海外の論文やマニュアル、取引先から届いた英語の資料。PDFの文章をコピーして翻訳サイトに貼ると、改行で文が途切れたり、表や図の位置が分からなくなったりします。PDFをファイルのまま読み込ませて、見た目をなるべく保ったまま訳してくれるのが「PDF翻訳」の機能です。
ただ、無料で使えるツールでも、1か月に訳せるファイルの数、アカウント登録の要否、アップロードしたファイルの扱いはばらばらです。この記事では、PDFをファイルのまま訳せる5本を、2026年10月1日時点の各公式サイトの情報で比べました。
先に結論
- まずは登録なしで使えるGoogle翻訳のドキュメント翻訳。1ファイル10MB・300ページまで、月の上限は公式に書かれていない
- 原文と訳文を並べて読み、要約も付けたいならLanguise(無料は月3回まで)
- 数式の多い論文を対訳で読むならImmersive TranslateのBabelDOC(無料は月50万トークン分)
- 社外に出せない資料は、オンラインのツールに上げる前に、ネットにつながずに訳せるAI本格翻訳(買い切り)も検討する
先に確認:そのPDFは「文字を選択できる」か
PDF翻訳のツールは、PDFの中にある文字のデータを取り出して訳します。紙をスキャンしたPDFや、写真をPDFにしたものは、見た目は文字でも中身は画像なので、そのままでは訳せないことがあります。PDFを開いて、文章をマウスでなぞって選択できるかを先に確かめておきます。
| ツール | スキャンしたPDFについての公式の説明 |
|---|---|
| Google翻訳 | ドキュメント翻訳のヘルプに記載が見当たらない |
| Languise | 公式サイトに記載が見当たらない |
| Immersive Translate | BabelDOCは非対応。OCR(画像から文字を読み取る機能)に対応する「PDF Pro」は有料プラン |
| DeepL | 翻訳できるが、スキャンの品質が訳の品質に影響すると案内 |
| Doc Translator | 先に提携サイトでWordに変換(OCR)してから訳すよう案内 |
文字を選択できないPDFは、先にOCRで文字のデータを付けておくと、どのツールでも扱いやすくなります。無料でOCRをかける方法は OCRソフト無料おすすめ でまとめています。
PDF翻訳ツール5本の早見表
| ツール | 料金 | 無料で訳せる量 | 登録 |
|---|---|---|---|
| Google翻訳 | 無料 | 1回10MB・300ページ | 不要 |
| Languise | 無料〜 | 月3回・5MB | 必要 |
| Immersive Translate | 無料〜 | 月50万トークン | 必要 |
| DeepL | 無料〜 | 月1ファイル・5MB | 必要 |
| Doc Translator | 無料 | 上限の記載なし | 不要 |
※ 2026年10月1日時点。上から総合評価の順です。
※ Immersive Translateは、PDFのレイアウトを保って訳す「BabelDOC」の無料枠です。公式の平均(1ページ約4,700トークン)で計算すると月100ページほどで、枠はサーバーの混み具合で変わることがあります。
※ DeepLは1ファイル10万文字まで。Google翻訳とDoc Translatorは、月あたりの回数の上限が公式に見当たりません。
5本の採点結果
| ツール | 機能性 | 使いやすさ | コスパ | 拡張性 | 安定性 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1. Google翻訳 | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ |
| 2. Languise | ◎ | ○ | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 3. Immersive Translate | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 4. DeepL | ○ | ○ | △ | ◎ | ◎ | ○ |
| 5. Doc Translator | ○ | ○ | ◎ | ○ | △ | ○ |
