BASE vs STORES 徹底比較|料金・機能・違い【2026年版】

無料でネットショップを始めるとき、必ず比較検討することになるのが「BASE vs STORES」の2本です。初期費用0円・月額0円で始められて、日本語UIで直感的に商品を並べられるという点は両者共通で、外見だけ見ると「どっちを選んでも同じ」に見えてしまいます。

ところが料金ページと機能表を並べてみると、はっきりと差がついています。BASEはスタンダードプランの決済手数料が3.6%+40円+サービス料3%、STORESはフリープランでも2.48%〜。ショップ導入数はBASEが260万、STORESが25万で、こちらは逆にBASEが10倍のリードを持ちます。同じジャンルのサービスなのに、「決済手数料の水準」と「導入実績の桁」が対照的に割れるのがこの2つの比較の最大の特徴です。

この記事では、2026年8月時点の両者の公式情報をベースに、BASEとSTORESを機能性・使いやすさ・コスパ・拡張性・安定性の5軸で比較します。「無料で最初の1店舗を出したい人」「決済手数料を1円でも下げたい人」「実店舗POS・予約とネットショップを一元化したい人」それぞれにどちらが向くのかを、料金・決済・周辺サービス・拡張性の各面から順に整理していきます。

この記事の結論

  • とにかく無料で1店舗立ち上げたい・実績重視 → BASE(260万ショップの導入実績、Apps追加で機能拡張)
  • 決済手数料を下げたい・売上規模が伸びてきた → STORES(フリーでも2.48%〜、国内で低い水準)
  • 実店舗のPOSレジ・予約もまとめたい → STORES(ネットショップ・POS・予約・キャッシュレス決済が統合)
  • 拡張機能で個別カスタマイズしたい → BASE(BASE Appsで機能追加、テンプレートHTML編集可)
  • どちらも合わない → Shopify・カラーミーショップ・WooCommerce・メルカリShopsも候補

BASEとSTORESの立ち位置

BASEは、2012年に東京で創業した日本発のECプラットフォームです。「30秒でネットショップが作れる」という手軽さで個人・副業層に広がり、2026年時点で導入ショップ数は260万(BASE公式発表)に到達しています。初期費用0円・月額0円のスタンダードプランで始められ、決済手数料は3.6%+40円+サービス料3%。ハンドメイド作家・小規模ブランド・副業ECの入門先として国内で定番の選択肢です。BASE Appsという拡張機能ストアで、集客・分析・在庫管理・SNS連携などの機能を追加できるのが特徴です。

STORESは、もともとheyという会社の1事業として2012年にリリースされ、その後「STORES」ブランドで、ネットショップ・キャッシュレス決済(旧Coiney)・POSレジ・予約システム・モバイルオーダーまで統合展開する国産サービスへと拡張されました。2026年時点で契約店舗数は累計25万以上(STORES公式発表)。フリープランの決済手数料は2.48%〜と国内主要サービスで低い水準で、スタンダードプランに切り替えると1.98%〜まで下がります。ネットショップだけでなく、実店舗運営とセットで一元管理したい事業者に強いポジションを取っています。

つまりこの2つは、「導入数260万+Appsで機能拡張のBASE」と「決済手数料2.48%〜+レジ・予約・キャッシュレスを統合したSTORES」という、目指す方向性の違う2大国産EC作成サービスの比較です。

  • BASE:導入260万ショップ・BASE Appsで機能拡張・副業/ハンドメイド作家の定番
  • STORES:決済手数料2.48%〜・POS/予約/キャッシュレスまで統合したオールインワン

初期費用0円・月額0円で始められる点や、無料テンプレートで即座にショップを立ち上げられる点まで共通しています。設計思想が「同じ課題を違うアプローチで解いている」からこそ、決済手数料・周辺サービス・拡張の作法で明確な差が出る、というのがこの比較の輪郭です。

