「Dreamweaverを単体で契約すると年間2万5,000円超」「ビジュアル編集を捨ててコードビューしか使っていない」「Tailwindや最新CSSへの対応が遅い」——そんなWeb制作者のために、Dreamweaverの代わりになるHTML/CSSエディタ6本を比較しました。
Adobe Dreamweaverは2026年5月現在、単体プラン $22.99/月(年契約・月払い)/月々プラン $34.49/月 で提供されており、年に換算すると約3万5,000〜5万円。買切版はCS6(2012年)で打ち止めになっており、現行はCreative Cloudのサブスクのみです。一方で、Visual Studio Code・Phoenix Code(旧Brackets後継)・Pinegrow・Sublime Text・Notepad++・WebStormといった代替エディタが急成長し、「ビジュアル編集+コード編集の両刀使い」だったDreamweaver層の受け皿を作りつつあります。
この記事の結論
- 完全無料で始めたい・拡張で何でも → VS Code + Live Server(業界標準のシェアと豊富な拡張機能)
- ライブプレビューが標準で欲しい → Phoenix Code(Brackets後継の無料エディタ)
- ビジュアル↔コード双方向で編集したい → Pinegrow(Dreamweaverに最も近い)
- 個人利用なら無料で本格IDE → WebStorm(非商用は無料、商用は年199ドル〜)
- 軽量で買切派 → Sublime Text(無料試用無制限、$99の永続ライセンス)
- Windowsで軽く触りたい → Notepad++(完全無料・MITよりGPL)
Dreamweaverの代替を検討する3つの背景
1. 単体プランで年3万5,000円超のサブスク負担
Dreamweaverは現在、Adobe Creative Cloud単体プラン $22.99/月(年契約・月払い) が基本料金です。月々プランは $34.49/月、年一括払いだと $251.88/年(約3万8,000円)。Photoshop・Illustratorとセットで使うなら、2025年に「Creative Cloud」が分割改定されたCreative Cloud Standard $54.99/月 / Creative Cloud Pro $69.99/月 が現実的になりますが、Webコーディング1本に絞った用途では割高感が強いのが正直なところです。買切版はCS6(2012年)が最後で、それ以降は永続ライセンスを購入する手段が存在しません。
2. 機能更新ペースの緩やかさ
CC化(2013年)以降のDreamweaverは、CSS Grid/Flexbox/Tailwind/Vue・ReactといったモダンWeb制作の主役技術への対応が他エディタより遅いのが続く構造的な不満点です。エディタ機能の多くは「コードビュー+デザインビュー併用」の伝統的UIに最適化されており、Live Reload/フォーマッタ/コードフォーマッタ/拡張機能エコシステムといった現代Webの周辺ツールチェーンで他社エディタに先を越されています。
3. ビジュアル編集を使わないユーザーが大半
実態としてDreamweaverを契約しているユーザーの多くが「コードビューしか使っていない」と回答する調査が増えています。となると、わざわざDreamweaverの月額を払い続ける合理性は薄く、VS Code+Live Server拡張やPhoenix Codeなどの無料エディタで足りるケースが大半。一方でWYSIWYG(ビジュアル編集)を本当に使い込みたい層には、DreamweaverよりモダンなPinegrowのような専用ツールも別系統で育っています。
比較表:Dreamweaver代替6ツールまとめ
| ツール名 | 料金 | 対応OS | ライブプレビュー | ビジュアル編集 | 拡張機能 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| VS Code + Live Server | 完全無料 | Win/Mac/Linux/Web | ◎(拡張) | △(拡張) | ◎ | ★★★★★ |
| Phoenix Code | 無料(Pro有料) | Win/Mac/Linux/ChromeOS | ◎(標準) | ○(WYSIWYG的) | ○ | ★★★★☆ |
