動画圧縮が無料でできるおすすめソフト・サイト5選【2026年版】

スマホで撮ったMP4が数百MBもあってメールに添付できない。ドライブの空きが足りない。クラウドにアップしたら何分も終わらない。動画は便利な反面、ファイルサイズが重くなりがちで、地味に困る場面が多くあります。

そんなときに役立つのが、無料で使える動画圧縮ソフト・サイトです。専用の編集ソフトを買わなくても、ブラウザだけで数百MBの動画を10分の1のサイズに縮められるツールがそろっています。

結論:迷ったらHandBrakeが安心。インストール型の定番で、Win/Mac/Linuxすべてに対応し、画質を保ったまま大幅に圧縮できます。「インストール不要で今すぐ使いたい」ならVideoSmaller、「日本語UIで迷わず使いたい」ならYouCompressがおすすめです。

この記事では、動画圧縮が無料でできるソフト・サイトを5本に絞って紹介します。「メールで送れるサイズに縮めたい」から「画質を保ったまま本格的に圧縮したい」まで、用途別のおすすめを解説します。

動画圧縮ツールを選ぶ3つのポイント

1. ファイルサイズの上限

オンラインの動画圧縮サイトには、無料プランごとにファイルサイズの上限があります。500MB・1GBなどの制限を超える動画を扱う場合は、ローカル型のソフト(HandBrakeなど)を使うか、まず動画を分割する必要があります。

2. 圧縮の方式(ローカル/サーバー送信)

動画ファイルをサーバーにアップロードして処理するタイプと、PC内で完結するタイプ(HandBrake・Shotcut)があります。仕事の動画や個人情報を含む素材を扱う場合は、ローカル処理のソフトを選ぶと安心です。

3. 圧縮率を細かく調整できるか

ビットレート・解像度・コーデックを自分で指定できるソフトは、画質と容量のバランスを追い込めます。逆に「とにかく軽くしたい」だけであれば、自動最適化型のオンラインツールのほうが手軽です。

早見比較表:無料動画圧縮ソフト・サイト5本まとめ

ツール名料金タイプ最大ファイルサイズ日本語UIおすすめ度
HandBrake完全無料インストール(Win/Mac/Linux)制限なし×★★★★★
Shotcut完全無料インストール(Win/Mac/Linux)制限なし★★★★☆
VideoSmaller完全無料オンライン500MB×★★★★☆
FreeConvert無料(有料版あり)オンライン1GB★★★★☆
YouCompress完全無料オンライン-★★★★☆

※ 2026年5月時点の情報です。最新の料金・仕様は各公式サイトでご確認ください。

詳細比較表:機能・処理方式・使い勝手

ツール名処理方式圧縮率調整フォーマット変換バッチ処理登録不要
HandBrakeローカル◎(ビットレート・解像度・コーデック)◎(H.264/H.265/AV1等)
Shotcutローカル◎(プリセット+手動)◎(FFmpeg対応)
VideoSmallerサーバー送信△(幅縮小・音声削除)×(MP4出力のみ)×
FreeConvertサーバー送信◎(ビットレート指定可)◎(30種以上)×(無料は1日20分)
YouCompressサーバー送信×(自動最適化)×(同形式で圧縮)×

各ツールを詳しく見る

1. HandBrake|本格派の定番、画質を保ったまま大幅圧縮

HandBrakeは、動画圧縮・変換ソフトの代名詞ともいえる存在です。完全無料・オープンソースで、Windows・Mac・Linuxすべてに対応しています。最新バージョンは1.11.1で、20年以上にわたって開発が続いている定番ソフトです。

対応コーデックはH.264・H.265・AV1・MPEG-4・MPEG-2・VP8・VP9と幅広く、デバイス向けのプリセット(YouTube、Apple、Android等)も豊富です。「Fast 1080p30」のようなプリセットを選ぶだけでも、画質を保ったまま元の半分以下に圧縮できます。

ビットレート・解像度・フレームレートを手動で調整したい上級者向けには、エンコーダーごとの細かい設定も用意されています。バッチ処理(複数ファイルの一括変換)にも対応しているため、フォルダ内の動画をまとめて圧縮する用途にも向いています。

