ホームページを作りたいけれど、いきなり高額な制作費は出せない——そんな人のために、無料で使えるホームページ作成サービス6本を比較しました。
2026年現在、実用レベルで完全無料公開できる主要サービスは6つまで絞れます。それぞれ強みが違うので、用途に合わせて選ぶのが近道です。記事後半では「本格派ならWordPress+レンタルサーバー」も紹介します。
この記事の結論
- とりあえず始めたい初心者 → Wix(豊富なテンプレート、直感操作)
- 完全無料で広告も嫌な人 → Googleサイト(広告ゼロ、ただし機能限定)
- デザイン性で勝負したい人 → STUDIO(日本発、デザイナー御用達)
- 本格的な集客サイトを作りたい人 → WordPress+レンタルサーバー(番外編で紹介)
ホームページ作成、なぜ無料サービスから始めるべきか
「ホームページを作る」というと、数十万円かかる制作会社を思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし2026年の選択肢は大きく変わっています。
1. 無料サービスの完成度が上がった
Wix・Jimdo・STUDIOなど、AIテンプレートとドラッグ&ドロップ編集で、専門知識ゼロでもプロ品質の見た目が作れる時代になりました。10年前なら「無料=素人っぽい」が常識でしたが、現在は逆転しています。
2. 制作会社に頼むには判断材料が必要
いきなり数十万円払う前に、自分でラフを作ってから依頼するほうが、要件が明確になり費用も抑えられます。無料サービスでプロトタイプを作ってから本格的な制作に進む流れが現実的です。
3. ペライチが2025年10月に無料公開機能を終了
かつて代表的な無料サービスだったペライチが2025年10月から無料公開機能を終了し、最低でも月額1,465円(ライトプラン)が必要になりました。「無料で使えるサービス」の選択肢は実質6つに絞られています。
比較表:無料ホームページ作成サービス6本
| サービス名 | 料金 | 広告表示 | 独自ドメイン | ページ数上限 | 難易度 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Wix | 無料(有料月1,300円〜) | あり(Wixロゴ) | 有料のみ | 無制限 | ★(初心者向け) | ★★★★★ |
| Jimdo | 無料(有料月990円〜) | あり(Jimdoロゴ) | 有料のみ | 5ページ(無料時) | ★(AI作成可) | ★★★★☆ |
| STUDIO | 無料(有料月590円〜) | なし | 有料のみ | 50ページ | ★★(やや慣れ必要) | ★★★★★ |
| WordPress.com | 無料(有料月500円〜) | あり | 有料のみ | 無制限 | ★★(自由度高) | ★★★★☆ |
| Ameba Ownd | 完全無料 | あり(Ameba) | 有料のみ | 3ページ | ★(超簡単) | ★★★☆☆ |
| Googleサイト | 完全無料 | なし | 有料のみ | 無制限 | ★(超簡単) | ★★★☆☆ |
※ 全サービス商用利用OK
※ 有料プラン料金は2026年4月時点の年契約時の月額換算。最新は各公式サイトでご確認ください
※ おすすめ度は「無料での使いやすさ・完成度・日本語対応」を総合評価
読み取り方のヒント
- Wix は世界1.7億サイト以上で使われる定番。テンプレ豊富で迷ったらこれ
- STUDIO は日本発でデザイン性が頭ひとつ抜けている。広告も入らない
- Googleサイト は広告も入らず完全無料だが、テンプレート17種と機能限定
- Ameba Ownd はサイバーエージェント運営で完全無料、ただし3ページまで
詳細比較表:機能・SEO・拡張性
| サービス名 | テンプレ数 | AI作成 | フォーム | EC機能 | SEO設定 | スマホ対応 | アプリ連携 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Wix | 800以上 | ◎(Wix ADI) | ◎ | ◎(有料) | ○ | ◎ | ◎ |