| Pinegrow | $49.50/年〜(無料試用) | Win/Mac/Linux | ◎(標準) | ◎(本格WYSIWYG) | ○ | ★★★★☆ |
| WebStorm | 個人非商用は無料 / 商用 $199/年〜 | Win/Mac/Linux | ◎(標準) | △ | ◎ | ★★★★☆ |
| Sublime Text | 無料試用無制限 / 個人 $99(永続) | Win/Mac/Linux | △(拡張) | × | ◎ | ★★★☆☆ |
| Notepad++ | 完全無料(GPL) | Windows | △(プラグイン) | × | ○ | ★★★☆☆ |
※ 料金は2026年5月時点、各公式サイト情報より
読み取り方のヒント
- VS Code + Live Server拡張は「現代のWeb制作の標準セット」。完全無料、Microsoft主導の安定運用、拡張機能の豊富さで他を一歩リード
- Phoenix CodeはAdobe Brackets(2014〜2021)の事実上の後継。ライブプレビューが標準搭載でビジュアル寄りユーザーの受け皿
- Pinegrowはビジュアル編集とコード編集を双方向で同期する設計。Dreamweaverの「デザインビュー+コードビュー」体験を最もよく再現
- WebStormはJetBrains製の本格JavaScript IDE。個人の非商用利用なら2024年10月から無料化され、コスト面でも検討に値する
- Sublime Textは無料試用が事実上無制限(保存時に時々ダイアログが出る程度)。買切派・軽量重視派の定番
- Notepad++はWindows限定のGPL無料エディタ。起動0.5秒・メモリ数十MBの軽快さでサブエディタとして手放せない人も多い
詳細比較表:機能・連携・対応技術
| ツール名 | HTML/CSS | JavaScript | FTP/SFTP | WordPress | Tailwind | Git連携 | 学習コスト |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| VS Code | ◎ | ◎ | ◎(拡張) | ◎(拡張) | ◎(拡張) | ◎(標準) | 低 |
| Phoenix Code | ◎ | ◎ | △(拡張) | △ | △ | △ | 低 |
| Pinegrow | ◎ | ○ | ◎(標準) | ◎(専用Builder) | ◎(標準) | △ | 中 |
| WebStorm | ◎ | ◎ | ◎(標準) | ◎(プラグイン) | ◎(標準) | ◎(標準) | 高 |
| Sublime Text | ◎ | ◎ | ○(拡張) | △ | ○(拡張) | ○(拡張) | 中 |
| Notepad++ | ◎ | △ | ○(プラグイン) | × | △ | △ | 低 |
※ ◎=完全対応 / ○=対応 / △=部分対応 / ×=非対応
総合評価:5軸でランキング
| 順位 | ツール名 | 機能性 | 使いやすさ | コスパ | 拡張性 | 安定性 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | VS Code + Live Server | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 2位 | Phoenix Code | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
| 3位 | Pinegrow | ◎ | ○ | △ | ◎ | ○ |
| 4位 | WebStorm | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
| 5位 | Sublime Text | ○ | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
| 6位 | Notepad++ | △ | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