公式UIは英語ですが、有志による日本語化パッチも公開されています。ハードウェアアクセラレーション(NVENC・QuickSync・VCE)にも対応しており、変換速度も速いのが特徴です。

HandBrake 公式サイトを見る

メリット

  • 完全無料・オープンソースで広告も一切なし
  • H.265・AV1など最新コーデックに対応
  • バッチ処理でフォルダ単位の一括圧縮が可能

デメリット

  • 公式UIは英語(日本語化は別途パッチが必要)
  • 設定項目が多く、初心者には少し敷居が高い
  • インストールが必要(ブラウザだけでは使えない)

👤 こんな人におすすめ

  • 大量の動画を一括で圧縮したい人
  • 画質を保ったまま本格的にサイズを削りたい人
  • 動画の用途別にプリセットを使い分けたい人

2. Shotcut|編集と圧縮が1本で完結、書き出し設定で軽量化

Shotcutは、Win/Mac/Linuxに対応した完全無料・オープンソースの動画編集ソフトです。本来は動画編集が主目的ですが、エクスポート(書き出し)時にビットレート・解像度・コーデックを細かく指定できるため、圧縮ツールとしても使えます。

内部でFFmpegを採用しているため、対応フォーマットは数百種類。MP4・MOV・MKV・WebMなど主要な形式の入出力をカバーしています。プリセット保存機能により、自分好みの圧縮設定を再利用することも可能です。

「動画の不要な部分をカットしてから圧縮したい」「複数の動画を結合して1本のファイルにしてから書き出したい」といった用途で力を発揮します。プレイリストからのバッチエクスポートにも対応しており、複数ファイルを一括書き出しできます。

UIは日本語対応。ただし、純粋に「圧縮だけしたい」場合はHandBrakeのほうが操作はシンプルです。

Shotcut 公式サイトを見る

メリット

  • 編集(カット・結合)と圧縮を1本で完結できる
  • FFmpeg内蔵で対応フォーマットが豊富
  • 日本語UIに対応、ローカル処理で安心

デメリット

  • 圧縮専用ツールに比べると操作はやや複雑
  • 動作が重めなのでスペックの低いPCには不向き

👤 こんな人におすすめ

  • 動画を編集してから圧縮したい人
  • 編集ソフトと圧縮ソフトを別々にインストールしたくない人

3. VideoSmaller|インストール不要・最大500MBまでブラウザで圧縮

VideoSmallerは、ブラウザだけで動画圧縮ができる無料オンラインツールです。会員登録は不要、ファイルをアップロードして「Upload Video」ボタンを押すだけで圧縮が完了します。最大500MBまでの動画に対応し、MP4・AVI・MPEG・MOVを受け付けます。

公式の説明によると、圧縮率は80〜90%にまで及ぶとされており、数百MBの動画が数十MBにまで縮むケースも珍しくありません。動画の幅を低めに調整するオプションや、音声を削除するオプションも用意されており、最低限のカスタマイズができます。

通信はHTTPSで暗号化されており、アップロードしたファイルは3時間後にサーバーから自動削除されます。それでも仕事用の動画やプライベートな動画を扱う場合は、ローカル型のHandBrakeやShotcutを選ぶほうが安心です。

UIは英語ですが、操作箇所は「ファイル選択→アップロード」のほぼ2ステップなので迷うことはありません。

VideoSmaller 公式サイトを見る

メリット

  • インストール・登録不要で即使える
  • 最大500MBまで対応、SNS投稿用なら十分
  • 3時間で自動削除されるためデータが残らない

デメリット

  • 500MBを超える動画は処理できない
  • UIは英語のみ
  • サーバー送信のため機密性の高い動画には不向き

👤 こんな人におすすめ

  • スマホ動画をメールやLINEで送れるサイズに縮めたい人
  • たまにしか圧縮しないのでソフトをインストールしたくない人

4. FreeConvert|30種以上のフォーマットに対応、ビットレートも指定可能

FreeConvertは、動画・画像・音声・ドキュメントなど多様なファイル変換に対応するオンラインツールです。動画圧縮機能では、無料プランでも最大1GBまでのファイルを扱え、MP4・MOV・MKV・AVI・WebM・WMVなど30種以上のフォーマットに対応しています。

