スマホの家計簿アプリを入れてみたけれど、小さい画面でレシートを打ち込むのが続かなかった。銀行の明細はパソコンでダウンロードしているのに、家計簿だけスマホにあるのが面倒。そもそも口座の情報をクラウドに預けたくない——パソコンで家計簿をつけたい理由は、だいたいこのあたりに集まります。
ところが「家計簿 アプリ」で検索して出てくるのは、ほぼスマホアプリの話です。パソコンのソフトは情報が古いまま放置された紹介記事が多く、買ってみたらWindows 11に対応していなかったという失敗も起こります。
そこでこの記事では、パソコンにインストールして使う家計簿ソフト5本を、口座の分け方・集計と予算・無料で使える範囲・データの取り込みと持ち出し・いまも更新されているかの5軸で採点しました。価格・対応OS・機能・最新版は2026年10月15日時点の各公式サイトとベクターの配布ページで確かめています。
先に結論
- 迷ったらまずならMoney通帳。無料のまま、ネット銀行やクレジットカードのCSV明細・OFXファイル・交通系カードの履歴を取り込めて、品名も3,000種類以上が登録済みです
- お金を払って安心を買いたいならやさしい家計簿ノート。現金・預金・クレジットカード・電子決済の4つの帳簿を持ち、メールと電話のサポート窓口がある買い切りソフトです(ベクターPCショップで3,480円税込)
- 入力の速さで選ぶならがまぐち君v5 Mini。あいまい語で候補が出る入力支援が強力で、Android版と同期できる無料版です
- MacやLinuxでも同じデータを開きたいならGnuCash。Windows・macOS・Linuxで動く複式簿記の無料ソフトですが、操作は会計の言葉で行います
- クレジットの分割払いやリボまで記録したいならファイナンシャルプランナーが作った家計簿 3。30日の無料試用があり、買い切り1,980円税込です
- 順位をつける5本のうち3本は無料のソフトです(有料の2本のうち、1本には30日の無料試用が付きます)。家計簿ではなく「家庭の決算書」を作りたい人向けの選択肢を、番外編で紹介します
まず確認:クラウド家計簿をパソコンのブラウザで使う手もある
ソフトを入れる前に、ひとつ確認しておきます。ZaimやマネーフォワードMEのようなクラウド型の家計簿は、パソコンのブラウザからも使えます。銀行やカードを連携すれば入力そのものが要らなくなるので、「パソコンの大きい画面で家計簿を見たい」だけが目的なら、そちらのほうが早いことがあります。
この記事がそれでもインストール型のソフトを扱うのは、クラウド型では解決しない要望があるからです。
- 口座やカードの情報を外部のサービスに預けたくない。インストール型はデータが自分のパソコンの中に保存され、紹介する5本はいずれも、銀行やカードに自動でログインして明細を取ってくる機能の案内が公式に見当たりません
- 無料のまま、連携の数や保存期間の上限に当たりたくない。クラウド型の無料枠は連携件数や過去データの閲覧期間に制限があるのが一般的です
- オフラインで使いたい・自分のルールで費目を組みたい
逆に「レシートを撮るだけにしたい」「夫婦で共有したい」ならクラウド型が向きます。スマホアプリ側の選び方は 家計簿アプリ無料おすすめ7選|自動連携・レシート・手入力で選ぶ にまとめてあるので、迷っている段階の人は先にそちらを見てください。
この記事の5本は、ここから先の「パソコン本体で動かす家計簿」だけを順位づけします。クラウド型は役割が違うため、同じ順位表には混ぜていません。
パソコンの家計簿ソフト5本の早見表
| ソフト名 | 費用 | 対応OS | 口座の管理 | 明細の取り込み | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| Money通帳 | 無料 | Windows | ○ | CSV・OFX | ★★★★★ |
| やさしい家計簿ノート | 3,480円 | Windows | 4帳簿 | なし | ★★★★★ |
| がまぐち君v5 Mini | 無料 | Windows | ○ | 他ソフトから | ★★★★★ |
| GnuCash | 無料 | Win/Mac/Linux | 自由に作る | QIF・OFX・CSV | ★★★★☆ |
| FPが作った家計簿 3 | 1,980円 | Windows | ○ | なし | ★★★★☆ |
※ 2026年10月15日時点の各公式サイトとベクターPCショップの価格(税込)です。「口座の管理」は、現金・銀行預金・クレジットカードなどを別の口座(帳簿)として分けて記録できるかで、やさしい家計簿ノートは現金・預金・カード・電子決済の4帳簿が決まっている方式、GnuCashは勘定科目を自分で作る方式です。「明細の取り込み」は、金融機関や他のソフトが書き出したファイルを読み込めるかどうかで、やさしい家計簿ノートの読み込みは同じメーカーの旧製品のデータに限られます。おすすめ度は下の総合評価に対応しています(◎が★5つ、○が★4つ)。
5本の採点結果
| 順位 | ソフト | 機能性 | 使いやすさ | コスパ | 拡張性 | 安定性 | 合計 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Money通帳 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | 14 | ◎ |
