エックスサーバー vs ロリポップ|料金・速度・品質で選ぶ

WordPressブログや個人サイトを始めるとき、料金だけで選ぶと「安すぎて速度が出ない」、品質だけで選ぶと「毎月の固定費が重い」と悩みます。国内のレンタルサーバーで両極を代表するのが、月121円から始められるロリポップ!と、業界シェア上位で稼働年数21年超のエックスサーバーです。どちらも老舗で情報量が多く、どちらを選んでも大失敗はしませんが、想定する運用スタイルと年間予算で最適解ははっきり分かれます。

そこで本記事では、2026年7月時点の最新料金・キャンペーンを反映したうえで、機能性・使いやすさ・コスパ・拡張性・安定性の5軸でエックスサーバーとロリポップ!を横並びで整理しました。「月数百円で試したいのか、本気で運用したいのか」の分岐から用途別の正解までを一気に見通せる判断材料としてお使いください。

この記事の結論

  • 月100円台で始めるなら → ロリポップ!ライト(月330円〜)
  • 速度重視でWP運用するなら → ロリポップ!ハイスピード(月660円〜)
  • 品質と24時間サポートなら → エックスサーバー スタンダード(月693円〜)
  • 法人・大規模サイトなら → エックスサーバー ビジネス(月2,772円〜)

なお、ConoHa WINGとの比較で迷っている方は エックスサーバーvsConoHa WING 比較、6社を横並びで見たい方は WordPressレンタルサーバーおすすめ6選 を先に参照してください。本記事は「エックスサーバーとロリポップ!の2択で迷っている人」向けの判断材料記事です。

エックスサーバーとロリポップ!の基本的な違い

両社は国内レンタルサーバーの代表格ですが、運営会社もサービス設計も対照的です。まずは全体像を押さえておきましょう。

項目 エックスサーバー ロリポップ!
運営会社 エックスサーバー株式会社 GMOペパボ株式会社
サービス開始 2003年 2001年
運営年数(2026年時点) 約22年 約25年
主力プラン スタンダード ハイスピード
プラン数 3プラン 5プラン
最安月額 693円(キャンペーン価格) 121円(エコノミー)
Webサーバー nginx Nginx+LiteSpeed(ハイスピード以上)
ストレージ 500GB NVMe SSD 700GB SSD(ハイスピード)
独自ドメイン無料 契約期間中2つ無料 2つ永続無料(※)
サポート 24時間365日メール/電話(10-18時) メール/電話/チャット

※ ロリポップ!の「2つ永続無料」はハイスピード以上のプランで、12ヶ月以上契約かつ自動更新設定が条件です。

エックスサーバーは「品質と実績で選ばれる業界標準」の位置づけです。運用年数の長さと国内シェア、企業サイトや官公庁案件での採用実績を武器に、「迷ったらエックスサーバー」の紹介記事が定番になってきました。プラン数を3つに絞り、どのプランを選んでもハイスペックの土台を維持しているのが持ち味です。

一方のロリポップ!は「価格帯の幅で選ばれる老舗」です。GMOペパボが運営し、月121円のエコノミーから月2,420円のエンタープライズまで5段階の価格設計で、「メール利用だけ」から「法人サイト運用」までを1社でカバーします。ハイスピードプランでLiteSpeedを標準採用してからは、WordPress用途でも速度面の見劣りがなくなりました。

料金整理(2026年7月時点):エックスサーバーは3プラン(スタンダード月693円/プレミアム月1,386円/ビジネス月2,772円、キャンペーン価格・12ヶ月契約)。ロリポップ!は5プラン(エコノミー月121円/ライト月330円/スタンダード月605円/ハイスピード月660円/エンタープライズ月2,420円、いずれも「〜」表記の最安値)。両社とも長期契約でさらに下がります。最新の価格は エックスサーバー公式ロリポップ!公式 でご確認ください。


早見比較表:料金と主要スペック

WordPress運用を想定した主力プラン(エックスサーバーはスタンダード、ロリポップ!はハイスピード)で並べます。

項目エックスサーバー(スタンダード)ロリポップ!(ハイスピード)有利
月額(12ヶ月/キャンペーン)693円(税込)〜660円(税込)〜ロリポップ!
初期費用無料無料互角
ディスク容量500GB NVMe SSD700GB SSDロリポップ!
WebサーバーnginxNginx+LiteSpeedロリポップ!
独自SSL無料無料互角
独自ドメイン無料2つ(契約期間中)2つ永続無料 ※互角
自動バックアップ14日分・無料7世代・有料オプションエックスサーバー