料金プラン比較:無料枠と有料プランの差

まずは両者の料金体系を並べておくと、コスト面の違いが見えてきます。

料金プランの整理(2026年8月時点・両者の公式サイトより)

  • BASE スタンダード:初期0円・月額0円・決済3.6%+40円+サービス料3%
  • BASE グロース:月額16,580円(年払)/ 19,980円(月払)・決済2.9%・サービス料0円
  • STORES フリー:初期0円・月額0円・決済2.48%〜
  • STORES スタンダード:月額3,300円(年払・税込)/ 3,960円(月払・税込)・決済1.98%〜

BASEはスタンダードとグロースの2プランで、月額料金と決済手数料のトレードオフを設計しています。STORESはフリーとスタンダードの2プランで、有料化のハードルが月3,300円(年払)と低いのが特徴です。無料プランで比べると、STORESの決済手数料2.48%〜に対しBASEは3.6%+40円+サービス料3%(合算約6.6%+40円)と、STORESが大きく優勢です。

「まずは実績のあるところで出したい」ならBASE、「決済手数料を1円でも下げたい」ならSTORESという、料金表だけでも方向性がはっきり出ます——というのが、この料金表からの1行結論です。ただし後述するように、月商規模・扱う決済手段・実店舗運営の有無によって、実質のコスト差は変わってきます。

早見比較表:BASE vs STORES

項目BASESTORES有利
無料プラン月額0円0円互角
無料プラン決済手数料3.6%+40円+サービス3%2.48%〜STORES
有料プラン月額16,580円/月(年払・グロース)3,300円/月(年払税込・スタンダード)STORES
有料プラン決済手数料2.9%(グロース)1.98%〜(スタンダード)STORES
導入ショップ数260万累計25万以上BASE
拡張機能BASE Apps(多数)標準機能中心BASE
周辺サービス統合独立サービス中心POS/予約/キャッシュレス統合STORES
独自ドメイン有料オプションフリーでも設定可STORES
日本語UI互角

※ 2026年8月時点の両者の公式情報より。最新の仕様・料金は各公式サイトでご確認ください。

決済手数料・有料プラン月額・独自ドメイン・周辺サービス統合の4点でSTORESが優勢。導入ショップ数・拡張機能の2点でBASEが優勢。無料プラン月額・日本語UIは互角です。両者が真っ二つに割れるのは「実績のあるところで始めるか、コスト・周辺サービス統合で選ぶか」の選択で、機能競争ではなく設計思想の選択という比較になっています。

総合評価:5軸でどう差がつくか

両者を機能性・使いやすさ・コスパ・拡張性・安定性の5軸で採点すると、次のようになります。

サービス 機能性 使いやすさ コスパ 拡張性 安定性 総合
BASE
STORES

評価の根拠(要点)

  • BASE(総合◎):ネットショップとして必要な商品管理・決済・配送は一通り揃っており機能性○。管理画面の分かりやすさと「30秒でショップを作れる」導入体験で使いやすさ◎。コスパはスタンダードの決済6.6%+40円が売上増で重くなるため○(グロースに切り替えれば2.9%まで下がる)。拡張性はBASE Appsで集客・分析・在庫管理などの機能を追加できて◎。安定性は260万ショップの導入実績と2012年から続く運用実績で◎です
  • STORES(総合◎):ネットショップ・キャッシュレス決済・POSレジ・予約・モバイルオーダーまで一貫して提供する機能性◎。管理画面はブロック編集型で直感的、フリープランでも独自ドメイン設定可で使いやすさ◎。コスパはフリー2.48%〜・スタンダード1.98%〜と国内主要サービスで低い水準にあり◎。拡張性はBASE Appsのようなサードパーティ機能ストアがない分○(標準機能は充実)。安定性は上場企業ヘイ→STORESに集約された運営体制で◎です