| 2 | やさしい家計簿ノート | ◎ | ◎ | ○ | △ | ◎ | 12 | ◎ |
| 3 | がまぐち君v5 Mini | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 12 | ◎ |
| 4 | GnuCash | ◎ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | 13 | ○ |
| 5 | FPが作った家計簿 3 | ○ | ○ | ○ | △ | △ | 8 | ○ |
採点の決め方
後から判定が動かないように、5軸それぞれの条件を先に決めました。この記事の主軸は「パソコンで家計簿を続けられるか」です。家計簿は続かなければ意味がないので、使いやすさを重く見ます。
機能性(家計簿としてできること):①現金・銀行預金・クレジットカードを別の口座(帳簿)として記録できる ②費目別の集計を月ごと・年ごとに出せる ③費目別の予算を決めて実績と比べられる ④グラフで内訳や推移を見られる ⑤明細をCSVまたはExcelに書き出せる。5つ満たせば◎、4つで○、3つで△、2つ以下で×。
使いやすさ:①日本語の家計簿の言葉(費目・収入・支出)だけで操作が完結する ②品名や費目の入力支援(候補の自動表示、または登録済みの品名リスト)がある ③導入直後から記録を始められる(費目が初期登録済み、または公式が「初期設定は不要」と案内している)。3つで◎、2つで○、1つで△、0で×。
コスパ(無料で使える範囲):無料で機能の制限がなければ◎、無料だが機能が限られる場合と買い切りの有料ソフトは○、毎年買い直しが必要なものは△。価格の高さそのものではなく、支払いの形で分けています。
拡張性(データの出入りと使える環境):①金融機関や他のソフトが書き出したファイルを取り込める ②スマホやほかのOSで同じデータを扱える。2つで◎、1つで○、0で△。
安定性:公式またはベクターが示す配布ファイルの日付が2026年なら◎、2024〜2025年なら○、2023年以前なら△。
総合は、◎を3点・○を2点・△を1点・×を0点として5軸を合計し、12点以上を◎、8〜11点を○、7点以下を△としました。ただし主軸の考え方にそろえて、使いやすさが△以下のソフトは、合計点が高くても総合◎にはしません。早見表のおすすめ度は、この総合評価に対応させています(◎が★5つ、○が★4つ)。
順位の規則と、隣との差
順位は①総合評価 ②同じ総合なら合計点の高い順 ③同点なら使いやすさ ④さらに同じなら機能性の順で決めました。5本なので、隣り合う4組の差を順に書きます。
- 1位 Money通帳 と2位 やさしい家計簿ノート:14点と12点で、2段目の合計点で決着しました。機能性・使いやすさ・安定性はどちらも◎で差がありません。分かれたのはコスパ(無料◎/買い切り3,480円○)と拡張性です。Money通帳は金融機関のCSV明細とOFXファイル、交通系カードの履歴を取り込めます(○)。やさしい家計簿ノートの読み込みは公式に「誰でも出来る家計簿」3〜5のデータと書かれているだけで、金融機関の明細を取り込む機能は見当たりません(△)。一方でサポート窓口は、メールと電話があるやさしい家計簿ノートのほうが手厚いです
- 2位 やさしい家計簿ノート と3位 がまぐち君v5 Mini:どちらも12点で並んだため、3段目の使いやすさで決まりました。やさしい家計簿ノートは費目が初期状態で30種類設定済みで、日本語の家計簿の言葉だけで完結します(◎)。がまぐち君v5 Miniは入力支援がこの5本で最も強力ですが、設定を作らずに始められるという案内は公式に見当たらないため、1つ分届きません(○)。拡張性ではがまぐち君v5 Mini(◎)がやさしい家計簿ノート(△)を上回っていて、スマホ同期ツールとインポート機能を持つのはこちらです
- 3位 がまぐち君v5 Mini と4位 GnuCash:総合が◎と○で、1段目で決着しました。GnuCashの合計は13点で、12点のがまぐち君v5 Miniより高いです。それでも上に置かなかったのは、前述のとおり使いやすさが△のソフトは総合◎にしないと決めているからです。差の実体は言葉です。GnuCashは勘定科目・借方・貸方という会計の言葉で操作する設計で、日本語訳も公式の安定版ソースを数えると5,730項目中5,192項目(約91%)と全訳ではありません
- 4位 GnuCash と5位 FPが作った家計簿 3:総合はどちらも○で、2段目の合計点(13点と8点)で決まりました。差が大きいのはコスパ(無料◎/1,980円○)、拡張性(QIF・OFX・CSVの取り込みと3つのOS◎/取り込み機能が公式に見当たらない△)、安定性(2026年9月◎/配布ファイルが2022年8月△)の3つです。逆に使いやすさはFPが作った家計簿 3が○で、GnuCashの△より上です
この順位は「パソコンで家計簿を続ける」目的に限った並びです。Macを使っているか、クレジットカードの分割払いを記録したいか、サポート窓口が欲しいかで最初の候補は変わります。用途別の対応づけは後ろのまとめ表にあります。
詳細比較表:電子マネー・予算・持ち出し
