 記載なし 200以上
AI Mate編集 1日15回まで無料 月500回まで無料

AIで動画や画像を作る機能、文字起こし、不要物の除去などは、プランにかかわらずAIクレジットを消費する扱いです。AIクレジットが付くのはアドバンス年間プラン(1,000/月)と永続ライセンス(1,000・月ごとの補充なし)の2つだけで、無料体験版とベーシック年間プランの欄には値が書かれていません。つまり「無料版でも機能は全部同じ」という説明は、AIを使う機能については当てはまりません。

無料体験版のままで足りる人

  • 編集画面の使い勝手や動作の軽さを確かめたいだけの人
  • 書き出した動画に透かしが入っても困らない用途(家族で見るだけなど)の人
  • 有料版を買う前に、自分のPCで4K素材が扱えるか試したい人

透かしが消える条件と、消せない場合

透かしについては、公式FAQの「体験版で作成した動画を透かしなしで出力する方法について」がいちばん具体的です。そこに書かれているのは次の3点です。

  • すでに体験版で書き出した動画の透かしは消せません。 動画ファイルに焼き込まれているため、後からの除去はできないという案内です
  • 有料版を購入し、届いた製品登録情報でFilmoraを製品登録すると、プログラムが有料版に切り替わります(無料版のアンインストールは不要)
  • 無料版で保存したプロジェクトファイル(.wve/.wsve/.wfp)を有料版で開いて書き出し直せば、透かしなしで出力できます

つまり、無料のうちに編集を進めておいて、完成してから有料版を買う、という順番でも作業はやり直しになりません。無料版で編集するときは、動画として書き出す前にプロジェクトファイルを保存しておくのが安全です。

なお、無料体験版で動画を書き出すときはWondershare IDの作成とログインが必要です。公式の購入前FAQ「Filmora9の有料版と体験版の違いは何ですか?」に、透かし付きで出力する手順としてその流れが書かれています。

なお、製品を買ったのに透かしが入る場合は、ソフトに製品登録がされていないケースがほとんどです。公式FAQも「購入時に送付された製品登録情報で製品登録していただく必要がございます」と案内しています。

ベーシックとアドバンスの違いはAIクレジットとクラウド容量

有料の年間プラン2つを突き合わせると、差は2か所しかありません。

項目 ベーシック年間 アドバンス年間
価格(11/3の表示) 6,980円/年 7,980円/年
AIクレジット 記載なし 月1,000(30日ごとに付与)
クラウドストレージ 1GB 10GB

透かしの除去、バージョンアップへの対応、素材の数、編集機能はどちらも同じです。差額の1,000円で増えるのは、AIクレジット月1,000とクラウドストレージ9GBということになります。

AIクレジットは、テキストから動画を作る、画像から動画を作る、音声を文字起こしする、不要物を消す、音楽を作る、といった機能を使うときに減っていきます。これらの機能を使うつもりがないなら、アドバンスに上げる理由はクラウドストレージだけです。逆に字幕起こしを日常的に使うなら、月ごとに補充されるアドバンスのほうが向いています。

永続ライセンスの2つの条件:バージョン16まで、買ったOSだけ

永続ライセンスは2026年11月3日の表示で8,980円(定価9,980円)。年間プランと比べると2年目から確実に安くなりますが、公式の比較表には2つの条件が書かれています。

1つ目は、使えるバージョンです。 比較表の「アップデート対応」欄は、年間プラン2つが「バージョンアップに対応」、永続ライセンスだけが「バージョン16のみご利用可能」です(プランカードの表記も「Filmora16のアップデートに対応」)。現行版はFilmora 16なので今は差を感じませんが、次のメジャーバージョンが出たときに、年間プランはそのまま使え、永続ライセンスは16で止まります。

公式サポートは、この「止まる」の中身をもう少し具体的に書いています。16.00から16.xのようなマイナーアップデートは無料で、16から17のように先頭の数字が変わるメジャーアップデートで新しい版を使いたい場合は、その版に対応する永続ライセンスを買い直す必要があるという説明です。買った版は新版が出たあとも使い続けられるので、16のまま使う分には影響しません。

これが実際に起きたのが2026年6月24日の線引きです。公式サポートは「パーペチュアルプランを2026年6月24日より前に購入した場合、Filmora 16では有効でない」としていて、15の永続ライセンスでアプリだけ16に上げた人は書き出しのときに透かしが出ます。永続ライセンスを選ぶなら、アプリを次の版へ上げないか、上げるときは買い直す前提で考えておくほうが安全です。