BASEもSTORESもどちらも総合◎という結果ですが、これは「両者が同じ水準」という意味ではありません。BASEは導入実績・BASE Appsによる拡張性で抜けており、STORESは決済手数料・周辺サービス統合・有料プランの価格で抜けています。総合が同点でも、「あなたが重視する軸で見た時にどちらが上か」で選び分けるのが実用的な判断です。副業・ハンドメイド作家・初回ショップならBASE、決済手数料重視・実店舗POSも一元化したい事業者ならSTORES、と読み替えられます。

詳細比較表:機能・決済・周辺サービス

比較軸BASESTORES有利
テンプレート複数の無料テンプレート+HTML編集可複数の無料テンプレート+ブロック編集互角
POSレジ連携Airレジ等の外部連携STORES レジ(自社統合)STORES
予約システム外部サービス連携STORES 予約(自社統合)STORES
キャッシュレス決済(実店舗)Airペイ等の外部連携STORES 決済(自社統合)STORES
モバイルオーダー外部連携STORES リテール(自社統合)STORES
決済手段(ネット)カード/後払い/コンビニ/PayPal等カード/コンビニ/キャリア/PayPay等互角
サイト集客動線BASE本体アプリ(PAY ID)内での集客STORESマガジン等の外部露出BASE
Appsの追加購入BASE App Storeで機能単位で追加可標準機能中心(サードパーティAppsストアなし)BASE

差が出るのは「周辺サービスの統合の広さ」と「拡張機能ストアの有無」です。STORESはPOSレジ・予約・キャッシュレス決済・モバイルオーダーまで自社サービスで一元化しており、「実店舗も持っているオムニチャネル型の事業」に一括対応できます。一方BASEはネットショップに特化しつつ、BASE Appsで個別機能を追加できる設計で、「ネットだけで完結する副業・ハンドメイドEC」との相性が良い作りになっています。実店舗運営とセット、または一元管理を重視するならSTORES、ネット完結で拡張ストアを活用するならBASE、というのがこの表からの1行結論です。

BASEを詳しく見る

BASEの分かりやすい特徴は、「30秒でショップを作れる」導入体験BASE Appsによる機能拡張です。ショップ名・メールアドレス・パスワードの3項目を入力するだけでショップが立ち上がり、商品登録・決済連携・配送設定を1〜2時間で終わらせられます。テンプレートは複数の無料デザインが用意されており、HTML編集にも対応するため「テンプレートをベースに独自カスタマイズしたい」層にも対応できます。

料金面はスタンダードプランが初期0円・月額0円・決済3.6%+40円+サービス料3%(合算約6.6%+40円/決済)、グロースプランが月額16,580円(年払)または19,980円(月払)・決済2.9%・サービス料0円の2本立てです。月商が低いうちはスタンダードで固定費ゼロ、月商が伸びてきたらグロースに切り替えて手数料を下げるという2段階運用が可能です。損益分岐点はざっくり月商17〜20万円台で、それ以上ならグロースが有利に転じます。

技術的な独自装備がBASE Appsです。集客支援・SNS連携・分析・在庫管理・独自ドメイン設定・メルマガ配信など、多数の拡張機能を追加できるApp Store型の設計で、必要な機能だけを取捨選択できます。独自ドメインもフリープランではオプション扱いですが、Appを追加することで対応可能です。「必要になったら足す」拡張スタイルで、初期は最小限、成長に応じて拡張していく設計思想を取っています。

BASE 公式サイトを見る

評価軸ごとの理由

  • 機能性○:ネットショップに必要な商品管理・決済・配送は揃うが、実店舗POS・予約は外部連携が必要
  • 使いやすさ◎:30秒でショップが作れる導入体験、管理画面が分かりやすい
  • コスパ○:スタンダード決済6.6%+40円は売上増で重くなるが、グロースに切り替えれば2.9%まで下がる
  • 拡張性◎:BASE Appsで集客・分析・在庫管理などの多数の機能を追加できる
  • 安定性◎:導入260万ショップ・2012年から続く運用実績