無料プランの制限は「1日あたり20分の変換時間」「1ファイル最大5分の変換時間」「広告表示あり」の3点。標準的な動画なら1ファイルあたり1分前後で処理できるため、1日20本程度までは無料で利用できます。

画質モード(軽量・バランス・高画質)に加え、目標ファイルサイズの指定や、ビットレートを直接入力する詳細モードも用意されています。圧縮後のファイルはGoogle DriveやDropboxへ直接保存することも可能です。

日本語UIに完全対応しており、英語が苦手な方でも迷わず操作できます。

FreeConvert 公式サイトを見る

メリット

  • 1GBまでのファイルに対応、フォーマット変換も同時に可能
  • ビットレート指定や目標サイズ指定など細かい調整ができる
  • 日本語UIで迷わず使える

デメリット

  • 無料は1日20分の変換時間制限あり
  • 無料プランは広告表示あり
  • サーバー送信のため機密性の高い動画には不向き

👤 こんな人におすすめ

  • 圧縮と同時にフォーマット変換もしたい人(MOV→MP4など)
  • ビットレートや目標サイズを指定して仕上げたい人

5. YouCompress|日本語UI・登録不要、シンプル操作の安心感

YouCompressは、日本語UIに対応した動画圧縮オンラインツールです。会員登録は不要で、動画ファイルをアップロードしてボタンを押すだけで圧縮が完了します。MP4・MOV・AVIに対応しており、「アップロード→自動圧縮→ダウンロード」の3ステップで終わるシンプルさが特徴です。

クラウドベースで動作するため、PC側にソフトをインストールする必要はありません。動画だけでなく、画像・音声・PDF・Officeファイルなど多くのファイル形式の圧縮にも対応しているため、ブックマークしておくと汎用的に使えるサイトです。

圧縮率の手動調整やフォーマット変換はできず、自動最適化のみ。「とにかくサイズを軽くしたい」というシンプルな用途に向いています。逆に「ビットレートをこだわって設定したい」という人にはHandBrakeやFreeConvertのほうが向いています。

YouCompress 公式サイトを見る

メリット

  • 日本語UIで迷わず使える
  • 登録不要、アップロード+ボタンの2ステップ
  • 動画以外(画像・音声・PDF等)にも対応する汎用ツール

デメリット

  • 圧縮率の手動調整やフォーマット変換はできない
  • サーバー送信のため機密性の高い動画には不向き
  • 処理時間はファイルサイズに比例して長くなる

👤 こんな人におすすめ

  • 英語のサイトに抵抗があり、日本語で使えるツールを選びたい人
  • 圧縮の細かい設定にはこだわらず、とりあえず軽くしたい人

用途別おすすめまとめ

用途 おすすめツール 理由
大量の動画を一括で圧縮したい HandBrake バッチ処理対応、コーデックや解像度を自由に指定可能
編集してから圧縮したい Shotcut カット・結合・書き出しが1本で完結
メール・LINEで送れるサイズに縮めたい VideoSmaller 500MBまで、登録不要で即使える
ビットレートや目標サイズを細かく指定したい FreeConvert 詳細モードで指定可能、フォーマット変換も同時
日本語UIでとにかく手軽に使いたい YouCompress 日本語対応・登録不要・3ステップで完結

関連:画像圧縮が無料でできるおすすめサイト・アプリ5選Premiere Proの代わり|無料動画編集ソフトおすすめ7選DaVinci Resolveの代わりになる無料動画編集ソフト5選

動画圧縮で気をつけること

元ファイルは別に保管しておく

動画圧縮の多くは「Lossy(非可逆)」と呼ばれる方式で、一度圧縮した動画を元の画質に戻すことはできません。撮影した素材は別フォルダやクラウドストレージに保管しておくと、後から別の用途(編集や印刷物への切り出し)で使いたくなったときにも安心です。