2つ目は、対応OSです。 比較表の「ウォーターマークの除去」は「Windows PC」と「Mac」の2行に分かれていて、ここが年間プランと永続ライセンスで違います。

プラン Windowsで透かしが消える Macで透かしが消える
ベーシック年間 ◎ ◎
アドバンス年間 ◎ ◎
永続(Windows版) ◎ ×
永続(Mac版) × ◎

Windows版の購入ページとMac版の購入ページで、永続ライセンスの行だけチェックの位置が入れ替わります。公式FAQにも「WIN製品とMAC版製品のプラットフォームが違うため、WIN版の製品登録情報はMACでは登録できません」「WIN版製品をMACへ、またMAC製品をWIN版PCへ移行することが出来ません」と書かれていて、両方のPCで使うには2本買う必要があります。

一方、ライセンスの台数はどのプランも1台です。公式FAQは「弊社ソフトはワンライセンスタイプなので、1ライセンスは1台のパソコンでしかで利用いただけません」と案内しており、PCを買い替えるときは古いPCでプログラムを削除してから新しいPCで製品登録すれば移せます。5台以上で使う場合はボリュームライセンスの問い合わせ窓口に回されます。

永続ライセンスが向いている場合

  • 1つのOSだけで使い、2年以上使い続けるつもりがある
  • AI機能を使うのは一度きりで、付いてくるAIクレジット1,000で足りる(補充はありません)
  • 毎年の請求を増やしたくない(自動更新の管理をしたくない)

年間プランが向いている場合

  • 1台はWindows、もう1台はMacという使い方をする
  • 次のメジャーバージョンにも上がりたい
  • 字幕起こしや生成系の機能を毎月使う(アドバンス)

法人・商用プランは月3,480円から|個人プランとの線引き

Filmoraの法人・商用向けプランは3つあり、2026年11月3日時点では定価と表示価格が同じでした。

プラン 価格(税込) 利用デバイス
月間プラン 3,480円/月 PC1台
年間プラン 11,900円/年 PC1台
永続ライセンス 17,900円 PC1台

3プランとも、カードに「商用利用可」「透かしなし」「無料技術サポート」「マルチユーザーコントロール」「1対1のセールスサポート」が並びます。複数ライセンスは見積り対応です。

注目したいのは、法人向け購入ページの下にある「プランと機能の比較」表です。ここでは個人向けプランと法人・商用向けプランが2列で並び、「商用利用可」と「マルチユーザーコントロール」の2行だけ、個人向けプランに×が付いています(残りの「100+高度な編集機能」「フリーアップデート」「透かしなし」「無料技術サポート」は両方にチェック)。

では「商用」の線はどこに引かれているのか。公式の購入前FAQ「個人プランとビジネス(商用)プランの違いを教えてください。」に、具体例つきで書かれています。

公式が個人利用の例として挙げているもの

  • 個人の趣味など、個人用のフッテージを編集・制作した動画をYouTubeやFacebookなどのソーシャルメディアに投稿すること
  • 家族や友人とのイベントや思い出の編集動画をDVDに保存すること

公式が法人(商用)利用の例として挙げているもの

  • 作成した動画を法人のホームページやYouTubeにアップすること
  • 集客やサービス提供・宣伝を目的とした商品マニュアルやPR映像の作成
  • 放送・映像の制作を目的とした制作会社での利用
  • 社内で使う説明資料や作業指示が目的の作成
  • 法人用YouTubeチャンネルからの動画投稿、もしくは個人のYouTubeチャンネルであっても、法人案件の動画やプロモーション動画など法人(商用)用とみなされる動画を公開する場合

同じFAQには「個人プランをご購入される場合、作成した動画は法人用動画としてご利用不可となります」という注記も付いています。購入ページの個人向けタブにも「個人向け価格の対象は個人のお客様のみとなります。法人様は法人様向けお問い合わせ窓口までご連絡ください」と書かれています。

読み替えると、趣味の動画を自分のYouTubeチャンネルに上げるのは個人利用の例に入っていますが、企業から受けた案件の動画や、商品・サービスの宣伝を目的とした動画は、個人のチャンネルに上げる場合でもこのFAQでは法人利用という整理になります。