※ 2026年7月時点。エックスサーバーは30%OFFキャンペーン(〜2026年7月6日)の価格を掲載。ロリポップ!の「2つ永続無料」はハイスピード以上・12ヶ月以上契約かつ自動更新が条件。長期キャンペーンは流動的なので、最新は各公式サイトでご確認ください。

表の読み方ヒント

  • 月額は互角:キャンペーン適用時、スタンダードは693円、ハイスピードは660円。差は月33円で1年で約400円
  • 容量とWebサーバーはロリポップ!有利:ハイスピードは700GB SSD+LiteSpeedと数字で見ればスペック優位
  • バックアップはエックスサーバー有利:14日分の自動バックアップが無料で標準搭載。ロリポップ!は7世代バックアップが有料オプション(月330円)
  • NVMeか通常SSDか:エックスサーバーは全プランNVMe SSD、ロリポップ!は表記上「SSD」で世代情報の記載が限定的

総合評価:5軸で見る両者の立ち位置

機能性・使いやすさ・コスパ・拡張性・安定性の5軸で評価しました。両者とも老舗の総合力があるため、順位を付けるより「軸ごとの立ち位置」を整理します。

サーバー 機能性 使いやすさ コスパ 拡張性 安定性 総合
エックスサーバー
ロリポップ!

エックスサーバー:機能性◎・拡張性◎・安定性◎で「本気運用向け」

  • 機能性◎:全プランNVMe SSD、14日分の自動バックアップが無料標準、WAF標準装備。WordPressかんたんセットアップと復元機能も揃う
  • 使いやすさ○:管理画面は伝統的で情報量は多いが、初回はやや玄人向け。電話サポートは平日10-18時、メールは24時間365日
  • コスパ○:キャンペーン価格で月693円まで下がるが、通常時は月990円。ロリポップ!最安帯(月121円〜)とは絶対値では差がある
  • 拡張性◎:スタンダード→プレミアム→ビジネスの段階的な上位移行、法人契約の実績が豊富
  • 安定性◎:22年の運用実績、公式が稼働率データを公開、大手企業や官公庁の採用事例あり

ロリポップ!:使いやすさ◎・コスパ◎で「幅広い価格帯」

  • 機能性○:ハイスピードプランなら700GB SSDとLiteSpeedで一線級。ただしバックアップが有料、下位プランは機能制限あり
  • 使いやすさ◎:初心者向けの管理画面デザイン、チャットサポート対応、電話サポートあり(スタンダード以上)
  • コスパ◎:エコノミー月121円から始められる価格帯の幅広さは他社にない設計。ハイスピードでも月660円と主要WPサーバー最安帯
  • 拡張性○:5プランで価格帯の幅は広いが、法人サイトのフルスペック運用はエンタープライズでも中堅どまり
  • 安定性◎:25年の運用実績、GMOペパボ運営で経営基盤も安定

順位より「用途と予算の合致」で選ぶ

両者の総合評価はどちらも◎で、「勝敗」を付ける比較にはなりません。「品質と実績にお金を払うか、価格帯の柔軟性を取るか」の設計思想の違いが本質です。次の詳細比較表と各サービス紹介で、自分の運用スタイルに近い方を絞り込んでいきます。


詳細比較表:機能・速度・サポート

管理画面から日々使う機能まで、実務ベースで比較します。

比較項目エックスサーバーロリポップ!
契約期間3/6/12/24/36ヶ月3/6/12/24/36ヶ月
無料お試し10日間10日間
WPかんたんインストール
WP簡単移行○(有料オプション)
自動バックアップ14日分・無料7世代・有料オプション
WAF
HTTP/2対応
電話サポート平日10-18時スタンダード以上・平日10-18時
メールサポート24時間365日24時間受付
チャットサポートなしあり
返金保証一部プランに設定明記なし

実務差の要点

  • バックアップの扱いが真逆:エックスサーバーは無料標準で自動、ロリポップ!は7世代バックアップに月330円の追加費用。復元まで含めると差は年3,960円
  • サポート窓口の広さ:ロリポップ!はチャットが使えるため気軽に質問しやすい、エックスサーバーは電話・メールで技術的な深い質問に強い
  • お試し期間はどちらも10日間:クレジットカード不要で試せる点は共通