| Jimdo | 多数 | ◎(AIビルダー) | ○ | ○(有料) | ○ | ◎ | △ |
| STUDIO | 多数(デザイナー作) | △ | ◎ | △ | ◎ | ◎ | △ |
| WordPress.com | 無料テーマ多数 | × | ○(プラグイン要) | ◎(上位プラン) | ◎ | ◎ | ◎ |
| Ameba Ownd | シンプル系 | × | △ | × | △ | ◎ | × |
| Googleサイト | 17種 | × | △ | × | × | ◎ | ◎(Google製品) |
SEO対策に本気で取り組むなら、無料プランでは限界があります。そのため記事末尾の「番外編」で、本格派向けのWordPress+レンタルサーバー構成も紹介します。
無料ホームページ作成のおすすめサービス6選【詳細】
1. Wix|世界1.7億サイト超の定番
世界中で使われている老舗のホームページ作成サービス。Wix ADI(人工デザイン知能)を使えば、いくつかの質問に答えるだけで自動でサイトが完成します。テンプレートも800種類以上と豊富で、ECサイトからポートフォリオまで幅広く対応できます。
メリット
- テンプレート800種類以上で選び放題
- AI(Wix ADI)で自動生成可能
- ドラッグ&ドロップで直感操作
- 無料プランでも本格的なサイトが作れる
デメリット
- 無料プランではWixロゴが表示される
- 独自ドメインは有料プラン必須
- 後からテンプレートの変更ができない
👤 こんな人におすすめ
- 初めてホームページを作る人
- 豊富なテンプレートから選びたい人
- AIにお任せで作ってみたい人
2. Jimdo|AIビルダーで最短数分で完成
ドイツ発の老舗ホームページ作成サービス。日本ではKDDIウェブコミュニケーションズが運営していたこともあり、日本語サポートが充実しています。AIビルダー(Play)は質問に答えるだけで数分でサイトが完成します。
メリット
- AIビルダーで最短数分で完成
- 日本語サポートが充実
- シンプルで初心者でも迷わない
デメリット
- 無料プランは5ページまで
- Jimdoの広告が表示される
- テンプレートデザインの自由度はWixより低め
👤 こんな人におすすめ
- とにかく早くサイトを公開したい人
- 日本語サポートを重視する人
- シンプルなページで十分な人
3. STUDIO|日本発、デザイナー御用達
日本発のノーコードWebデザインツール。デザインの自由度はトップクラスで、コードを書かずにFigmaのような感覚でレイアウト可能。無料プランでも広告が一切入らないのが大きな魅力です。
メリット
- 無料プランでも広告が入らない
- デザインの自由度が極めて高い
- 50ページ・CMS3まで無料で使える
- SEO設定が細かく可能
デメリット
- Wix・Jimdoより操作の習得に時間がかかる
- 独自ドメインは有料プラン(月590円〜)が必要
- テンプレートはAIで自動生成されない
👤 こんな人におすすめ
- ブランドサイト・ポートフォリオで見た目を重視する人
- 無料でも広告が入るのが嫌な人
- 多少の学習コストを許容できる人
4. WordPress.com|将来の自由度を残したい人向け
世界のサイト約4割で使われているWordPressのホスト型サービス版。将来的にレンタルサーバー版WordPressへ移行できるのが強み。ブログ機能が充実しているので、コンテンツ重視のサイトに向いています。
メリット
- ブログ機能が充実
- 有料プランの月額500円〜とコスパ良好
- 本格運用したくなったらレンタルサーバー版に移行可能
デメリット
- 無料プランは1GBストレージのみ
- 無料プランではプラグインが使えない
- 無料プランは広告表示あり
👤 こんな人におすすめ
- ブログ中心のサイトを作りたい人
- 将来的に本格的な運用を考えている人
- WordPressに慣れておきたい人
5. Ameba Ownd|サイバーエージェント運営の完全無料