1位 VS Code + Live Server:HTML/CSS/JSの編集とライブプレビューが全部無料で揃う(機能性◎・コスパ◎)。Emmet標準・IntelliSense・Git連携も標準装備で学習コストが低い(使いやすさ◎)。世界最大級の拡張機能マーケットプレイスでWordPress・Tailwind・PHP・React等あらゆる用途に拡張できる(拡張性◎)。Microsoftが月次アップデートで継続投資しており安定性も折り紙付き(安定性◎)。
2位 Phoenix Code:BracketsのDNAを引き継ぐWeb専用エディタで、ライブプレビュー機能が標準(機能性◎)。Community Editionは完全無料で永続利用可(コスパ◎)。BracketsからAdobe撤退後にコミュニティ継続中でWebブラウザ版・Chrome OS対応まで広がる(使いやすさ◎)。ただし拡張機能の数や周辺エコシステムはVS Codeに及ばず2位。
3位 Pinegrow:Dreamweaverの「ビジュアル↔コード双方向編集」体験を最も忠実に再現(機能性◎)、Bootstrap/Tailwind/WordPress Builderと深い統合(拡張性◎)。買切版(年49.50ドル〜、通常99ドル)でコスパ△、学習に少し時間がかかるため使いやすさ○。「WYSIWYGを真剣に使う」層には他にない選択肢。
4位 WebStorm:JavaScript/TypeScript/React/Vue/Angular特化のフル機能IDE(機能性◎)、リファクタリング・デバッガ・テストランナーまで標準装備(拡張性◎)、JetBrains製の堅牢な動作(安定性◎)。個人の非商用利用が2024年10月から完全無料(コスパ○)。一方、IDE特有の重さと豊富な機能で学習コストが高め(使いやすさ○)。
5位 Sublime Text:起動0.2秒級の軽快さと滑らかなUIで愛好者が多い(使いやすさ◎)。無料試用が事実上無制限で、買切ライセンス$99(永続)も買い切り派にはむしろ良心的(コスパ○・安定性◎)。一方でWYSIWYGはなく、ライブプレビューも拡張依存で機能性○止まり。
6位 Notepad++:完全無料・Windowsで起動0.5秒・メモリ数十MBという軽さが武器(コスパ◎・使いやすさ◎・安定性◎)。HTML/CSSのシンタックスハイライトと強力な正規表現置換でテキスト編集には十分だが、ライブプレビュー・モダンフレームワーク・MacやLinuxへの対応がなく機能性△・拡張性△。
各エディタを詳しく見る
1. Visual Studio Code + Live Server|Web制作の事実上の標準セット
Microsoft製の無料コードエディタ。Stack Overflow Developer Survey 2024で開発者シェア73.6%を占める事実上の業界標準で、HTML/CSS/JavaScriptの編集を完全無料で全部こなせます。Live Server拡張(インストール数7,800万超)を入れれば、ローカルサーバーが立ち上がり、ファイル保存と同時にブラウザが自動リロード——Dreamweaverのライブプレビュー以上に滑らかな体験になります。
メリット
- 完全無料・MITライセンスのオープンソース(商用可)
- Win/Mac/Linux/Webブラウザ版(vscode.dev)に対応
- Emmet・IntelliSense・Git連携が標準装備
- Live Server拡張で保存時の自動ブラウザリロードが標準体験に
- WordPress/PHP/React/Vue/Tailwind等の拡張が豊富
- Microsoftが月次で安定アップデートを継続
デメリット
- 標準ではWYSIWYG(ビジュアル編集)機能がない
- Electronベースで起動に2〜3秒・メモリ消費は中程度
- 拡張機能を入れすぎると重くなる
- 初期設定で日本語化や好みの拡張選定が必要(やや手間)
DreamweaverのHTML/CSSプロジェクトはフォルダごとVS Codeで開くだけで作業継続可能。.dwt(Dreamweaver Template)など独自テンプレ機能は再現できませんが、HTML/CSS/JSはそのまま編集できます。Live Server拡張を入れれば、Dreamweaverのライブビュー以上の体験が無料で手に入ります。
👤 こんな人におすすめ
- 完全無料でDreamweaverから移行したい人
- WordPressテーマ開発もこなしたい人
- HTML/CSSだけでなくJS/PHP/Reactも扱う人
2. Phoenix Code|旧Brackets後継、ライブプレビュー標準の無料エディタ