◎を2点・○を1点・△を0点として足し、7点以上を総合◎、5〜6点を総合○にしました。Google翻訳が8点、Languiseが7点、Immersive TranslateとDeepLが6点、Doc Translatorが5点です。同じ点数のときは、この記事の主題である「無料でどこまで訳せるか」、つまりコスパが高い方を上にしています。
1位 Google翻訳:Languiseより1点上です。Languiseは対訳表示と辞書で機能性・拡張性が上ですが、Google翻訳は登録なしで使え、月の回数の上限も公式に書かれていないため、使いやすさとコスパで差がつきました。
2位 Languise:Immersive Translateより1点上です。どちらも原文と訳文を並べて読めます。無料で訳せる量はImmersive Translateが多い一方、Languiseは無料プランでも自分の辞書を登録でき、PDF翻訳の機能に「実験段階」の表記もないため、拡張性と安定性で上回りました。
3位 Immersive Translate:DeepLと同じ6点で、コスパの差で上です。DeepLの無料版で訳せるファイルは月1つですが、Immersive TranslateのBabelDOCは月50万トークン分(目安で100ページほど)を無料で訳せます。
4位 DeepL:Doc Translatorより1点上です。無料で訳せる量はDoc Translatorが上ですが、DeepLは無料でも用語集を1つ作れ、運営会社もはっきりしているため、拡張性と安定性で上回りました。
5位 Doc Translator:登録なしで、回数の上限も見当たらない手軽さがありますが、公式サイトで運営会社の名前を見つけられず、安定性は△です。
採点の基準
- 機能性:訳したファイルを受け取れることに加え、原文と訳文を並べて読める「対訳表示」を公式が案内していれば◎、訳したファイルを受け取れるだけなら○、受け取れなければ△
- 使いやすさ:「アカウント登録なしで使える」「日本語の画面表示が自然(誤字や不自然な訳がない)」の2つを見て、両方なら◎、一方なら○、どちらもなければ△
- コスパ:無料で、月あたりの回数や量の上限が公式に書かれていなければ◎、無料で月に数十ページ以上訳せる上限なら○、無料で訳せるのが月に数ファイルまでなら△
- 拡張性:「PDFのほかにWordかPowerPointも訳せる」「用語集(自分の辞書)を無料で使える」の2つを見て、両方なら◎、一方なら○、どちらもなければ△
- 安定性:運営会社の名前を公式サイトで確認でき、PDF翻訳の機能に「実験段階」「ベータ」の表記がなければ◎、会社名は確認できるが実験段階などの表記があれば○、会社名を公式サイトで見つけられなければ△
訳の精度は、文書の分野や使う翻訳エンジンで変わるため採点に入れていません。アップロードしたファイルの扱いは、下の表と各ツールの説明で紹介しています。
詳細比較:対訳表示・対応形式・ファイルの扱い
| ツール | 対訳表示 | Word・PowerPoint | 用語集・辞書(無料) | 運営元 | アップロードしたファイルの扱い(公式の記載) |
|---|---|---|---|---|---|
| Google翻訳 | 記載なし | ○ | なし | ドキュメント翻訳のヘルプに記載なし | |
| Languise | ○ | ○ | 1つ・20ペア | BuilBridge(ドイツ) | 処理が終わった時点で消去し、二次利用しない |
| Immersive Translate | ○ | ○ | 確認できず | Funstory.ai(香港) | BabelDOCはファイルの内容とエラーログを品質向上のため収集 |
| DeepL | 記載なし | ○ | 1つ・1言語ペア5語 | DeepL | 「データの訓練に使用されない」は有料プランの項目として記載 |
| Doc Translator | 記載なし | ○ | なし | 見当たらない | 1時間以内にサーバーから削除 |
※ 2026年10月1日時点。Immersive Translateの料金ページには「翻訳内容は保存なし」とありますが、BabelDOCの画面には、品質向上のためにアップロードされたファイルの内容を収集すると書かれています。
5本の特徴
1. Google翻訳|登録なしでPDFをまるごと訳す