エックスサーバーを詳しく見る

エックスサーバー 公式サイトを見る

2003年運用開始、国内シェア上位を維持し続ける業界標準。企業サイト・官公庁案件・大規模メディアでの採用実績が多く、「迷ったらエックスサーバー」の解説記事が定番化しています。全プランNVMe SSDと14日分の無料自動バックアップを標準装備し、契約後の「あとで機能追加費用がかかる」体験を作らない設計が支持されてきました。2026年7月時点で30%OFFキャンペーンを実施中(〜2026年7月6日)で、スタンダードプランがキャンペーン価格で月693円まで下がっています。

5軸評価と根拠

  • 機能性◎:全プランNVMe SSD、無料自動バックアップ14日分、WAF標準、WordPressの復元機能まで揃う
  • 使いやすさ○:管理画面は伝統的で機能豊富、初回学習コストはやや高め。ただし情報量が国内最大級
  • コスパ○:キャンペーン価格で月693円まで下がるが、通常価格は月990円。「機能あたりの単価」で見ると◎に近い
  • 拡張性◎:スタンダード(月693円)→プレミアム(月1,386円)→ビジネス(月2,772円)へシームレスに上位移行可能
  • 安定性◎:22年運用の実績、稼働率データの公式公開、法人採用事例が豊富

メリット

  • 全プランNVMe SSD搭載でスペック底上げ
  • 14日分自動バックアップが無料標準
  • 24時間365日のメールサポート
  • 22年運用の実績と国内シェア上位
  • WordPressかんたん設定から復元まで完備

デメリット

  • 通常価格は月990円で最安帯ではない
  • 電話サポートは平日10-18時のみ
  • チャットサポートは提供なし
  • 管理画面が伝統的で初回は玄人寄り

👤 こんな人におすすめ

  • 品質と実績で「迷いたくない」人
  • 法人サイトや事業用メディアを運用する人
  • 将来的にプレミアム/ビジネスへ拡張する見込みがある人
  • バックアップに追加費用を払いたくない人

ロリポップ!を詳しく見る

ロリポップ! 公式サイトを見る

2001年運用開始、GMOペパボが運営する国内最古参クラスのレンタルサーバー。エコノミー月121円からエンタープライズ月2,420円まで5段階の価格帯を持ち、「メール利用だけ」「初めてのWordPress」「本格運用」を1社の中で段階的に選べる幅広さが特徴です。ハイスピードプランでLiteSpeedを標準採用してからは、WordPress用途でも速度面の見劣りがなくなり、月660円という価格でハイスピード運用が組める設計になっています。

5軸評価と根拠

  • 機能性○:ハイスピードなら700GB SSDとLiteSpeedで一線級。ただしバックアップが有料オプション、下位プランは機能制限あり
  • 使いやすさ◎:初心者向けに設計された管理画面、チャットサポートも用意
  • コスパ◎:エコノミー月121円からハイスピード月660円まで、価格帯の刻みが細かく「予算に合わせて選べる」設計
  • 拡張性○:5プランで幅は広いが、エンタープライズでも中堅法人向けが上限イメージ
  • 安定性◎:25年の運用実績、GMOペパボの経営基盤

メリット

  • エコノミー月121円の低価格プランを用意
  • ハイスピードプランで700GB SSD+LiteSpeed
  • ドメイン2個ずっと無料(ハイスピード以上)
  • チャットサポート対応で初心者に優しい
  • 25年の運用実績と老舗の安定感

デメリット

  • 自動バックアップは有料オプション
  • 下位プランは機能制限が多い
  • NVMe SSDの明記が少ない
  • 法人・大規模用途はエンタープライズが上限

👤 こんな人におすすめ

  • 月100円台でメール・簡易サイトを試したい人
  • WordPress入門を月660円で始めたい人
  • チャットで気軽に質問したい初心者
  • 予算に応じてプランを刻んで選びたい人

用途別おすすめまとめ

運用スタイル・予算・目的別に、選ぶべきプランを整理します。

用途・状況 おすすめ 理由
メール利用・シンプルなHTMLサイト ロリポップ!エコノミー(月121円) 最安価格帯で必要最小限の機能
WordPress入門・とにかく安く始めたい ロリポップ!ライト(月330円) WordPress可、独自SSL無料
WordPress速度重視・個人ブログ本格運用 ロリポップ!ハイスピード(月660円) LiteSpeed+700GB SSD+ドメイン2つ無料
WordPress品質重視・24時間サポート必須 エックスサーバー スタンダード(月693円〜) NVMe SSD+無料バックアップ+24時間メール
法人サイト・アクセスが多いメディア エックスサーバー プレミアム(月1,386円〜) 600GB NVMe+上位リソース割当
大規模事業サイト・企業案件 エックスサーバー ビジネス(月2,772円〜) 700GB NVMe+設定代行等の法人向け機能

関連:
– 高性能同士の比較で迷うなら → エックスサーバーvsConoHa WING 比較
– 6社を横並びで見たいなら → WordPressレンタルサーバーおすすめ6選
– ホームページ作成サービスとの比較なら → ホームページ作成の代わりになるサービス6選


エックスサーバー vs ロリポップ! よくある質問

Q1. WordPressブログを始めるなら、どちらが正解ですか?