メリット

  • 導入260万ショップの安定感、副業・ハンドメイド作家の定番
  • 30秒でショップが作れる分かりやすい導入体験
  • BASE Appsで機能を必要な分だけ追加できる
  • スタンダードプランは初期・月額ともに0円で始められる
  • テンプレートのHTML編集で独自カスタマイズにも対応

デメリット

  • スタンダードプランの決済手数料6.6%+40円は売上規模が伸びると重い
  • グロースプランへの切替は月商17〜20万円台以上でないと元が取れない
  • 実店舗POS・予約・キャッシュレス決済は外部サービス連携が必要
  • フリープランでの独自ドメイン利用は有料Appの追加が必要
  • 集客動線はPAY IDアプリ内が中心で、外部SEO集客は自前設計
🔄 STORESからの乗り換えやすさ ★★★★☆(商品CSV移行対応・独自ドメイン維持は再設定必要)

👤 BASEがおすすめな人

  • 副業・ハンドメイド作家・小規模ブランドで初回ショップを立ち上げたい人
  • 導入実績が多い定番サービスで安心して始めたい人
  • 拡張機能を必要な分だけ追加していく運用スタイルを好む人
  • ネットショップ完結型で、実店舗POSや予約は当面必要ない人

STORESを詳しく見る

STORESの分かりやすい特徴は、「決済手数料2.48%〜」の低い水準ネットショップ・POS・予約・キャッシュレス決済まで統合した1社完結型の設計です。ブロック編集型の管理画面でネットショップを立ち上げつつ、同じアカウントからSTORES レジ・STORES 予約・STORES 決済(実店舗キャッシュレス)・STORES リテール(モバイルオーダー)まで一気通貫で運用できます。実店舗も持っているオムニチャネル型の事業者に強いポジションです。

料金面はフリープランが初期0円・月額0円・決済2.48%〜、スタンダードプランが月額3,300円(年払・税込)または3,960円(月払・税込)・決済1.98%〜の2本立てです。BASEのグロースプラン月16,580円と比べても、STORESスタンダードの月3,300円は5倍以上低く、有料化のハードルが低い設計になっています。フリープランでも独自ドメインを設定できる点も、BASEとの明確な差別化ポイントです。

技術的な独自装備が周辺サービスの1社統合です。ネットショップ用のカート・商品管理に加えて、実店舗レジ・予約管理・カード/QR決済端末・モバイルオーダーまですべて同じSTORES管理画面から一元管理できます。「オンラインとオフラインの売上を分断せずに集計したい」「顧客データを店舗とネットで統合したい」といったオムニチャネル運営が、追加の外部連携なしで実現できます。

STORES 公式サイトを見る

評価軸ごとの理由

  • 機能性◎:ネットショップ+POS+予約+キャッシュレス決済+モバイルオーダーまで1社統合
  • 使いやすさ◎:ブロック編集型UI、フリーでも独自ドメイン設定可
  • コスパ◎:フリー2.48%〜・スタンダード1.98%〜と国内主要サービスで低い水準
  • 拡張性○:BASE Appsのようなサードパーティ機能ストアはないが、標準機能は充実
  • 安定性◎:上場企業ヘイ→STORESに集約された運営体制、契約店舗25万以上

メリット

  • 決済手数料がフリー2.48%〜・スタンダード1.98%〜と国内で低い水準
  • スタンダードプランが月3,300円(年払税込)と有料化ハードルが低い
  • フリープランでも独自ドメインを設定できる
  • ネットショップ・POS・予約・キャッシュレス決済を1社で一元管理
  • 実店舗運営とネットショップのオムニチャネル運営が組みやすい