| ソフト | 電子マネー | 予算機能 | 書き出し | 持ち出し | 試せるか | 公式の最新版(時期) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Money通帳 | ○ | ○ | ○ | - | 無料ソフト | 2.04(2026年4月) |
| やさしい家計簿ノート | ○ | ○ | CSV | - | なし | 2026年4月発売 |
| がまぐち君v5 Mini | 記載なし | 記載なし | Excel | Android | 無料ソフト | 5.59(2026年1月) |
| GnuCash | 自由に作る | ○ | CSV | Win/Mac/Linux | 無料ソフト | 5.17(2026年9月) |
| FPが作った家計簿 3 | 記載なし | ○ | CSV | - | 30日間 | 1.0.43(2022年8月) |
※ 「電子マネー」は、電子マネーやチャージ払いの記録に対応していると公式が案内しているかどうかです(Money通帳は利用履歴の取り込み、やさしい家計簿ノートは電子決済帳簿、GnuCashは勘定科目を作る方式)。「記載なし」は公式サイトにその案内が見当たらないことを意味し、機能が無いという意味ではありません。「試せるか」は、買う前に機能制限なしで使える期間です。「持ち出し」は同じ家計簿データを別の端末やOSで扱えるかどうかで、「-」はWindows専用のためです。がまぐち君v5 MiniのExcel書き出しは、公式に「Microsoftのエクセルが必要です」と書かれています。最新版の時期は、公式サイトの告知またはベクターが示す配布ファイルの日付です。
各ソフトを詳しく見る
1. Money通帳|無料のまま、銀行とカードの明細を取り込める
エムクラフト(作者 macya)が公開しているWindows用のフリーソフトです。公式サイトの「Money通帳はフリーソフトです。」という1行が、このソフトを1位にした出発点です。有料版への誘導や機能制限の案内が見当たらないまま、やれることの幅がこの5本で最も広いからです。
いちばんの持ち味は明細の取り込みです。公式のオンラインヘルプと配布ページには、次の取り込み方が並んでいます。
- CSV形式の電子明細を金融機関のWebサイトからそのまま入力(ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行・楽天銀行など主要な金融機関に対応と記載)
- クレジットカードの利用明細もWebサイトからダイレクトに入力
- OFX形式のファイルはダブルクリックで取り込み
- 電子マネーの利用履歴。モバイルSuica・PASMOなどの交通系カードでは乗下車の駅名まで記録できます
手で入れる場合も、一般家庭で使う主要品目が3,000種類以上あらかじめ登録済みです。食費のような大きな費目で済ませたい人も、品目まで細かく付けたい人も、同じソフトで両方できます。公式の配布ページには「めんどうな初期設定や事前設定は不要。とりあえず使い始めることができます」とあり、使いやすさの3条件を満たすのはこの1文です。
集計も揃っています。公式ヘルプの目次には口座別の一覧表・期間別の一覧表・データの検索・グラフ・予算の設定・口座の管理・印刷・インポート・エクスポート・バックアップが並びます。家計簿ファイルはWindowsのログインユーザーごとに作られ、複数作ることも、家族で1つを共有することもできます。
動作環境は公式ヘルプにWindows 11/10/8.1/8/7/Vista、1280×768ピクセル以上のディスプレイ、インストールに約10MBと書かれています。日本語版のWindows 11と10で動作確認をした旨も明記されています。最新版は2.04(2026年4月22日に公開)で、「キャンセル/払戻」データの記録に対応したのがこの版の変更点です。
更新時に1つ注意があります。公式が、Ver1.40以前から上げる場合は旧バージョンをアンインストールしてから入れるよう案内しています(家計簿データのファイルは残ります)。同じ作者の姉妹ソフト「あっと家計簿」と併用している人は、あっと家計簿側をVer2.80以降にそろえる必要があります。なお、あっと家計簿のほうはシェアウェアで、公式に「60日間、無料でご試用いただけます」と書かれています。
弱点は持ち出しです。Windows専用でスマホ版がなく、別のOSで同じデータを開く手段は公式に見当たりません。外出先で記録したい人は3位のがまぐち君v5 Miniのほうが合います。
メリット
- 無料で、機能を制限する有料版の案内が見当たらない
- 金融機関のCSV明細・OFXファイル・交通系カードの履歴を取り込める
- 主要品目が3,000種類以上登録済みで、品名の入力が速い
- 口座別・期間別の集計、グラフ、予算設定まで一通り揃う
- 公式が「初期設定や事前設定は不要」と案内している
デメリット
- Windows専用で、スマホや別のOSへ持ち出す手段が見当たらない
- Ver1.40以前から更新するときは、先にアンインストールが必要
- 姉妹ソフト「あっと家計簿」と併用する場合はバージョンをそろえる必要がある
- 個人の作者による公開で、電話のサポート窓口はない
こんな人におすすめ
- パソコンで銀行やカードの明細をダウンロードしている人
- 交通系カードの利用履歴まで家計簿に入れたい人
- お金をかけずに、まず1本試してみたい人
2. やさしい家計簿ノート|4つの帳簿とサポート窓口が付く買い切り