Google翻訳は、テキストの翻訳でおなじみのGoogleのサービスです。パソコンのブラウザで開き、上部の「ドキュメント」を選ぶと、PDF・Word(.docx)・PowerPoint(.pptx)・Excel(.xlsx)をファイルのまま訳せます。公式ヘルプによると、ファイルは10MBまで、PDFは300ページ以下です。
2026年10月1日にログインしていない状態で開いたところ、ファイルの選択画面がそのまま使え、PDFを選ぶと「翻訳をダウンロード」「翻訳を開く」のボタンが表示されました。月あたりの回数の上限は、公式ヘルプに見当たりません。
一方で、原文と訳文を並べる対訳表示や、自分で用語を登録する機能は、ドキュメント翻訳のヘルプに記載がありません。また、ドキュメント翻訳はスマホなど小さい画面では使えません(公式ヘルプ)。
- 機能性○:訳したファイルを受け取れる。対訳表示の案内はない
- 使いやすさ◎:アカウント登録なしで使え、画面の日本語も自然
- コスパ◎:無料。上限は1ファイルあたり(10MB・300ページ)だけで、月の上限は見当たらない
- 拡張性○:Word・PowerPoint・Excelも訳せる。用語集はない
- 安定性◎:運営はGoogleで、ドキュメント翻訳にベータの表記はない
メリット
- 登録なしで、ブラウザだけで使える
- 1ファイル300ページまでの長いPDFも訳せる
- Excelのファイルも訳せる
デメリット
- 原文と訳文を並べて読む機能がない
- 専門用語の訳し方を指定できない
- スマホではドキュメント翻訳を使えない
こんな人におすすめ
- まずは無料・登録なしでPDFを訳してみたい人
- ページ数の多いマニュアルや報告書をまとめて訳したい人
2. Languise|原文と並べて読み、要約や辞書も使う
Languise(ラグイズ)は、ドイツのBuilBridgeが運営する文書翻訳のサービスです。英語論文・海外特許・技術資料を主な対象にしていて、PDF・Word・PowerPoint・Excelをレイアウトを保ったまま訳し、内容の要約と解説まで同じ画面で行えます。公式サイトでは、数式・グラフ・図表の位置を保ったまま訳し、原文と訳文を横に並べて表示できると案内されています。
無料プラン(Free)でも、翻訳・校正・要約の機能と、訳したファイルの編集が使えます。ただし、ファイルの翻訳・要約・校正は合わせて月3回まで、アップロードできるのは1ファイル5MBまでです。料金表には「インポートの文字数 1,000文字」という項目もあり、長いPDFを無料でどこまで訳せるかは、表からは読み取れませんでした。プレビュー中にAIへ質問する機能は、有料プランからです。
有料プランは、Basicが月1,200円(月15回・10MB)、Proが月3,600円(月50回・20MB)です。利用規約によると、表示価格に税は含まれていません。Proには30日間の無料体験があります。セキュリティのページでは、有料・無料を問わず、処理に使ったデータは処理が終わった時点で消去し、AIの学習などに二次利用しないと説明されています。
- 機能性◎:訳したファイルを受け取れ、原文と訳文を横並びで表示できる
- 使いやすさ○:画面の日本語は自然だが、使うには会員登録が要る
- コスパ△:無料で訳せるのは月3回まで
- 拡張性◎:Word・PowerPoint・Excelも訳せ、無料でも自分の辞書を1つ(20ペアまで)登録できる
- 安定性◎:運営会社BuilBridgeの所在地と登記情報を公式サイトで確認でき、ベータの表記はない
メリット
- 原文と訳文を並べて読み比べられる
- 訳すだけでなく、要約まで同じ画面でできる
- 処理後にデータを消去すると公式が明記している
デメリット
- 無料で訳せるのは月3回・5MBまで
- AIへの質問は有料プランから
- 有料プランの表示価格は税抜
こんな人におすすめ
- 英語の論文や特許を、原文と照らし合わせながら読みたい人
- 長い資料の要点を先につかみたい人
- 研究や仕事で、海外の資料を毎月まとめて読む人(有料プラン)
3. Immersive Translate|数式の多い論文を対訳で読む
Immersive Translate(イマーシブ翻訳)は、ウェブページを原文と訳文の対訳で表示するブラウザ拡張で知られるサービスです。運営は香港のFunstory.aiです。PDFのレイアウトを保って訳す機能は「BabelDOC」という名前で提供されていて、文書の構造を読み取り、訳文を原文と並べて表示します。数式と文章が混ざったページの扱いに力を入れていて、向いている場面の最初に学術論文の翻訳が挙げられています。