デメリット

  • BASE Appsのようなサードパーティ拡張機能ストアがない
  • 導入店舗数25万以上でBASEの260万と比べると実績はまだ及ばない
  • 集客動線は「STORESマガジン」等の露出が中心で、自前SEOも重要
  • デザインテンプレートのカスタマイズ深度はBASEのHTML編集ほど自由度は高くない
  • ネット完結型の副業・ハンドメイド作家には周辺サービス統合の魅力が薄い
🔄 BASEからの乗り換えやすさ ★★★★☆(商品CSV移行対応・独自ドメイン引き継ぎ可)

👤 STORESがおすすめな人

  • 決済手数料を1円でも下げたい・売上規模がすでにある事業者
  • 実店舗POSレジ・予約・キャッシュレス決済も一元化したいオムニチャネル型事業
  • フリープランから独自ドメインでショップを運営したい人
  • 月3,300円台の低価格な有料プランで安定運用したい人

用途別おすすめ

こんな人に おすすめ 理由
副業・ハンドメイド作家で初回ショップを出したい BASE 260万ショップの導入実績、30秒で立ち上げ
導入実績が多い定番で安心して始めたい BASE 国内で豊富な導入数、老舗の運用実績
拡張機能で個別カスタマイズしたい BASE BASE Appsで多数の機能を追加可能
決済手数料を1円でも下げたい STORES フリー2.48%〜・スタンダード1.98%〜
実店舗POS・予約も一元化したい STORES ネット/店舗/予約/決済を1社で統合
月商規模が伸びてきて手数料が重い STORES 月3,300円のスタンダードで1.98%〜
フリープランで独自ドメインを使いたい STORES フリーでも独自ドメイン設定可
Shopifyや他ECも視野に入れたい Shopifyの代わりを検討 国内外6サービスを比較

迷ったときの判断基準は、「実績・拡張のBASEか、決済手数料・周辺統合のSTORESか」のひとつに絞れます。副業・初回ショップ・拡張機能重視ならBASE、決済手数料重視・実店舗統合ならSTORESが素直な選択です。

選ぶ前に知っておきたい3つの注意点

1. 決済手数料は「見かけの%」より「年額」で比較する

BASEのスタンダード(3.6%+40円+サービス3%)とSTORESのフリー(2.48%〜)を「%だけ」で比べると差が小さく見えますが、月商規模と決済件数を掛けて年額換算すると、想像以上の差が出ます。月商50万円・平均単価5,000円(月100件)のショップで試算すると、BASEスタンダードは年間約44万円((50万円×6.6%+40円×100件)×12)、STORESフリーは年間約15万円(50万円×2.48%×12)と、年間約29万円の差になります。

対策は「月商×決済手数料 + 固定手数料×件数 を年額換算する」ことです。月額料金の安さで選ぶのではなく、年間の総コスト(月額×12 + 決済手数料の合計)で比較すると、STORESスタンダードの月3,300円がBASEグロースの月16,580円と比べて大きく低いことも見えてきます。売上規模が伸びるほど手数料の差は効いてくるため、現状の月商だけでなく1年後の目標月商でも試算するのが実用的です。

2. BASE Appsのオプション追加で「実質コスト」が上がる場面がある

BASEはApps追加型の設計で、独自ドメイン・SEO対策・メルマガ配信・在庫管理・分析といった機能を必要に応じて追加していきます。個別Appsには月額課金型のものと無料のものが混在しており、必要な機能を全部足していくと月額料金が積み上がるケースがあります。「スタンダードは月0円」という表面情報だけで判断すると、実質のコストがSTORESスタンダードを超えることも珍しくありません。

対策は「必要な機能を先にリストアップし、Apps追加後の月額を試算する」ことです。独自ドメイン・メルマガ配信・分析ツールなど、運用に必要な機能を洗い出してから、それぞれのAppsの料金を合算します。BASE Appsで足していく合計が月2,000〜3,000円を超える場合は、STORESスタンダードの月3,300円で標準搭載される機能と比較検討する価値があります。EC作成サービスの選択肢を広げて考えたい場合はShopifyの代わりになる無料ECサイト作成6選も参考になります。