アイアールティー(IRT)が2026年4月に発売したWindows用の家計簿ソフトです。公式価格は3,980円税込ですが、ベクターPCショップでは3,480円税込で、こちらのほうが500円安く買えます(いずれも2026年10月15日時点)。
このソフトの作りを決めているのが4つの専用帳簿です。現金帳簿(財布の中の現金。複数作成は不可)、預金帳簿(銀行の入出金。複数作成と銀行間の振替が可能)、クレジットカード帳簿(複数作成可)、電子決済帳簿(電子マネーのチャージと利用。複数作成可)に分けて記録します。さらに帳簿間のデータ連携があり、カードの口座引き落としは支払設定に合わせて預金帳簿に自動で記録され、電子マネーへのチャージも現金・預金・カードのいずれからでも記録できます。キャッシュレス決済が混ざった家計を、支払い手段ごとに追えるのがこのソフトの価値です。
予算は「袋分け」という名前の機能です。月単位で支出費目の予算を決めておくと、実際の支出額との差が分かります(収入費目と一部の費目は対象外と公式に注記があります)。見るほうも揃っていて、費目別年間推移グラフ(折れ線)、月別収支割合グラフ(円)、各帳簿の累計残高を色で見るバランスシートがあり、A4に印刷もできます。
入力面では、初期状態で費目が30種類設定済み、1つの費目に内容項目を最大30まで登録できます。よく行く店名やメモを先に登録しておけるので、2回目以降が速くなります。記録は日付順に自動で並ぶため、溜めたレシートを順番を気にせず打ち込めます。ほかに絞込み検索(費目・摘要・自由項目・期間・入力日)、ファイル単位のパスワード(最大10文字)、保存のたびに過去10回分を残す自動バックアップ、翌年度データの引継作成、CSV書き出しがあります。
買い切りソフトならではの利点がサポート窓口です。公式には、メール(24時間受付)と電話での問い合わせ先、受付時間は10:00〜17:30(土・日・祝日を除く)と明記されています。公式サイトでは第46回プロレジ大賞「特別賞」の受賞も案内されています。
注意点は動作条件です。対応OSはWindows 10 / 11の日本語版64bitのみでMacには対応せず、.NET Framework 4.8.1が正常に動作する環境とインターネット接続が必須、ディスプレイは1280×1024以上が必要です。公式には、Windows 10はESU(延長セキュリティ更新)対応済みの環境のみ対応とも書かれています。また、1つのデータで記録できる期間は12か月(1年)分で、開始月は4月はじまりなどに設定できます。前の年のデータは引継作成で引き継ぐ形です。
もう1点、買う前に知っておきたいことがあります。公式サイトには、この商品の発売に伴って前作「誰でも出来る家計簿6」が生産終了になったと書かれています。ベクターPCショップには「誰でも出来る家計簿6 DL版」が2,948円税込で残っていますが、対応OSの記載がWindows 7 / 8.1 / 10まででWindows 11が入っていません。安いほうを選びたくなっても、ここは新しいほうを選ぶ場面です。
やさしい家計簿ノート(ベクターPCショップ)を見るメリット
- 現金・預金・クレジットカード・電子決済を4つの帳簿に分けて記録できる
- カードの引き落としと電子マネーのチャージを帳簿間で連携できる
- 「袋分け」で費目別の予算と実績の差が分かる
- 費目が初期状態で30種類設定済みで、すぐ記録を始められる
- メールと電話のサポート窓口があり、公式より500円安く買える
デメリット
- Windows 10 / 11の日本語版64bitのみ。Macでは使えない
- 金融機関の明細を取り込む機能は公式に見当たらない
- 1つのデータで扱えるのは12か月分で、年度ごとに引継作成が必要
- .NET Framework 4.8.1とインターネット接続が必須
- 無料試用の案内が見当たらず、買ってから試す形になる
こんな人におすすめ
- キャッシュレス決済が多く、支払い手段ごとに分けて追いたい人
- 困ったときに電話で聞ける窓口が欲しい人
- はじめてパソコンで家計簿をつける人
3. がまぐち君v5 Mini|入力の速さで選ぶなら。Android版と同期できる
TomTomが公開している「わが家の家計簿 がまぐち君v5」の機能限定版で、公式に「Super版の機能限定版で、フリーウエアです。無料で使えます。」と書かれています。有料のSuper版とは再インストールなしで切り替えられ、Super版からMini版へのダウングレードもできます。Super版は30日の試用を超えて使う場合にライセンスキーの購入が必要なシェアウェアです。
Mini版で使えるのは収入・支出・振替・集計・グラフ・管理のページで、入力モードは集計表モードだけです(Super版はレシート入力・クレジット入力・金券入力などを持ちます)。制限はあるものの、公式が「データ入力の素早さはSuper版と変わりありません」と書いているとおり、入力支援はそのまま使えます。
- 目的に応じて入力候補が自動表示され、マウスのクリックで選べる
- あいまい語入力で入力アシストが自動起動し、候補を自動で抽出する
- 費目の設定と選択リストの内容を無制限に変更できる
- 銀行・おこづかい・クレジット・ローンなどの口座管理も使える(機能をOFFにすれば、口座のない超シンプルな画面にもできる)