ところが、公式の利用規約はこれより緩い書き方です。 Filmoraの利用規約(公式サイトの一般利用規約のうちFilmoraの章。2026年11月3日時点のページに「2024年1月28日より有効」と表示)は、内蔵の音楽トラックと効果音を商業目的で使うことは禁じる一方、「音楽トラックおよび効果音を除き、その他のすべての内蔵メディア、内蔵タイトル、内蔵トランジション、内蔵エフェクトおよび内蔵要素は商業目的で使用することが許可されます」とし、続けて「個人プランを購入し、Filmoraを商業目的で使用する場合は、動画の説明に『動画はFilmoraで作成されました』と記載する必要があります」「動画に『動画はFilmoraで作成されました』と表示したくない場合は、Filmoraビジネスプランの購入をご検討ください」と書いています。

つまり、比較表と購入前FAQは「個人プランで法人用動画は不可」、利用規約は「個人プランでも商業目的は可。ただし動画の説明にFilmoraで作ったと書くこと」と、同じ会社の公式ページどうしで食い違っています。FAQが挙げている法人(商用)利用の例(企業のHPやチャンネル、PR映像、制作会社、社内資料)は法人プランの範囲、と読むのが無理のない整理ですが、公式がそう書き分けているわけではありません。公式自身が「居住する国の法律により法人(商用)利用の定義が異なります」としてサポートへの問い合わせを案内しているので、仕事で使う予定があるなら、どちらのプランで足りるかを申し込む前に確認してください。

もうひとつ、法人プランを買っても使えない素材があります。公式FAQは、Filmora内蔵の音楽と効果音、ストックメディアのGIPHY素材、およびFilmstockの一部エフェクト(シネマオーバーレイ各パック、Blockbuster Vol.1〜5の指定パック)は法人用動画に使えないと明記しています。利用規約でも「Filmoraに内蔵されたすべての音楽トラックおよび効果音は、商業目的で使用してはなりません」と定められていて、ビジネス法人向けライセンスの条項にも「ビジネスプランを購入した場合でも、個人用にのみ提供されているFilmoraに内蔵された音楽トラックや効果音を使用することはできません」と書かれています。内蔵BGMをそのまま使うつもりなら、法人プランでも別途ロイヤリティフリー音源が必要です。

法人プランを買う場合も、入口は同じ購入ページです。使うPCのOSに合うほうを開き、価格表の上にある「法人・チーム向け」タブに切り替えてから、月間・年間・永続のいずれかを選んでください。

Filmora(Windows版)の価格を見る Filmora(Mac版)の価格を見る

学生・教職員向けは2,000円OFF(注文後に審査あり)

学生・教職員向けの購入ページには2プランが並び、どちらも定価から2,000円引きです。

プラン 定価(税込) 11/3の表示
1年間プラン/1PC 7,980円 5,980円
永続ライセンス/1PC 9,980円 7,980円

カードに書かれている内容と定価は、個人向けのベーシック年間プラン・永続ライセンスとそれぞれ一致します。つまり中身は個人向けと同じで、価格だけが2,000円安いという形です。

項目 1年間プラン/1PC 永続ライセンス/1PC
同じ内容の個人向けプラン ベーシック年間(定価7,980円) 永続(定価9,980円)
アップデート バージョンアップに対応 Filmora16のアップデートに対応
AIクレジット 記載なし 1,000(補充なし)
クラウドストレージ 1GB 1GB

学生・教職員向けの永続ライセンスも、個人向けと同じくバージョン16で止まります。

対象として書かれているのは、大学生、高等専門学校および専門学校生、短大生、これらの学校に進学が決まった生徒、教育機関の教職員などです。注意したいのは申し込みの流れで、公式ページには次の2点が明記されています。

  • 大学等教育機関が発行したメールアドレスの入力が必要
  • 注文後に申込フォームの記入内容を審査し、対象利用者でない場合は正規価格との差額を支払う必要がある

つまり、注文した時点で割引が確定するわけではありません。また、学校法人が学校のプロモーションや宣伝に使う場合はビジネスプラン、学生や職員が教材の動画制作に使う場合は学生・教職員向けプラン、という使い分けが公式FAQに書かれています。学生・教職員向けプランの商用利用については、購入ページに可否の記載が見当たりません。