Adobeが2014年に公開し、2021年に開発停止したオープンソースエディタ「Brackets」の事実上の後継プロジェクト。コミュニティ主導で開発が継続し、現在はphcode.ioとして「Phoenix Code」を名乗っています。Brackets時代から続くライブプレビュー機能を標準搭載し、ファイル保存と同時にブラウザ表示が更新される設計はそのまま。Win/Mac/Linux/Chrome OS/ブラウザ版まで対応し、Community Editionは完全無料です。
メリット
- Community Editionは完全無料・永続利用可
- 標準でライブプレビュー機能あり(拡張不要)
- Brackets時代のUIをほぼ継承(旧Bracketsユーザーは即移行可)
- Win/Mac/Linux/Chrome OS/ブラウザ版に対応
- クイック編集(Quick Edit)でCSS定義へジャンプできる
- カラーピッカー・フォントツールなどビジュアル系UIを標準装備
デメリット
- 拡張機能の数はVS Codeに及ばない
- JavaScript/TypeScriptの高度な型補完はVS Code/WebStormに劣る
- WordPress/Tailwindなどモダンフレームワークの専用拡張は手薄
- 日本語UIはコミュニティ翻訳ベースで一部未訳
旧Brackets時代から「Dreamweaverに近いライブ編集体験を無料で」というコンセプトで作られているため、Dreamweaverのコードビュー利用層には特に馴染みやすい設計。プロジェクトフォルダをそのまま開くだけで作業を始められ、CSS/HTMLの修正が即座にブラウザに反映されます。
👤 こんな人におすすめ
- 旧Bracketsを使っていて代替を探している人
- 完全無料・標準機能でライブプレビューが欲しい人
- VS Codeの拡張選定がわずらわしい人
3. Pinegrow Web Editor|ビジュアル↔コードを双方向同期する本格WYSIWYG
スロベニア発祥のチームが開発するWebデザインソフト(運営はシンガポール法人)。ビジュアル編集とコード編集を双方向で同期する設計で、Dreamweaverの「デザインビュー+コードビュー」体験を最もよく再現します。Bootstrap・Tailwind CSS・WordPress Builderの3つの専用拡張モジュールがあり、コードの自由度を保ったままビジュアルで組み立てるワークフローが特徴。買切版と年額サブスクの両方が用意され、無料試用も完備します。
メリット
- ビジュアル↔コード編集の双方向同期(Dreamweaverに最も近い体験)
- Bootstrap/Foundation/Tailwind CSSの公式統合
- WordPress Builderで本格的なテーマ開発まで可能
- 買切ライセンスあり(年額の約2倍が目安、永続利用可)
- 年額サブスクは年49.50ドル〜(通常99ドル、2026年5月時点で50%割引適用中)
- Mac/Win/Linuxのデスクトップアプリ+ブラウザ版(Pinegrow Online)
- 無料試用で全機能を試せる
デメリット
- 有料ソフトで他5本のように完全無料ではない
- WordPress BuilderとTailwind編集モジュールは別売り(追加サブスク)
- 独特なUIで初学者にはやや学習コストがある
- 日本語UIはコミュニティ翻訳依存で完成度に幅あり
「ビジュアル↔コード双方向」というDreamweaverの基本設計を踏襲しているため、Dreamweaverのデザインビュー併用ユーザーには移行しやすい選択肢です。既存HTMLを開いてビジュアル編集をかけても、出力されるコードはクリーンに保たれます。
👤 こんな人におすすめ
- Dreamweaverのデザインビューを実際に使い込んでいた人
- Bootstrap/Tailwind/WordPressでビジュアル組み立てしたい人
- 買切ライセンスで長く使いたい人
4. WebStorm|JetBrainsの本格IDE、個人非商用は無料
チェコのJetBrains社が開発するJavaScript/TypeScript/React/Vue/Angular特化のフルIDE。リファクタリング・デバッガ・テストランナー・Git連携まで標準装備し、JetBrains公式は補完精度の高さを強みに掲げており、各種ベンチマーク比較でも上位の常連です。2024年10月24日から個人の非商用利用が完全無料化され、商用ライセンスは年199ドル〜。HTMLライブプレビューやEmmet機能も標準で備えます。