集計はページをめくるような画面で、年間集計と対前年度比、費目ごと・月ごとの明細、グラフ表示があります。データ面ではExcelへのエクスポート(公式に「Microsoftのエクセルが必要です」と注記あり)、他のソフトからのインポート、自動バックアップ、パスワードによるデータの暗号化が揃います。データベースエンジンはオープンソースのFirebird 3です。
この5本で唯一、スマホと行き来できるのがこのソフトです。公式によると、Android版の「がまぐち君」で外出先に記録し、帰宅後にスマホ同期ツールでパソコンの家計簿に取り込めます。この同期ツールはMini版にも搭載されています(設定の変更はパソコン側で行います)。これが拡張性◎の根拠です。
採点で機能性が○にとどまったのは、費目別の予算を実績と比べる機能がMini版にあるという案内が公式に見当たらないためです。公式トップの「月ごとの予算の設定と実績の比較」はSuper版までの機能一覧の中にあり、Mini版のページには出てきません。電子マネーを専用の口座として扱えるかどうかも、公式の口座管理の説明には挙げられていません。予算管理を家計簿の中心に置きたい人は、1位か2位のほうが確実です。
対応OSは公式トップにWindows 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11と並んでいます。最新版はMini版が5.59で、ベクターが示す配布ファイル(Gama5Mini.exe)の日付は2026年1月25日です。
メリット
- あいまい語入力と候補の自動表示で、入力が速い
- スマホ同期ツールを搭載し、Android版で外出先に記録できる
- 他のソフトからのインポートとExcelへのエクスポートができる
- 口座管理をOFFにして、画面を思い切り簡単にできる
- 有料のSuper版と再インストールなしで行き来できる
デメリット
- 費目別の予算と実績の比較がMini版にあるという案内が見当たらない
- 電子マネーを専用の口座として扱えるかが公式に書かれていない
- 入力モードは集計表モードだけ(レシート入力などはSuper版)
- Excelへの書き出しにはMicrosoft Excelが別に必要
- スマホ側はAndroidのみで、iPhone版は見当たらない
こんな人におすすめ
- 買い物のたびにスマホで記録し、家のパソコンでまとめたい人
- とにかく入力の手間を減らしたい人
- 費目を自分のルールで細かく組みたい人
4. GnuCash|MacやLinuxでも同じデータを開ける複式簿記の無料ソフト
GnuCashプロジェクトが開発している無料の財務ソフトで、公式サイトも日本語版が用意されています。Windows 8/10/11、macOS(Apple Silicon版はBig Sur以降、Intel版はHigh Sierra以降)、Linuxで動くのがこの5本の中での決定的な違いです。家族でMacとWindowsが混ざっている家庭や、将来Macに移るかもしれない人にとっては、ここだけで候補に入ります。
公式の機能ページから、家計簿として効くものを挙げます。
- 複式記帳法。すべての取引が片方の借方ともう片方の貸方になるため、帳簿の釣り合いが保たれます
- 小切手帳スタイルの記録簿。クレジットカードの取引や収益・費用、通貨や株式の取引にも対応します
- 帳票とグラフ。棒グラフ・円グラフ・散布図に加え、貸借対照表・損益計算書・ポートフォリオ評価などの帳票が作れます
- 予定取引。毎月の家賃や新聞代のような繰り返しの取引を、金額と時期を決めて自動で作れます
- 明細書の照合。入力した取引と銀行の明細を突き合わせ、入力漏れや打ち間違いを見つけられます
- QIFとOFXのインポート。取り込み時に重複する取引は自動で認識して除かれます
- 予算管理ツール。公式の機能一覧では、小規模ビジネス向けの節に挙げられています
最新版は5.17(2026年9月27日リリース)で、安定版5.x系の18番目の更新です。このリリースの修正一覧にはCSVの取り込みと、CSVでの記録簿の書き出しに関する項目が含まれています。更新が続いていること自体が、無料ソフトを長く使ううえでの安心材料になります。
弱点は言葉です。操作に出てくるのは勘定科目・借方・貸方・財産対照表といった会計の用語で、「費目」「袋分け」のような家計簿の言葉ではありません。日本語の表示には対応していて(公式は61言語に翻訳と案内しています)、翻訳も現役で保守されていますが、公式の安定版ソースにある日本語の翻訳ファイルを数えると5,730項目のうち5,192項目(約91%)が訳済みで、全訳ではありません(残りのうち116項目は見直し待ちの印が付いています。2026年10月15日に確認)。使い始めるには勘定科目の体系を自分で作る必要もあり、ここが使いやすさ△の理由です。
もう1つ、データの保存形式に公式自身の注意書きがあります。標準はxml形式で、SQLite3やMySQLなどのデータベースに保存する機能は「実験中のもの」と明記されています。家計簿として使うなら、標準のxml形式のままにしておくのが安全です。
公式には、新しく使う人向けのマニュアルと「チュートリアル・コンセプトガイド」が用意されています。簿記の考え方から説明されているので、会計の勉強も兼ねたい人には、むしろこの硬さが利点になります。
メリット
- Windows・macOS・Linuxで同じデータを扱える