BabelDOCの無料枠は、無料の翻訳モデルを使う分として月50万トークンです。翻訳を始めると1ページ3,000トークンが先に引かれ、終わったあとに実際の使用量で精算されます。公式が公表している平均は1ページ約4,700トークンなので、月100ページほどが目安です。無料ユーザーが1回に訳せるのは166ページまでで、それを超えるPDFはページの範囲を選んで訳します。翻訳の記録とファイルは14日間保存されます。
注意したいのは、BabelDOCの画面に「現在の機能はまだ実験段階」とあることです。スキャンしたPDFには対応しておらず、表の多いPDFではトークンの消費が大きく増えることがあるとも書かれています。また、品質向上のために、アップロードされたファイルの内容と翻訳中のエラーログを収集すると明記されています。有料のProプランは年払いで月1,080円(税込)です。
- 機能性◎:訳したPDFを受け取れ、原文と訳文を並べる対訳表示ができる
- 使いやすさ○:画面は日本語で表示されるが、無料枠を使うにはログインが要る
- コスパ○:無料で月50万トークン(目安で100ページほど)
- 拡張性○:PDFのほかWord(.docx)やePubなども訳せる。無料プランで用語集を使えるかは確かめられなかった
- 安定性○:運営会社は確認できるが、BabelDOCは公式に「実験段階」と書かれている
メリット
- 数式の多い論文でも、レイアウトを保って対訳にできる
- 無料でも月100ページほど訳せる
- 1回に166ページまでの長いPDFを扱える
デメリット
- BabelDOCは実験段階で、スキャンしたPDFは訳せない
- アップロードしたファイルの内容が収集される
- 無料枠はサーバーの混み具合で変わることがある
こんな人におすすめ
- 数式や図表の多い英語の論文を読む学生・研究者
- 原文と訳文を並べて、英語の表現も確かめたい人
4. DeepL|月1ファイルでも、訳文の用語をそろえたいとき
DeepLは、テキストと文書ファイルを訳せる翻訳サービスです。ウェブ版とデスクトップアプリの「文書ファイルの翻訳」で、PDF・Word・PowerPointをファイルのまま訳せます。無料でも、言語ペアごとに5語まで登録できる用語集を1つ作れるので、社名や製品名などの訳し方を固定できます。
ただし、ファイル翻訳にはDeepLのアカウントが必要で、無料版で訳せるのは月1ファイル、1ファイル5MB・10万文字までです。無料版で訳したファイルは編集できません。スキャンしたPDFも訳せますが、スキャンの品質が訳の品質に影響すると案内されています。CADから書き出したPDF(間取り図など)には対応していません。
有料のDeepL Pro Individualは年払いで月1,150円(月額換算)で、月3ファイル・30MBまで訳せます。
- 機能性○:訳したファイルを受け取れる。対訳表示の案内はない
- 使いやすさ○:画面の日本語は自然だが、ファイル翻訳にはアカウントが要る
- コスパ△:無料で訳せるのは月1ファイルまで
- 拡張性◎:Word・PowerPointも訳せ、無料でも用語集を1つ使える
- 安定性◎:運営会社がはっきりしていて、PDFの翻訳にベータの表記はない(ベータは画像ファイルの翻訳)
メリット
- 無料でも用語集で訳し方を固定できる
- スキャンしたPDFも受け付ける
- デスクトップアプリからも訳せる
デメリット
- 無料版は月1ファイルまで
- 無料版で訳したファイルは編集できない
- 無料版はExcelを訳せない
こんな人におすすめ
- すでにDeepLのアカウントを持っていて、月に1本だけPDFを訳したい人
- 製品名や社名の訳し方をそろえたい人
5. Doc Translator|登録なしで、いろいろな形式を訳す
Doc Translator(Online Doc Translator)は、アップロードした文書をGoogle翻訳のエンジンで訳し、元のレイアウトの位置に訳文を戻して返すウェブサービスです。ログインや会員登録はいらず、PDF・Word・Excel・PowerPoint・OpenOffice・テキスト・SRT(字幕)などの形式に対応しています。