用途別おすすめまとめ

こんな人 選ぶプラン 理由
まず試したい 無料体験版 有効期限なし。編集機能は有料と同じ範囲が使える
趣味の動画を1つのOSで長く作る 永続ライセンス(8,980円) ベーシック年間+2,000円で買い切り。AIクレジット1,000付き
WindowsとMacの両方で使う ベーシック年間(6,980円/年) 年間プランは両OSで透かしが消える。永続は買ったOSだけ
字幕起こしや生成系を毎月使う アドバンス年間(7,980円/年) AIクレジットが月1,000補充され、クラウドも10GB
企業案件・宣伝動画を作る 法人プラン(月3,480円〜) 比較表とFAQでは個人向けは商用利用が×。規約だけ条件付きで可
学生・教職員 学生向け(5,980円/7,980円) 2,000円OFF。ただし注文後に審査あり

買う前に確認しておくこと

1. 購入画面の「Creative Assets」は別料金

購入ページの各プランカードには「Filmora Creative Assets 7日間無料」というチェックボックスが付いています。2026年11月3日時点のページでは既定でチェックは入っていませんが、入れたまま購入すると「8日目以降は月額1,999円(55%OFF)で自動更新」になります。別の注記には通常4,539円とあり、値引きが効いている状態です。説明文には「※ソフトウェア本体は含まれません」とあり、Filmora本体の料金とは別の追加課金です。解約はWondershareのサブスクリプション管理ページから行えます。

2. 自動更新が付くのは決済方法によって変わる

公式FAQは「Filmoraの年間プラン、3ヶ月プラン、FilmstockからエフェクトサブスクリプションをクレジットカードとPaypalで購入された場合のみ、自動更新が適用されます」としています。銀行振り込みや代金引換では自動更新されません。止める手順は、公式の注文照会ページで注文番号または購入時のメールアドレスを入力し、表示されたオーダー情報画面で「自動更新停止」ボタンを押す形です。有効期限が切れる前に手続きする必要があります。

3. 返金は「気が変わった」では通らない

Wondershareの返金ポリシーでは、公式サイトから直接購入したほとんどの製品で、初回決済日から30日以内に返金申請ができます(MobileTrans・Dr.Foneシリーズ・Recoverit・Repairit・Relumi・Media.ioシリーズは7日以内)。ただし返金対象外のケースとして「購入後に気が変わった、個人的な好みに合わない、期待していた内容と異なるなど、主観的な理由のみの場合」が挙げられています。30日間の無条件返金ではありません。更新注文も、更新料金の請求前に解約していなかった場合は原則対象外です。申請はアカウントセンターの注文履歴から行います。

4. 代理店で買うと版が1つ前のことがある

Filmoraは販売店でも扱われていますが、公式ショップの現行版がFilmora 16でも、販売店では1つ前の版が並んでいることがあります。永続ライセンスは「買ったバージョンだけ」が使える仕組みなので、版の違いはそのまま使える期間の違いになります。価格が同じなら版が新しいほうを選ぶのが順当です。

5. 代金引換は手数料が別に1,000円

支払い方法に代金引換を選ぶと、インストーラーの入ったDVDボックスが発送され、公式FAQには「代引手数料1000円が必要となります」と書かれています。すぐ使いたい場合はクレジットカードでのダウンロード版が案内されていて、購入から2時間以内に製品登録情報がメールで届きます。

6. 領収書は自分で取り出す

領収書は電子版で、アカウントセンターの「マイオーダー」→「注文履歴」→「領収書取得」から申請すると、1時間以内にPDFがメールで届く流れです。経費で買う場合は、購入時に入力するメールアドレスを間違えないようにしておくと手戻りがありません。

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よくある質問

Q. Filmoraの無料版はいつまで使えますか?

公式サポートの回答は「無料トライアルには有効期限がございません」です。有料版を買うと決めるまで、透かし付きの動画を書き出し続けられると案内されています。公式の利用規約のFilmoraの章にも、体験版の期間を定めた条項は見当たりません(体験版の期間に触れているのはDr.Fone・MobileTrans・Recoveritの章で、Filmoraには適用されません)。

Q. 無料版で書き出した動画の透かしは後から消せますか?

書き出した動画ファイルからは消せません。公式FAQも「既に体験版で出力された動画の透かしは消せません」としています。ただし無料版で保存したプロジェクトファイル(.wve/.wsve/.wfp)を有料版で開いて書き出し直せば、透かしなしで出力できます。無料のうちに編集を進めるなら、プロジェクトファイルを残しておいてください。