- 完全に無料で、機能を制限した版が存在しない
- QIF・OFXの取り込みと、CSVでの書き出しができる
- 貸借対照表や損益計算書まで作れ、資産の全体像が出る
- 2026年9月に5.17が出ていて、更新が続いている
デメリット
- 勘定科目・借方・貸方という会計の言葉で操作する
- 日本語訳は5,730項目中5,192項目で、全訳ではない
- 使い始めに勘定科目の体系を自分で作る必要がある
- データベースへの保存は公式が「実験中」と明記している
- 品名の初期登録リストのような、家計簿向けの入力支援はない
こんな人におすすめ
- MacやLinuxで家計簿をつけたい人
- 資産と負債を含めた全体像を把握したい人
- 簿記の考え方を身につけたい人
5. FPが作った家計簿 3 |クレジットの分割払いやリボまで記録できる
正式な製品名は「ファイナンシャルプランナーが作った家計簿 3」で、イースターネットが開発し、ベクターPCショップで1,980円税込で売られています。30日間、機能制限なしで無料試用できるのがこのソフトの入りやすさです。買う前に自分の家計で試せるのは、紹介した有料2本の中でここだけです。
設計の考え方がはっきりしていて、配布ページにはメニューを全廃し、システム手帳に書き込む感覚で入力できるようにしたと書かれています。記帳画面に組み込まれた「入力マット」で最短3クリックまで入力を詰めていて、普段よく買うものはテンプレートとして登録できます。入力マットを表示している間は、月間の支出合計と予算の残りが見える形です。
クレジットカードの扱いがこの5本で最も細かいです。配布ページの機能一覧には、1回払い・分割払い・リボ払い・ボーナス時返済に対応したクレジット返済の自動入力、引き落とし日のチェックと起動時のお知らせ、クレジット明細との突き合わせに使う明細チェック機能が並びます。カードの支払いが複数の方式に分かれている家計では、ここが効きます。
ほかに公式が挙げている機能のうち、家計簿として実用的なものを挙げます。複数の銀行口座・クレジットカード口座・現金を締め日を設定して管理、1週間と月間の集計、費目別・週間・月間の予算管理、全資産残高と口座別残高の推移、9種類のグラフ、買った商品の底値管理(インターネット経由で全国平均も表示)、無駄遣いチェック集計、数十年のスパンで収入・支出・資産の変化を見る家計シミュレーション、CSV出力、パスワード機能です。ファイナンシャルプランナーが作ったという出自どおり、先々のお金まで見る機能が多いのが特徴です。
採点が5位になった理由は2つあります。1つは安定性です。ベクターが示す配布ファイル(FP_Kakeibo3043.msi)の日付は2022年8月31日で、採点基準では△になります。ただし動作環境の記載はWindows 11から2000までと幅広く、Windows 11で使えないという話ではありません。
もう1つは拡張性です。CSVで書き出す機能はありますが、金融機関や他のソフトのデータを取り込む機能は公式に見当たらず、スマホ版もありません。年次の費目別集計についても、配布ページに書かれているのは「1週間と月間での集計機能」までで、年単位の費目別集計の案内は見当たりませんでした。ここが機能性○の理由です。
ファイナンシャルプランナーが作った家計簿 3(ベクターPCショップ)を見るメリット
- 30日間、機能制限なしで無料試用できる
- 1回払い・分割・リボ・ボーナス返済の自動入力に対応
- 入力マットで最短3クリック、テンプレート登録もできる
- 費目別・週間・月間の予算管理と9種類のグラフがある
- 数十年先まで見る家計シミュレーション機能が付く
デメリット
- 配布ファイルの日付が2022年8月で、更新が止まっている
- 金融機関や他ソフトのデータを取り込む機能が見当たらない
- 年単位の費目別集計についての案内が見当たらない
- Windows専用で、スマホ版はない
- 買い切りだが、無料の1位・3位と比べると機能の幅では並ばない
こんな人におすすめ
- クレジットカードの分割払いやリボ払いを使っている人
- 買う前に自分の家計で試してから決めたい人
- 老後資金まで含めた長期の見通しを立てたい人
番外編:家計簿ではなく「家庭の決算書」を作るなら
順位をつけた5本とは目的が違うソフトを1本紹介します。家計会計協会の「家庭決算書」です。2026年版のスタンダード版がベクターPCショップで1,650円税込(公式は1,500円税抜)、90日間は機能制限なしで無料試用でき、91日目以降も使う場合にシリアルナンバーを入れます。
これを順位の中に入れなかったのは、公式自身が家計簿とは別のものとして説明しているからです。公式サイトには「家計簿との違い」という解説ページがあり、配布ページの言葉も「複式簿記をベースにした家庭経営用会計ソフト」です。公認会計士(依田宣夫氏)が企業会計をベースに開発し、2026年版の説明によると初リリースから24年目になります。
出てくるものも決算書です。配布ページには、消費損益計算書(P/L)・財産対照表(B/S)・予算実績対照表・科目月別残高・消費損益月次推移表という5つの自動集計表が挙げられています。年度の終わりには資産の時価評価を行って、その年の「家庭決算書」を作る流れです。クレジットカード・電子マネー・カードポイントを各99社(枚)まで個別に管理できるとも書かれていて、キャッシュレス決済の数が多い家庭でも追えます。