メリット
- 個人の非商用利用は2024年10月から完全無料
- JS/TS/React/Vue/Angularの補完精度がトップクラス
- リファクタリング・デバッガ・テストランナーが標準装備
- HTML/CSSのライブプレビューも標準搭載
- Git/Mercurial/SVNなどバージョン管理ツールと深い統合
- WordPress開発も専用プラグインで対応
デメリット
- 商用利用は年199ドル〜の有料ライセンスが必要
- IDE特有の重さ(起動5〜10秒、メモリ2GB前後)
- 機能が豊富すぎて学習コストが高い
- 軽量編集や数十行のHTML修正には大げさ
DreamweaverのHTMLプロジェクトをそのまま開けますが、WebStormはコード中心のIDEでビジュアル編集(WYSIWYG)はありません。「Dreamweaverのコードビューしか使っていなかった」ユーザーには非常にハマる一方、ビジュアル編集に頼っていた人にはVS CodeやPinegrowの方が違和感が少ない場合があります。
👤 こんな人におすすめ
- 個人の非商用プロジェクトでフル機能IDEを使いたい人
- React/Vue/TypeScriptなどモダンJS開発が中心の人
- 商用でも年199ドルなら払える本格派
5. Sublime Text|軽快さと買切ライセンスが武器の定番エディタ
オーストラリア発の老舗テキストエディタ。起動0.2秒級の軽さと滑らかなスクロール、「Goto Anything」などの瞬時ファイル切り替えで根強いファンを持ちます。無料で試用期間は事実上無制限(保存時にライセンス購入を促すダイアログが時々出るだけ)で、買切ライセンスは$99(個人、永続)。ライセンスは購入バージョン+3年間のアップデートを含み、その後も購入バージョンは永続利用可能です。
メリット
- 起動0.2秒級・大量ファイル開いても軽快さを維持
- 無料試用が事実上無制限(保存時のダイアログのみ)
- 買切$99で永続利用可、3年間のアップデート付き
- Win/Mac/Linuxのネイティブアプリ
- Package Controlによる豊富なプラグインエコシステム
- Multi Cursor/Goto Anythingなど独自UIが快適
デメリット
- ライブプレビューは標準なし(LiveReload系プラグインを入れる)
- WYSIWYG・ビジュアル編集機能は一切ない
- JavaScript/TypeScriptの高度な補完はVS Code/WebStormに劣る
- 商用利用も同じライセンス(個人と区別なく$99)
Dreamweaverのコードビュー特化派には極めて快適。プロジェクトフォルダをそのまま開いて編集できますが、ライブプレビューやFTP連携は別途プラグインのインストールが必要。手軽さよりも「軽快さ」「キーボード操作の速度」を重視する人向きです。
👤 こんな人におすすめ
- とにかく軽快なエディタで作業したい人
- 買切ライセンスで長期間使いたい人
- 大量のファイル(万単位)を開いて検索したい人
6. Notepad++|Windows限定の軽量無料エディタ、サブ用途で手放せない
フランス人開発者が2003年から開発を続けるWindows限定の無料エディタ。GPLライセンスの完全無料で、起動0.5秒・メモリ数十MBという軽さが武器です。HTML/CSS/JavaScriptのシンタックスハイライト、強力な正規表現置換、マルチカーソル、矩形選択など必要十分な編集機能を備えます。最新バージョン8.9.5(2026年5月時点)まで継続的にメンテナンスされており、Web制作のサブエディタやサーバー設定ファイル編集の現場でいまだ広く使われています。
メリット
- 完全無料・GPLライセンス・商用利用OK
- 起動0.5秒・メモリ数十MBの群を抜く軽さ
- HTML/CSS/JS/PHP/Python等多言語のハイライト対応
- 強力な正規表現置換・マクロ機能
- ポータブル版あり(USBメモリで持ち運び可)
- 20年超メンテナンス継続中で安定性は折り紙付き
デメリット
- Windows専用(Mac/Linux非対応)
- ライブプレビューは標準なし(プラグインで限定的に対応)
- WordPress/Tailwind/React等モダンWeb専用機能なし