公式のFAQによると、アップロードしたファイルは1時間以内にサーバーから削除されます。月あたりの回数の上限も見当たりません。一方で、公式サイトのプライバシーポリシーなどに運営会社の名前が見当たらず、日本語の画面には「敲秒」「サーパー」のような誤字が残っています。翻訳の品質は保証せず、専門的な文脈での使用は推奨しないとも書かれています。サイトには広告が表示されます。
- 機能性○:訳したファイルを受け取れる。対訳表示の案内はない
- 使いやすさ○:登録なしで使えるが、日本語の画面表示に誤字がある
- コスパ◎:無料で、月の上限は見当たらない
- 拡張性○:Word・PowerPointなど多くの形式を訳せる。用語集はない
- 安定性△:運営会社の名前を公式サイトで見つけられなかった
メリット
- 登録なしで、すぐに使える
- OpenOfficeや字幕ファイルなど対応形式が多い
- ファイルは1時間以内に削除されると明記
デメリット
- 運営会社がはっきりしない
- 日本語の画面表示に誤字がある
- サイトに広告が表示される
こんな人におすすめ
- Google翻訳では扱えない形式(OpenOfficeなど)のファイルも訳したい人
- 公開されている資料を、登録なしで手早く訳したい人
候補から外したツール
PDF翻訳で名前の挙がることが多い3つは、次の理由で今回の比較から外しました。
- みんなの自動翻訳@TexTra:情報通信研究機構(NICT)の翻訳サイトです。利用規約で商用利用(業務目的・収益目的)ができず、ファイル翻訳のヘルプでPDFに対応するかを確かめられませんでした
- iLovePDFの「PDFを翻訳」:無料のアカウントでPDFの翻訳をどこまで使えるかを、公式の料金ページで確かめられませんでした
- PDFMathTranslate:数式を保って訳せるオープンソースのソフトですが、最新リリースは2025年7月です。READMEでは、オンラインで使う手段としてBabelDOC(3位のImmersive Translateが提供)がすすめられているため、この記事ではそちらを紹介しています
番外編:社外に出せないPDFを訳すなら AI本格翻訳
ここまでの5本は、どれもPDFをインターネット上のサーバーに送って訳すサービスです。契約書や社内資料、顧客の情報が入った書類のように、外部のサービスへのアップロードが社内規定で禁止されている文書は、無料のツールでは訳せません。
その場合の選択肢が、ソースネクストのAI本格翻訳です。パソコンにインストールして使う翻訳ソフトで、利用開始時の認証・製品登録・アップデートを除き、インターネットにつながずに使えます。Word・Excel・PowerPoint・PDFを、表や図、デザインを崩さずに訳せるとされ、ファイル翻訳にはABBYY社のOCRエンジンを使っているため、スキャンしたPDFの文字の読み取りもオフラインで行います。テキスト量・ファイル数・ファイル容量に制限はありません。
料金はダウンロード版の買い切りで19,800円(税込・個人向け)です。対応OSはWindows 11/10(64ビット版)だけで、訳せるのは英語・中国語・フランス語・韓国語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語の7言語です。パスワードなどのセキュリティが設定されたPDFは訳せません。公開されている論文や資料をたまに訳すだけなら、上の無料ツールで足ります。
AI本格翻訳 公式サイトを見るこんな人におすすめ
- 社外に出せないPDFを、手元のパソコンだけで訳したい人
- スキャンした書類も、ネットに送らずに訳したい人
- 翻訳のために月額のサービスを増やしたくない人(Windowsのみ)
用途別おすすめまとめ
| やりたいこと | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 登録なしでPDFを訳したい | Google翻訳 | ブラウザでファイルを選ぶだけで、1ファイル300ページまで訳せる |
| 論文や特許を原文と並べて読みたい | Languise | 原文と訳文を横並びで表示し、要約もできる |
| 数式の多い論文を無料で多めに訳したい | Immersive Translate | BabelDOCの無料枠で月100ページほどを対訳にできる |
| 製品名などの訳し方をそろえたい | DeepL | 無料でも用語集を1つ作れる |
| OpenOfficeや字幕ファイルも訳したい | Doc Translator | 登録なしで、対応する形式が多い |