ただし、買う前に知っておくべき制限があります。配布ページに次のように明記されています。
会計期間(入力可能期間) 2026年(令和8年)1月1日〜12月31日 入力可能期間は今年度の1年分となります。他の年度分は入力できません。
つまり1年分ごとに、その年の版を買う形です。継続する人は、前年度版の「年の終わりに」で作った来年度の財産対照表の金額を、新しい版の初期設定に入れ直します。価格は年1,650円なので負担は軽いものの、買い切りで使い続けるソフトではありません。採点基準のコスパで△にあたるのはこの点です。
家計の記録が目的なら、順位をつけた5本のほうが向きます。一方で、簿記を学んだ人や、家庭の資産と負債を企業の決算書と同じ形で残したい人には、ほかに代わりがないソフトです。90日の試用で自分に合うか確かめられます。
家庭決算書 スタンダード版(ベクターPCショップ)を見るもう1つ、Excelを持っている人には無料の選択肢があります。ベクターで配布されている「Excel家計簿プログラム(アドイン方式)」は、Excelに家計簿の機能を足すフリーソフトです(動作環境はWindows 11/10、最新版17.06は2026年8月26日公開)。レシート入力、口座とカードの出納、締め日設定、予算管理、年次更新、光熱費の分析や予算対支出のグラフ、高額医療費控除の明細作成までを備え、添付の1年分サンプルには品名データが1,600行入っています。家計簿データとプログラムが別のファイルになっているので、使い慣れたExcelの中で完結させたい人はここから試すのも手です。
用途別おすすめまとめ
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 迷ったのでまず1本試したい | Money通帳 | 無料のまま機能の幅が最も広い。品名3,000種類が登録済み |
| 銀行とカードの明細を取り込みたい | Money通帳 | CSV明細・OFXファイル・交通系カードの履歴に対応 |
| 電話で聞ける窓口が欲しい | やさしい家計簿ノート | メールと電話のサポート窓口あり。公式より500円安い |
| キャッシュレスを手段ごとに分けたい | やさしい家計簿ノート | 現金・預金・カード・電子決済の4帳簿が連携する |
| 外出先はスマホ、まとめはパソコン | がまぐち君v5 Mini | Android版と同期できる無料版。入力支援が最も強力 |
| Mac・Linuxで家計簿をつけたい | GnuCash | 3つのOSで同じデータを扱える唯一の選択肢 |
| 資産と負債の全体像を見たい | GnuCash | 貸借対照表と損益計算書まで無料で作れる |
| 分割払い・リボを記録したい | FPが作った家計簿 3 | 返済方式ごとの自動入力あり。30日の無料試用付き |
| 家庭の決算書を残したい | 家庭決算書(番外編) | 公認会計士が作った複式簿記のソフト。90日試用で年1,650円 |
| Excelの中で完結させたい | Excel家計簿プログラム(番外編) | Excelにアドインとして家計簿機能を足す無料ソフト |
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パソコンの家計簿で先に決めておきたい4つのこと
ソフトを選ぶ前に決めておくと、入れ直しややり直しが減ります。いずれも今回調べた各公式サイトの記載から出てくる論点です。
① データの置き場所とバックアップを先に決める
インストール型の家計簿は、データが自分のパソコンの中にあります。クラウドに預けない代わりに、パソコンが壊れたら家計簿も消えます。紹介した5本のうち、Money通帳・やさしい家計簿ノート・がまぐち君v5 Miniは自動バックアップを機能として持っています(やさしい家計簿ノートは保存のたびに過去10回分を残す仕様)。それとは別に、できたファイルをクラウドストレージや外付けドライブに置く習慣を最初に作っておくのが安全です。
② 1つのデータで何年分を扱えるかを確認する
家計簿ソフトは「1データ=1年分」の設計が珍しくありません。やさしい家計簿ノートは1データ12か月分で翌年度への引継作成を行う形、家庭決算書は入力できるのが当年の1年分だけと公式に明記されています。数年分を並べて見たいのか、1年ごとに締めたいのかで向くソフトが変わります。GnuCashは期間の区切りを自分で決める方式です。
③ 費目の作りは、あとから変えると集計が崩れる
費目(カテゴリ)はどのソフトでも後から変えられますが、途中で分け方を変えると前後の集計が比べられなくなります。がまぐち君v5 Miniは費目を無制限に変更でき階層構造も使えますが、だからこそ最初に大枠を決めておくほうが長く使えます。迷うなら、Money通帳ややさしい家計簿ノートのように初期の費目や品名が用意されているソフトから始めると、自分の家計に合う分け方が見えてきます。
④ 無料試用の日数を使い切ってから買う
有料のソフトには試用期間が用意されていることがあります。今回調べた中では、FPが作った家計簿 3が30日、家庭決算書が90日、がまぐち君のSuper版が30日で、いずれも機能制限なしと案内されています(やさしい家計簿ノートは試用の案内が見当たりません)。1か月は家計の1周期です。給料日・カードの引き落とし・月末の締めを1回通してみると、自分に合うかどうかはほぼ分かります。