- WYSIWYG・ビジュアル編集機能なし
- UIはクラシック寄りで「カッコよさ」はない
Dreamweaverを「気軽にHTMLを開いて部分編集する」用途で使っていた人向け。本格的な制作には機能不足ですが、サーバー設定ファイル・テンプレート断片・短いHTMLスニペットなどの編集には今でも十分活躍します。メインのVS CodeやPinegrowと併用して、軽い編集だけNotepad++に任せる構成が現実的です。
👤 こんな人におすすめ
- Windowsで軽くHTMLを開いて編集したい人
- サーバー設定ファイルや短いスニペット編集が多い人
- メインエディタとは別にサブエディタを持ちたい人
用途別おすすめまとめ
| こんな用途なら | おすすめツール | 理由 |
|---|---|---|
| 完全無料・拡張で何でも | VS Code + Live Server | 業界標準・拡張機能の宝庫 |
| 標準でライブプレビュー欲しい | Phoenix Code | Brackets後継・無料・標準搭載 |
| ビジュアル↔コード双方向 | Pinegrow | Dreamweaver体験を最も忠実に再現 |
| 個人なら無料・本格IDE | WebStorm | 非商用無料、JS/TSの補完精度がトップクラス |
| 軽量・買切派 | Sublime Text | 試用無制限・$99永続ライセンス |
| Windowsで軽くサブ用途 | Notepad++ | 完全無料・GPL・起動0.5秒 |
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Dreamweaverから移行するときの注意点
1. .dwt/.dwz(Dreamweaverテンプレート)は読み込めない
Dreamweaver独自のテンプレート機能で使う.dwt(テンプレート)・.dwz(zip圧縮テンプレート)は、代替エディタではそのままでは読み込めません。HTMLとして開けば編集自体は可能ですが、テンプレートの継承機能(編集可能領域/編集不可領域)は失われます。HTML側に書き出してから移行するか、PinegrowのMaster Pages機能や、VS CodeのSnippets機能で類似の運用に切り替える必要があります。
2. FTP/SFTP同期は要設定
Dreamweaverは「サイト定義」でFTP接続情報を保持し、保存時に自動同期できる便利機能がありました。代替ツールでは、VS Code(SFTP拡張)・Pinegrow(標準搭載)・WebStorm(標準搭載)は対応していますが、Phoenix Code・Sublime Text・Notepad++は別途拡張やFTPクライアント(FileZilla等)との併用が必要です。
3. CSSデザイナー(ビジュアルCSS編集)の代替
Dreamweaverの「CSSデザイナー」(プロパティをGUIで編集する画面)は、VS Code/WebStorm/Sublime Text/Notepad++には標準で同等機能がありません。Pinegrowが最も近い代替で、要素を選択するとプロパティパネルでCSSをビジュアル編集できます。VS Codeでも「Live Preview」(Microsoft純正拡張)や「Color Highlight」などで部分的に体験を補えます。
4. Live Reload/Hot Reloadは仕組みが変わる
Dreamweaverの「ライブビュー」はエディタ内蔵ブラウザでしたが、代替ツールの多くはローカルサーバーを立ち上げて、ブラウザを別ウィンドウで開く方式に変わります。最初は手間に感じても、慣れるとChrome/Firefoxの開発者ツールが同時に使えるメリットが大きく、生産性は上がるケースが多いです。
よくある質問
Q. Dreamweaverは2026年現在も購入できますか?
はい、Adobe Creative Cloudの単体プラン $22.99/月(年契約・月払い)/月々プラン $34.49/月 で継続提供されています。買切版はCS6(2012年)で打ち止めとなっており、現在はサブスクリプションのみです。Photoshop・Illustratorと併用するなら、2025年に再編されたCreative Cloud Standard $54.99/月 や Creative Cloud Pro $69.99/月 のほうが総額で割安になります。