3. 独自ドメイン・SEO集客は「両サービスとも自前設計」が前提

BASE・STORESとも、サービス本体のSEO評価に頼れる部分は限定的です。BASEは「PAY ID」アプリ内での集客動線を持ち、STORESは「STORESマガジン」等の露出を提供しますが、独立したブランドとして外部SEO集客したい場合は、独自ドメイン取得+自前のコンテンツ発信が前提になります。

対策は「独自ドメインを早めに取得し、ショップ立ち上げと並行してSEO集客の設計を始める」ことです。独自ドメインの取得先は独自ドメイン取得サービス|格安〜大手おすすめ6選で整理しています。STORESはフリープランから独自ドメインを設定できるため、SEO集客を重視するならフリープラン+独自ドメインで最小コストから始めるという選択肢が現実的です。BASEでもグロースプランに切り替えれば独自ドメイン利用が可能になります。

よくある質問

Q1. BASEとSTORES、どちらか1本だけ選ぶなら?

副業・ハンドメイド作家・初回ショップならBASE、決済手数料重視・売上規模が伸びてきた事業者ならSTORESが素直な選択です。「これから初めてネットショップを出す」で、拡張機能を必要な分だけ足していく運用を好むならBASE、「決済手数料を下げたい」「実店舗POSも一元化したい」という具体的なコスト/オペレーション課題があるならSTORESを先に触るのが後悔の少ない順番です。他のECサービスも視野に入れて選びたい場合はShopifyの代わりになる無料ECサイト作成6選も参考にしてください。

Q2. 両方を同じ用途で使い分けることはできますか?

技術的には可能ですが、在庫・売上データが2箇所に分散するため運用負荷が高いです。「複数ブランドで1つはBASE、もう1つはSTORES」のようにブランド単位で使い分けるのは実用的ですが、同じ商品を両方で並行販売するのは在庫同期の手間が大きく、あまりおすすめしません。まずは片方に絞ってショップを立ち上げ、必要になった段階で乗り換えるか、追加ブランドで別サービスを試す方が現実的です。

Q3. BASEのスタンダード「決済3.6%+40円+サービス3%」は本当に高い?

用途によります。月商が数万円レベルの副業ショップなら、月額固定費0円の安心感の方が価値がある場面もあります。ただし月商30万円を超えてくると、決済手数料の合計6.6%+40円/件が年間で数十万円のコストになるため、月商17〜20万円台でBASEグロース(月16,580円年払・決済2.9%)への切替、または STORES への乗り換えを検討するのが実用的です。BASEの手数料が固定費のように効いてくるのは、月商が伸びてからで、初期の低月商時期はスタンダードで問題ありません。

Q4. STORESの決済手数料「2.48%〜」の「〜」は何?

STORESの決済手数料は利用する決済手段によって数字が変動します。フリープランは2.48%〜が最低ラインで、コンビニ決済・キャリア決済・後払い決済など一部の決済手段では手数料が上がります。スタンダードプランも1.98%〜が最低ラインで、同様に決済手段によって変動します。「クレジットカード決済のみ」「PayPay含む」「コンビニ・キャリア含む」で実質手数料が変わるため、詳しい料率は公式サイトの料金ページで最新の内訳を確認してください。

Q5. 独自ドメインを使いたい場合、どちらが有利?

STORESの方が有利です。STORESはフリープランから独自ドメインを設定できるのに対し、BASEはスタンダードプランでは独自ドメイン利用にAppsの追加購入が必要です。BASEでフリーコスト運用しつつ独自ドメインを使いたい場合はグロースプランへの切替が現実的ですが、それだと月16,580円の固定費が乗ります。「独自ドメイン+月額固定費最小」を優先するならSTORESフリー+独自ドメインが最もコスパの良い組み合わせです。独自ドメインの取得は独自ドメイン取得サービス|格安〜大手おすすめ6選を参考にしてください。

Q6. BASE・STORES以外にネットショップ作成の選択肢はありますか?