よくある質問
Q. 無料の家計簿ソフトと有料の家計簿ソフトは、何が違うのですか?
今回の5本で見ると、機能の幅そのものは無料と有料で大きく変わりません。1位のMoney通帳は無料で、明細の取り込みまでできます。有料のソフトで得られるのは、サポート窓口(やさしい家計簿ノートはメールと電話)と、特定の用途への作り込み(FPが作った家計簿 3のクレジット返済の自動入力など)です。困ったときに聞ける相手が欲しいかどうかで考えるのが分かりやすいです。
Q. Macで使える家計簿ソフトはありますか?
この記事で紹介した中ではGnuCashがmacOSに対応しています(Apple SiliconはBig Sur以降、IntelはHigh Sierra以降)。ほかの4本はWindows専用です。なお、ベクターPCショップにはMac用の買い切り家計簿ソフトも残っていますが、MacOS 10.7以降は動作しないと販売ページに注記がある製品もあるため、買う前に必ず対応OSの欄を確認してください。クラウド型の家計簿をSafariから使うほうが現実的な場面もあります。
Q. 銀行やクレジットカードと自動連携できるパソコンのソフトはありますか?
紹介した5本に、口座にログインして明細を自動取得する機能はありません。Money通帳とGnuCashは、自分でダウンロードした明細ファイル(CSVやOFX、QIF)を取り込む方式です。ひと手間かかりますが、口座の認証情報を外部のサービスに預けなくて済みます。完全な自動連携が欲しい場合はクラウド型の家計簿が向くので、家計簿アプリ無料おすすめ7選 を参考にしてください。
Q. スマホで入力して、パソコンで集計することはできますか?
がまぐち君v5 Miniなら可能です。公式によると、Android版の「がまぐち君」で外出先に記録し、パソコン側のスマホ同期ツールで取り込みます。この同期ツールはMini版にも搭載されています。ただしスマホ側はAndroidのみで、iPhone版は公式に見当たりません。iPhoneを使っている場合は、クラウド型の家計簿のほうが素直です。
Q. 昔買った家計簿ソフトを、Windows 11でそのまま使えますか?
対応OSの欄を確認してください。今回調べた中でも、ベクターPCショップで売られている「誰でも出来る家計簿6 DL版」は対応OSの記載がWindows 7 / 8.1 / 10までで、Windows 11が入っていません(同じメーカーの後継が、この記事の2位のやさしい家計簿ノートです)。古いソフトは動く場合もありますが、メーカーの保証とサポートの対象外になります。
Q. 無料の家計簿ソフトは、仕事(事業)の帳簿にも使えますか?
家計簿ソフトは家庭のお金を記録するための道具で、確定申告の書類を作る機能はありません。副業や個人事業の経費を扱うなら、青色申告に対応した会計ソフトのほうが向きます。選び方は 個人事業主の会計ソフトおすすめ5選|2026年青色申告対応 にまとめてあります。家計と事業を同じソフトで混ぜると、どちらの数字も分からなくなるので、最初から分けておくのが安全です。
Q. 書かれている価格や版はいつの時点のものですか?
2026年10月15日に、各ソフトの公式サイトとベクターPCショップの販売ページで確認した内容です。価格(税込)・対応OS・最新版は変わることがあるので、購入やダウンロードの前に各ページでご確認ください。
まとめ:まずMoney通帳、サポートが欲しければやさしい家計簿ノート
パソコンの家計簿ソフトは、スマホアプリほど情報が整理されていませんが、いまも2026年に更新されている現役のソフトがきちんとあります。
- 無料で試すなら Money通帳。明細の取り込みと3,000種類の品名で、入力の手間がいちばん軽くなります
- サポート窓口と4つの帳簿が欲しいなら やさしい家計簿ノート。2026年4月発売で、ベクターPCショップなら公式より500円安く買えます
- スマホと行き来したいなら がまぐち君v5 Mini。無料のまま、Android版と同期できます
- MacやLinuxなら GnuCash。会計の言葉に慣れる必要はありますが、OSを選びません
- クレジットの返済方式まで記録したいなら FPが作った家計簿 3。30日試してから決められます
どれも、まずは1か月分を入れてみれば自分に合うかが分かります。費目の大枠を決めて、給料日とカードの引き落としを1周させるところから始めてみてください。