| 社外に出せない資料を訳したい | AI本格翻訳(番外編) | インターネットにつながずに、PDFを訳せる |
関連: テキストやメールの翻訳ツールは AI翻訳無料おすすめ5選、訳したPDFをWordで直したいときは PDFをWordに変換する無料ツール でまとめています。
PDFを翻訳するときに気をつけること
- アップロードしてよい文書かを確かめる:オンラインのツールは、PDFを運営会社のサーバーに送って処理します。ファイルの扱いはツールごとに違い、Immersive TranslateのBabelDOCのように、品質向上のために内容を収集すると書かれているものもあります。仕事の文書は、社内の規定を先に確かめます
- 訳文はそのまま提出に使わない:Doc Translatorは専門的な文脈での使用を推奨しないとし、BabelDOCも論文の投稿に直接使うことはすすめていません。数字・固有名詞・否定の表現は原文と照らし合わせて確かめます
- 大きいファイルは分けて訳す:Google翻訳は10MB・300ページ、DeepLとLanguiseの無料版は5MBが上限です。上限を超えるPDFは、ページを分けてから訳します
- パスワード付きのPDFは先に解除する:AI本格翻訳は、セキュリティが設定されたPDFは訳せないと案内しています。閲覧や編集に制限がかかったPDFは、作成者に確認したうえで解除してから訳します
よくある質問
Q. 無料でPDFを翻訳するなら、どれから試せばいいですか?
まずはGoogle翻訳のドキュメント翻訳です。アカウント登録なしで使え、1ファイル10MB・300ページまで訳せます。原文と並べて読みたい、要約も欲しいと感じたら、LanguiseやImmersive Translateの無料枠を試すのがおすすめです。
Q. スキャンしたPDFも無料で翻訳できますか?
5本のうち、スキャンしたPDFを受け付けると公式が案内しているのはDeepLです(無料版は月1ファイル)。ただし、スキャンの品質が訳の品質に影響するとされています。Immersive TranslateのBabelDOCは非対応で、Doc Translatorは先にWordへ変換するよう案内しています。先にOCRで文字のデータを付けてから、ほかのツールで訳す方法もあります。
Q. 論文のPDFを訳すなら、どれがいいですか?
数式の多い論文を無料でたくさん読むならImmersive TranslateのBabelDOC、原文と訳文を見比べながら要約も使いたいならLanguiseが向いています。どちらも、原文と訳文を並べて表示できます。BabelDOCは公式に「実験段階」とされていて、論文の投稿に訳文を直接使うことはすすめていません。
Q. 会社の資料を無料のツールで訳しても大丈夫ですか?
社内の規定しだいです。オンラインのツールはPDFを外部のサーバーに送ります。処理後にデータを消去すると明記しているLanguiseや、1時間以内に削除するとしているDoc Translatorもありますが、外部への送信そのものが禁止されている場合は使えません。その場合は、インターネットにつながずに訳せるAI本格翻訳(Windows用・買い切り)が選択肢になります。
Q. 訳したPDFを編集できますか?
ツールによります。DeepLの無料版で訳したファイルは編集できません。Languiseは無料プランでも、訳したファイルの出力後の編集ができます。PDFのまま手を入れにくいときは、Word形式に変換してから直すと作業しやすくなります。
まとめ:まずはGoogle翻訳、読み込むならLanguiseかBabelDOC
PDFをファイルのまま訳すなら、まずは登録なしで使えるGoogle翻訳のドキュメント翻訳から試すのが手軽です。論文や特許を原文と並べてじっくり読みたいならLanguise、数式の多い論文を無料で多めに訳したいならImmersive TranslateのBabelDOCが向いています。訳し方をそろえたいときはDeepLの用語集、OpenOfficeなどの形式はDoc Translatorと使い分けます。社外に出せない資料だけは、オンラインのツールに上げる前に、ネットにつながずに訳せるAI本格翻訳を検討してください。
※ 料金・無料枠は2026年10月1日時点の各公式サイトの情報です。最新の内容は公式サイトでご確認ください。