サイバーエージェントが運営する完全無料のホームページ作成サービス。有料プランがなく、すべての機能を無料で使えます(その代わりページ数や機能には制限あり)。スマホアプリでも編集可能です。
メリット
- 完全無料で機能制限を気にせず使える
- スマホアプリで編集・更新が可能
- SEO設定・アクセス解析も無料で利用可
デメリット
- 無料プランは3ページまで
- Amebaの広告が表示される
- EC機能・予約機能などの拡張は不可
👤 こんな人におすすめ
- 個人ポートフォリオ・名刺代わりのサイトを作りたい人
- スマホで更新したい人
- 3ページ程度の規模で十分な人
6. Googleサイト|広告ゼロで完全無料
Googleが提供する完全無料のサイト作成ツール。広告も入らず、Googleアカウントさえあれば誰でも使えるシンプルさが魅力。ただしテンプレートが17種と少なく、デザインの自由度は限定的です。
メリット
- 完全無料で広告も入らない
- Googleドライブやドキュメントとの連携が抜群
- ページ数無制限
デメリット
- テンプレートが17種と少ない
- SEO機能が極めて限定的
- 外部公開向けというより社内・教育用途向け
👤 こんな人におすすめ
- 社内ポータル・部活動・教育用途で使う人
- シンプルな情報発信ページで十分な人
- 広告が一切入らないのが絶対条件の人
番外編:本格的に運用するならWordPress+レンタルサーバー
無料サービスは始めるのにはベストですが、集客・SEO・カスタマイズで本気を出すならWordPress+レンタルサーバーの構成が現実的な選択肢になります。
なぜWordPress+レンタルサーバー?
| 項目 | 無料サービス | WordPress+レンタルサーバー |
|---|---|---|
| 月額コスト | 0円〜 | 600〜1,000円程度 |
| デザイン自由度 | テンプレ制約あり | 完全自由(テーマ+カスタマイズ) |
| SEO対策 | 限定的 | プラグイン・設定で本格対応可 |
| 独自ドメイン | 有料プラン必須 | 標準で利用可能 |
| 集客・収益化 | 制約あり | 制約なし |
おすすめのレンタルサーバー2社
国内シェアNo.1の安定感|エックスサーバー
国内シェアNo.1で運用実績の長い定番。WordPress自動インストール機能が充実していて、申し込みから10分程度でサイトが立ち上がります。スタンダードプランで月額693円〜(キャンペーン時)。
エックスサーバー 公式サイトを見る高速性能とコスパ重視|ConoHa WING
GMOインターネットグループが運営する高速WordPress特化型サーバー。初期費用無料・独自ドメイン2つ永久無料のキャンペーンが魅力で、新規ユーザーには月額660円〜から利用できます。
ConoHa WING 公式サイトを見るどちらも初心者向けのWordPress簡単インストール機能が充実していて、ホームページ初挑戦でも詰まりにくい設計です。サポート体制も国内事業者で安心。
どっちを選ぶか迷ったら
エックスサーバーとConoHa WINGのスペック・料金・キャンペーンを1つずつ並べて比較した エックスサーバーとConoHa WING どっちがいい?徹底比較 もあわせて読むと、自分の用途に合う方がはっきりします。
独自ドメインも一緒に取得するなら|お名前.com
レンタルサーバー契約と同時に、独自ドメイン(yourname.com など)を取得しておくと、サイトの信頼性が一気に上がります。国内シェアNo.1のお名前.comなら .com .net などの定番ドメインを年1,000円前後から取得可能で、操作画面も日本語完備。サーバー側で用意される「サブドメイン形式(example.conohawing.com 等)」と違い、ブランドの軸として長く使えます。
ConoHa WINGとお名前.com、エックスサーバーとお名前.com、いずれの組み合わせでも問題なく連携可能です。
用途別おすすめまとめ
| 用途 | おすすめサービス |
|---|---|
| 初めてサイトを作る | Wix(テンプレ豊富、AI生成可) |