Q. 完全無料で始めるならどれが良いですか?
VS Code + Live Server拡張がおすすめです。Microsoft主導の継続開発・拡張機能の豊富さ・学習リソースの充実度で他より一歩抜き出ています。Phoenix Codeは標準でライブプレビューが付いているため「拡張のセットアップが面倒」という方には次点で推奨できます。Notepad++はWindows限定ですが、軽量サブエディタとして併用すると便利です。
Q. WYSIWYG(ビジュアル編集)が絶対必要です
Dreamweaverに最も近い体験はPinegrow Web Editorです。ビジュアル↔コード双方向同期で、Bootstrap/Tailwind/WordPressの専用統合まで備えます。買切版もあり、年49.50ドル〜の年額サブスクとの選択になります。無料で済ませたい場合はPhoenix Codeのライブプレビュー+クイック編集である程度カバーできますが、本格的なWYSIWYG編集ではPinegrowに軍配が上がります。
Q. WordPressテーマ開発がメインです
Pinegrowの「WordPress Builder」モジュール(追加サブスク年25ドル〜)が最も専用設計です。テーマファイル構造・PHPテンプレートタグ・Gutenbergブロックのビジュアル編集に対応します。VS Code派なら「PHP IntelliSense」「WordPress Snippets」「Hooks IntelliSense」拡張の組み合わせ、WebStormならWordPress Pluginサポートを有効化することで本格的な開発環境が組めます。
Q. 既存のDreamweaverサイトファイルはどう移行すれば?
HTML/CSS/JS/画像ファイルはそのまま代替エディタで開けば編集を継続できます。注意点は、(1) .dwt/.dwzのテンプレート機能は失われる、(2) Dreamweaverの「サイト定義」で保存していたFTP接続情報は手動で再設定が必要、(3) Adobe BrowserLab/Adobe Edge等の旧サービス連携は移行不可、の3点です。本体のHTMLコンテンツは無事に引き継げますので、まずプロジェクトフォルダ全体を新エディタで開く→FTP設定だけ再構築→確認の手順が安全です。
Q. 商用利用での価格を比較したい
商用利用前提なら、無料はVS Code(MIT)・Phoenix Code Community・Notepad++(GPL)の3本。買切はSublime Text $99(永続・3年アップデート)・Pinegrow(買切版あり、年額サブスクは年49.50ドル〜)。サブスクはWebStorm 年199ドル〜・Dreamweaver 年275ドル前後($22.99×12)。長期間使うなら買切のSublime TextかPinegrowが総額で安く、毎年最新機能を追いたいならWebStormが現実解です。
まとめ:Dreamweaver脱出はVS Codeで始めるのが最短
月額負担と機能更新の停滞を理由にDreamweaverからの乗り換えを考えるなら、まず触ってみるのはVS Code + Live Server拡張です。完全無料・拡張機能の柔軟性・業界標準クラスのシェアと学習リソースの量で、Dreamweaverのコードビューを主用途にしていた人の大半は、ここでそのまま落ち着くケースが多くなっています。
タイプ別に整理するなら——標準でライブプレビューが欲しいならPhoenix Code、ビジュアル編集を本気で使い込みたいならPinegrow、個人の非商用プロジェクトでフル機能IDEが欲しいならWebStorm、軽量・買切派にはSublime Text、Windowsで軽いサブエディタが欲しいならNotepad++。Dreamweaverを「何の用途で」使っていたかで、自然と最適解は1〜2本に絞れます。
移行作業は意外に軽く、普段触っている小さな静的サイト1枚をVS Codeで開き直し、Live Server拡張を入れてブラウザに繋ぐだけで、Dreamweaverのライブビューと同じ感覚で編集が再開できます。1日触ってみて違和感がなければ、本格的に他のプロジェクトも順次移していくのが現実的な乗り換え手順です。