Q. ベーシック年間プランと永続ライセンス、どちらが安いですか?

2026年11月3日の表示価格では、ベーシック年間が6,980円/年、永続ライセンスが8,980円です。差は2,000円なので、2年目には永続のほうが安くなります。さらに永続にはAIクレジット1,000が付き、ベーシックには付きません(永続のクレジットは月ごとの補充がない1回分です)。逆にベーシックを選ぶ意味があるのは、1年で使い終える場合、次のメジャーバージョンにも上がりたい場合、WindowsとMacの両方で使いたい場合です。

Q. YouTubeで広告収入を得る動画は個人プランで作れますか?

公式の記載が2つに割れているため、断定できません。公式FAQが個人利用の例として挙げているのは「個人の趣味など、個人用のフッテージを編集、制作した動画をYoutubeやFacebookなどのソーシャルメディアプラットフォームに投稿すること」で、法人(商用)利用の例には「個人Youtubeチャンネルであっても法人案件ビデオやプロモーションビデオなど、法人(商用)用とみなされる動画を公開する場合」が挙げられています。広告収入そのものは、どちらの例にも出てきません。

一方、公式の利用規約は「個人プランを購入し、Filmoraを商業目的で使用する場合は、動画の説明に『動画はFilmoraで作成されました』と記載する必要があります」としています。この条件を満たすなら個人プランの範囲に読めますが、FAQの「個人プランで作成した動画は法人用動画として利用不可」とは整合しません。企業案件や商品の宣伝が目的の動画なら法人プランが確実です。公式も国によって定義が異なるとしてサポートへの問い合わせを案内しているので、収益化を前提にするなら申し込む前に確認してください。

Q. Windows版を買ったあとMacでも使えますか?

使えません。公式FAQは「WIN版の製品登録情報はMACでは登録できません」「WIN版製品をMACへ、またMAC製品をWIN版PCへ移行することが出来ません」としており、両方で使うには別途購入が必要です。購入ページの比較表でも、永続ライセンスの「ウォーターマークの除去」にチェックが付くのは買ったOSの行だけです。年間プランならWindows・Macのどちらでも透かしが消えます。

Q. 自動更新はどこで止められますか?

公式の注文照会ページで注文番号または購入時のメールアドレスを入力し、表示されたオーダー情報画面の「自動更新停止」ボタンを押します。ライセンスの有効期限が切れる前に手続きしてください。なお自動更新が適用されるのはクレジットカードとPayPalで購入した場合のみで、銀行振り込みと代金引換では自動更新されません。

Q. 買ったあとに返金してもらえますか?

公式サイトから直接買ったFilmoraは、初回決済日から30日以内が返金申請の期限です。ただし「気が変わった」「期待していた内容と異なる」といった主観的な理由だけでは対象外とされています。申請はアカウントセンターの注文履歴から行います。App Store・Google Play・販売代理店で買った場合は、Wondershareでは手続きできないため購入元に問い合わせる形です。

Q. 学割は誰でも使えますか?

対象は大学生、高等専門学校および専門学校生、短大生、これらの学校に進学が決まった生徒、教育機関の教職員などです。申し込みには教育機関が発行したメールアドレスの入力が必要で、注文後に記入内容の審査があります。対象利用者でなかった場合は、正規価格との差額を支払うことになると公式ページに書かれています。

まとめ:OSの数と次の版が、プランを決める

Filmoraの個人向け3プランは、価格差が2,000円の範囲に収まっています。そのため額で悩むよりも、次の2つを決めるほうが早く答えが出ます。

  • 使うOSは1つか2つか。 1つなら永続ライセンス(8,980円)、WindowsとMacの両方なら年間プラン
  • 次のメジャーバージョンにも上がりたいか。 上がりたいなら年間プラン、16で足りるなら永続ライセンス(永続で17以降に上がるには買い直しが必要)

そのうえでAIの生成系機能を毎月使うならアドバンス年間、企業案件や宣伝目的の動画を作るなら法人プラン、という順に絞っていけます。価格は変わることがあるので、申し込む直前に購入ページの表示額を見比べてください。

※ 本記事の価格・条件は2026年11月3日時点のWondershare公式オンラインショップおよび公式サポート情報です。表示額と割引は予告なく変わるため、申し込む直前に購入ページの表示を見比べてください。