| デザイン重視のブランドサイト | STUDIO(広告なし、自由度高) |
| 個人ポートフォリオ・名刺代わり | Ameba Ownd(完全無料、3ページで十分) |
| ブログ中心のサイト | WordPress.com |
| 社内・教育用途 | Googleサイト(広告なし、Google連携) |
| 集客・SEO・本格運用 | WordPress+エックスサーバー / ConoHa WING |
無料サービスから始めるときの注意点
1. 独自ドメインが使えるか確認
無料プランでは原則「サブドメイン形式」(例:yourname.wixsite.com)になります。ビジネス用途で信用度が必要なら、有料プランで独自ドメインを取得するか、最初からWordPress+レンタルサーバー構成にしましょう。
2. 広告表示の有無
Wix・Jimdo・WordPress.com・Ameba Ownd は無料プランで広告が表示されます。広告が絶対NGなら、STUDIOかGoogleサイト、または有料プランへの切り替えが必要です。
3. 後からの引っ越しが大変
無料サービスは独自仕様で作られているため、後から他のサービスへ引っ越す場合はサイトを作り直す手間が発生します。長く運用するつもりなら、最初からWordPress構成も選択肢に入れておくと安心です。
4. 商用利用の規約確認
ほとんどのサービスは商用利用OKですが、Googleサイトはビジネス利用に制限がある場合があるので、利用規約を確認してください。
よくある質問
Q. 完全無料で本当にビジネスサイトを作れますか?
簡易的な情報発信サイトなら可能ですが、信用度・集客力・SEO対策で限界があります。特に「サブドメイン表示」「サービス側の広告」は信頼性に影響します。本気でビジネスに使うならSTUDIOの有料プラン(月590円)かWordPress+レンタルサーバーがコスパ良いです。
Q. スマホだけでホームページを作れますか?
Ameba Owndはスマホアプリで本格編集可能。Wix・Jimdoもスマホアプリがありますが、PCでの作業の方が効率的です。STUDIO・WordPress.com はPC前提です。
Q. SEO対策に強いのはどれですか?
STUDIOとWordPress.com(有料プラン)がSEO設定の柔軟性で勝ります。本格的なSEO対策をするならWordPress+レンタルサーバー構成が最も柔軟です。
Q. ホームページとブログの違いは?
ホームページは「会社情報・サービス紹介などの固定情報」、ブログは「日々更新するコンテンツ」が中心です。両方を兼ねたい場合はWordPress.comかWordPress+レンタルサーバーが向いています。
Q. デザインに自信がない場合は?
Wix ADIまたはJimdoのAIビルダーを使えば、いくつかの質問に答えるだけでAIが自動でデザインしてくれます。AI生成後の微調整も簡単です。
Q. 年間どれくらいかかりますか?
| パターン | 年間コスト |
|---|---|
| 無料サービスのみ | 0円 |
| Wixパーソナル+独自ドメイン | 約20,000円 |
| WordPress.com Personal+独自ドメイン | 約7,000円 |
| WordPress+レンタルサーバー+独自ドメイン | 約9,000〜13,000円 |
まとめ:用途で選ぶのが正解
ホームページ作成サービスは「どれが一番」ではなく「自分の用途にどれが合うか」で選ぶのが正解です。
- まずは試したい初心者 → Wix(無料で本格サイト体験)
- デザイン性重視・広告NG → STUDIO
- 完全無料で広告ゼロ → Googleサイト
- 集客・SEO本気・長期運用 → WordPress+エックスサーバー or ConoHa WING
無料サービスは月額0円から始められるので、まずは1つ触ってみて、本格運用が必要になった段階でWordPress+レンタルサーバーに移行する流れが現実的です。年間1万円程度の投資で、自由度・SEO・拡張性のすべてが手に入ります。
「とりあえず作ってみる」の心理ハードルを下げて、まずは動き出すことが一番の近道です。