「速度重視・とにかく安く」ならロリポップ!ハイスピード(月660円)、「24時間サポート・品質重視」ならエックスサーバー スタンダード(月693円〜)が現実解です。月額差は約30〜300円で、体感差より「サポート時間帯とバックアップ費用の考え方」で決めるのが妥当です。チャットで気軽に相談したい初心者はロリポップ!、電話やメールでじっくり相談したい人はエックスサーバーという選び分けが分かりやすいです。

Q2. 途中でプランを変更できますか?

両社ともプラン変更に対応しています。エックスサーバーはスタンダード→プレミアム→ビジネスの上位変更、ロリポップ!はエコノミー→ライト→ハイスピード等の変更が管理画面から可能です。ただし、下位プランへのダウングレードは制約があるケースがあるので、契約前に必要スペックを見積もっておくと安全です。

Q3. サーバーの引っ越しはどのくらい大変ですか?

WordPressサイトの引っ越しは、プラグイン(All-in-One WP Migration等)を使えば数十分〜数時間で完了しますが、データベース容量が大きい場合は手動作業や追加設定が必要です。両社ともサーバー乗り換え専用の代行サービスを用意しているので、自信がなければ利用できます。とはいえ最初の契約で運用スタイルに合ったプランを選んでおくのが、長期的には手間が要りません。

Q4. ロリポップ!のバックアップ有料オプションは加入すべきですか?

WordPressで運用するなら加入推奨です。ロリポップ!の7世代バックアップは月330円で、1年で3,960円の追加費用が発生します。エックスサーバーは同等機能(14日分)が無料標準なので、バックアップまで含めた総額でロリポップ!ハイスピード月990円 vs エックスサーバー スタンダード月693円〜と、キャンペーン適用時は逆転するケースもあります。

Q5. 独自ドメインは両社とも無料でもらえますか?

エックスサーバーは契約期間中2つ無料、ロリポップ!はハイスピード以上のプランで12ヶ月以上契約時にドメイン2つがずっと無料になります。ロリポップ!の「ずっと無料」は自動更新設定が条件、エックスサーバーは契約期間中に限られる、という点は要注意です。長期運用ならロリポップ!のハイスピード+12ヶ月契約で永続無料枠を取るのがお得です(2026年7月時点の条件)。

Q6. アダルトサイト・出会い系サイトは両社で運用できますか?

エックスサーバー・ロリポップ!ともに、通常プランの利用規約でアダルト・出会い系ジャンルの掲載を禁止しています。同ジャンルを扱う場合は、GMOペパボが別サービスとして提供する専用サーバー等の利用が前提になります。契約前に各社の利用規約を必ずご確認ください。


まとめ:料金差より「サポートの受け方」で選ぶ

エックスサーバーとロリポップ!は、5軸評価でどちらも総合◎になる老舗レンタルサーバーです。月額差はキャンペーン適用時に約30円程度で、「どちらが優れているか」の比較にはなりません。実際の選び分けは、次の3点で決まります。

  • サポートの受け方:電話・メールでじっくり派はエックスサーバー、チャットで気軽に派はロリポップ!
  • バックアップの費用感:無料で標準搭載を求めるならエックスサーバー、有料オプションでも許容できるならロリポップ!
  • 契約プランの刻み方:3プランの上位展開ならエックスサーバー、5プランで細かく刻みたいならロリポップ!

キャンペーン価格を見比べるより、「サポートの受け方と長期運用の設計思想が自分のスタイルに合うか」が、後悔しない選び方になります。1年後・3年後の運用イメージから逆算して、どちらの管理画面と付き合うほうが心地よいかで決めてみてください。

カワリソフト編集部

この記事を書いた人

カワリソフト編集部

有料ソフトの代わりになる無料・格安の代替ソフトを、公式情報とスペック比較に基づいて客観的に紹介する辞典サイト「カワリソフト」の編集チーム。サブスク疲れの個人ユーザーに向けて、月額制ソフトの見直しを支援します。

  • 編集方針 公式情報ベースの客観比較/デメリットも正直に記載