はい、複数あります。Shopifyは世界標準のECプラットフォームで多機能・拡張性に強く、カラーミーショップはGMOペパボ運営の老舗で日本独自決済に強く、WooCommerceはWordPressプラグインで自由度重視、メルカリShopsはフリマアプリの集客動線を活用したいライト層向け、Wixはデザイン重視でLP兼ECを組みたい人向けです。それぞれの位置づけはShopifyの代わりになる無料ECサイト作成6選で整理しています。

Q7. どちらもエンタープライズ・大規模事業者向けの選択肢はありますか?

BASE・STORESとも個人・副業〜中小事業者の規模を主戦場にしており、大規模EC事業者向けの独立プランは公表されていません。月商が数千万円〜億単位に達する事業者は、Shopify Plus・EC-CUBE(自社開発)・独自EC構築などの選択肢が現実的です。ただし店舗数・売上規模の中規模までであればSTORES スタンダード+周辺サービス統合で対応でき、副業〜中小規模ならBASE スタンダード or グロースで運用できます。大規模化を見据える場合は最初からShopifyや独自構築を検討する順番になります。

「両者の外側」の候補も一応押さえておく

BASEとSTORESは、無料で始められる国産EC作成サービスの中でも「副業〜中小事業者」というポジションを共有しています。ここに収まらないニーズがある場合は、他のジャンルも候補に入れておくと選択肢が広がります。

  • 世界標準の機能・拡張性で選びたい → Shopify(月4,850円〜、アプリマーケットが充実)
  • 日本独自決済の充実度で選びたい → カラーミーショップ(キャリア決済・後払い決済に強い)
  • WordPressに慣れていて自由度重視 → WooCommerce(プラグイン無料・レンタルサーバー月660円〜)
  • フリマアプリの集客動線を活用したい → メルカリShops(月0円・手数料10%・独自ドメイン不可)
  • LP・コーポレートサイトと兼ねたい → Wix(デザイン重視・EC対応プランは月2,100円〜)

BASEとSTORESで満たせないニーズがあると分かった時点で、上記の候補を検討する順番に切り替えるのが効率的です。この判断のフローはShopifyの代わりになる無料ECサイト作成6選で整理しています。

まとめ:分岐点は「実績・拡張か、手数料・周辺統合か」

BASEとSTORESの比較は、最終的に「導入実績・拡張機能で選ぶか、決済手数料・周辺サービス統合で選ぶか」に集約されます。同じ「無料で始められる国産EC作成サービス」でありながら、BASEが260万ショップの導入実績とBASE Appsによる機能拡張で副業・ハンドメイド作家層に支持を広げる一方、STORESは決済手数料2.48%〜の低い水準とネットショップ/POS/予約/キャッシュレス決済の1社統合で、規模が伸びてきた事業者・実店舗も持つオムニチャネル型の受け皿となりました。

副業・ハンドメイド作家・初回ショップ・拡張機能重視ならBASE。決済手数料重視・売上規模が伸びてきた・実店舗POSも一元化したいならSTORES——「規模と業態」から逆算して選ぶのが、後悔の少ない選び方です。どちらも無料プランがあるため、まずBASEスタンダードで実績のあるサービス感覚をつかみ、決済手数料や独自ドメインの制約が気になった段階でSTORESフリーに切り替えてみる、という順番も実用的です。

※ 本記事の情報は2026年8月時点のものです。最新の仕様・料金は各公式サイト(BASESTORES)でご確認ください。

カワリソフト編集部

この記事を書いた人

カワリソフト編集部

有料ソフトの代わりになる無料・格安の代替ソフトを、公式情報とスペック比較に基づいて客観的に紹介する辞典サイト「カワリソフト」の編集チーム。サブスク疲れの個人ユーザーに向けて、月額制ソフトの見直しを支援します。

  • 編集方針 公式情報ベースの客観比較/デメリットも正直に記載