ビットレートと解像度の両方を見直す

動画ファイルのサイズは「ビットレート × 再生時間」でほぼ決まります。フルHD(1080p)の動画をHD(720p)にダウンスケールするだけでも、サイズは半分以下になることがあります。SNS投稿や視聴用途なら、解像度を1段下げる選択肢も検討の余地があります。

H.264よりもH.265(HEVC)の方が高効率

同じ画質で比較した場合、H.265(HEVC)はH.264よりも30〜50%ほどファイルサイズが小さくなります。再生環境がH.265に対応している(最近のスマホ・PC・ブラウザはほぼ対応)なら、エンコード時にH.265を選ぶとさらに軽量化できます。HandBrakeやFreeConvertで設定可能です。

よくある質問

Q. 無料の動画圧縮ツールで画質はどれくらい落ちますか?

設定次第で、見た目の差がほとんど分からないレベルから、わかりやすく劣化するレベルまで幅があります。HandBrakeやFreeConvertのように細かく設定できるツールなら、画質を保ちつつ大幅にサイズを削れます。VideoSmallerやYouCompressは自動最適化なので、お任せで使う場合に向いています。

Q. スマホで撮った動画もPC用ソフトで圧縮できますか?

はい。スマホで撮った動画をPCに転送し、HandBrakeやShotcutで圧縮できます。クラウド経由(iCloud・Google ドライブなど)で送る前に圧縮しておくと、アップロード時間も短縮できます。スマホ単体で完結したい場合は、ブラウザからVideoSmallerやYouCompressにアクセスする方法もあります。

Q. オンラインの圧縮サイトはセキュリティ的に大丈夫ですか?

紹介したオンライン3サイト(VideoSmaller・FreeConvert・YouCompress)はいずれもHTTPSで通信が暗号化され、一定時間後に自動削除する仕組みを設けています。ただし、サーバーに動画を送信することには変わりないので、個人情報や機密情報を含む動画は、ローカル処理のHandBrakeやShotcutを選ぶほうが安心です。

Q. 1GBを超える動画はどうやって圧縮すればいいですか?

オンラインサイトの多くは無料プランで500MB〜1GBまでに制限されているため、1GBを超える動画はローカルソフト(HandBrake・Shotcut)で圧縮するのが現実的です。あるいは、動画を分割してから個別に圧縮する手もあります。HandBrakeなら数十GBの動画でも問題なく扱えます。

Q. YouTubeにアップする動画も事前に圧縮した方がいいですか?

YouTube側で再エンコードがかかるため、過度な圧縮はかえって画質劣化の原因になります。アップロード時間を短縮したい場合のみ、YouTube推奨の設定(H.264・MP4・解像度に応じたビットレート)に揃えて軽く圧縮する程度にとどめておくのが無難です。

まとめ:まずはHandBrakeかVideoSmallerから試そう

動画は1本撮ると数百MBから数GBになりがちで、共有や保存のたびに「重い」が積み重なります。紹介した5つのツールはいずれも無料で使えるので、まずは用途に合いそうなものから試してみてください。

  • 本格的に大量の動画を圧縮したいHandBrake
  • 編集してから圧縮したいShotcut
  • インストール不要で手軽に使いたいVideoSmaller
  • ビットレートや目標サイズを指定したいFreeConvert
  • 日本語UIで迷わず使いたいYouCompress

「メール添付できないほど大きな動画があるけれど、編集ソフトを買うほどじゃない」という場面なら、ブラウザ完結のVideoSmallerかYouCompressをブックマークしておくと便利です。本格運用するなら、無料・オープンソースで20年以上の実績があるHandBrakeがやはり頼れる選択肢です。

カワリソフト編集部

この記事を書いた人

カワリソフト編集部

有料ソフトの代わりになる無料・格安の代替ソフトを、公式情報とスペック比較に基づいて客観的に紹介する辞典サイト「カワリソフト」の編集チーム。サブスク疲れの個人ユーザーに向けて、月額制ソフトの見直しを支援します。

  • 編集方針 公式情報ベースの客観比較/デメリットも正直に記載